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機能で選ぶ? おしゃれなデザインで選ぶ?

「電気ケトル」の選び方 ―カップ1杯のお湯が1分以内で沸かせる便利家電―

お湯が手軽に、早く、安全に沸かせて、1人分のコーヒーやお茶を淹れる時などに重宝する電気ケトル。「容量はどのくらいがいい?」「買う時にチェックするポイントは?」など、その選び方をご紹介します。


<目次>
・電気ケトルってなに?
・容量はメインの用途に合わせて選ぶ
・ガスより早く安全、電気ポットより経済的
・保温や温度調整ができるとさらに便利
・注ぎ口の形状は3種類
・お手入れのしやすさも意外と大事
・安全機能が付いていると安心
・おしゃれなデザインにこだわるのもアリ

電気ケトルってなに?

電気ケトルは、「ヒーターを内蔵し、電気でお湯を沸かすやかん」。安いものなら、3,000円程度で手に入ります。IHヒーターを使っているため、ガスよりも安全に、電気ポットよりも短時間で経済的に沸かすことができるので、朝など時間がない時にも便利。コーヒー1杯分のお湯なら1分以内に沸かせるという製品も珍しくありません。その分、消費電力は1,000W以上のものがほとんどなので、電子レンジやヘアドライヤーと同時に使う際は注意しましょう。

2019年3月14日現在、価格.comの「電気ポット・電気ケトル 人気売れ筋ランキング」1位は、「“あっ!”という間にすぐに沸く」でおなじみのティファール「ジャスティン プラス 1.2L」

コーヒー? カップ麺? 容量は、メインの用途に合わせて選びましょう

電気ケトルは、容量1L前後のものがほとんどです。容量が少なすぎてお湯が足りないのはもちろん困りますが、必要以上に多く沸かせても、その分本体が大きく手軽さが損なわれては本末転倒。購入する際は、メインの用途を考えて選ぶとよいでしょう。

たとえば、
「朝、マグカップ(250ml)1杯のコーヒーを淹れられればいいから、0.5Lでも十分」
「カップ麺(400ml)を1度に2人分作ることが多いから、0.8L以上は必要」
といった具合です。

なお、電気ケトルには容量1.8Lほどの大容量タイプもあります。
「毎日ポットに麦茶を作るためにお湯を沸かしたい」といった場合は、容量が多いものを選ぶとよいでしょう。

2019年3月14日現在、価格.comには、容量0.4〜2.0Lの電気ケトルが登録されています。写真は、容量0.5Lのミヨシ「折りたためるトラベルケトル MBE-TK02」(左)と、容量1.8Lのラッセルホブス「ヘリテージケトル」(右)

カップ1杯なら1分以内! ガスより早く安全、電気ポットより経済的

IHヒーターを使った電気ケトルは、ガスや電気ポットよりも短時間・低コストでお湯を沸かせると言われていますが、実際どの程度早く、経済的なのでしょうか。

【沸騰までの時間】(※1)
140ml(カップ1杯)
電気ケトル 約50秒
ガス 約2分半
電気ポット 対応不可の場合が多い

1L
電気ケトル 約4分20秒 
ガス 約7分30秒
電気ポット 約9分
※1 電気ケトルはティファール「ヴィテス ネオ 1L」の公表値、ガス、電気ポットは編集部実測

【1日に約2Lお湯を沸かす場合の光熱費/月】(※2)
電気ケトル 約177円
都市ガス 約138円(※3)
電気ポット(容量2.2L) 約527円(※4)
※2 1kWh当たりの電気代を27円で計算。電気ケトル、都市ガスは1Lを2回沸騰させた場合
※3 東京ガスくらし情報サイト「ウチコト」より
※4 電気ポットの消費電力量は0.65kWh/日で計算。日本電機工業会自主基準による測定(室温23℃、湯沸し2回/1日、 再沸とう1回/1日、保温90℃で23時間/1日)

家電製品の仕様は機種によって異なるので、比較はあくまで目安となるものの、電気ケトルは、ガスより早く安全、電気ポットより経済的です。「朝晩で1Lずつお湯を沸かす」といった使い方であれば、電気ケトルを使用するのが効率的と言えそうですね。

