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室内機内部にカビを発生させない新機能も搭載

室外機も自動でお掃除! 凍らせてエアコン内部をキレイにする日立「白くまくん」がさらに進化


エアコンの掃除というと室内機のことを指すのが大半ですが、室外機も汚れたままにしておくと、能力が低下したり、ムダな電気代がかかってしまいます。そんな“室外機の汚れ”に着目し、業界初の新機能を搭載した日立「白くまくん」プレミアム Xシリーズが登場。発表会で見てきた詳細を紹介します。

「白くまくん」プレミアム Xシリーズは、6〜29畳用の11機種(市場想定価格は25〜40万円前後)がラインアップ。2019年10月下旬発売予定です

室外機に自動お掃除機能を搭載

「白くまくん」プレミアム Xシリーズは、本来、業者に依頼しなければできない室内機のフィルターの奥にある熱交換器やファンの掃除を自動で行う機能が搭載されているのが特徴。フィルターがあればホコリはブロックされると思われるかもしれませんが、実際にはフィルターだけでは防ぐことができず、熱交換器やファンにまで到達してしまうそうです。

約9年間使用した室内機の内部。熱交換器の上部にホコリが積もっています

約9年間使用した室内機の内部。熱交換器の上部にホコリが積もっています

前面にも汚れがたっぷり。見やすいように外していますが、本来はプレフィルターが装備されているものの、そのプレフィルターを通過して、このようにホコリは熱交換器に付着してしまいます

今やエントリーモデルにも搭載されているほど一般的なプレフィルターの自動お掃除機能が装備されていたとしても、熱交換器にまで付着してしまった汚れは落とせません。そこで日立は、2017年に、室内機の熱交換機を凍らせ、その霜を溶かして汚れを洗い流す「凍結洗浄」機能を採用。さらに、2018年には熱交換器のさらに奥にあるファンに付着したホコリも落とす「ファンロボ」も装備しました。どちらの機能もお手入れが必要なタイミングに自動で行われるようになっており、汚れはドレン水として排出されるので手間もかかりません。

凍結洗浄の様子。熱交換器を凍らせるのにかかる時間は約20分。その後、約10分で解凍し、約30分かけて乾燥運転が行われます

<関連記事>「凍結洗浄」のくわしい仕組みが知りたい人は2017年モデルの記事をチェック!

「ファンロボ」は、ファンに沿うように装備されたブラシでファンに付着した汚れをかき取ります。しかも、室内にゴミが放出されないようにファンは逆回転になるように工夫。その後、凍結洗浄することでブラシに付いた汚れもすべて洗い流されます

<関連記事>「ファンロボ」のくわしい仕組みが知りたい人は2018年モデルの記事をチェック!

新モデルでは、この機能が室外機にも応用されました。室外機の熱交換器を凍らせてから霜を溶かし、汚れごと洗い流す仕組みは室内機の凍結洗浄と同じですが、室内機のようにフィルターを装備しない室外機には、より大きなゴミが付着するもの。そこで、凍結洗浄する前に、ファンを逆回転させて大きなホコリを取り除くという2段階の自動お掃除機能を組み込みました。

約3年使用された室外機には、ホコリだけでなく、繊維っぽいゴミもびっしり! 新モデルに搭載された室外機の自動お掃除機能は、凍結洗浄の前にファンを逆回転させて大きなゴミを剥がし取ります(下の動画参照)

大きなゴミを取り除いてから、室内機と同じように凍結洗浄がスタート。下の動画のように凍っていき、その後、解凍する際に汚れが引き剥がされて流れ落ちます

ファンを逆回転させて大きなゴミを取り除く運転はエアコンの運転停止後に毎回行われ、凍結洗浄は約2か月に1回の頻度で実行されます。また、ファンを正回転、逆回転させることで室外機の設置空間を識別する機能も搭載。室外機は開放された場所より、ベランダなどのように囲まれた場所に設置されたほうが汚れやすいため、その汚れやすさに応じてファンの回転数を抑制し、ムダのないパワーで掃除できるように工夫されているといいます。

室外機の自動お掃除機能と室内機の凍結洗浄、ファンロボを使用すると、何も手入れしない時よりもむだな電気代が約7%削減できるとのこと

室内機はカビ対策を強化し、進化

室外機に凍結洗浄が採用されただけが、「白くまくん」プレミアム Xシリーズの進化点ではありません。新モデルはさらに室内機内部のキレイを追及すべく、「カビバスター」機能が搭載されました。「カビバスター」機能とは、運転中だけでなく、停止中もセンサーで室内機内部のカビの状況をモニタリングし、カビの発生を抑制するもの。カビが繁殖しやすい温度・湿度領域(室温5〜45℃、湿度70%以上)の状態が累積24時間になると、プラズマイオンを室内機内部に放出し、カビが成長する前に先制攻撃してカビの発生を抑えます。しかし、それでもカビ胞子やカビ菌は完全に防げるわけではありません。室温5〜45℃、湿度70%以上の領域が累計168時間になると、今度は熱交換器を熱くし、室内機内部を約20分間、40℃以上、湿度30%以下にすることでカビを死滅せます。

カビは、エアコンをあまり使わないシーズンオフのほうが繁殖しやすいのだそう。「カビバスター」は運転していない時にも見守っていてくれるので、エアコンを久しぶりに使う際にイヤなニオイがするという事態も防げそうです

ちなみに、「カビバスター」の有無で、下の動画のようにエアコン稼働時に吹出口から放出されるカビの量は大きく異なってくるといいます

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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