選び方・特集

《2023年》「電気シェーバー」おすすめ21選! 人気・新作モデルの機能・価格比較と選び方

電気シェーバー選びは、意外と難しい。

メーカーごとにシェービングの方式が異なるうえ、同じメーカーでも刃の枚数や機能によって多くのバリエーションが存在する。そもそも、単純にいちばん深剃りできる製品を選べばいい、というものでもない。

短時間で効率よく剃れるモデルを選べば、毎朝の身支度にかける時間は短縮されるが、ヒゲが薄い人や皮膚が弱い人が安易に深剃りモデルを選ぶと、肌を傷めてしまう可能性がある。そうした恒常的な肌への負担は、肌トラブルを引き起こし、肌の老化の進行を早め、しまいには“老け顔”の原因にさえなりかねない。

そこで大事になってくるのは、「自分のヒゲや使い方に合った電気シェーバーを選ぶ」こと。ここでは、選び方の“基本”を指南しつつ、フィリップス、ブラウン、パナソニック、マクセルの4つの主要ブランドから、価格.comで人気がある新作モデルを中心におすすめモデルを紹介する。

最上級モデルからお手頃価格のモデルまで勢揃い!

最上級モデルからお手頃価格のモデルまで勢揃い!

失敗しない電気シェーバーの選び方

ここでは、電気シェーバーの代表的な2種類の駆動形式「往復式」と「回転式」を順に紹介していこう。

駆動形式と肌質〜「往復式」〜

「往復式」は、主にパナソニックやブラウンの電気シェーバーが採用する。写真は、パナソニック「ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-LS9N」のヘッド部。ちなみに、マクセルは主に「往復式」を採用するいっぽう、後述する「回転式」シェーバーのラインアップも一部用意している

「往復式」は、主にパナソニックやブラウンの電気シェーバーが採用する。写真は、パナソニック「ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-LS9N」のヘッド部。ちなみに、マクセルは主に「往復式」を採用するいっぽう、後述する「回転式」シェーバーのラインアップも一部用意している

「往復式」は、外刃で捕らえたヒゲを、左右に往復する内刃で剃る駆動形式。

内刃が高速で往復し、濃いヒゲから太いヒゲ、細い毛、くせ毛まで、しっかりと捕らえて剃り上げる。外刃の枚数は3〜6枚が主流。刃の枚数が多いモデルほど、それだけヒゲを根本から捕らえて取りこぼしなく剃り上げる能力に長けているため、シェービング時間は短縮される。時間のない朝に使うにはぴったりだ。

いっぽうで、刃が多いモデルは、肌との摩擦が強くなりがちで、薄いヒゲの人にとってはオーバースペックなことも。剃った部分が傷ついてヒリヒリしてしまうことがあるのだ。とはいえ、近年の「往復式」モデルは、肌の凹凸に合わせて動くヘッドや、摩擦を低減するローラーの搭載など、肌への負担軽減をうたう機能を備えたモデルも多く、一概にヒゲが濃い人向けとも言えない。上位機種であれば、深剃りしたいが肌ストレスは抑えたい、というニーズにも十分対応できる。

なお、パナソニックの往復式電気シェーバーブランド「ラムダッシュ」では、6枚刃の電気シェーバーを「とても濃いヒゲ」用、5枚刃の電気シェーバーを「濃いヒゲ」用、3枚刃シェーバーを「やや濃いヒゲ」用と分けている。

駆動形式と肌質〜「回転式」〜

「回転式」は、特にフィリップスの電気シェーバーが採用する。写真は、フィリップス「S9000シリーズ S9985/50」のヘッド部

「回転式」は、特にフィリップスの電気シェーバーが採用する。写真は、フィリップス「S9000シリーズ S9985/50」のヘッド部

「回転式」は、扇風機の羽根のように回る内刃でヒゲを剃る駆動形式。

円形の外刃の中で、内刃が回転運動することでヒゲを剃り上げる。もみあげなどの剃りたくない個所の剃り分けが難しい半面、外刃が触れる面積が大きいために広範囲に剃れるメリットがある。使用時の動かし方は独特で、「往復式」が本体を上下に動かすいっぽう、「回転式」は刃が肌の上で円を描くように本体を回しながらシェービングする。
また、「回転式」は1度に広範囲のヒゲが剃れるので、何度も肌をこする必要がなく、肌への負担やシェービング後のヒリヒリ感が少ないとされている。敏感肌や乾燥肌の人、ヒゲが薄い・まばらな人におすすめだ。いっぽうで、ヒゲが濃い人にとっては深剃り感が少なく、剃り上げるのに時間がかかる可能性がある。

2つの駆動形式には、それぞれメリットとデメリットがあるが、最新モデルにおいてはどれもデメリットをある程度解消する機能が搭載されているので、一様に「濃い人にはこれ」「薄い人にはこれ」と断言できない。結局は、実際に使ってみて、動かし方や肌に当てたときの感触、剃り具合が、自分の顔の形やヒゲに合っているかどうかを確認する必要がある。もちろん、価格.comの製品ページに書かれた「ユーザーレビュー・評価」をチェックするのもひとつの手だ。
以上で説明した特徴は、目安程度に覚えておこう。

