これからの暑い季節、仕事をしながら冷たい飲み物を飲んでいたら、いつの間にかぬる〜くなっちゃってた……なんてこと、ありがちですよね。
ぬるくなった炭酸飲料ほど、悲しい飲み物はありません
氷を入れておけば冷たさが持続しますが、それでもしばらくすると……
ぬるいし薄くなってるしで、もう飲む気がしないよ!
夏場の飲み物を、ずーっと冷やし続けてくれるアイテムがあればいいのに……。
ありました「カップクーラー」!
ちなみに、カップに巻かれている白い帯は、保冷&滑り止め用のシリコンカバーです。
電源を入れると、このパネルが−18℃(!)まで冷やされて、付属のアルミカップに入れた飲み物を保冷してくれるという仕組み
それじゃさっそく、冷蔵庫から出したばかりのコーラで試してみましょう
最初の温度は6.9℃
普通のグラスと「カップクーラー」に入れて比較します
スイッチオン!
ファンが動き、温かい風が吹き出してきました。「排熱してる!」って感じですな
そんなこんなで放置すること1時間
普通グラス、20.3℃。カップクーラー、5.5℃
思った以上に差がついた! ……というか「カップクーラー」のほう、むしろ冷たくなってるじゃないの!
さらに、1時間放置。計2時間後……
普通グラス、22.9℃。カップクーラー、5.1℃
2時間たってもキンキンに冷えている「カップクーラー」……強い!
冷えてはいるものの、さすがに炭酸はだいぶ抜けちゃってますが……
さて、この「カップクーラー」。付属のカップに入れた飲み物だけではなく、缶ジュースや瓶入りの飲料も保冷できるそうです。
というわけでレッドブルを用意しました
カップに少量の水道水を入れ……
そこに缶なり瓶なりを入れます
カップに入れた水を通して冷やす、湯煎の逆バージョンみたいなもんでしょう。
最初の温度はこんな感じ
「カップクーラー」のほうが、温度が高くなってますが、カップに入れた水道水の温度が高かったからだと思われます。
さて、1時間後
缶、19.0℃。カップクーラー、6.7℃
「カップクーラー」安定の実力です。
とはいえ、缶だと結局、炭酸が抜けちゃうので、フタが閉められるペットボトルを保冷できると便利なんですが……。
なんと入らず
ええーっ!
カップの口を広くしちゃうと冷却効率が落ちたり、いろいろと事情があるのかもしれませんが、普通の500mlペットボトルには対応してほしかった!
……ということで使えるのは、細めの缶や瓶、ペットボトルに限られてしまいます。残念!
最後に、ぬるい飲み物をカッキンカッキンに冷やすことができるのか試してみましょう。
冷たいドリンクを飲みたいけど冷やしてなかった! なんてこと、ありますよね。そんなときに、急いで冷やすことができれば便利なんですけど……。
ということで常温の水を
「カップクーラー」に入れて冷やすこと30分
12.8℃……
1時間で6.3℃。冷蔵庫から出したばかりくらいの温度に
冷やせないことはないですが、「今すぐ冷たいドリンクを飲みたい!」という願望をかなえるには時間がかかりすぎですね。素直に氷をぶっ込んだほうがいいでしょう。
冷蔵庫代わりとはいきませんが、すでに冷えている飲み物を、ずーっと冷たいままキープする保冷用途にはバッチリです! ほかにも、カップにアイスを入れれば溶けるスピードが遅くなって長く楽しめます。
コードレスではなくACアダプター給電なので、家でのんびりするときや、オフィスでのパソコン作業中なんかにいいんではないでしょうか。この夏はこれで乗り切りましょう!
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。