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低温調理器や発酵食品メーカーなど複数の性能を集約したマルチな調理家電

1万円台で買える! ローストビーフやドライフルーツも作れる「低温コンベクションオーブン」


近年人気の低温調理をはじめ、発酵食品やドライフード作りもできてしまう「低温コンベクションオーブン TSF601」(以下、TSF601)をテスコムが発表(2019年11月22日発売予定)。低温調理器や発酵食品メーカー、ドライフードメーカー、ノンオイルフライヤー、トースターといった複数の調理家電の能力を備えながら、市場想定価格14,800円(税別)と非常にお手ごろな価格設定も魅力です! メディア向け勉強会で見てきたTSF601の特徴を紹介しましょう。

低温コンベクションオーブンとは?

ヒーターからの熱をファンによる送風で対流させるコンベクションオーブンは、庫内の温度ムラを抑えることができ、ヒーターのみの加熱よりも食材の中まで火を通しやすいという特性があります。今回発表されたTSF601も基本的な仕組みは同じ。上下に2本ずつのヒーターを装備し、庫内奥にあるファンで熱風を対流させます。ただ、大きく違うのは35℃という非常に低い温度が設定でき、かつ、最大12時間の連続加熱が行えること。ここまで低温で長時間加熱できるコンベクションオーブンは、ほかにはないといいます。

サイズは346(幅)×243(高さ)×395(奥行)mmで、25cmのチルドピザや食パンを1度に4枚並べられる庫内サイズを確保。最大消費電量は1,200Wです

ヒーターは石英管ですが、中にあるヒーター線は1,000℃以上になっても問題ない耐久性を備えたものを採用

ヒーターは石英管ですが、中にあるヒーター線は1,000℃以上になっても問題ない耐久性を備えたものを採用

庫内奥にある穴から風が放出されることで、熱風が対流します

庫内奥にある穴から風が放出されることで、熱風が対流します

ファンはオン/オフできるようになっており、「低温」「低温+ファン」「高温」「高温+ファン」「トースト」という5つの加熱方法を使い分け可能。「低温」モードで低温調理や発酵食品作り、「低温+ファン」モードでドライフード作り、「高温」モードでグラタンなどのオーブン調理、「高温+ファン」モードでノンオイルフライ調理というように、さまざまな調理が楽しめます。

「低温」「低温+ファン」「高温」「高温+ファン」「トースト」の5モードを搭載

「低温」「低温+ファン」「高温」「高温+ファン」「トースト」の5モードを搭載

低温加熱と高温加熱で温度帯が大きく異なるため、それぞれに温度調節のダイヤルが設けられています。低温は35〜70℃(5℃刻み)/80/90℃で、高温は100/120/140/160/180/190/200/210/220/230℃で設定可能

操作部がダイヤル式なのでアナログな印象を受けますが、温度はマイコン制御で非常にシビアに設定しているのだそう。温度調節ダイヤルの裏に装備したサーモスタットで温度制御をしているオーブントースターやコンベクションオーブンもありますが、この仕組みでは庫内温度を正確に検知するのが難しいことから、TSF601は温度センサーを採用。庫内の温度を的確に制御することで、わずかな温度差が大きく影響する低温調理からこんがりと焼き上げる高温調理まで、幅広い温度の調理を安定して仕上げられるようにしたといいます。

庫内側面に配置された温度センサーで庫内の温度をチェックし、設定温度に保たれるように温度を制御

庫内側面に配置された温度センサーで庫内の温度をチェックし、設定温度に保たれるように温度を制御

最大12時間加熱し続けられるTSF601は、不在時に稼働し、帰宅すると完成しているという“ほったらかし”調理もできます。ただ、高温で長い時間加熱し続けた場合、火事になるおそれも。そこで、長時間の設定ができるのは「低温」モードまたは「低温+ファン」モードのみに限定。「低温/低温+ファン」モードは5分〜12時間の間でタイマー設定できますが、100℃を超える「高温/高温+ファン」モードでは30秒〜60分の設定に限定することで、高温で長時間加熱してしまう誤操作を防ぎます。

設定できる温度や時間が低温と高温で分けられているので、ユーザーは深く考えることなく設定すればOK。操作方法は、下の動画をチェックしてください。タイマー設定後、点滅が点灯に変わったら加熱がスタートします

低温加熱で作れるメニューを試食してきた!

会場では、「低温」モードと「低温+ファン」モードを使った調理の一例が披露されました。なお、低温での加熱は、立ち上がり時に高温にならないように調節されており、かつ、加熱中も一定の温度がキープされるように制御しているそうです。

平たい網と脚の付いた網、そして深さのあるトレイが付属するので、これらを使って調理します

平たい網と脚の付いた網、そして深さのあるトレイが付属するので、これらを使って調理します

●甘酒(低温モード)

甘酒やヨーグルトなどの発酵食品は「低温」モードで調理。液体のものは、別途、深さのある耐熱容器を用意し、付属のトレイに載せて加熱します。

米こうじに60℃くらいのお湯を注ぎ、混ぜてから耐熱容器に流し入れます

米こうじに60℃くらいのお湯を注ぎ、混ぜてから耐熱容器に流し入れます

耐熱容器にアルミホイルをかぶせ、付属のトレイに載せて庫内にセット

耐熱容器にアルミホイルをかぶせ、付属のトレイに載せて庫内にセット

「低温」モード→60℃→6時間と設定したら、あとはおまかせ!