使い勝手

駆動方式以外にチェックしたいのが、使い勝手に関する機能だ。

まずは自分の使用シーン「どこで」「どのように使って」「どのようにメンテナンス」するかを想像しよう。そうやって、理想の使用シーンを実現してくれるモデルを選んでいけば、おのずと購入検討モデルが絞られるはずだ。特に「風呂剃り対応」「電源方式」「洗浄器の有無」はチェックしておきたい。

「風呂剃り対応」と「電源方式」は関係性がある。ケーブルを電源とつないだ充電中の状態だと使用できない「充電」タイプは、風呂剃りに対応しているモデルが多い。いっぽう、充電しながらでも使用できる「充電交流」タイプは、風呂剃りに対応していない場合が多い。ちなみに、「水洗い対応」でありながら「風呂剃り」には対応していないモデルは意外と多いので注意が必要だ。

「風呂剃り対応」モデルは、シェービングフォームやジェルが使用できるので、ドライシェービングが苦手な皮膚の弱い人でも快適に使用できる可能性がある

「風呂剃り対応」モデルは、シェービングフォームやジェルが使用できるので、ドライシェービングが苦手な皮膚の弱い人でも快適に使用できる可能性がある

「洗浄器」については、同じ電気シェーバー本体に洗浄器が付属したモデルと付属していないモデルがラインアップされている場合が多い。メーカーによって洗浄機の機能は多少異なり、なかには電気シェーバー本体を入れておくだけで洗浄、乾燥、潤滑化、充電まで行ってくれる高機能洗浄器もある。洗浄器があれば、メンテナンスは非常に楽になるが、付属していればもちろん価格は上がるため、付属モデルを選ぶかどうかは予算との相談になりそうだ。

マクセル「イズミ Z-DRIVE ハイエンドシリーズ IZF-V991」に付属する全自動クリーニング充電システム

マクセル「イズミ Z-DRIVE ハイエンドシリーズ IZF-V991」に付属する全自動クリーニング充電システム

なお、「水洗い対応」は以下であげるすべてのモデルが該当しており、本体のバッテリーライフも最低でも14日間分(1日1回3分使用した場合)からと気にする必要がないため、本稿では詳解しない。

【特集】今、大注目! スキンケアも実現する最新シェーバー!

近年のコロナ禍で男性のスキンケアへの意識が高まっている。リモートワークで増えたオンライン会議の際、ディスプレイに映る自分の肌の状態に愕然とし、「これはいかん!」と考える人が増えたためだ。

とはいえ、スキンケア初心者にとって、専用機器をいきなり買うのは少々ハードルが高い。そこで登場し始めたのが電気シェーバーにスキンケア機能を搭載したハイブリッドモデルだ。

パナソニックは、ヘッド部にイオンプレートを搭載し、シェービングしながらスキンケアできるモデルを展開中。ブラウンもシェーバーヘッドを美顔器ヘッドと交換することでスキンケアに使える最上位モデルのセットを発売した。さらに、美容機器大手のヤーマンも「スキンケア」の側面からシェーバー業界に参入。ヒゲと肌を温め、美容効果を高めながらシェービングする「温剃りシェーバー」を投入している。

今や男性がスキンケアに気を使うのは当たり前の時代。まずは以下で紹介する「スキンケア機能付きシェーバー」で男を磨いてはいかがだろうか?

パナソニック「スキンケアシェーバー ラムダッシュ 3枚刃 ES-MT22」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケア方式:イオンプレートで保湿成分やビタミンCの肌への浸透を促進●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケア方式:イオンプレートで保湿成分やビタミンCの肌への浸透を促進●洗浄器:なし

ヘッド部に搭載した「イオンプレート」を肌に当てることで、あらかじめ塗布した化粧水や乳液の保湿成分(ヒアルロン酸など)やビタミンCを角質層まで浸透させるモデル。ヒアルロン酸の浸透度は、手で塗布した場合の約1.7倍、ビタミンCの浸透度は手による塗布の約1.3倍まで高まるという。

また、イオンの力で皮脂や毛穴汚れ、古い角質を浮かせ、ヘッドにセットしたコットンで拭き取る「スキンクリアモード」も搭載。オイリー肌や肌のざらつきが気になるときにおすすめだ。「イオンプレート」にはさらに、肌を温め、心地よくスキンケアできる温感機能も搭載。季節や好みに合わせて高/低2段階で温度を設定できる。

ちなみに、この「イオンプレート」は市販のあらゆる化粧水や乳液、美容液、クリームに使えるのも魅力。

ヘッド部には3枚刃を搭載。約13,000ストローク/分の高速リニアモーター駆動や、30度鋭角ナノエッジ内刃搭載など、シェービング機能は「ラムダッシュ」の3枚刃モデルと同等だ。また、「ラムダッシュAI」が毎秒約216回ヒゲの濃さを検知し、最適なパワーに制御することで、肌にやさしい深剃りができる。

化粧水を肌に塗ってヒゲを剃る「化粧水浸透シェービング」では肌にうるおいを与えながらシェービングでき、肌ストレスをより軽減できる。ヒゲ剃りと保湿を同時に行えるため、スキンケアを無理なく始められるのも肌ケアビギナーにはピッタリだ。

