レビュー
電池4本があればすぐに使える便利アイテム

乾電池式モバイルバッテリー「電池でGO!!USBタイプ」は充電池でも使える?


スマートフォンを使っていて怖いのが、予期せぬバッテリー切れです。うっかり充電を忘れたまま出かけたり、動画の視聴や写真の撮影などでバッテリーを消費しすぎたりして、ヒヤヒヤした経験はありませんか?

そんなスマホのバッテリー切れ対策に有効なのが、手軽に持ち歩けるモバイルバッテリーです。すでに多くの人がモバイルバッテリーを愛用されていることと思いますが、その利用目的は以下の2通りに大きく分類できます。

・スマホの稼働時間を増やすための「延長用」
・たまにやってくるピンチに備えた「緊急用」

「毎朝スマホのバッテリーを満タンにしているのに、いつも帰宅する前に終わってしまう」といったようなケースに備えるのは、前者の「延長用」。日常的にモバイルバッテリーを使うことになるので、繰り返し使える充電式であることはもちろん、携帯性にすぐれた薄型の製品や、持ち歩くのが楽しくなるカジュアルなデザインの製品など、さまざまなモバイルバッテリーが登場しています。

今回筆者が購入したオウルテックの「電池でGO!!USBタイプ」は、後者の「緊急用」に適した製品です。一般的なモバイルバッテリーは充電式のバッテリーを内蔵していますが、本製品はバッテリーの代わりに市販のアルカリ乾電池4本を使用。電池さえあれば、すぐにスマホなどを充電することが可能です。

「電池でGO!!USBタイプ」には本体だけのパッケージと、アルカリ乾電池4本およびUSBケーブルが付属するパッケージの2種類がラインアップされていますが、今回は本体だけの製品を購入してみました。

「電池でGO!!USBタイプ」本体だけのパッケージ。乾電池とケーブルがセットになったパッケージもあります

「電池でGO!!USBタイプ」本体だけのパッケージ。乾電池とケーブルがセットになったパッケージもあります

ケーブルをつなげばすぐに充電が始まるシンプル設計

「電池でGO!!USBタイプ」のサイズは、68(高さ)×44(幅)×37(厚さ)mm。全体的にはコンパクトですが、乾電池を収納しなければならないこともあり、薄型というわけではありません。

本製品の外観。単3乾電池2本分以上の厚みがあるので、薄型の製品も多いモバイルバッテリーとはまったく異なるサイズ感です

使用できるのは単3形のアルカリ乾電池で、数は4本必要です。USB端子の出力は5V/1Aなので、2A以上の出力が必要な機器には充電できない可能性もあります。

白いカバーから黒い本体を抜き取ると、乾電池のホルダーが姿を現します。プラスとマイナスの向きはパッケージにも記載されていますが、「板バネの端子がマイナス」と覚えておくといいでしょう。

白いカバーをスライドさせて取り外し、乾電池をセットします

白いカバーをスライドさせて取り外し、乾電池をセットします

赤い丸で囲んだ部分が乾電池のマイナス側に当たる端子です

赤い丸で囲んだ部分が乾電池のマイナス側に当たる端子です

本製品にはオン・オフ用のスイッチ類はありません。USB端子に充電したい機器のケーブル(あるいは機器そのもの)を接続すると、自動的に給電が始まります。

充電をやめたいときも、本製品からケーブルを抜き取るだけでOK。ケーブルを挿せばオン、抜けばオフという、非常にシンプルな動作が特徴です。

本製品にケーブルを介してiPhone 7をつないだところ。このようにケーブルをつなぐだけで充電が始まります

本製品にケーブルを介してiPhone 7をつないだところ。このようにケーブルをつなぐだけで充電が始まります

通電中は、側面に組み込まれている赤いLEDが点灯します。本製品は乾電池を使うため、充電式のモバイルバッテリーのように電池の残量レベルを示す表示はありませんが、このLEDや充電中の機器から通電状況をチェックして、電池切れになっていないかどうかを確かめることは可能です。

赤い丸で囲んだ部分が通電中に点灯するLED。写真のようにケーブルを挿しただけでも通電してしまうので、完全にオフにしたいときは本製品そのものからケーブルを取り外しましょう

充電池は使えるの?

さて、前述のように「電池でGO!!USBタイプ」は単3形のアルカリ乾電池を使う製品ですが、パナソニックの「eneloop」のような充電池は使えないのでしょうか。

アルカリ乾電池と違って充電池なら再利用ができますし、本製品では電池が取り替えられるので、予備の電池を一緒に持ち歩いて交換することも可能。いざとなれば乾電池も使える充電式のモバイルバッテリーとして活用できるのではないかと考えたわけです。

実際に単3形eneloopを4本セットして「iPhone 7」につないでみたところ、アルカリ乾電池のときと同じように充電できました。

eneloopでも充電することはできましたが……

eneloopでも充電することはできましたが……

これなら緊急用としてだけでなく日常的に本製品を使うこともできそうですが、気になったのは電池についての記述です。

オウルテックのWebサイトや本製品のパッケージを確認してみましたが、使用する電池として「アルカリ乾電池」との記載はあるものの、充電池については使用可能とも不可とも記載されていませんでした。

そこで、本製品における使用電池についてオウルテックに問い合わせたところ、「アルカリ乾電池以外の電池を使う場合は十分な性能が得られないため、使うことができたとしても推奨はしていない」とのことでした。

充電池を使うことも禁止ではありませんし、実際に充電もできましたが、あくまでもアルカリ乾電池の使用を前提に設計された製品であると憶えておきましょう。

緊急時の充電手段として備えておきたい一品

電池をセットし、ケーブルをつなぐだけで簡単にスマホなどを充電できる「電池でGO!!USBタイプ」は、冒頭でも触れたように緊急用途に最適なモバイルバッテリーです。

毎日モバイルバッテリーを使う人は、モバイルバッテリー自体を充電する習慣も身についていることでしょう。しかし、たまにしか使わない人の場合はうっかり充電するのを忘れていて、いざ使いたいときに肝心のモバイルバッテリーがバッテリー切れ、ということもありえます。

本製品は乾電池を使う性質上、充電は不要です。たまにモバイルバッテリーが必要になる人でも、充電のし忘れに悩まされることはありません。ただし、電池が切れれば充電できなくなる点は同じなので、予備の電池を追加で持っておくのがいいでしょう。

また、本製品は災害時やアウトドアレジャーにおけるスマホの充電器としても役立ちます。乾電池のパックと一緒に非常持出袋やリュックの片隅に忍ばせておき、いざというときは電池をセットするだけで準備OK。電池さえ手に入ればいいので、しばらく電源を確保できない状況でも役立ちます。

春の大型連休に登山を計画している人もいらっしゃるでしょう。万一に備えて、所持品のリストに本製品を加えてみてはいかがでしょうか。

松村武宏

松村武宏

信州佐久からモバイル情報を発信するフリーライターであり2児の父。気になった格安SIMは自分で契約せずにはいられません。上京した日のお昼ごはんは8割くらいカレーです。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン「動画」まとめページ
ページトップへ戻る