レビュー
バレンタインデーにシェーバーを贈るのもいいのでは?

高コスパで定評! IZUMI「Vシリーズシェーバー」の実力をヒゲ濃いめのライターがテスト


クリスマス、お正月が過ぎて、次の大きなイベントといえばバレンタインデー。筆者は娘からすらもチョコをもらえなくなったために、ここ数年はもっぱら自分でデパートの特設コーナーに買いに行っています。齢50を超えたおっさんが女性たちに混ざってチョコを買い漁る姿を、あわれみの目で見られるのにはもう慣れました。

しかし、今年は自分のために実用品を買ってみようかと思っています。最近のバレンタインは、相手に「ありがとう」を伝えるイベントになってきていますからね。誰にも感謝されないのならば、自分で自分に感謝しようと。で、その自分への贈り物の候補のひとつとして「電気シェーバー」なんてどうだろうと考えたわけです。

せっかくだからこれまで使ったことがないメーカー製品を先に試してみようと思い、コストパフォーマンスの高さで定評があるマクセルイズミ(IZUMI)の「Vシリーズシェーバー」を借りてテストしてみました!

チタンコーティングでなめらかな肌触りになった「Z-DRIVE IZF-V999」

マクセルイズミは電動を含めてプロ用の工具メーカーとして有名ですが、髭剃り用のシェーバーは泉精器製作所時代から60年もの歴史を持ち、コストパフォーマンスの高さから量販店でのシェアは3〜4位を維持しています。今回、借りてみたのは昨年9月に発売された新製品の「Z-DRIVE IZF-V999」(以下、V999)。5枚刃ヘッド、自動洗浄機付属のフラッグシップモデルです。

IZF-V999には洗浄機、電源アダプター、シェーバーオイル、ブラシ、キャップ、ハードケース、洗浄機1袋が付属します

前モデル「IZF-V998」から変わった点は、5枚刃のうち外側の2枚の外刃がチタンコーティングになったこと。刃面の凹凸を抑え、より肌触りがなめらかになっています。今回は前モデルと比較して使ってみたのですが、明らかに違いがわかりました。

冬は肌が乾燥し、歳をとってくるとヒゲに脂分が少なくなり、さらにはツヤのない白髪ヒゲが増えたこともあって、シェーバーを当てたときとのすべりが悪くなってします。前モデルは顎から頬にかけて当てていくと若干の引っかかりを感じますが、V999は引っかかりがなくスムーズに剃り上げることができました。

左が新製品のV999、右が前モデルのV998。外刃の外側2枚がチタンコーティングになりました。見た目以上に剃り心地は大きく改善されています

左がV999、右がV998。ブラックボディとなり高級感が出て、所有感もアップします

左がV999、右がV998。ブラックボディとなり高級感が出て、所有感もアップします

筆者の髭剃り時間が今までの約半分に短縮された!

Vシリーズの特徴のひとつとして、すばやく剃れるということがあります。5枚刃のうち真ん中のアクティブキャッチトリマーは、癖ヒゲや寝たヒゲを起こしてカットする役目ですが、それ以外の4枚は同じ形状をしていることで、肌の接触面を広くとることができ、1度のストロークでより多くのヒゲをとらえることができるのです。

さらに、スイッチボタンを2度押しすると、約36%スピードアップ・毎分1万ストロークの「ターボモード」になり、よりすばやく剃り上げることができます。稼働モードの切り替えは、以下の動画をご参照ください。

なお、実際にV999を使用してみると、他社製品に比べて外刃が薄く感じます。薄くてやわらかいので深剃りが効き、1度のストロークで多くのヒゲを剃ることができます。筆者はかなりヒゲが濃いので、それまで使っていた3枚刃のシェーバーではすべて剃り上げるのに約10分かかっていました。それがV999のノーマルモードでは5〜6分、ターボモードでは3〜5分と約半分の時短に! 朝の忙しいときに5分の差は大きく、出勤のための身支度に余裕が生まれます。

こちらが、2日間剃っていない筆者のヒゲ

こちらが、2日間剃っていない筆者のヒゲ

V999を当てて1回だけ軽く剃り上げただけで、このくらい剃れました

V999を当てて1回だけ軽く剃り上げただけで、このくらい剃れました

3〜4回ストロークしただけでこんなにキレイに

3〜4回ストロークしただけでこんなにキレイに

ただ、外刃が薄いがゆえか、ときどき小さく出血してしまうことがありました。筆者はヒゲが濃いのでどうしてもシェーバーを強く肌に押し付けるクセがあるため、外刃の穴を通して内刃が肌を巻き込んでしまうせいかもしれません。

V999の刃は、外側の左右1列が1mm低いアーチ状になっており、顎下のカーブに密着する形状になっているだけでなく、5枚刃それぞれが独立して3mmほど上下するフローティング構造です。ヘッド自体も左右に首振りするので、力を入れなくても肌に密着し、加えてチタンコートですべりがよくなっているのでゴリゴリ押し込む必要がないのです。何十年の間、毎日繰り返してきたクセを治すのは時間がかかりそうですが、やさしくなでるように剃れば、そこまで肌を痛めることはないでしょう。