ブラウン「シリーズ9 Pro 9487cc-V」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケア方式:磁力の反発とシェーバー振動によって、化粧水の肌への浸透を促進●洗浄器:アルコール洗浄システム

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケア方式:磁力の反発とシェーバー振動によって、化粧水の肌への浸透を促進●洗浄器:アルコール洗浄システム

ブラウンのシェーバー最上位機種である「シリーズ9 Pro」に、着脱交換する「美顔器ヘッド」を付属したモデル。シェービングヘッドを美顔器ヘッドに付け替えることで、化粧水浸透機能を持った美顔器として使える。

ステンレス鋼鉄ヘッドから発生する磁力が肌に塗布した化粧水成分に作用。磁力の反発と毎分10,000回のシェーバー振動により、化粧水を肌の角質層まで浸透させる。この磁力にはグリセリンなどの保湿成分のほとんどが反応するため、どんなスキンケア製品にも利用できる。

シェーバー本体は、ブラウンの最上位モデルそのものであるため、シェービング性能は文句なし。0.05mmの圧倒的な深剃りが可能だ。なお、シェーバー機能の詳細は次項「各ブランドの最上位モデル」で紹介する「ブラウンシリーズ9Pro 9477cc」を参照してほしい。

ちなみに同シリーズには、アルコール洗浄器付属の「9487cc-V」のほか、アルコール洗浄器非付属(充電スタンド付属)の「9430s-V」も用意されている。

ヤーマン「HOT SHAVE」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケアの方式:RF(ラジオ波)で肌の深部まで温め、水分を吸収しやすい肌状態に整える●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●スキンケアの方式:RF(ラジオ波)で肌の深部まで温め、水分を吸収しやすい肌状態に整える●洗浄器:なし

エステサロンでも使われるRF(ラジオ波)によって、スキンケアしながら深剃りできる“温剃り”を実現したモデル。高周波のひとつであるラジオ波を当てることで肌の深層に熱が発生し、角質層まで素早く温めることで水分を吸収しやすい肌の状態に整える。肌は水分をたっぷり含むことで弾力性と柔軟性がアップし、シェーバーの刃と肌との密着度が向上。さらに、ヒゲも水分を含んでやわらかくなるため、よりスムーズでストレスのないシェービングが実現できる。

シェーバーの駆動方式は、敏感肌にもやさしい「回転式」を採用。薄さ約0.85mmの外刃と約2,500回転/分の内刃の高速回転で360度全方向からヒゲを捉え、肌への圧力を分散しながらヒゲを根元からカットする。

こうした肌への負担の少ない回転式のメリットと、肌の弾力性を高めるRFとの相乗効果で、より肌にやさしいシェービングが可能に。肌に高密着するのでヘッドを強く押し当てなくても十分に深剃りでき、カミソリ負けして肌が荒れがちな人もスムーズにヒゲが剃れる。

RFによって肌がじんわり温まる状態は、まるで理容室で蒸しタオルを顔に当てているような気持ちよさ。毎日使えば使うほど肌のうるおいと柔軟性の向上を実感でき、スキンケアが楽しくなる1台だ。

価格帯別に紹介! 人気の電気シェーバー15モデル

▼各ブランドの最上級モデル

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

01 ブラウン「ブラウンシリーズ9Pro 9477cc」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:アルコール洗浄システム

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:アルコール洗浄システム

「ブラウンシリーズ9Pro」は、P&Gのシェーバーブランド「ブラウン」の最上位モデル。最大の魅力は、寝たヒゲをカットするトリマー刃の改良版「プロブレード」を搭載したこと。前モデル「ブラウンシリーズ9」のものと比べ、刃を35%広く、かつ30%薄くすることで、さまざまな種類のヒゲを1度に捕らえながら、0.05mmまで刈り込めるようになった。これにより、1日中キレイな肌をキープできるほか、少ないストロークとシェービング時間でヒゲが剃り切れることで肌にやさしくなった。

従来モデルの高機能も踏襲している。ヘッドが前後に40°動き、上下に浮き沈みもする「プロスイング密着システム」や、細かい個所でもシェーバーが密着できるように設計された「コンパクトヘッド」を採用しており、密着性は抜群。鼻の下やアゴの下においても、剃り残しなくシェービングできる。また、ヘッドを1分間に10,000回振動させる「音波振動テクノロジー」も、従来モデルを踏襲しており、多くのヒゲを1ストロークで捕らえて剃り切るため、肌にやさしいシェービングと深剃りを両立できる。

「ブラウンシリーズ9Pro」のもうひとつの魅力は、「新充電トラベルケース」が付属していること。本ケースは、リチウムイオン電池を内蔵しており、シェーバー本体を収納するだけで、電源コードを繋がなくても充電が可能だ。ケースをフル充電しておくと、本体のバッテリー50%を充電できる。つまり、シェーバー本体がフル充電の場合の連続使用時間は4週間だが、ケースのバッテリーを使えばプラス2週間分使用時間が延びることに。要は、約6週間以内の旅行や出張であれば、電源コードを持って行く必要がないわけだ。

