新製品レポート
除湿、衣類乾燥、冷風、脱臭が1台でできる!

除湿しながら冷たい風で涼めるシャープの冷風機能付き除湿機「コンパクトクール」


冷風機能を搭載した除湿機「コンパクトクール CM-J100」(以下、コンパクトクール)をシャープが発表。近年のトレンドである衣類乾燥用の運転モードも搭載しているので、「除湿」「衣類乾燥」「涼む(冷風)」ができるほか、プラズマクラスターイオンで「消臭」も行えます。説明会で見てきた1台4役のコンパクトクールの詳細をお伝えしましょう。

ダンパーで風路を開閉して冷風を吹き分ける!

除湿機にはコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式という除湿方式がありますが、コンパクトクールはエアコンの除湿運転と同じコンプレッサー式を採用。コンプレッサーで圧縮されて高温になった冷媒で熱くなった「放熱器」と、膨張させて低温になった冷媒で冷やされた「冷却器」が搭載されており、本体に吸い込まれた湿気を含む空気が冷却器で熱を奪われることで結露し、湿気を水滴にすることで取り除きます。熱を奪われた空気は冷たくなりますが、放熱器を通る際にほどよい温度となって吹出口から放出されるため、室温はそれほど変わりません。この基本的な仕組みはそのままに、冷却器と放熱器の風路をダンパーで2つに分け、冷風を前方へ、暖風を後方へと吹き分けて排気するのがコンパクトクールの冷風運転です。ただし、冷風とはいえ、その温度は室温−10℃くらい。反対側からは暖風が出ていることもあり、部屋全体を冷やすことはできません。お風呂上りに脱衣所で、除湿しながら冷たい風を浴びて涼むような使い方をするものと思っておきましょう。

除湿可能面積13〜25畳(60Hz)の「コンパクトクール CM-J100」のサイズは315(幅)×235(奥行)×575(高さ)mm。市場想定価格は5万円前後で、2019年3月20日発売予定

冷風で涼みたい時には、天面のスイッチをスライドさせるだけ

冷風で涼みたい時には、天面のスイッチをスライドさせるだけ

冷風運転にすると風路にあるダンパーが閉じ、暖かい空気が前側から出るのをシャットアウト。暖風は後方から排出され、前側からは冷風だけが出るようになります

下の動画は、除湿/衣類乾燥運転から冷風運転に切り替えた際の風の流れを可視化したもの。冷風運転にすると、後方から勢いよく風(暖風)が吹き出します。

冷房運転中に前後の吹出口からどのくらいの温度の空気が出ているのかを測定してみたところ、後ろ側は32.4℃だったのに対し、前側は21℃でした。室温は27℃だったので、冷風を直接体に当てればけっこう涼めます

本体重量は約12.5kgありますが、キャスターが付いているので移動も比較的にラクに行えます

本体重量は約12.5kgありますが、キャスターが付いているので移動も比較的にラクに行えます

除湿された水が溜まるタンクには取っ手が付いているので、水の捨てやすさは上々。タンク容量は約2.5Lで、除湿能力は10L/日(60Hz)

本体背面にホースを差し込めば連続排水も可能

本体背面にホースを差し込めば連続排水も可能

冷風運転、衣類乾燥運転、除湿運転、衣類消臭運転(コンプレッサーは動かさず、送風でプラズマクラスターイオンを放出する運転)といった4つの運転に合った送風できるように、吹出口のルーバーも工夫されています。ひとつは、上下にスイングする角度が上向きと広角で選択できること(下の動画参照)。冷風運転で体の広い範囲に風を届けたい時は広角でスイングさせ、洗濯物を衣類乾燥させる際は上向きでスイングさせると効率がいいでしょう。

もうひとつの工夫は、ルーバーの開き具合を手動で変えられること。スイングだけでなく、口の広さを調整することでより的確に送風することができるようになります。

ルーバーが大きく開いた状態

ルーバーが大きく開いた状態

ルーバーを中央に寄せると口が狭くなります。この状態でスイングさせることも可能

ルーバーを中央に寄せると口が狭くなります。この状態でスイングさせることも可能

なお、消費電力は衣類乾燥、除湿、冷風運転ともに290W(60Hz)で、コンプレッサーを稼動させない衣類消臭運転は43W。冷風運転を1時間使用したとしても、電気代は8円弱(60Hz)なので、ちょっと涼む程度なら、それほど電気代を気にせず毎日使えそうです。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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