ただし、在宅時間が長くお茶を飲む機会が多いなど、使用頻度が高いのであれば、その都度電気ケトルで沸かすよりも、保温機能のある電気ポットのほうが使い勝手がよい場合もあります。

保温機能や温度調整があるとさらに便利

電気ケトルは電気ポットと違い、基本的には沸かしてすぐ使うことを想定しているため、保温機能や温度調整機能がないのが普通。「2杯目もすぐにおいしく飲みたい」という場合は、保温機能付きのモデルを選びましょう。また、温度調整機能が付いていれば、淹れるドリンクの種類に最適な温度設定でお湯を沸かせるほか、赤ちゃんのミルク作りなどにも役立ちます。

沸騰後1時間は約90℃の温度に保ってくれる機能が付いた象印「CK-AW10」。保温機能には、ヒーターを使うものだけでなく、2重構造など容器に保温性があるタイプもあります

60、70、80、85、90、95、100℃という7段階の温度調節ができ、好みの温度で保温できる機能が付いたティファール「アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L」

【関連記事】
もう手放せない! ティファール“初”の温度設定も保温もできる電気ケトル

注ぎ口の形状は3種類

電気ケトルの注ぎ口の形状は、おもに「くちばし型」「コーヒードリップ用」「やかん風」の3種類があり、圧倒的に多いのが「くちばし型」です。コーヒーのハンドドリップがメインの用途なら、細く注げる「コーヒードリップ用」を選びましょう。ただし、「コーヒードリップ用」には一長一短があり、お湯が細く出る分注ぐ速度が遅いので、ハンドドリップ以外の用途に使用することが多い場合は、「くちばし型」「やかん風」のほうが使い勝手はいいでしょう。

意外と大事! お手入れのしやすさは要チェック

お湯を沸かすだけとはいえ、毎日使用していれば、内容器にカルキ(カビのようにも見える斑点)が付くなどの汚れも気になってきます。購入の際は、メンテナンス性も確認しておきましょう。具体的には、内容器がフッ素加工されていてカルキが付きにくい、フタが完全に外せるなど、汚れにくく掃除がしやすい仕様のものがベターです。

フタが外せて給水口が広いもののほうが、内容器をしっかり洗えて清潔さをキープできます。内容器のカルキが気になる場合は、電気ポットで沸騰させたお湯にクエン酸を入れて2時間ほど置くというお手入れが有効です

小さい子どもがいるなら、安全機能が付いているとより安心

電気ケトルはガスよりも安全にお湯を沸かせるとはいえ、ものによっては使用中に熱い蒸気が出たり、本体が熱くなったりと、やけどに注意して使用しなければならない場合もあります。小さい子どもがいる家庭などでは、以下のような安全機能が付いているとより安心です。

・空焚き防止:容器に水が入っていない時は加熱されない
・自動電源オフ:沸騰後に自動で電源が切れる
・転倒ロック:転倒しても中のお湯がこぼれにくい
・蒸気レス:蒸気に触れてやけどをする心配が少ない
・使用中に本体が熱くならない:やけどの心配が少ない。中のお湯が冷めにくいというメリットもあり
・沸騰お知らせ音:沸騰後に放置してしまう心配が少ない

蒸気が出ない独自構造のタイガー「蒸気レス電気ケトル わく子 PCJ-A101」。倒れてもお湯もれを抑える「転倒流水防止構造」や、本体が熱くなりにくい「樹脂製本体二重構造」も採用しています

おしゃれなデザインにこだわるのもアリ

「とりあえずお湯が沸かせればいいよ」という人は、おしゃれなデザインや見た目の好みに走るのもアリ。デザイン性の高い製品は機能のわりに価格が高いものもありますが、電気ケトルはキッチンやカウンターに出しっぱなしにすることが多いので、インテリアの一部としてこだわる価値のあるポイントでしょう。「おしゃれなケトル」と言えば、バルミューダ、ラッセルホブス、デロンギなどのメーカーのものが知られています。

左上から時計回りに、バルミューダ「The Pot K02A」、デロンギ「アイコナ・ヴィンテージ コレクション KBOV1200J」、ラッセルホブス「7410JP」。阪和「Onlili ONL-K01」(左下)は電気ケトルに見えない陶器ポット風デザインがキュートです

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

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