「ブラウンシリーズ9Pro」は、付属品の組み合わせを10種類以上用意。「アルコール洗浄システム」と「新充電トラベルケース」が付属する全部入りセット(「9477cc」ほか)は50,000円前後で、充電スタンドとハードケースのいちばんシンプルな組み合わせ(「9419s」ほか)が、29,000円前後。およそ21,000円の差があるので、自分の生活スタイルと照らし合わせて選びたい。

02 パナソニック「ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-LS9BX」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:全自動洗浄充電器

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:全自動洗浄充電器

2002年より電気シェーバー業界を牽引してきた「ラムダッシュ」に、6枚刃/5枚刃搭載機種のみで構成される新シリーズ「ラムダッシュPRO」が登場。そのなかでも最高級セットの位置付けにあるのが「ES-LS9BX」だ。

同モデル最大の特徴は、ラムダッシュ最多の6枚刃を搭載していること。外刃で肌を守りつつ毛穴からヒゲを絞り出す独自機構と、最薄部0.041mmを誇る2種4枚の「極薄深剃り刃」、さらにアゴ下の長いくせヒゲも的確にカットする「アゴ下トリマー刃」をダブル搭載することにより、さまざまなヒゲを逃さず捕らえられる。6枚の刃の配置を最適化することで、長いくせヒゲのカット率は同社の5枚刃モデルの2.5倍に向上。アゴ下のくせヒゲもやさしくなぞるだけで剃り上がるようになった。

ヘッド部は前後、左右、上下の動きに加え、前後にスライド&ツイストする5パターンで可動して360度全方位にスイング(「密着5Dヘッド」)。さらに、6枚刃のそれぞれがやわらかく大きく上下可動する「密着フロート刃機構」を組み合わせた「密着5Dシステム」により、アゴ下の複雑な凹凸などにもぴったり密着、肌にやさしくシェービングできる。

そのほか、お風呂剃り対応の本機には、手軽に泡シェービングができる「泡メイキングモード」を搭載。ヘッドの高速振動を利用し、洗顔剤(※)やボディソープなどを使って、理髪店のような本格的な泡を作り、肌ストレスの少ない泡立てシェービングが手軽に楽しめる。

同社はこれらの機能により「早剃り」、「深剃り」、「肌へのやさしさ」を追求。特に「とても濃いヒゲ」を持つユーザーにおすすめの製品と考えてよいだろう。

さらに本機「ES-LS9BX」は、付属品にも注目。本体を収納したまま(ケースのフタを閉じたまま)、USBケーブル(Type-A-Type-C)で充電できる収納ケースが付属しており、出張や旅行などで持ち運んだ際に、わざわざ本体を取り出さずに充電できるのはありがたい。

「ラムダッシュPRO」の6枚刃シリーズは、「ES-LS9BX」を頂点に、充電機能なしのセミハードケースが付属する充電交流式(お風呂剃り非対応)モデル「ES-LS9P」(34,582円)、ハードケースと全自動洗浄充電器/充電器が付属しない充電式(お風呂剃り対応)「ES-LS5B」(26,650円)、同じくハードケース・全自動洗浄充電器/充電器なしの充電交流式(お風呂剃り非対応)「ES-LS5P」(26,398円)がラインアップ。本体のシェービング性能には差がないのにもかかわらず、付属品の違いで最大14,348円の価格差があるので、じっくりと自分に合ったモデルを選びたいところだ。

03 マクセル「イズミ Z-DRIVE ハイエンドシリーズ IZF-V991-N」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:全自動クリーニング充電システム

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:全自動クリーニング充電システム

早剃り性抜群の6枚刃シェーバー。刃の表面が滑らかなチタンコーティング刃と、耐食性にすぐれるオーステナイト系ステンレス刃、くせヒゲや長いヒゲを捕らえるアクティブキャッチトリマーという3種の刃により、同社5枚刃シェーバーと比較して、剃り効率は30%向上している。

また、少ない動きで肌の凹凸に密着する「マルチフィットヘッド」も優秀。6枚刃が肌の曲面を包み込むように立体的にフィットし、剃りにくかったクセヒゲも一気に剃り上げられる。

さらに、本体ボディはスマートでエレガント。洗浄器は2020年モデルより設置面積が約17%、高さが約18%コンパクトになった。ヒーター内蔵で洗浄乾燥時間が約330分から約90分に短縮されているのもうれしいポイントだ。

同機には、他社モデルにはない特徴がある。ひとつは、外刃と内刃に切れ味が持続する高耐久ステンレスを採用しており、3年間替え刃交換が不要なこと。それだけ刃の質に自信があるということだが、さらに本体には3年間の保証が付いている。他社モデルでは1年半などで刃の交換を推奨しているため、同機ではランニングコストを抑えられるのがうれしい。

もうひとつは、フル充電で4週間充電が不要なこと。よほどのことがない限り、電池切れは起きなさそうだ。

そして、マクセルシェーバーは何より価格が魅力。他社の最上級モデルが4〜5万円台なのに対し、同機は約2万円で手に入る。濃いヒゲに6枚刃を試してみたいけど、コストはできるだけ抑えたい人におすすめだ。

04 フィリップス「S9000シリーズ S9987/59」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:クイッククリーンポッド

