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360°を検知するレーザーセンサーで掃除性能が格段に向上

段差を乗り越えるロボット掃除機! パナソニックの新「RULO(ルーロ)」の進化がスゴい!!


上の写真のように、上体を起こし走行するロボット掃除機を見たことがありますか? きっと、ないはず。こちら、2020年3月下旬に発売される、段差を乗り越える業界初の機能を搭載したパナソニック「RULO(ルーロ) MC-RSF1000」(以下、MC-RSF1000)です。従来モデルよりも掃除性能が格段に向上したのはもちろん、他メーカーのロボット掃除機にはない便利な機能を新たに備えたMC-RSF1000は、これまでのロボット掃除機に“ちょっと足りない”と思っていたことを解消してくれるかもしれません。セミナーで見てきた新機能を中心にお伝えします!

新モデル「MC-RSF1000」も従来のルーロ同様、サイドブラシが壁際や部屋の隅に届きやすいような三角形状。市場想定価格は15万円(税別)前後

「レーザーSLAM」で素早く空間認識! ゴミの取り残しがさらに低減

ロボット掃除機は普通の掃除機よりも吸引力が小さいため大きなゴミは吸い取れませんが、ホコリや砂ゴミ、髪の毛といった細かいものは除去してくれるので、日々の掃除機がけの代わりになる便利なもの。ただ、ロボット掃除機が走行しやすいように、床の上にあるものを事前に片付けておく必要があります。もちろん、障害物を避けるセンサーが搭載されていれば、ある程度回避できますが、完全にぶつからないとは言えないのが実状です。その点、パナソニックのロボット掃除機「ルーロ」の最上位モデルは、もともと障害物の検知性能が高いのが特徴。赤外線センサーと超音波センサー、そしてレーザーセンサーという3種類のセンサーを組み合わせ、それぞれのセンサーが苦手とする部分を補うことで、壁や家具にぶつからずに掃除できるようになっていました。

これまでの最上位機「MC-RS810」。赤外線センサーと超音波センサーで障害物の位置を把握するともに、前方にレーザーセンサーを照射し、その拡散光をカメラでとらえて位置と距離を検出していました

新モデル「MC-RSF1000」も、3種類のセンサーを組み合わせて検知するのは従来モデルと同じ。ただ、レーザーセンサーが1秒間に10回転するようになり、360°全方位をすばやく測定することができるようになったのです。

新モデル「MC-RSF1000」は上部にレーザーセンサーが搭載されたのがポイント。シルバーのパーツの中で、下の動画のようにレーザーセンサーが高速回転し、360°をすばやく検知します

従来のレーザーセンサーは前方の検知に注力していたため、方向転換時などに障害物にぶつかることがあったのだそう。新モデルは全方位を検知することで死角がなくなり、走行時にぶつかることが大幅に低減(下の動画参照)。動くものまで把握できるようになったといいます

MC-RSF1000は、床に置かれた洗濯物やおもちゃなどにぶつかることなく掃除をしてくれます。かつ、ただ回避するだけでなく、障害物のキワまでサイドブラシがしっかり届くように走行しているのもポイント

同じように配置した部屋を、他メーカーのロボット掃除機で掃除した結果がこちら。ロボット掃除機が床に置かれたものにぶつかり、広範囲に散らばってしまいました

そして、この高速回転するレーザーセンサーの採用により、SLAM技術(自己位置推定と環境地図作成を行う技術)も向上。天面にあるカメラで撮影し、位置情報を推測していた従来モデルの「カメラSLAM」は他メーカーのロボット掃除機でも採用されていますが、人間にたとえると、上を向いて歩いているような状態であるため、どうしても空間認識にズレが生じてしまうのだそう。その点、新モデルに搭載される「レーザーSLAM」は、しっかり見渡しながら歩けるようなイメージなので、実際の間取りとの相違が少なくなるといいます。

動き出すと同時に360°をレーザーセンサーで検知することができるので、素早く部屋や家具の配置を検知できるように。また、家具の脚の形状まで細かく検知できます

マッピング性能が高まることにより、ゴミの取り残しも従来モデルの1/3に減少したそうです

マッピング性能が高まることにより、ゴミの取り残しも従来モデルの1/3に減少したそうです

なお、レーザーセンサーを搭載したロボット掃除機は他メーカーからも発売されていますが、MC-RSF1000ほど高速で回転するものはないとのこと。レーザーセンサーは障害物に当たった光の拡散具合から位置や距離を把握するものなので、回転が速いほうが拡散した光が途切れず、しっかりとらえることができるため、空間認識の精度が高くなります(下の動画参照)。

また、素早く正確にマッピングできるようになったことにより、さらに効率的な掃除が行えるようになりました。従来のルーロは壁際を1周してからルート走行する掃除スタイルでしたが、新モデルはすぐに部屋全体を把握できるため、状況に合わせて部屋をエリア分割し、それぞれのエリアをランド走行します。これにより、よりゴミの取り残しのないていねいな掃除ができるようになったとのこと。

段差やラグを乗り越える「アクティブリフト機能」

ソフトウエアの進化により空間認識の精度や掃除性能が高まっても、ロボット掃除機には段差を乗り越えられなかったり、ラグなどを引きずってしまうといった根本的な問題があります。これについては、ロボット掃除機だから仕方ない……とあきらめていた人も多いはず。そんな課題をMC-RSF1000は業界初の「アクティブリフト」機能で解決。前方にある赤外線センサーで段差を検知し、8〜25mmの段差であれば、タイヤユニットを下に押し出して本体を持ち上げ、乗り越えて進めるようになりました(下の動画参照)。

前面にある上下の赤外線センサーで段差を検知。25mmより高い段差であれば、これまでどおり回避し、8〜25mmの段差であれば乗り越えて走行します

この技術自体はそれほど難しいものではありませんが、タイヤユニットを押し出すための専用モーターを搭載し、さらに前方に段差検知のための赤外線センサーを備えるなど機能が増えるため、本体サイズが大きくならないよう抑えるのが大変だったようです。

従来モデル(左)より幅と高さが5mm、高さが7mm増し、新モデル(右)のサイズは229(幅)×109(奥行)×124(高さ)mmとなりました。バッテリー残量ゼロの状態から満充電までは約3時間かかり、約100分連続使用可能

掃除したい場所に連れていける「otomo機能」

もうひとつ、ユニークな新機能「otomo(おとも)」機能を紹介しておきましょう。otomo機能とは、レーザーセンサーで人間の足の動きを認識し、認識した足についてロボット掃除機が動くというもの。リモコンやスマートフォンのアプリでロボット掃除を操作し、掃除したい場所に動かすこともできますが、otomo機能を使えば、もっと直感的に操作が可能。ペットのように後をついてくるので、より愛着がわくかも!?

天面の円盤部を3回押すとルーロが180°回転して足を認識。その後、認識した足の人の後をついて移動します(下の動画参照)

掃除したい場所まで連れていくと、1.5mの範囲をスポット掃除してくれます。掃除した後は充電台に自動で戻るので、手間はかかりません。

音声操作にも対応!

このほか、「Googleアシスタント」を搭載したスマートスピーカーやスマートディスプレイにも対応。音声操作でルーロを動かせるようになりました。もちろん、従来どおり、連携したスマートフォンでリモート操作したり、アプリ上で掃除状況を確認することもできます。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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