新製品レポート
雪下で保存するような野菜室の性能も向上!

子どもや高齢者の見守りに役立つ!? さらに進化したシャープの新型AIoT冷蔵庫

冷蔵庫が献立を提案してくれるなど、先進的な「AIoT機能」(AI=人工知能とIoT=モノのインターネット化)を搭載したシャープの冷蔵庫に新モデルが登場。2019年2月21日に発売される新モデルの進化したAIoT機能と保冷性能を紹介します。

中央の2製品がAIoT機能搭載モデル。容量551L「SJ-GA55E」の市場想定価格は35万円前後で、容量502L「SJ-GA50E」の市場想定価格は33万円前後

AIoT機能が進化し、見守りもできるように!

2017年に発表したGXシリーズから無線LANと発話機能を搭載し、クラウドサービス「COCORO KITCHEN(ココロキッチン)」と連携することでAIoT化を進めてきたシャープの冷蔵庫。スマートフォンの専用アプリで冷蔵庫の中に入れてある食材を登録しておけば、冷蔵庫が今ある食材で作れる献立を提案してくれたり、食材の購入履歴から学習して買い時をお知らせしてくれたりします。さらに、2018年に発表されたモデルでは、同社のウォーターオーブン「ヘルシオ」や自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」とも連携できるようになり、レシピのバリエーションがアップ。冷蔵庫が提案したレシピをヘルシオやホットクックに送って、よりスマートに調理を始められるようにもなりました。そんなAIoT機能が、さらに進化。新モデルでは、ドアの開閉状況をスマートフォンに通知する「見守り機能」と、省エネ度を確認し、節電サポートが受けられる「省エネナビ」が追加されました。

見守り機能をオンにしておけば、ドアが開閉されるとスマートフォンにポップアップで通知が届きます。その通知は一覧で確認可能

見守りのタイミングは1日1回(朝)か、1日3回(朝、昼、夜)かで選択。朝(5〜11時59分)、昼(12〜16時59分)、夜(17時〜23時59分)に区分された時間帯の最初の1回のみ、スマートフォンに通知が届く仕様となっています

個人的には、24時間365日運転している冷蔵庫のドアの開閉を利用して見守る機能は、留守中の子どもや高齢者、遠方に住む家族の安否確認にとても役立つと思いました。しかし、ドアの開閉を確認できるのが朝、昼、夜の最大3回というのは心細い。たとえば、12時に開閉した場合、次の通知が届くのも履歴が残るのも17時以降。この5時間の間の状況がわからないのは、見守りというにはちょっと足りないような気がします。ただ、すべての履歴を残すのはサーバー容量の問題もあり、現時点では不可能なのだそう。今後のアップデートで解決されていくかもしれませんが、ひとまず、このモデルでもっと見守りを強化したい時には、既存モデルにも用意されている「伝言メモ」を併用するのがベスト。スマートフォンのアプリからメッセージを送信すると、冷蔵庫の液晶タッチパネルに伝言メモが表示され、伝言メモが開封されるとスマートフォンにその旨が通知されるというものなので、在宅の状況を知る手段となるでしょう。なお、見守り機能は、AIoT機能を搭載した既存モデルでもアプリをアップデートすれば使用できます。

スマートフォンの専用アプリでメッセージを作成して送信すると、冷蔵庫に伝言が届きます

スマートフォンの専用アプリでメッセージを作成して送信すると、冷蔵庫に伝言が届きます

届いた伝言が開封されると、すぐにスマートフォンに開封を知らせるメッセージが送信されます。この伝言メモ機能は、見守りにも役立つはず

もうひとつのAIoT新機能「省エネナビ」は、今の状況が省エネであるかを教えてくれるというもの。さらに、省エネ性を高めるためのアドバイスを受けることもできます。

「省エネナビ」をタップすると、前日の電気代がこれまでの電気代の平均値と比べた省エネ度が“葉っぱの数”で確認できます

さらに、「省エネヒントを見る」をタップすると、冷蔵庫でできる節電テクニックのヒントが表示されます

さらに、「省エネヒントを見る」をタップすると、冷蔵庫でできる節電テクニックのヒントが表示されます

その他、従来どおり、冷蔵庫の中にある食材からメニューを提案してくれたり、食材がなくなるタイミングに買い物時期をお知らせしてくれたり、食材の保存方法や解凍方法をアドバイスしてくれる機能が搭載されています。

冷蔵庫が提案してくれたメニューはスマートフォンに送信可能。必要な食材や作り方も記載されているので、買い物や料理作りに役立ちます

<関連記事>その他のAIoT機能が知りたい人は、前モデルの記事をチェック!