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:クイッククリーンポッド

約80年の研究で、深剃りと肌へのやさしさを両立するシェービング圧力を追求し、ひとりひとりに最適なシェービングを提供するハイスペックモデル。世界初となる「加圧防止センサー」を本体内に搭載しており、毎秒30回、肌への圧力を感知して本体ライトリングの色の変化で肌への圧力が適正かどうかを知らせる。

3つのヘッドがそれぞれ独立して360度回転することで顔や首の凹凸部に密着し、どんな方向に生えたヒゲも適切な角度でカット。さらに、毎秒500回ヒゲの密度を感知して自動でパワーを調節、濃い部分はしっかりと、薄い部分はやさしくシェービングできる。

各ヘッドに搭載された計72枚の「デュアルスティールプレシジョン刃」は、回転するたびに内刃が外刃で研磨されるシステムにより、常にシャープな切れ味をキープ。面倒なオイル差しの手間も不要だ。さらに、3つのヘッドの表面に超微小な球状コーティングを施しており、本体と肌との摩擦を最小限に抑える。

さらに、モーションセンサーが各ユーザーのシェービングの動作を検知。専用スマホアプリと連携することで、ヒゲが最も効率よく剃れるテクニックをガイドしてくれる。わずか3回シェービングするだけで、大多数のユーザーがより少ないストロークでヒゲが剃れるようになったと感じたという。

自動洗浄器「クリーンポッド」は横幅約10cm、高さ約7.5cmと、従来の自動洗浄器より小型化。シェーバー本体の電源を利用してクリーニングするため、充電器はコードレスで設置場所を選ばない。

フィリップスのハイスペックモデル「S9000」シリーズは、ヒゲのトリミング用アタッチメント、ヒゲスタイラーと充電スタンドを付属した「S9987/59」のほか、ヒゲスタイラーなし、充電スタンドありの「S9982/54」(39,000円)、ヒゲスタイラーなし、充電スタンドなしの「S9985/50」(29,175円)をラインアップ。使用後もすっきり収納でき、充電も手間なしの充電スタンドはできれば欲しいところだが、それのある/なしだけで価格差10,000円というのは悩ましいところだ。

ちなみに、フィリップス公式ストアでのみ販売中の超高級モデル「S9000プレステージ s9871/15」(55,000円)は、モーター駆動のパワーも肌へのやさしさも「S9000シリーズ」のさらに上を追求。ワイヤレス充電パッドを付属しているのも魅力で、Qi(チー)規格に対応、本体を上に置くだけで充電できる。

▼20,000円前後のモデル

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

05 パナソニック「ラムダッシュPRO 5枚刃 ES-LV5H」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:なし

「ラムダッシュ」の最上位モデル「ES-LS9BX」と同じく、肌へのやさしさと深剃り&早剃りを追求した5枚刃のスタンダードモデル。シェービングに関する基本的な機能は「ES-LS9BX」と同じながら、「アゴ下トリマー刃」は1個のみ搭載。また、誤作動を防止する「スイッチロック」や、3段階充電残量表示ランプなどを採用する。ちなみに「ES-LS9BX」は、手をグリップから離すと自動でロックがかかる「スマートロック機能」と、20段階充電残量表示スマートLEDランプを採用している。

本機は「全自動洗浄充電器」は付属しないが、最上級モデル「ラムダッシュPRO 6枚刃 ES-LS9BX」に迫る剃り味を手軽に安く体験したい人におすすめ。ケーブルをつないで充電しながら使用できるいっぽうで、風呂剃りはNGだ。風呂剃り対応モデルが好みであれば、「ES-LV5V」を選ぼう。

06 ブラウン「シリーズ7 71-S7500cc」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:アルコール洗浄システム

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:アルコール洗浄システム

ブラウンの3つのミドルレンジ「密着シリーズ」のなかで、上位モデルに位置づけられる「シリーズ7」。「究極の密着性」を実現させるため、刃の浮き沈みと縦横への首振りを可能にした「360°密着システム」搭載の独立ヘッドを採用している。360度全方向にスイングすることで、アゴ下部分にもしっかりと密着、剃り残しを減らすとともに、時短シェービングも実現している。

2022年4月発売の最新モデル「シリーズ7 71-S7500cc」は、新たに「ヒゲトリマーアタッチメント」を搭載。高い深剃り性能を誇るシェーバーに、同アタッチメントが追加されたことで、より自由度の高いヒゲのスタイリングが楽しめる。

本機は充電式のため、風呂剃りも可能。さらに、本機には洗浄、充電、潤滑化、自動モード選択が行える「アルコール洗浄システム」(洗浄充電器)が付属する。なお、「シリーズ7」では、付属品の「アルコール洗浄システム」やヒゲトリマー、収納ケースなどの有無の違いにより、同じ本体で7種類がラインアップされている。

07 フィリップス「7000シリーズ S7782/57」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:クイッククリーンポッド

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:クイッククリーンポッド

2021年2月に発売された新ミドルレンジの上位モデル。本機は、ヒゲの濃さや顔の輪郭を感知し、ユーザーに最適な剃り方をガイドしてくれるテクノロジー「SkinIQ」に対応しているのが特徴だ。

