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来年発売予定の乾燥機「T1」も!

ドイツの高級家電ブランド・ミーレが発売したWi-Fiドラム式洗濯機「W1」の魅力

ドイツの高級家電ブランド“ミーレ(Miele)”が、ドラム式洗濯機「W1洗濯機 WCI660 WPS」(以下、W1)を2019年7月1日から日本国内で発売開始しました。洗濯容量9kgで、メーカー希望小売価格は38万円(税別)。さらに、同デザインの「T1衣類乾燥機 TCJ680 WP」(以下、T1)を2020年初頭に発売することも発表されました。こちらの価格は36万円(税別)となります。

W1は洗濯専用機、T1は衣類乾燥専用機で、ともにビルトインとフリースタンディングに対応しています。また、2モデルのサイズは596(幅)×846〜854(高さ)×846(奥行)mmと同一なので、上下にスタッキングすることで省スペースに利用することも可能(別売のスタッキングキットが必要)。デザインが統一されているため、スタッキングすることにより洗濯スペースをおしゃれに演出することもできます。

洗濯機「W1」(左)と、衣類乾燥機「T1」(右)

写真はW1/T1ではないですが、ミーレの洗濯機と乾燥機はこのようにスタッキングできる

上の写真はW1/T1ではないですが、ミーレの洗濯機と乾燥機はこのようにスタッキングできる

ミーレは昨年3月に洗濯乾燥機「WT1」を発売していますが、WT1は上位モデルでも洗濯容量8kg/乾燥容量5kgと、1度に洗える洗濯物の量が多くはありませんでした。1度にもっと多くの衣類を洗濯したい・乾燥したいというニーズに応えるため、専用機でミーレ史上最大の洗濯容量、乾燥容量を実現したのが今回発表のW1とT1なのです。

今回発表したW1/T1を加えたミーレの選択製品ラインアップ。W1とT1は専用機にしたことで洗濯容量・乾燥容量がアップしました。また、洗濯している最中に乾燥機を使えるので、結果的に時短にもつながります

ミーレの洗濯専用機史上最大容量! ドラム式洗濯機「W1」

まずは、ドラム式洗濯機のW1から見ていきましょう。前モデルと大きく変わったのが操作パネル。ヨーロッパスタイルの垂直フラットなパネルはそのままに、たくさんあった物理ボタンを排除して、タッチセンサーとダイヤルによるシンプル操作としました。

コットン/ウール/シルク/ダークガーメント/デリケートといった、衣類の素材による洗い分けや洗い方の基本設定はダイヤルからワンタッチで設定でき、タッチパネルではユーザーが好みの細かい設定をできるようになっています。

物理ボタンがなくなりすっきりしたW1の操作パネル。ダイヤルとタッチパネルで、直感的にさまざまな洗濯メニューを呼び出せる

さらに、同社の洗濯乾燥機で好評の洗剤自動投入システム「TwinDos(ツインドス)」も搭載。専用の液体カートリッジ洗剤「ウルトラフェーズ」(1と2があります)を、適切なタイミングで適量自動投入するもので、人の手で量って投入するのに比べて洗剤を約30%節約できると言います。

「ウルトラフェーズ」の1と2は各1本ずつ付属しますが、オプション販売もされています(各3,500円/税別)。容量はそれぞれ1.4Lで、洗濯1回あたり15〜18mlを使用。また、市販の洗剤・柔軟剤を使うための詰替え用コンテナ1&2もオプション販売されており(各3,900円/税別)、日ごろ使っている自分好みの洗剤柔軟剤を使用するのも可能です。

専用洗剤を自動投入する「ツインドス」システム。専用洗剤は、毎日1回洗濯する場合は2か月強、週3回洗濯する場合は半年ほどもつ。もちろん、市販の洗剤も使える

加えて、ミーレ独自のカプセル洗剤投入機能「CapDosing(キャップドーシング)」も搭載しています。洗濯1回ごとの使い切りカプセル洗剤を使用するもので、ウールケア/スポーツウエア/アクア(柔軟剤)/ブースター(しみ抜き)の4種類を用意。カプセルの価格は、各6個入りケースが1,400〜2,000円(税別)となっています。

