ジダラキング
アイロンがけが面倒くさい!

アイロンなしで衣類のシワをピシッと解消! 「アイロンいら〜ず2」実力チェック

本連載は、「自堕落に寝て暮らすための便利ツール探求」がメインテーマ。

そのため基本的には、ゴロゴロと家の中で寝て暮らしたい人に役立つ記事を書いているつもりです。ただ、自宅で寝たまま引きこもりっぱなし、というのは現実問題として難しいわけで。

泣くほどダルいけど、仕事をしないと寝るための家賃も稼げない。寝て過ごすためには起きて働かないといけない、というおかしな状態。世界はバグに満ちています。

また困ったことに、「仕事で外に出るときに、シワシワのシャツを着ていてはいけない」という謎ルールがあるじゃないですか。洗濯したシャツなんて普通に干したらシワになるのは当たり前なのに、それは社会的なルールとして許されない。これもまたバグですよ。

だからといって、いちいちアイロンをかけていたら、ゴロゴロ&ダラダラ過ごす時間が減る。世の中がバグっているせいで、自分のリラックスタイムが減るとか、ありえなくないですか? たぶん全員が、ARグラスとかかけて生活するようになれば、相手のシャツのシワを視覚補正してパリッとさせて見せる、ぐらいにはなると思うんですが、まだそんな未来は遠そうだし。

そこでひとまず、アイロンがけをせずにパリッとしたシャツを着るための最新ツールを使って、未来が来るまでやり過ごそうと思います。今回紹介する製品は、残念ながら見た目では未来感がやや薄いですが、使ってみたら意外とデキるヤツでした。その名も、衣類乾燥機「アイロンいら〜ず2」(サンコー)。なんと、これで乾かしたシャツは、シワがピシッと伸びてアイロン不要! という、商品名そのまんまなヤツです。

衣類を乾燥しつつ、シワを伸ばす「アイロンいら〜ず2」。吊り下げ型だった初代「アイロンいら〜ず」に対し、据え置き型の本機はより使いやすくなりました。公式オンラインショップ価格は、12,800円(税込)

本体は、小型の布団乾燥機サイズという感じで、「まぁワンルームに置いてもなんとかなるかなー」ぐらいの大きさ。アイロンをかける際にはアイロン台を広げるスペースが必要だと考えれば、このサイズ感は及第点としましょう。

ただ、もちろんこの状態では、シャツのシワ伸ばし乾燥は利用できません。本体に「シャツ乾燥エアバッグ」を装着しつつ、フレームを組み上げる必要がありますます。ここがちょっと手間っちゃ手間。

先にシャツ用エアバッグを装着しないと、フレームが組めない構造です。これがちょっと面倒!

先にシャツ用エアバッグを装着しないと、フレームが組めない構造です。これがちょっと面倒!

暗いところで見たら「ヒッ」と声が出そうな、“お化けみ”のあるフォルム。シャツ用エアバッグはLとMサイズ用の2枚が同梱されます

そこにシャツを着せます。すそは、付属のクリップで前後4か所を固定

そこにシャツを着せます。すそは、付属のクリップで前後4か所を固定

これで、シャツ乾燥の準備完了!

エアバッグにシャツを着せてボタンをすべて留めたら、乾燥タイマー兼スイッチを回すと……。

おおおおおおー。

本体から風が吹き出す音とともに、シャツが見る見るふくらんでいきます。スタートから数秒も経たないうちに、胴体からそで、そして首回りまでパツンパツンに。このビジュアル、数年前になんかの映画で観たなーという気がしたんですが、たぶん「ベイマックス」だな。

スイッチ兼タイマーはダイヤル式。夏場や温風乾燥が難しい衣類には送風モードも使えます

スイッチ兼タイマーはダイヤル式。夏場や温風乾燥が難しい衣類には送風モードも使えます

「パツーン!」と音がしそうなほどにふくらんだシャツ

「パツーン!」と音がしそうなほどにふくらんだシャツ

エアバッグが首回りまでふくらみ切ったら、エリを立ててやりましょう。そのままだと首回りだけがじっとり生乾きになります。

あと、そでや胴回りなどにふくらみジワができているなと思ったら、手でちょいちょいと引っ張ってやるとよい感じに。うん、もうこの時点で「アイロンいらなそうだな」という予感バリバリ。

