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空気清浄機のプレミアムモデル「KI-LP100」と同等性能

シャープから、空気清浄機としての業界基準をクリアした新エアコン「Airest」登場


シャープより、“プラズマクラスターエアコン”の新モデルとして、空気清浄性能を高めた「Airest(エアレスト) L-Pシリーズ」(以下、Airest)が発表されました。適用床面積の広さ別に以下の4機種をラインアップし、2019年12月19日から発売されます。おなじみのプラズマクラスター技術を搭載したさまざまな家電を手がけてきたシャープが提案する、新しいルームエアコンのスタイルです。

・「AY-L40P」想定実売価格26万円前後(税別)/主な適用床面積14畳(冷暖房とも)
・「AY-L28P」想定実売価格24万円前後(税別)/主な適用床面積10畳(冷暖房とも)
・「AY-L25P」想定実売価格23万円前後(税別)/主な適用床面積8畳(冷暖房とも)
・「AY-L22P」想定実売価格22万円前後(税別)/主な適用床面積6畳(冷暖房とも)

エアコンながら、空気清浄機の業界基準をクリア

今回発表されたAirestを簡単に言うと、冷房・暖房・除湿といった従来機能を備えるエアコンに、空気清浄機能を搭載した製品です。シャープは本製品を、「空気清浄機と呼べる、唯一のエアコン」(2019年12月現在)とアピール。というのも、ただエアコンに搭載される空気清浄性能を高めたというだけではなく、Airestは空気清浄機としての業界基準JEM1467「集じん効率70%以上、騒音値50dB以下」をクリアしているのです。その空気清浄能力は、シャープ空気清浄機のプレミアムモデル「KI-LP100」と同等だそう。

冷暖房や除湿をしながら同時に空気清浄を行うのがポイントですが、冷暖房および除湿機能をオフにすれば、単体の空気清浄機としても使用可能です。冷暖房がいらない季節は「エアコン型の空気清浄機」になります。

特徴的なパネルデザインが目を引くAirestシリーズ。さすがに床面に落ちているホコリや花粉を吸い込むのは、従来の床置き型の空気清浄機のほうが適しているようですが、天井近くに設置するエアコンで空気清浄もできることをメリットに感じる人は多いのでは

リモコンの「空気清浄機」ボタンを押せば、一発で空気清浄機能が運転開始。ちなみに、冷暖房をオフにして空気清浄機能だけを使うことはできますが、空気清浄機能をオフにして冷暖房だけを使うことはできません

▼空気清浄機と同じ「シロッコファン」搭載で集じん力アップ

Airestが空気清浄機の業界基準をクリアしたポイントは、同社の空気清浄機に搭載される「シロッコファン」を応用した新設計にあります。一般的なエアコンに搭載されるファンは吸い込む力が弱いため、エアフィルターの上に集じんフィルターを取り付けるとエアコン本来の機能である送風量が落ちてしまいます。

Airestは吸引力の高いシロッコファンを使うことで、本体上部にある空気の吸い込み口すべてを「集じん脱臭フィルター」で覆う構造を実現。これにより、本来のエアコン性能を維持しながら、同時に空気清浄機としての集じん効率を高めることに成功しました。

公式発表によれば、空気清浄適用床面積は全機種とも55畳で、8畳空間を5分で清浄するスピードとパワーを備えています。運転時には、空気清浄機と同じくニオイ/ホコリセンサーで室内状況を検知。1cm3あたり5万個以上までイオン濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」を2基内蔵し、PM2.5や浮遊カビ、浮遊菌に加え、タバコ臭などの生活臭も除去すると言います。空気清浄機能を使った場合の電気料金目安は、1時間あたり約0.4円とのこと。

従来のエアコン製品とAirestの構造比較

従来のエアコン製品とAirestの構造比較。Airestは、本体上部にある空気の吸い込み口すべてを「集じん脱臭フィルター」で覆う構造に

Airestは、空気清浄機で使用される吸引力の強い「シロッコファン」を4連で搭載。集じん脱臭フィルターで吸い込み口を覆っても、問題なく送風できるようになりました

こちらが、Airestに採用される集じんフィルター。ちなみにHEPAではありませんが、HEPAと同等程度にフィルター性能を高めたものとのこと

プラズマクラスターユニットは左右内部に1基ずつ搭載しています。交換目安は、Airestを1日中運転させている場合で2年ほどとのこと

本体下部には、室内のニオイとホコリの有無をキャッチするセンサーを搭載

本体下部には、室内のニオイとホコリの有無をキャッチするセンサーを搭載

本体フロントのライトの色で、室内の汚れ状態を視覚的に教えてくれます

本体フロントのライトの色で、室内の汚れ状態を視覚的に教えてくれます

Airestの吸引力の高さについては、以下の動画をご覧ください。左がAirestで右が従来モデルのエアコンですが、Airestのほうがグングンと煙を吸い込んでいく様子がわかります。

▼エアコン内部の清潔性も追求

また、Airestはそもそもホコリや湿度が内部に留まりにくい設計とすることで、カビが繁殖しにくいように工夫されているのもポイント。まず上述の集じんフィルターにより、室内機内部に侵入する細かいホコリの量が、従来の同社製エアコンと比較して99%も抑制されているそうです。加えて、熱交換器を吹き出し口に配置する新設計とすることで室内機内部の温度上昇を抑え、結露の発生とカビの発生を抑制しています。

こちらの画像は、室内機上部の吸い込み口にチョークの粉をまいた実験。従来モデルは吸い込んだチョークの粉が内部にまで浸透してしまっていますが、Airestの内部にはほとんどチョークの粉が入っていません

吹き出し口の手前に熱交換機を配置する新設計により、エアコン内部を室内機室内とほぼ同湿度に保つとのこと。これにより、エアコン内部のカビ繁殖を抑えます

独自の「ロングパネル気流制御」で部屋全体に風を届ける

Airestは、もちろん通常のエアコン機能としても快適性を高めています。暖房時は足元方向に、冷房時は天井方向に風を向ける設計で、体に風が直接あたりにくいよう工夫されており、気流到達距離は13mを確保しました(2.2kW急速運転時)。

冷房時は天井方向に、暖房時は足元方向に送風する「上下開きロングパネル」による気流制御で、広いエリアに風を届けます

そのほか、気象予報を活用したクラウドAI制御によりリアルタイムの天気や気候を把握し、睡眠時と日中それぞれで最適運転を行う機能も

お手入れもラクラク!

さて、空気清浄機というと、集じんフィルターのお手入れが必要になります。Airestももちろんそうなのですが、本製品の集じん脱臭フィルターは、上部からスルッと引き出すだけで取り外せるようになっています。シャープの公式発表によれば、6か月に1度くらいのペースでこのフィルターを引き出し、掃除機などでホコリを吸い取ればOKとのこと。面倒なフィルター掃除の方法もできるだけ簡単にできるよう配慮されているのはうれしいですね。

フィルターの取り外しは、引き出すだけの1アクション

フィルターの取り外しは、引き出すだけの1アクション

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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