5枚の刃のうち両外側の1枚が若干下がってアーチ状になっており、肌への密着性は高いです。なお、右側で跳ね上がっているのはキワゾリ刃

ターボモードでも20日は使えるロングバッテリー

さらに特筆すべきは、バッテリー持ちのよさ。V999はターボモードを使っても、1回のヒゲ剃りでバッテリーが4〜6%しか減りません。こんなにヒゲが濃いのに。つまり、毎日使っても20日くらいは持つということです。これまで使っていたシェーバーは6〜7日しか持たなかったので、これはかなり楽です。カタログでは1日3分の使用で約4週間使用できると書いてあるので、筆者みたいなヒゲの濃さではない限り1か月間は無充電で使えるでしょう。

しかも、バッテリーの残量表示が1%刻みなのもうれしいところ。多段階バー表示に比べて、バッテリーが切れるギリギリまで使用でき、充電のタイミングがわかりやすいです。「まだ使えると思っていたら、いきなりバッテリー切れの警告が出て焦った!」という経験を持つ人も多いと思いますが、1%刻みならこの心配もありません。

1%刻みのバッテリー残量表示はとても便利です

1%刻みのバッテリー残量表示はとても便利です

こぼれる剃りカスの量が少ない

また、自宅で使ってみて初めてわかったことがあります。V999は、こぼれる剃りカスの量が少ないのです。往復振動式のシェーバーはその構造上、どうしてもヒゲ剃り時にヒゲカスがこぼれてしまいます。フローティング構造の外刃が肌を滑るときに上下することで、刃を支える枠との間に隙間ができてしまうからです。しかしV999はこの隙間がせまいため、こぼれるヒゲカスの量が極端に少ないのです。

1回のヒゲ剃りでこぼれたヒゲカス。多く見えますが、他の往復式はこの何倍もの量がこぼれます。ヒゲの薄い人はほとんどこぼれないのではないでしょうか

ヘッドを外すと、1回のヒゲ剃りでこれだけの量のヒゲカスが。ちゃんと深剃りできていることがわかります

ヘッドを外すと、1回のヒゲ剃りでこれだけの量のヒゲカスが。ちゃんと深剃りできていることがわかります

酷暑の真夏や極寒の真冬に洗面所でヒゲ剃りをするのがツラくて、リビングに逃げたくなる人もいるでしょう。そういう人には最適です。まあ、少ないとはいえ多少はこぼれるので注意は必要ですが。リビングでヒゲ剃りしないまでも、洗面所にボロボロこぼれるのがイヤだという人にもうれしいでしょう。

自動洗浄機は3コースを搭載

付属の自動洗浄機は、洗浄から充電まで行う全自動コース、専用洗浄剤を切らしたとき自分で水洗いした後に乾燥・充電だけを行うコース、そして充電だけと3つのコースを選べます。充電だけなら最大約2時間ですが、乾燥すると約5時間、洗浄すると約30分がプラスでかかります。

なお、専用洗浄剤は3つパックで1,000円程度。メーカーではシェーバー使用後毎回の洗浄を推奨しており、1日1回の洗浄で洗浄液1パックあたり約2週間使用することができるとしています。ちなみに本体の構造がシンプルなので、普通に水をかけただけでもある程度はキレイになります。

専用洗浄液は水で薄めるタイプ。先にタンク内側の給水ラインまで水を入れてから洗浄液を注入します

専用洗浄液は水で薄めるタイプ。先にタンク内側の給水ラインまで水を入れてから洗浄液を注入します

自動洗浄機にV999をセットしたところ

自動洗浄機にV999をセットしたところ

洗浄、乾燥、充電の各モード時には進行状況をそれぞれ5段階のLEDで表示してくれます

洗浄、乾燥、充電の各モード時には進行状況をそれぞれ5段階のLEDで表示してくれます

自動洗浄機を使わなくても簡単に水洗いできるのも便利なところ。構造がシンプルなので、蛇口から水をかけただけで剃りカスをある程度落とすことができます

さいごに:リーズナブルで業界最長3年保証もうれしい!

しかもV999は「3年間の切れ味持続・3年間の替刃交換不要」をうたい、その自信があるがゆえ、業界最長の3年保証をつけています。3年以内に外刃が割れたり、内刃の切れ味が落ちたら無償交換するほどの自信。ヒゲの濃い人でも安心です。

その安心感に加え、自動洗浄機付属の5枚刃フラグシップモデルが2万円以下と、有名ブランドの他社製品に比べたらかなりリーズナブル! 今回は自分へ贈ることを前提にテストしてみましたが、普通に女性のみなさんが彼氏や父親へ感謝を伝えるバレンタインデーのプレゼントとしてもぴったりではないかと思いました。

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。家電製品のフリーペーパーを発行しつつ、ライターとしても活動中。得意分野は家電流通、生活家電。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画。

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