レビュー
すっきりコンパクトなデザインで、早く乾いて、しかも安い

SALONIA「スピーディーイオンドライヤー」で“家電のシンプル化”がはかどる!

近年、シンプルで生活感が少ない家電製品への需要が高まっています。I-ne「SALONIA スピーディーイオンドライヤー SL-013」(以下、SL-013)はとてもシンプルでコンパクトなドライヤーですが、意外にも最大2.3m3/分という、しっかり大風量の速乾タイプ。しかも定価4,980円(税別)というお手頃価格で、推せる要素満載です。1週間ほど使って使用感をチェックしました。

カラーはブラック(手前)とホワイト(奥)。どちらもマットな質感で高級感があります

カラーはブラック(手前)とホワイト(奥)。どちらもマットな質感で高級感があります

あの大人気シャンプー「BOTANIST(ボタニスト)」のメーカーが作ったドライヤー

「SL-013」の魅力はまず、そのデザインです。ドライヤーは美容家電カテゴリーということもあり、ピンク系やパール調など女性向けカラーが多く、曲線的なシルエットの製品が多いのが現状。それはそれで素敵なのですが、「シンプルなデザインの家電でそろえたい」という人にとっては、存在感が強いと感じられることも。また、スタイリッシュなドライヤーを見つけたものの、今度は価格が折り合わない。なんていう経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなドライヤー市場において、マットな質感のモノトーンカラーと、すっきりコンパクトなシルエット。大風量で、しかもお手頃価格という「SL-013」の“ちょうどよさ”は、ありそうでなかったものではないでしょうか。

サイズは202(幅)×75(奥行)×199(高さ)mm(使用時、ノズル装着時)。重さは495gで、コード長は1.7m。消費電力は1,200W。一般的なドライヤーよりひと回りコンパクトな印象です。ハンドル部分は折りたたみ可能

実は「SL-013」を販売しているI-neは、2015年に登場後、SNSを中心に大ヒットし、現在では定番人気となっているシャンプー「ボタニスト」シリーズで知られるメーカー。「SL-013」のデザインは、「ボタニスト」シリーズの、シンプルだけどさりげなくおしゃれで万人受けする「あの有名なパッケージ」に通じるものがあります。

「ボタニスト」シャンプーと「SL-013」の、清潔感漂う組み合わせ。あわせて使いたくなります

「ボタニスト」シャンプーと「SL-013」の、清潔感漂う組み合わせ。あわせて使いたくなります

定価4,980円(税別)なのに大風量で、機能もシンプル

肝心のドライヤーとしての性能ですが、「SL-013」の最大の特徴は、最大2.3m3/分という風量の多さ。近年では2.0 m3/分以上のドライヤーも珍しくないですが、この価格とサイズで最大風量2.3m3/分というのは新鮮です。本体の重さはノズル・コード込みでも約495gで、筆者が知る限り、最大風量2.0m3/分以上のドライヤーで重さが500gを切るのは、「SL-013」とカドークオーラ「BD-E1」のみです(2019年8月時点)。

運転モードは、TURBO(ターボ)、SET(セット)、COOL(クール)の3つというシンプル設計。低めの温度(80℃程度)で頭皮や髪を過度な熱から守りながら乾かせる「スカルプモード」の類は搭載されてませんが、「SL-01」はターボ時(速乾ノズルなし)の風温が80℃なので、速乾性は多少損なわれるものの、この点はクリアできます。逆に、高めの温度でより早く乾かしたいという場合は、速乾ノズルを装着することで吹き出す風温が103℃になるので、速乾ノズルを装着して使用すれば解決。なお、最大風量2.3m3/分になるのは、ノズルを装着してTURBOで使用している時です。

「SL-01」の速乾ノズルは本体カラーと同色なので、装着してもデザインが損なわれないのもいいところ。むしろ速乾ノズルを付けることでシルエットが完成されます

TURBO(ターボ)、SET(セット)、COOL(クール)の3モードをスライドスイッチで調整するベーシックな仕様

TURBO(ターボ)、SET(セット)、COOL(クール)の3モードをスライドスイッチで調整するベーシックな仕様

「風の勢いはそこまでじゃないかも」と思ったけど……

入浴後に使用してみたところ、タオルドライ後の髪の毛(セミロング)が完全に乾くまでにかかった時間は、約6分35秒(3回テストした平均)でした。職業柄、大風量のドライヤーを試用させてもらう機会が多く、筆者の頭部は2.5m3/分の大風量でも驚くことはないのですが、それを差し引いても、風の「勢い」自体はそこまで強くないと思いました。たとえばダイソン「Dyson Supersonic」のような、直線的で勢いのある「いかにも強い風」に慣れていると、物足りなさを感じるかもしれません。

同じ風量でも吹き出し方で印象はだいぶ変わってくるので、風量がどうこうというより、感じ方の問題かもしれません

しかしながら、大切なのは体感ではなく速乾性。今回は試しに「Dyson Supersonic」と比較してみたところ、タオルドライした髪が完全に乾くまでにかかる時間の差は+20秒ほど(3回テストした平均)でした。意外と言ってはなんですが、ちゃんと早く乾いているのです。

ただ、「Dyson Supersonic」との比較に関していえば、「Dyson Supersonic」よりも風の温度が高いので、頭皮に熱がこもりやすく、冷風での仕上げには「Dyson Supersonic」使用時より多少時間がかかるという面はあるかもしれません。とはいえ、この価格、このサイズでこの早さ。不満はありません。

からみやすい毛先もするっと手ぐしが通る! マイナスイオン効果もしっかり感じます

「SL-013」には、マイナスイオン機能も搭載されています。近年のドライヤーには、「○○イオン」という独自ネーミングがされてその期待効果を大きくアピールしているものが多い中、「SL-013」の製品ページには「マイナスイオン機能」とさらっと記載があるだけ。「とりあえず付けているのかな」くらいに思っていたのですが、こちらもよい意味で予想を裏切られました。

まず、使用し始めにふわっと「イオンぽい」ニオイ(オゾン臭?)を感じます。感じ方は個人差がありますが、不快なニオイではありません。むしろ、マイナスイオン効果への期待が高まるプロローグです。

マイナスイオン機能を搭載していないドライヤーを使用していると、筆者の髪は毛先がからんで手ぐしが通らないのですが、「SL-013」の使用中は毛先まですんなり指が通ります。仕上がりもべたつくことなく、表面はさらっとパウダリー。「ヘアトリートメントをつけなくてもいいんじゃないかしら」と一瞬思ったくらいです。

筆者の髪はパーマがかかっているので、しっとりつるつるというより、ふわふわパウダリーな仕上がりでした。ストレートヘアの人なら、もっとつるっとなめらかに仕上がるのではないでしょうか

「こういうドライヤーが欲しかった」という人は多いのでは

「特別な機能はいらないけど早く乾かせて、手頃な価格で、シンプルなデザインのドライヤーが欲しい」。多くを求めていないように思えますが、この条件に合う製品はこれまで見当たらなかったので、「SL-013」は絶妙なツボを突いてきたと言えます。

もちろん、多様な機能を搭載した高価格帯の製品にはそれなりの理由があり、高価格帯ならではの使用感を得られます。そのため、どれが最適解という単純な順位付けはできません。ただ、この価格でこの使用感なら、「SL-013」はなかなか満足度が高い製品。多くを求めてはいないシンプル愛好家の方、「SL-013」のデザインが気に入ったなら、「買い」だと思います。

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大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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