「SkinIQ」は、4つの機能で構成されている。ひとつは、顔の凹凸に密着して剃り残しを低減するヘッド部「360-D フレックスヘッド」。2つ目は、ヒゲの密度を毎秒125回感知し、濃さに合わせてパワーを自動調節する「ヒゲ密度感知システム」。3つ目は、最小限のストローク数でシェービングできるようにガイドする「シェービング動作検知センサー」だ。そして4つ目がユニークなのだが、本機と連動してパーソナルシェービングプランを作成する専用アプリに対応していることだ。

ちなみに、ヘッド部分にはマイクロビーズコーティングが施されており、肌への負担を25%低減しているという。内刃のシャープな切れ味を維持する自動研磨システム装備も見逃せない。

洗浄器には、日本の小さな洗面台にも置きやすいフィリップス史上最小かつコードレス化された「クイッククリーンポッド」を採用。高圧ジェット噴射と毎分1,600回転による高速洗浄により、洗浄は1分間で完了する。肌にやさしい100%アルコールフリーの洗浄液を使用するが、水のみで洗浄した場合と比較し、10倍清潔に保つという。

ちなみに、同社「7000シリーズ」には3モデルがラインアップ。本機は脱着式アタッチメントとして「ヒゲスタイラー」と「ノーズエチケットカッター」を付属するいっぽう、充電スタンドは付いていない。「S7786/54」(22,700円)は「ヒゲスタイラー」「ノーズエチケットカッター」は付いていないが、ライト付き充電スタンドを付属。「S7786/50」(18,300円)は「ヒゲスタイラー」「ノーズエチケットカッター」、そしてライト付き充電スタンドも付属していない。シェーバー自体の機能は同じなので、それぞれの付属品が自分に必要かどうか考えて製品を選ぶとよい。

▼10,000円台のモデル

※1:最安価格は、価格.comにおける2023年3月1日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

※1:最安価格は、価格.comにおける2023年3月1日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

08 マクセル「イズミ Z-DRIVE ハイエンドシリーズ IZF-V951」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:不可●電源方式:充電交流式●洗浄器:なし

03の「イズミ Z-DRIVE ハイエンドシリーズ IZF-V991」と同じ機能を持った6枚刃モデル。「IZF-V991」との違いは、洗浄器「全自動クリーニング充電システム」の代わりに充電スタンドが付属する点と、本体カラーがグレーという点のみ。もちろん、3年間替え刃交換が不要な点と本体の3年間保証、そして約4週間電池が持つ特徴も同じだ。

ちなみに、03の「IZF-V991」と同じ「Z-DRIVE ハイエンドシリーズ」の4枚刃・洗浄機なしモデル「IZF-V931」なら、価格は11,682円。4枚刃なので深剃り性能がやや落ちるほか、肌への密着性を高める「マルチフィットヘッド」も採用されていないが、同社の最上位シリーズが約11,000円で買えるのはお値打ち。選ぶ際の基準にしてもいいだろう。

09 パナソニック「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:全自動洗浄充電器

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:全自動洗浄充電器

10年ぶりにフルモデルチェンジを果たした「新3枚刃LTシリーズ」のトップグレードモデル。毎分約13,000ストロークの高速リニアモーター駆動により、ウェットシェービングでもパワーが落ちずにヒゲを剃り切る。また、「ラムダッシュAI」がヒゲの濃さを高精度に検知してパワーを自動制御。肌に余分な負担をかけずにシェービングできる。

また、本機はヘッドが前後と上下左右に動く「密着3Dヘッド」を採用し、頬や顎の形状にしっかり密着してやさしい深剃りを行ってくれる。

さらに、「泡メイキングモード」により洗顔料を使ってシェービング用の泡が作れるほか、「泡スルーヘッド」により泡やジェルをほどよく顔に残すため、スムーズにシェービングが行える。本機はドライシェービングも可能だが、基本的には「風呂剃りしたい、ヒゲがあまり濃くない人」に最適なモデルと言える。全自動洗浄充電器付きで面倒なお手入れ不要でシャープな切れ味を維持できるのも魅力だ。

なお、「新LT」シリーズでは本体デザインも一新。従来のメカニック的なテイストを排し、ムダを削ぎ落としたミニマルデザインに変わった。

ちなみに、本機と同じシェービング性能・機能を持つモデルはほかに3機種ある。「ES-LT8P」(18,449円)はお風呂剃り非対応ながら充電中もシェービング可能。全自動洗浄充電器も付属している。「ES-LT6B」(15,446円)と「ES-LT6P」(15,065円)は全自動洗浄充電器なしモデルで、「ES-LT6B」はお風呂剃り対応、「ES-LT6P」はお風呂剃り非対応。全自動洗浄充電器のある/なしで価格差は3000円強なので、こまめなメンテが苦手な人は充電器付きモデルを選んでもいいだろう。

10 フィリップス「5000シリーズ S5588/25」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

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07の「7000シリーズ S7782/57」と同時に発売された、「SkinIQ」テクノロジーを一部搭載したモデル。「SkinIQ」のうち、顔の凹凸に密着して剃り残しを低減するヘッド部「360-D フレックスヘッド」と、ヒゲの密度を毎秒125回感知し、濃さに合わせてパワーを自動調節する「ヒゲ密度感知システム」の2つの機能を採用する。