ふくらみジワを取りつつ、エリを立てる。あとはタイマーが止まるまでボーッとしていましょう

ふくらみジワを取りつつ、エリを立てる。あとはタイマーが止まるまでボーッとしていましょう

タイマー設定時間になると、スイッチが切れて温風が止まります。所要時間は、化繊のワイシャツなら温風で30分ほど。これなら、夜のうちに洗濯しといたシャツを朝起きてから乾かす、というのもできそう。

で、乾燥が完了したシャツをエアバッグから抜き取ってみると……、うん。いいんじゃないですか!

正直、アイロンをしっかりかけたパリッと感には劣ります(エリとか)。でも、ノンアイロンシャツを干しただけだとヨレが気になるボタンホール周りやそで口も、きれいにピンと張って気持ちいいです。

乾燥ビフォーアフター。目立つシワはほぼなしです

乾燥ビフォーアフター。目立つシワはほぼなしです

さらに効果的なのは、普通に干しただけだと絶望的にシワの出る綿100%のシャツ。化繊よりは乾燥時間がかかります(60〜90分)が、タイマーかけて放置しておいただけで、胴からそでまで「ピッシーッ!」とやたら美しく仕上がるのには感動しました。これはスゴい!

僕はユニクロの「オックスフォードシャツ」の肌触りが好きで、何枚か着回しているんですが、あれ、厚手なこともあって洗濯ジワがなかなか取れない……。毎回げんなりしながらアイロンをかけていたんですが、もうこれでエエやんって感じです。

ユニクロの綿100%シャツを改造したオリジナル「文具シャツ」。洗うたびにアイロンをかけるのが本当に面倒だった……

タイマーをセットして放置しておくだけで、シワが「スパッ!」と解消されます。最高

タイマーをセットして放置しておくだけで、シワが「スパッ!」と解消されます。最高

あと、乾燥作業にひとつうれしいオマケがあります。

乾いたシャツを取り出したあと、エアバッグのジッパーを開けてみてください……。なんと、中で靴下も乾いているではありませんか! やったね(いや、もちろん入れるのは自分でやったんですが……)!

エアバッグの中には、うれしいオマケ付き!

エアバッグの中には、うれしいオマケ付き!

エアバッグを外すと、中はハンガーのような感じ。30分で冬物の厚手靴下もちゃんと乾きました

エアバッグを外すと、中はハンガーのような感じ。30分で冬物の厚手靴下もちゃんと乾きました

フレーム肩周りのハンガー部分には、ピンチが4つ装着可能なので、靴下やハンカチ、下着などの小物をシャツと同時に乾かすことができる構造になってます。干せる量は少ないけれど、これは地味に時短できますね!

また、フレームからハンガーを外してパンツ用エアバッグを装着すると、この通り、デニムなども乾燥させられます(厚手のデニムで乾燥時間100分)。

乾かしているところを、事情を知らない人に見られたら、通報やむなしの危険なビジュアル。完全に犬神家です

乾かしているところを、事情を知らない人に見られたら、通報やむなしの危険なビジュアル。完全に犬神家です

「ベイマックス」から一転して「犬神家の一族」。ビジュアルの不気味さは倍増ですが、パンツ類が型崩れの心配なく確実に乾かせるのはありがたいことでしょう。

縮みが怖いスキニーパンツは、乾燥時間を半分ぐらいにして、生乾きの状態で自然乾燥させたほうがいいかも。

ぶっちゃけ、試用する前は「『アイロンいら〜ず』とか言って、結局は『やっぱりアイロンい〜る』みたいなオチじゃねぇの」と思ってました。ほんとゴメン。

確かにエリまでピシッとさせたいならアイロンは必要かもしれませんが、個人的にはこれで十分です。少なくとも、“アイロンがけの手間”と“ゴロゴロ寝ている時間”を天秤にかけられるタイプの人なら、おそらく問題ないレベルのはず。

身支度は寝てる間に機械任せ。これこそ「自堕落キング」が望むものですよ。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

関連記事
価格.comマガジン タイムセール
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る