特別企画
内容器の底の汚れは「カビ」ではなく「カルキ」です

電気ケトルの掃除方法 ―クエン酸と重曹で簡単きれい!―

お湯をすばやく沸かすのに便利な電気ケトル。基本的に水しか入れないので、キッチン家電のわりに汚れにくいものの、毎日使用していると、内容器にカビのように見える斑点が気になってきます。あの斑点の正体は一体何? というわけで今回は、汚れた電気ケトルの掃除法をご紹介します。


<目次>
・内容器に付いた汚れは何?
・用意するのはクエン酸と重曹
・【内容器】クエン酸を入れて沸騰させる
・【本体】重曹水で拭く
・ビフォー・アフター

内容器の底に付いた斑点汚れは、「カビ」ではなく「カルキ」です

まずお伝えしておきたいのが、電気ケトルの内容器に付いた斑点汚れは、カビではなくカルキだということ。水分中のカルシウムなどが水分の蒸発によって結晶化し、内容器にこびりついてカビのように見えてしまうのだそうです。

電気ケトルにこびりつく程度のカルキは人体に影響はないと言われていますし、カビではないのでひと安心。とはいえ、使い方を誤ると本物のカビが生えてしまう可能性もあります。使用後は小まめに水を捨て、内容器を乾かしておくなど、清潔に保てるよう心がけたいですね。

底にこびりついたカルキを触ってみると、カリカリとした感触で、カビではないことがわかります。硬いスポンジなどでこすり落としたくなりますが、傷付く恐れがあるので止めましょう

今回掃除する電気ケトルは、10年近く掃除をすることなく使用しているもの。内容器の斑点汚れはもちろん、本体の外側にも汚れが目立ちます。

普段この電気ケトルが設置されているのは油が飛ぶような場所ではないので、黒い汚れは手垢か、水垢のようなものでしょう

用意するのは「クエン酸」と「重曹」

今回の掃除法に使用するのは、クエン酸と重曹、ふきんです。クエン酸と重曹はどちらも安価で手に入り、クエン酸はお風呂などの水まわりの掃除に、重曹はキッチン掃除や鍋の焦げ付き落としに、と言った具合に幅広く活用できるので、これを機に常備しておいて損はありません。

重曹は外側の汚れを拭き取るのに使用するので、内容器のカルキ汚れだけを取りたい場合は、クエン酸とふきんのみ用意すればOKです

カルキ汚れは、クエン酸を入れた水を沸騰させて2時間待つだけ

まずは、内容器のカルキ汚れを取っていきましょう。方法は、電気ケトルに水を満水まで入れ、そこにクエン酸(今回は1.2Lに大さじ3杯)を加えて沸騰させ、2時間ほど置いて流すだけ。カルシウムを溶かす酸性のクエン酸によって、カルキを落としやすくなります。クエン酸が手に入らない(買いたくない)場合は、酢(水で10倍に薄める)でも代用できるそう。

電気ケトルに満水まで水を入れます

電気ケトルに満水まで水を入れます

注ぎ口にもカルキが固まっていたので、フィルターを外しておきます

注ぎ口にもカルキが固まっていたので、フィルターを外しておきます

フィルターも一緒に入れてしまいましょう

フィルターも一緒に入れてしまいましょう

水を張ったケトルにクエン酸を投入し、軽く混ぜておきます

水を張ったケトルにクエン酸を投入し、軽く混ぜておきます

フタをして、普段通り沸騰させます

フタをして、普段通り沸騰させます

沸騰中にフタを開けてみました。ぼこぼこと泡立つ熱湯が、汚れを落としてくれている感じがしますね

沸騰中にフタを開けてみました。ぼこぼこと泡立つ熱湯が、汚れを落としてくれている感じがしますね

電気ケトル内の水が沸騰したら、2時間ほどそのまま放置します。すぐ流してしまわないよう、注意!

2時間後、水を捨てます。さらに「水を入れて捨てる」を2度ほどくり返し、中をゆすぎます

2時間後、水を捨てます。さらに「水を入れて捨てる」を2度ほどくり返し、中をゆすぎます

内側に残った水分をふきんで拭いたら完了です。ちなみに同じ要領で、電気ポットにこびりついたカルキを落とすこともできます。クエン酸の代わりに電気ポットや電気ケトル専用の洗剤などを使用してもいいですが、クエン酸や酢のほうがコスパがいいです。

重曹を溶かした水で本体を拭いてお掃除完了

内容器がキレイになったら、本体の汚れを重曹水で拭き取っていきましょう。アルカリ性の重曹によって、酸性の皮脂汚れや水垢などが落としやすくなります。クエン酸入りの水を沸騰させ、放置している間に、水に重曹を溶かして準備をしておくとスムーズ。汚れがひどくない場合は、固く絞ったふきんで十分です。

今回は500mlのぬるま湯に大さじ1弱の重曹を使用。よくかき混ぜて溶かしておきます

今回は500mlのぬるま湯に大さじ1弱の重曹を使用。よくかき混ぜて溶かしておきます

重曹水を含ませたふきんで、汚れが目立つ部分を中心に全体を拭きます。今回は10年分の汚れということもあり、かなり強めにこすりましたが、年季の入っていない汚れであれば、そこまで力を入れなくてもきれいになるはず

台座の部分はほとんど汚れが気になりませんでしたが、重曹水で軽く拭いておきました

台座の部分はほとんど汚れが気になりませんでしたが、重曹水で軽く拭いておきました

コードは強く引っ張り過ぎないように気をつけながら、重曹水を含ませたふきんでしごくように拭きます

コードは強く引っ張り過ぎないように気をつけながら、重曹水を含ませたふきんでしごくように拭きます

ひと拭きでこんなに汚れが。コードも意外と汚れているので、気がついた時にささっと拭いておくといいかもしれません

重曹水は、乾くと白い跡(重曹)が残ることがあるので、今回は最後に固く絞ったふきんでさらにひと拭きして掃除完了です!

ぴかぴか! 電気ケトルのビフォー・アフター

ぴかぴかに生まれ変わった電気ケトルのビフォー・アフターを比べてみましょう。

内容器の底に付いていたカルキがすっきり。薄く汚れが残っているように見えますが、これは汚れではなく、カルキが焼き付いた跡のようなもの。手触りはつるりとしています

外側は汚れが落ちたことでツヤがよみがえったような。ころん、つるんとした白いボディの愛らしさがよみがえりました

注ぎ口のフィルターにがっつりついていたカルキもきれいに取れました

注ぎ口のフィルターにがっつりついていたカルキもきれいに取れました

重曹水できれいに拭いた注ぎ口にセット。注ぎ口は小まめに拭いて、清潔さを保っておきたいですね

重曹水できれいに拭いた注ぎ口にセット。注ぎ口は小まめに拭いて、清潔さを保っておきたいですね

電気ケトルの掃除と言っても、内容器は「クエン酸を入れていつも通りお湯を沸かすだけ」、本体外側は「(重曹水で)拭くだけ」なので、エアコンの掃除なんかと比べるとかなり手軽に行えます。2時間放置しておく時間を除けば、30分もかからないのではないでしょうか。「外出前にクエン酸を入れて沸騰させておき、帰宅後にゆすぐ」というのを月に1回の習慣にしてもいいかもしれません。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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