「7000シリーズ S7782/57」よりは機能が少ないが、ヒゲを根元から引き上げ、45枚のスティールプレシジョン刃で毎分90,000回カットするなど、深剃りはしっかりと実現している。内刃の自動研磨システムも搭載し、購入時の切れ味が長く続くのもうれしい。

なお、「7000シリーズ」には本機と同じシェーバー本体に洗浄器「クイッククリーンポッド」と収納ケースが付属する「S5586/50」(14,700円)と、収納ケースのみ付属する「S5588/30」(12,456円)もラインアップしている。

11 フィリップス「5000Xシリーズ X5012/05」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

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10の「5000シリーズ」をベースに、若者世代(Z世代)に向けて開発された新シリーズ。同世代からの要望が特に多い「シェービング時の肌へのやさしさ」を追求すべく、これまで上位モデルにのみ搭載していた「マイクロビーズコーティング」を採用しているのが特徴だ。1cm2当たり10万個の極小ビーズをヘッド部にコーティングすることで、ヒゲ剃り中の肌摩擦を抑え、肌への負担を20%低減している。また、医療用にも使われる、肌への刺激が少ない低アレルギー性サージカルステンレス刃を採用しており、肌荒れも抑制。顔の凹凸に密着し、剃り残しを抑える「360-Dフレックスヘッド」も継続して採用されている。

「5000Xシリーズ」は使いやすさにもこだわっており、本体重量約161gと圧倒的な軽さで操作性と携行性を高めているほか、同社初の自立するデザインを採用。スタンドがなくても立てて置けるため、狭い洗面所でも置き場所を選ばない。また、充電ケーブルにはUSB Type-Aを採用しており、自宅にあるUSB ACアダプターが利用できるのもうれしいポイント。

フィリップス独自の「ヒゲ密度感知システム」や「スマホ連携機能」は非搭載ないっぽう、「やさしい深剃り」にとことんこだわった同シリーズは、機能はシンプルでも肌への負担は少ないリーズナブルな価格のシェーバーを求める人におすすめだ。

▼とにかく安い10,000円切りモデル

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

※1:最安価格は、価格.comにおける2022年12月9日時点のもの ※2:使用可能時間は、1日1回3分使用で換算した場合

12 パナソニック「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2B」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

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09の「ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B」と同じウェット&ドライシェ−ビングに対応する風呂剃り3枚刃のベーシックモデル。ヘッドは動かないものの、風呂剃りでもパワーが落ちない約13,000ストローク/分の高速リニアモーター駆動や、ヒゲの濃さに合わせてモーターパワーを自動制御する「ラムダッシュAI」など、パナソニック独自の高機能はしっかりと備えている。

また、「泡メイキングモード」や「泡スルーヘッド」といった便利機能も搭載。洗浄器や収納ケースは付かないが、10,000円を切るお手頃感からか、価格.comの「シェーバー売れ筋ランキング」では、2022年9月の発売直後から早くも上位につけている。

13 マクセル「イズミ A-DRIVE グルーミングシリーズ IZF-V750」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

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ヒゲを整えるグルーミングトリマー&コームを搭載した風呂剃り4枚刃モデル。コームは肌に当てやすく、ヒゲを誘い込みやすい形状を採用しており、ヒゲの長さを2〜5mmに1mm単位で調節できる。長さ調節が片手で楽に行えるのもうれしい。

また本機の唯一無二の特徴が、米国国防総省の調達基準「ミルスペック」(MIL-STD-810G)の15項目の試験に準拠している点。防水性と耐久性が高いうえに、濡れた手でも落としにくいラバーグリップを採用しており、浴室でも安心して使用できる。さらに、落下時や携帯時でも外れにくいロックレバー付きキャップを付属。ヘビーデューティーな外観に購買意欲がくすぐられる。

なお、同社の上位モデルと同様に約4週間電池が持つため、出張などにも電源ケーブルなしで携帯できるのも助かるポイントだ。

ちなみに、同社のスタンダードモデルである「S-DRIVE ソリッドシリーズ」にラインアップされる5枚刃モデル「IZF-V571」(7,980円)も1万円以下で購入できる高コスパ機種。低価格モデル&深剃りを求める人は、購入を検討してもいいかもしれない。

14 ブラウン「シリーズ5 51-1200s」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

06の「シリーズ7」と同じく、「高い密着性」を追求したミドルレンジ「シリーズ5」の風呂剃りモデル。3枚刃がそれぞれ独立して約4〜5mm浮き沈みする「3連密着ブレード」を採用しており、顔の凹凸にしっかりと対応し、やさしく深剃りを行う。

また、上位の「シリーズ7」や「シリーズ6」と異なり、網刃を外さずにヘッドに水道水を流し込むだけでヒゲくずを簡単に洗い流せる「クイック洗浄システム」を搭載していることも大きな特徴だ。

ちなみに、2021年発売モデルではあるが、「シリーズ5」のアルコール洗浄システム(洗浄器)を付属した「シリーズ5 50-B7000cc」が10,000円前後で販売されている。自動洗浄機付きモデルがその価格で買えるというのはまさに破格。在庫がまだ残っているショップはいくつかあるので、気になる人は早めの購入をすすめる。