素材や汚れ度合いに応じてカプセル洗剤・柔軟剤を入れることで、各種の効果が得られる「キャップドーシング」システム

さらに、新機能として「プレアイロニング」が搭載されたことにも注目。最終脱水回転後にドラムが加熱され、湿気を含んだ空気をドラム内に注入、高速1,200回転でドラムを回して衣類同士のからみをほぐしながら、衣類のシワを伸ばすプロセスが加わるものです。これにより、アイロンがけの手間が約50%低減されるとか。

湿気を含んだ空気とドラム槽内側のハニカム構造により、衣類のからみがほぐされ伸ばされる

湿気を含んだ空気とドラム槽内側のハニカム構造により、衣類のからみがほぐされ伸ばされる

そして最大の進化が、Wi-Fiコネクト機能を新たに実装したことです。離れた場所でも洗濯終了を知ることができ、外出先から洗濯の実行操作を行うのはもちろん、アシスタント機能により複雑な洗濯プロセスを質問に答えるだけで簡単に実行できるのがミソ。

ミーレの洗濯機は、衣類の素材や汚れの種類・量などによって細かく設定できるのが大きな特徴ですが、複雑な設定を苦手だったり面倒だと感じる人も多いと思います。そんなときは、スマートフォンアプリの「Miele@mobile」アプリのアシスタント機能を使えば、自分がやりたい洗濯をオートで設定できるのです。今後は、ほかのミーレ製品でも同アプリ連携を行う予定とのこと。

スマホアプリを使って、質問に答えていくだけで最適な洗濯モードが簡単に設定できるアシスタント機能は便利

スマホアプリを使って、質問に答えていくだけで最適な洗濯モードが簡単に設定できるアシスタント機能は便利

素材や洗濯物の種類から自動プログラムを選べる

素材や洗濯物の種類から自動プログラムを選べる

より細かく設定したい場合も、衣類の種類を選び→衣類の色を選び→繊細さを選び→汚れ度合いを選べば→推奨プログラムが自動で設定される

ヒートポンプ採用で電気代6割ダウン! 衣類乾燥機「T1」

次に、2020年に発売される衣類乾燥機のT1を見ていきましょう。最大の特徴は、同社初のヒートポンプ方式を採用したことです。これにより、従来のコンデンサー式に比べて消費電力が半分以下となりました。

ミーレでは、「当社の製品は耐久性があり、乾燥機も20年は使い続けることができる。新たにヒートポンプを採用したことにより、週3回、20年間使い続けた場合、従来の製品よりトータルで20万円弱の電気代削減になる」とアピールします。

ヒートポンプ式の採用により、乾燥にかかる電気代は同社従来モデルの58%もダウン

ヒートポンプ式の採用により、乾燥にかかる電気代は同社従来モデルの58%もダウン

ヒートポンプ式の採用により、お手入れも簡単になりました。従来は、半年に1回、熱交換器を取り出して水洗いする必要がありましたが、新製品はフィルターを水洗いし、熱交換器は掃除機の隙間ノズルを使ってホコリを吸い出すだけです。

熱交換器の水洗いが不要となり、お手入れが楽になった

熱交換器の水洗いが不要となり、お手入れが楽になった

新機能としてはまず、「SteamFinish(スチームフィニッシュ)」が追加されました。W1のプレアイロニングと似た機能で、ドラム内に噴射された水が温められてスチームとなり、衣類のシワを伸ばしていきます。

また、「FrabranceDos2(フレグランスドス2)」も新搭載。別売の香りカプセル「フレグランスフラコン」を2つ取り付けて、衣類に好みの香りを付けるものです。「Aqua」「Cocoon」「Nature」の3種類のフラコンが用意される予定で、フラコンを回転させることで香りの強弱を調整できるようになっています。

乾燥機にもアイロンがけを楽にする新機能を搭載

乾燥機にもアイロンがけを楽にする新機能を搭載

欧州では一般的な香り付け機能も新搭載

欧州では一般的な香り付け機能も新搭載

さらにW1同様、T1もWi-Fiコネクト機能を搭載しました。W1と同じように「Miele@mobile」アプリで状況の確認や、アシスタント機能により布質に合わせた乾燥プログラムが簡単に選択可能。よりやさしい衣類乾燥ができるようになりました。

洗濯のプロたちが絶賛する、ミーレの洗濯機!