「低温」モード→60℃→6時間と設定したら、あとはおまかせ!

事前に6時間加熱しておいた甘酒がこちら

事前に6時間加熱しておいた甘酒がこちら

食べてみると、やわらかいながらも食感があり、トロトロとしています。実は、甘酒を食べたことがないので正解がわからないのですが……かなり甘くてびっくりしました

なんでも、甘酒とはけっこう甘いものらしく、筆者のように抵抗がある人も多いのだそう。そこで、作った甘酒を使って作れるメニューを紹介するレシピも付属。ほかにも、TSF601で作ったローストビーフやヨーグルト、焼き野菜などを用いたアレンジメニューがたくさん紹介されています

低温で豚肉を加熱した「豚肉のコンフィ」も試食で提供されました。豚肉のコンフィは油で煮込む料理ですが、TSF601で作ったのはもっとライトなもの。カットした豚肉と玉ねぎに塩コショウとオリーブオイルをかけ、アルミホイルで包んで庫内にセット。65℃に設定し、12時間加熱したものが下の写真です。

普通、12時間も加熱したら硬くなりますが、低温だとやわらかいまま! むしろ、ジューシーさが増したのではないかというくらい濃厚な味わいで、今回の試食で1番おいしかったです

●ドライフルーツ/ドライベジタブル(低温+ファンモード)

果物や野菜を温風で乾燥させて作るドライフードは、手作りすれば自分好みの硬さで作れるのも魅力。高い温度に設定すれば短時間で完成しますが、変色しやすいので、水分が多いものは低い温度で長時間加熱するのがおすすめなのだそう。

時間のかかる調理なので、網を2枚使用。約3mmの厚みに輪切りしたフルーツを並べます

時間のかかる調理なので、網を2枚使用。約3mmの厚みに輪切りしたフルーツを並べます

付属の網1枚には脚が付いているので、写真のように同時にセット可能

付属の網1枚には脚が付いているので、写真のように同時にセット可能

フルーツによって加熱時間が変わるため、柑橘系など系統は揃えたほうがいいとのこと。今回は、「低温+ファン」モード→80℃→4時間に設定しました

こちらも、事前に作っておいたものが登場。筆者は過去にドライフルーツメーカーでドライフルーツを作ったことがありますが、茶色に変色してしまったので、乾燥させる前のキレイな色が残っていることに衝撃を受けました

このように乾燥させたフルーツをラッピングすれば、ちょっとしたプレゼントに!

このように乾燥させたフルーツをラッピングすれば、ちょっとしたプレゼントに!

また、野菜のマリネに入れるのもいいとのこと。乾燥させているので水分が出ないだけでなく、野菜から出る水分をドライフルーツが吸収してくれるので、水っぽくならないのだといいます。サラダにも応用できそうですね

そして、テスコムのスタッフの耳もとと胸もとにドライフルーツっぽいアクセサリーを発見!

そして、テスコムのスタッフの耳もとと胸もとにドライフルーツっぽいアクセサリーを発見!

ずっと気になっていたのですが、なんと、TSF601で作ったドライフルーツをUVレンジ液で硬化させてアクセサリーにしたのだそう。すごくかわいい! 変色せずに乾燥させられるからこそできることですね

果物や野菜だけでなく、肉を乾燥させてジャーキーにすることもできます。硬さだけでなく、好みの味付けで作れるのもポイント!

ビーフジャーキーと砂肝ジャーキーを試食しましたが、けっこう硬めで、噛むほどに味わいが増しておいしい! 塩コショウのみの味付けということですが、塩分控えめで健康によさそう

低温での調理は数時間加熱するため、電気代が高くなるようなイメージがありますが、常にヒーターがオンになっているわけではありません。必要のない時にはヒーターはオフになり、温度が下がってくるとオンに切り替わるので、たとえば、60℃の設定で6時間加熱しても電気代は8.9円しかかからないそうです。

高温加熱やトーストモードもなかなか優秀っぽい

低温加熱を中心に紹介してきましたが、TSF601は「高温」モードでオーブン調理、「高温+ファン」モードでノンオイルフライを作ることもできます。

「高温+ファン」モードで作ったチキンのカレーフリッター。油で揚げていないので、冷めても衣がサクサク!

「高温+ファン」モードで作ったチキンのカレーフリッター。油で揚げていないのでヘルシーなのはもちろんですが、冷めても衣がサクサクなのでお弁当にもよさそう

最後に紹介するのは「トースター」モード。素早く立ち上げながらも、焼きムラなく、両面がキレイに焼けるように専用モードを用意したといいます。試しに加熱をしてみたところ、1秒も経たずにヒーターが赤くなり始めました(下の動画参照)。また、表裏の片方が焦げてしまわないように、上下のヒーターの発熱量のバランスを調節して加熱しているそうです。

試食したトーストは冷めていたため、正確な食感の感想はお伝えできませんが、クラムもクラストもサクサク。食欲をそそる焼き色なので、焼き立てをぜひ食べてみたい!

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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