雪下に保存するような野菜室に除菌をプラス!

保冷性能については、冷凍室に囲まれた真ん中レイアウトとすることで一般的な野菜室より3℃ほど低い約2〜5℃で保存する「雪下シャキット野菜室」が進化。従来は冷蔵室とチルドルームにのみプラズマクラスターイオンを放出していましたが、野菜室にもプラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載することで、野菜の表面に付着した菌が除菌され、より鮮度を保持できるようになりました。なお、まるで雪下に保存するような低温密閉状態を再現した「雪下シャキット野菜室」は、野菜が寒さから身を守ろうとでんぷんを糖に分解するため、野菜の甘みがアップするというシャープの冷蔵庫ではおなじみの機能となります。

緑の枠で囲っている部分が野菜室(青枠の部分は冷凍ゾーン)。庫内に直接冷気を流し込まず、冷気で包み込んで冷やす輻射冷却を採用しているので、野菜の乾燥が抑えられます

容量551L「SJ-GA55E」の野菜室は79L、容量502L「SJ-GA50E」の野菜室は73Lと、容量は少し小さめ

容量551L「SJ-GA55E」の野菜室は79L、容量502L「SJ-GA50E」の野菜室は73Lと、容量は少し小さめ

野菜室は閉じると、写真のようにフタがかぶるようになっています。この機構により、野菜を上段、下段のどちらに入れてもうるおいと鮮度が長く保たれます

野菜室のフタにある穴にはプラズマクラスターユニットが収まり、ここから野菜室にプラズマクラスターイオンが放出されます。野菜の乾燥を防ぐため、チルドルーム同様、無風で庫内隅々までプラズマクラスターイオンを届けられるタイプを採用

低温で密閉効果の高い「雪下シャキット野菜室」に野菜を入れておけば、野菜の水分減少が抑えられ、甘み成分もアップ!

その他の保冷性能については、従来モデルと同様。寿司屋のネタケースと同じ原理(食品に直接風を当てない)で冷やすチルドルームや、3段構造でたっぷり冷凍食品が入れられる「メガフリーザー」が搭載されています。

野菜室は小さめですが、その分、冷凍室「メガフリーザー」は大容量。最下部と野菜室隣にある冷凍室をあわせた容量は「SJ-GA55E」が166L、「SJ-GA50E」が149Lで、このほか、ロック製氷もできるアイスルームも備えられています。最下部の冷凍庫は3段構造なので、整理整頓しやすい!

冷凍室の1段目にある「4切り(しきり)名人」も、人気の機構。冷凍ケースの仕切りの割合を自由に変更できるので、見やすくきちんと収納できます

<関連記事>保冷性能についてくわしく知りたい人は、前モデルの記事をチェック!

AIoT機能非搭載モデルもランアップ

「SJ-GA55E/SJ-GA50E」に搭載されている保冷性能はそのままで、AIoT機能は非搭載の「SJ-WA55E」(容量551L/市場想定価格は35万円前後)と「SJ-WA50E」(容量502L/市場想定価格は33万円前後)もラインアップ。この2製品は、左右どちらにも開けられる「どっちもドア」タイプとなります。

SJ-WA55EとSJ-WA50Eは「どっちもドア」を採用。電動なので、ドアにタッチするだけで開きます

SJ-WA55EとSJ-WA50Eは「どっちもドア」を採用。電動なので、ドアにタッチするだけで開きます

なお、上で紹介したSJ-GA55EとSJ-GA50Eはフレンチドア。こちらもドアにタッチすると開く電動アシスト機能が装備されています

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

関連記事
価格.comマガジン「動画」まとめページ
ページトップへ戻る