東京・南青山のショールーム「Miele Experience Center 表参道」で開催されたW1/T1発表会には、長野県伊那市でクリーニング会社「芳洗舎」を営む、本サイトでもおなじみの“洗濯王子”こと洗濯アドバイザーの中村祐一氏と、100%オーガニックで作られる今治タオルの製造・販売を行う池内タオルの阿部哲也社長がトークセッションに登場。2人ともミーレの洗濯機と乾燥機を実際に使用しているとのことで、ミーレ製品の魅力を熱く語りました。

“洗濯王子”こと洗濯アドバイザーの中村氏(左)、ジーンズのようにタオルも“育てる”文化を作りたいと語る阿部社長(右)

中村氏は、「日本人は衣服の汚れを落とすために洗剤に凝るけど、最も大切なのは水温。水道水をそのまま使うよりも40℃のお湯で洗うと圧倒的に汚れ落ちが違う。そもそも、衣服の汚れは人間の皮脂とタンパク質なので、お湯じゃないと溶け出さない。洗った後に黄ばむ、臭うのはこれを落としきれていないことが原因。ミーレの洗濯機は水温をコントロールできるので、黄ばみや臭いがなくなる」とコメント。阿部社長も「弊社ではユーザーのタオルのメンテナンスも行っているが、長く使っているうちに固くなった、臭ってきたので戻してほしいという依頼が多い。その時は、ミーレの洗濯機で90℃のお湯で殺菌しながら洗う」と語りました。

さらに、洗濯文化にまで話が及びました。「日本人は繊維素材が異なる衣服を一緒に洗ってしまう。しかし、そうすると最も弱い繊維に負荷がかかってしまう。繊維それぞれの個性に合わせて洗濯しないといけない。汚れを取るだけでなく、衣服をケアするという観点で洗濯すべき。洗濯を通して服を長持ちさせるという思想が日本には根付いていない」と中村氏。

ミーレの洗濯機は、繊維の種類ごとに水温や回転数、時間を変えるプログラムが組まれており、そこにオリジナル洗剤を加えることで、より衣服にやさしい洗濯ができるようになっています。「衣服を洗うという行為に対して、ミーレの洗濯機はものすごく幅がある。洗濯のクリエイティブが発揮できる洗濯機と言えます」(中村氏)。

ミーレの洗濯槽はハニカム構造で衣類にやさしい洗い方ができる。バラも洗えるほどのやさしさだという

ミーレの洗濯槽はハニカム構造で衣類にやさしい洗い方ができる。バラも洗えるほどのやさしさだという

ドラムに空いている脱水穴が小さいので衣類の挟みが少なく布痛みを抑えられる。衣類をケアするというミーレの思いが込められたドラム槽

また、乾燥機に関しても同様の感想が寄せられました。「一般的な乾燥機は、乾燥が終わってそのままだけど、ミーレはクールダウンモードに入って槽内の温度を下げる。過乾燥でタオルがパリパリになることがない。洗濯機から乾燥までちゃんと繊維のことを考えており、我々の思想であるタオルを育てる文化を作れるのがミーレの製品」(阿部社長)。

乾燥機のハニカムドラムもエアークッション効果で衣類を摩擦から守る

乾燥機のハニカムドラムもエアークッション効果で衣類を摩擦から守る

とかく忙しい現代人、もちろん洗濯に関しても機械に全てを任せて楽をしたくなります。しかし、お気入りの洋服を長く着たいという思いは誰しも持っているのではないでしょうか。ミーレの洗濯機はデザイン性にすぐれるだけでなく、大切な衣類をやさしく洗える多彩なプログラムと構造、さらに自分流の洗濯が作れるカスタマイズ性を持つのが魅力。憧れる女性が多いのもうなずけます。

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。家電製品のフリーペーパーを発行しつつ、ライターとしても活動中。得意分野は家電流通、生活家電。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画。

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