15 フィリップス「5000シリーズ S5444/03」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:回転式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

効率的なシェービングをガイドする「SkinIQ」テクノロジーは非搭載ながら、「360-D フレックスヘッド」の採用により、顔の凹凸に密着した剃り残しの少ないシェービングが可能な風呂剃り対応モデル。外刃は下位シリーズが採用する「パワーカット刃」を使っているが、自動研磨システム搭載により、オイルを差さなくてもシャープな切れ味が持続する。

ボタンひとつでシェーバーヘッドが開き、中のヒゲをさっと洗い流せるので、お手入れも簡単だ。

ニッチだけど実はかなり使える! ユニークモデル3選

最後に、ユニークな機能を持った注目のモデルを3機種紹介しよう。どれもニッチではあるが、特定の人には非常に便利なモデルなので、今後他社が追随してラインアップが増えていく可能性を秘めている。

▼全身のムダ毛がケアできるグルーマー

16 ブラウン「ボディ&フェイスグルーマーPRO X XT5200」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

顔を含む全身のムダ毛に対応できる電動グルーマー。ヘッド部には世界初の「4Dブレード」を採用しており、刃の内訳は水平に寝た毛を持ち上げてカットする「サイドトリマー」と、短い毛やあらゆる方向に生えたクセ毛もしっかり捕らえる「セントラルトリマー」を各2枚、計4枚搭載している。毎秒450回の高速振動で、パワフルかつスムーズに毛を剃り上げていく。

安全性の配慮も十分で、内部で振動する刃をスキンシールドで覆いながら毛をカットするため、刃が直接肌に触れる心配がない。スキンシールドは前後に最大45度可動し、動きも滑らか。VIOゾーンのようなデリケートな場所は、「肌保護アタッチメント」の装着でさらに安全にケアできる。

本機はハンドリングしやすい形状も魅力。本体形状がT字カミソリと似ているため、すぐに使い方に慣れるはずだ。残す毛の長さを調整するためのコーム(アタッチメント)も6種類付属しており、体毛をわずかな長さだけ残して仕上げることもできる。

さらに、本機は完全防水設計で、浴室でも使用可。シェービングフォームやジェルを使うことでよりスムーズなシェービングが行える。もちろん本体丸ごと水洗いもOK。ちなみに、替刃交換は、週2回の全身ケアに使った場合、6か月に1回が目安となる。

▼2台目に最適なモバイルタイプ

17 ブラウン「BRAUN mini」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:往復式●風呂剃り対応:可●電源方式:充電式●洗浄器:なし

携帯しやすさと剃り味に定評のあるブラウンの小型軽量モバイルシェーバーがリニューアル。同社最上級モデル「シリーズ9」にも搭載されている「ディープキャッチ網刃」と、長いヒゲをカットするトリマー刃を搭載しており、その2枚の刃が浮き沈みすることで、剃りにくい部分にもしっかりと密着してヒゲを剃り切ってくれる。高性能モーター搭載で、剃り味はこのサイズから想像する以上にパワフルだ。リニューアル版では新たに、トリマー刃を覆うマイクロコームの形状を角ばったエッジから丸型エッジにアップデート。肌と刃の接触をより軽減できるようになった。

本機は2台目としての使用が想定されており、サイズは約60(幅)x27(奥行)×110(高さ)mmで、重量は150g。キャップ付きなのでそのままバッグに忍ばせて持ち運べる。100%防水設計で、まるごと水洗いや風呂剃りも可能。旅行や出張で活躍するのはもちろん、自宅の仕事机に置いておけば、テレワーク中に気づいたときにサッとシェービングできるのもうれしい。

ボディカラーは、ブランドカラーの「ブラック」に加え、「ホワイト」(写真)や「イエロー」を用意。

▼ヒゲが生え始めた人向けのエントリーモデル

18 パナソニック「ファーストフェイスシェーバー ER-GM40」

【ポイントをチェック!】●駆動形式:−●風呂剃り対応:可●電源方式:乾電池式●洗浄器:なし

【ポイントをチェック!】●駆動形式:−●風呂剃り対応:可●電源方式:乾電池式●洗浄器:なし

シェービングが初めてでも、簡単に安全に剃れるエントリーシェーバー。刃は先端がとがっていないワイド&ラウンド形状を採用しており、肌に食い込まず肌当たりもやさしいので、生え始めのヒゲが剃りやすい。ヘッド部は左右10度にスイングするため、肌の凹凸に合わせられるうえ、サイズがコンパクトなのでニキビを避けながらシェービングしやすいのも特徴だ。

またアタッチメントとして、マユコーム2種とマユカバーを同梱し、マユカットにも対応。マユコームは5〜7mm対応モデルと2〜4mm対応モデルが用意されており、それぞれ1mmピッチで調整可能だ。

このほか、IPX7相当の防水性能を備え、水洗いや風呂剃りにも対応。電源は単3形アルカリ乾電池、もしくは充電式電池(いずれも別売り)を1本使用する。

刃の溝太い毛にも対応。長さは0.12mmの短さまで剃れる

刃の溝太い毛にも対応。長さは0.12mmの短さまで剃れる

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価格.comマガジン編集部

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