レビュー
実際に使ってみるとけっこう便利!

自分だけの自販機を作れる! サンコー「俺の自販機」は意外とアリ

雨にも負けず、風にも負けず、街に根を張り勇ましく屹立するその姿は山のごとし。コインを入れて、飲みたいドリンクを選べば、ガラガラゴロンと商品が出てくる便利な機械。そう、自販機である。今回は、そんな自販機を自宅で利用できるという、夢と遊び心にあふれたサンコー「俺の自販機 SCSMVMFH」に注目。実際に置いて、使って、飲んでみた、“俺の”感想をお伝えしていきたい。

簡単に持ち運べて、家中どこでも設置できる。インテリアにもしっくり

さっそく使い方をチェックしていこう、と言いたいところだが、どうにも気になって仕方がないのが本体サイズである。街角に設置されているあの自販機と同じサイズ、なんてことはよもやあるまいと思いながらも、なにせ商品名は「俺の自販機」。実物を見るまでは油断してはならないと、気を引き締めていたのだ。

そして、ご対面の時。梱包された箱のサイズはそれほど大きくなく、ひとまずホッと胸をなで下ろす。開封してスペックを確かめてみると、本体サイズは415(幅)×650(高さ)×235(奥行)mm、重さは7.9sとのこと。お世辞にもコンパクトと言えるサイズ感ではないものの、ブラックとシルバーを基調としたシンプルなデザインにはどこか愛嬌もあり、「これならインテリアになじんでくれそう」と好感を持った。

本体サイズは415(幅)×650(高さ)×235(奥行)mmで、設置面積はA4サイズ程度。場所を取らずに設置できるのがうれしい

主張を抑えたミニマルなデザインのため、レトロなインテリアやアンティーク家具とも相性がよさそうだ。また、サンコーの製品ページにはデスクの上に設置した写真が掲載されており、「それはいくらなんでも」と思っていたが、実際に置いてみると高さはそれなりにあるものの、液晶画面などのデジタルなインターフェイスがないためか、意外にも圧迫感は感じなかった

コンセントのAC電源に加えて、シガーソケットのDC電源も利用できるので、たとえば、キャンピングカーに積んでおくのもいいかもしれない

使い方は、350ml缶のドリンクを本体の棚に収納したら、飲みたいドリンクが入った棚のボタンを押し、落ちてきたドリンクを取り出すだけ。ドリンクを自分で補充する必要はあるものの、ボタンを押すとドリンクがゴロンと落ちてくる仕組みは確かに自販機そのものである。そして何より、街角ではなく、自宅で自販機を利用する感覚が新鮮でおもしろい。

350ml缶が2本入るドリンク収納棚が5段あり、計10本の350ml缶を収納できる

350ml缶が2本入るドリンク収納棚が5段あり、計10本の350ml缶を収納できる

棚は奥に向かって傾斜しており、350ml缶を転がすように補充する。取り出しボタンを押すと奥のストッパーが上がり、ドリンクが落ちていく仕組みだ

本体内部は約5℃に保たれているため、ドリンクをしっかり冷やしておくことができる。小型冷蔵庫として問題なく使えそうだ

ボタンを押し、ドリンクを取り出すまでの一連の動作を動画に収めてみた。ポチッ、ゴロン、パカッ、プシュッ。街角の自販機と同様、わずか10秒ほどでキンキンに冷えたドリンクにありつけた。

ドリンクの取り出しにはちょっとしたコツがある。取り出し口の奥に手を伸ばして缶をつかむよりも、フタを開け、ドリンクが転がってくるのを待つほうがスムーズ。時折、缶が縦になったまま落ちてきて取り出しにくいこともあるが、「それも自販機を忠実に再現した結果」とプラスに考えることにしよう

製品下部にあるドリンクの取り出し口には緩衝材がセットされ、勢いよく落ちてくるドリンクの衝撃を吸収してくれる。ドリンクが着地した際に、緩衝材が動いてしまうこともあるため、同梱の両面テープで固定しておくといいだろう

実際に使ってみるとけっこう便利!

使い方が理解できたところで、実際に「俺の自販機」を設置してみることにしよう。正直に言えば、初めは「冷蔵庫じゃだめなの?」なんていう身もふたもないことを考えていたのだが、自室に設置してみると、これが想像以上に実用的。読書やパソコン作業、ゲーム、映画鑑賞などを中断してキッチンにドリンクを取りに行くのはめんどうだが、「俺の自販機」を自室のデスクサイドやベッドサイドに置いておけば、ちょっと手を伸ばすだけで喉の乾きをうるおせるのだ。

デスクサイドやベッドサイドに「俺の自販機」を置いておけば、わざわざ冷蔵庫までドリンクを取りに行かずとも、すぐさま冷えたドリンクにありつける。ドアを閉めた状態での運転音はかなり小さく、一般的な冷蔵庫と同じくらい。デスクの隣に置いても運転音はまったく気にならなかった

浴室の脇に「俺の自販機」を設置。お風呂上がりに飲むビールほどおいしいものはない、ということで浴室の脇に「俺の自販機」を設置してみた。浴室を出た瞬間に、キンキンに冷えたビールが飲める幸福感は筆舌に尽くしがたく、思わず「最高!」とひとりごちてしまった

ホームパーティを盛り上げるアイテムとしてもひと役買ってくれる。テーブルサイドに置いておけば、「ちょっと待って、飲み物取ってくる」といったひと幕がなくなり、話を中断しなくて済むのだ

「俺の自販機」で普段の生活に遊び心を

必需品でもなければ、高機能を搭載した先進のアイテムでもない「俺の自販機」だが、ただそこにあるだけで、なんだか気分がワクワクしてくるから不思議である。ちなみに、メーカー希望小売価格は14,800円(税込)。これを安いと見るか、高いとみるかは人それぞれだが、インテリアとしても通用するデザインや、シンプルなギミックゆえの楽しさ、意外に使える実用性などをかんがみれば、妥当な価格ではないかと個人的には思う。なくても困らないけれど、あると楽しい「俺の自販機」で、なにげない日々に遊び心をプラスしてみてはいかがだろうか。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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