レビュー
「ブラウン シリーズ9」と「ジレット スキンガード」徹底比較

「電動シェーバー」VS.「T字カミソリ」結局コスパがいいのはどっち!?

P&Gは2019年、ブラウンの電動シェーバー最上位モデルを8月にアップグレードしたほか、世界で初めて刃の間に「スキンガードコーム」を搭載したジレットの新T字カミソリを10月に発売しました。

電動シェーバー「ブラウン シリーズ9 9395cc」とT字カミソリ「ジレット スキンガード」

電動シェーバー「ブラウン シリーズ9 9395cc」とT字カミソリ「ジレット スキンガード」

ブラウン最上位の電動シェーバー「ブラウン シリーズ9」は、少ないストロークで肌にやさしい深剃りを可能にする機能を搭載。また、バッテリー駆動時間は従来モデルより20%多い60分に向上し、使用後には替え刃の交換タイミングや洗浄の必要有無を知らせるなど、最上位モデルらしく最新技術をモリモリに搭載しています。

「ブラウン シリーズ9 9395cc」の本体。電源ボタンの上はヘッドロックのボタンで、下には充電や洗浄のタイミングを教えてくれるLEDディスプレイが搭載されています

上から「ディープキャッチ網刃」「ストレッチスキンガード」「くせヒゲキャッチ刃」「チタン加工極薄リフトアップ刃」「ディープキャッチ網刃」の「5カットシステム」を搭載し、深剃りを実現。また、毎分10,000回の振動で多くのひげを取り込む「音波テクノロジー」により、肌へのやさしさも両立しています

いっぽう、ジレットのT字カミソリ「スキンガード」は、刃の間に搭載された「スキンガードコーム」が刃を肌から押し離すことでヒリヒリの原因を軽減。また、刃の前後にアボガドオイル入りの潤滑ジェルや、肌の凹凸を乗り越える「サスペンションシステム」を搭載しており、なめらかな剃り心地を実現するとともに肌への摩擦を軽減してくれます。

T字カミソリ「ジレット スキンガード」

T字カミソリ「ジレット スキンガード」

刃の中央のハシゴを横にしたような青いパーツが「スキンガードコーム」

刃の中央のハシゴを横にしたような青いパーツが「スキンガードコーム」

ここで気になるのが、電動シェーバー「ブラウン シリーズ9」とT字カミソリ「ジレット スキンガード」のどちらが自分に合っているのかということ。そこで、使い勝手や使用コストなどを比較して、それぞれの特徴を洗い出してみたいと思います。

シェーバーとT字カミソリ最新モデル使い比べ

使い心地を比較!

●電動シェーバー「ブラウン シリーズ9」

・準備/手軽さ
電動シェーバーは、もちろん充電が必要です。今回レビューに使用した「9395cc」には、充電機能付きのアルコール洗浄システムが付属するので、そこに本体を挿しておくだけで充電できます。1時間でフル充電が完了し、60分間使用可能です。毎日1回3分間使用するとして、2~3週間の長期旅行でも充電なしに使い続けられるのはうれしいポイント。

「9395cc」の充電は、アルコール洗浄システムに挿すだけ。ケーブルを挿す手間がないだけで快適さは格段に上がります

また「9395cc」は、お風呂剃りに対応する完全防水設計で、濡れた状態でも使用可能。シェービングジェルやフォームとともに使うこともできます。

・使用感
前後に可動するヘッドと上下方向へのフロートにより、アゴ周りなどの曲面にもぴったりと密着しながらも、とても操作しやすいです。刃を当てている感じは一切なく、肌の上でヘッドを滑らせている感じ。ヒゲが剃れているのは「ジョリジョリジョリジョリ」という音でわかります。

本機で上手にシェービングするコツは、肌に直角に当てながらシェービングすること。また肌を伸ばしながら、ヒゲの生えている方向と逆に、いわゆる「逆剃り」で剃っていきます

鼻の下の狭いスペースのヒゲは、「マルチヘッド・ロックスイッチ」によりヘッドの動きを止めると剃りやすく、もみあげ周りは本体背面に搭載されるキワゾリ刃をリリースすることで、簡単に整えられました。

・深剃り具合
結局、本機を肌の上を滑らせるだけで、見る見るヒゲを剃り上げてくれました。

「ブラウン シリーズ9」によるシェービング前とシェービング後

「ブラウン シリーズ9」によるシェービング前とシェービング後

写真程度のヒゲの長さや濃さだと、見た目や指の感触で全部剃れたなと感じるまで約2分かかりました。正面の剃り残しはほぼゼロの仕上がり。耳の下のあご周りにはほんの少し黒い点が見当たりますが、目をこらさないと見えない程度です。

