レビュー
近い将来、コードレス速乾ドライヤーの誕生も夢ではないかも

長い髪も一応乾いた! 「コードレスドライヤー」の進化に期待高まる

ドライヤーのコードってわずらわしいですよね。やはり同じ思いを抱える人が多いようで、最近、充電式の「コードレスドライヤー」なる製品をちらほら見かけるようになりました。筆者が以前使用したことのあるコードレスドライヤーは、正直風量が物足りないものだったのですが、今回紹介する「SDJ-001」は、最大約1.83m3/分の温風を出すことができるそう。その実用性をチェックしました。

「SDJ-001」。2020年3月現在、3万円前後で販売されている高級ドライヤーです

「SDJ-001」。2020年3月現在、3万円前後で販売されている高級ドライヤーです

バッテリー搭載なのでちょっと重い。充電時間は約4時間

「SDJ-001」は、最大約1.83m3/分(メーカー談)の温風を、最長約15分間使用できるコードレスドライヤー。コードがない代わりにバッテリーを搭載しているだけあり、重量は本体だけで650gと、やや重いです。また、フル充電までにかかる時間は約240分なので、複数人の家族が夜の入浴後に立て続けて使うというのは厳しいかもしれません。

専用の充電スタンドに載せておくだけで充電でき、バッテリー残量は本体後ろのLEDランプの点灯数で確認できます。なお、本体の縦幅は240mmとけっこう幅を取るので、設置スペースは要確認

温・冷風が出せて、それぞれ風量は3段階で調節できる

「SDJ-001」は一般的なドライヤーと同様、温・冷風に対応しており、それぞれ3段階の風量調整が可能。温風は最大約1.83m3/分の風を約15分、冷風は最大約2.11 m3/分の風を約85分連続で出すことができます。

操作部。左(HOT)右(COOL)のボタンを長押しして電源を入れ、ボタンを押す回数で風量を調節します

操作部。左(HOT)右(COOL)のボタンを長押しして電源を入れ、ボタンを押す回数で風量を調節します

下の動画は、「SDJ-001」の強温風でボブヘアのウィッグ(人工毛、完全に乾いた状態)に風を当てている様子。毛先はしっかりと吹き上げられ、発砲スチロール製のマネキンヘッドを動かすくらいの風量があります。ただ、根元の髪をかき分け、頭皮まで風を届けるほどの勢いはありません。
※「SDJ-001」温風の温度は約57℃(吐出口温度)のため、髪や頭皮から5p以内の位置で使用することが推奨されています。

肩下19pの髪も、充電が切れるまで使い続ければ一応乾く

実際に、洗髪後にタオルドライをした髪の毛(肩下19pほど)を乾かしてみたところ、「風量は、1.83m3/分もあるかなぁ?」というのが正直な感想。風量1.83m3/分と言うと、一般的なドライヤーの中でもそこそこ大風量なレベルなのですが、同風量の一般的なドライヤーに比べると風が弱く、体感は一般的なドライヤーの「SET」モード程度でした。

とはいえ、約15分間、バッテリーがなくなるまで乾かし続けたところ、ところどころ、いまひとつな個所は残るものの、ブラシを通したり、ヘアセットするには十分なくらい乾いた状態になります。一般的なドライヤーを使用した場合、筆者の髪は7分ほどで完全に乾くので、毎日「SDJ-001」を使って15分かけて乾かすのは正直厳しいですが、ドライヤーとしての実用性はあると言えます。髪が短い人や、子どもの髪ならばよりしっかり乾くでしょう。

強温風で使用し続けたところ、15分56秒で充電が切れました

強温風で使用し続けたところ、15分56秒で充電が切れました

まとめ

コードレスドライヤーは、徐々に実用的なアイテムに近づいている印象です。以前使用したコードレスドライヤーでは髪がほとんど乾かなかったことを考えると、「SDJ-001」では15分かかって手が疲れるとはいえ、長い髪でも「まぁ、いいかな」というレベルまで乾かせたことには、家電業界にとっての大きな1歩を感じました。

一般的なドライヤーと比較してしまうと風量はまだ物足りず、充電時間も長いので、ひと晩に大人2人の髪を完全に乾かすというのも現実的ではないです。また、そこそこ重いので使用感はいまいち。現状では、じっと座っていられない子どもの髪を乾かす時などが、「SDJ-001」が重宝するシーンなのでしょう。もろもろ課題は残っているようですが、このまま行けば、数年後には、大風量で速乾性のあるコードレスドライヤーの誕生も夢ではないのでは?と期待してしまいます。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る