・使用後
何より驚いたのは、肌がまったくヒリヒリしなかったこと。肌へのやさしさが実感できました。1ストロークで、さまざまな生え方をするヒゲをまとめてとらえてカットしているため、傷つきにくいのでしょう。また、ドライシェービングなので、肌が乾燥している感じもしませんでした。

使用後は、アルコール洗浄システムに挿します。その際に洗浄器のディスプレイに「洗浄催促マーク」が表示された場合は、洗浄器のボタンを1回押すだけで、シェーバーの衛生状態を感知し、適切な洗浄プログラムを自動で選択して除菌洗浄から乾燥まで行ってくれます。もちろん同時に充電もスタートしています。メンテナンスが面倒くさそうな電気シェーバーですが、本機は本当に手間がかかりません。

●T字カミソリ「ジレット スキンガード」

・準備/手軽さ
「ジレット スキンガード」を使用するのに必要なのは、シェービングジェルやフォームだけ。

・使用感
「スキンガードコーム」が刃の圧力を軽減してくれているからか、鋭い刃が当たっている感触はなし。刃に搭載された、肌の凹凸を乗り越えるサスペンションと、刃の前後からにじみ出るアボガドオイルのおかげで、スムーズに刃が肌の上を滑っていきました。

ヒゲが生えている方向に向かって剃る「順剃り」と、逆方向に向かって剃る「逆剃り」でシェービング。シェービング剤には、肌の保護膜成分を配合した、泡に変わるシェービングジェル「ジレット フュージョン プログライド シェービングジェル モイスチャライジング」を使用

・深剃り具合
全部剃れたなと感じるまで約2分30秒かかりました。全体的にキレイに深剃りできている印象です。口元や頬に数本の剃り残しが見えますが、これは誤差の範囲でしょう。

「ジレット スキンガード」によるシェービング前とシェービング後

「ジレット スキンガード」によるシェービング前とシェービング後

・使用後
シェービング後は、ほんの少しヒリヒリしました。下唇の下から少し血が出てしまったことも気になりますし、お湯で洗い流したあとは肌が乾燥したので、保湿液などのアフターシェービングケアが必要そうです。しかし、肌が傷つくことによる赤みは見受けられませんでした。

使用後は、本体をサッと水やお湯で洗い流せばOKです。

2年間使用した場合のコストを比較!

●電動シェーバー「ブラウン シリーズ9」

まず消費電力は7Wと小さく、2年間でおそらく数十円程度しかかからないのでここでは除外します。

消耗品は、刃と洗浄器の専用洗浄液カートリッジ。メーカーが推奨する交換のタイミングは、前者は18か月に1回、専用洗浄液カートリッジは8週間に1回です。本体価格を合わせたコストは以下の通り。

刃は最初の18か月、洗浄液カートリッジは最初の8週間については、本体に初めから付属しているものを使うことにしています

●T字カミソリ「ジレット スキンガード」

「ジレット スキンガード」の消耗品は、刃とシェービングフォーム。メーカーが推奨する刃の交換時期の目安は約1か月。シェービングフォームは先述の「ジレット フュージョン プログライド シェービングジェル モイスチャライジング」を2か月で1本使い切るとして計算してみました。

刃は始めから付属している3つの刃を使うこととします

刃は始めから付属している3つの刃を使うこととします

【まとめ】26,442円の差額をどう見るか

「ブラウン シリーズ9 9395cc」と「ジレット スキンガード」の5年間の総コストの差は、26,442円。T字カミソリの「ジレット スキンガード」は、ちゃんと計算してみると意外にコストがかさばるのは発見でした。

この差額をどう見るかは本人の好みにもよりますが、個人的には「ブラウン シリーズ9 9395cc」を推したいです。同機は、電動シェーバーの最大の欠点だった「剃り残し」をまったく許さないうえに、手間がかかりがちなメンテナンスもとても簡単。毎日のシェービングが圧倒的にラクになり、剃ることが楽しくなってしまうほどの魅力を持っています。また個人差はありますが、以前別のT字カミソリを使っていた筆者が「ブラウン シリーズ9 9395cc」を使い始めて3か月経ちますが、アゴ周りの吹き出物が減ったことも付け加えておきます。

もちろん“T字カミソリ派”には、「ジレット スキンガード」をオススメできます。最初のひと剃りで肌にやさしいと実感できる本製品は、肌が弱く、相性のいいモデルを探している人にはぜひ1度試してほしいです。

【注】本記事の内容は個人の感想です。肌の質などによって、その人に最適な製品は異なりますので、あくまでも参考としてお読みください。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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