レビュー
自動調理鍋の世界にまた新たなバズり製品が

1台でご飯とおかずを一気に作れる!「ツインシェフ」がテレワークめしで大活躍


近年ブームになっている「自動調理鍋」の分野に、また新たなバズり製品が登場しました。その名も「ツインシェフ」。名称からして何となくおわかりいただけるかもしれませんが、「1台でご飯とおかずを一緒に作れる」自動調理鍋なんです。もうその見た目からしてインパクト大!

そこで今回は、最近ずっとテレワークをしている筆者が、自宅で仕事しながらこのツインシェフを使ってみました。テレワークって、作業時間と休み時間のメリハリがつきにくいので、昼食もつい適当になりがちじゃないですか? でも外出や運動がしにくい今こそ、健康のためにちゃんとしたご飯を食べなくてはですよ。最大4品のおかずを一気に作れるツインシェフなら、テレワークの隙間時間を使って、栄養あるランチをサクッと用意できるのですごく楽チンです!

テレワーク中こそおいしい食事を簡単に作りたい

そもそも、共働き世帯の増加により「仕事と家事の両立」は、近年の日本家庭の一大テーマになっていました。そんな世相を反映してか、時短やほったらかしで料理が作れる「自動調理鍋」の人気がここ数年高まってきていたんですよね。代表的なのはシャープの「ヘルシオ ホットクック」やティファールの「クックフォーミー」。それがここに来て、多くの企業で急速にテレワークが普及するという予期せぬ展開に。会社員の仕事スタイルが変わることで、自動調理鍋ブームはどうなっていくのだろう? と思っていたのですが……。

今回、自分がテレワークしてみてわかりました。たとえテレワークでずっと家にいても、仕事をして疲れているのは同じなので、食事の準備は面倒なんですよ。つまり結局のところ「自動調理鍋は出勤・在宅に関係なく便利だ!」 という結論に至りました。むしろテレワーク中こそ、仕事の合間に簡単に昼食を作るため、こういった家電に頼りたいです。

そして今回の主役のツインシェフですが、2020年1月にオークローンマーケティングが展開する「ショップジャパン」の新製品として発表されるや否や、Twitter等で話題になりバズりまくっていた製品です。何せ1台に2つの鍋が入るビジュアルがスゴい。「片方の内鍋でご飯を炊き、もう片方の内鍋でおかずを同時調理する」という機能が、まんまわかる見た目です。以下より、写真でチェックしてみましょう。

ツインシェフの本体サイズは410(幅)×210(高さ)×300(奥行)mm。5合炊きの炊飯器と並べるとこんな感じで大きく見えるかもしれませんが、自動調理鍋を2個並べることを考えればコンパクトだと思います

左右のフタが個別に開いて、中にそれぞれ鍋が入っています

左右のフタが個別に開いて、中にそれぞれ鍋が入っています

内鍋には、炊飯器みたいに水量のメモリがついています。この内鍋ひとつで白米4合を炊くことが可能

内鍋には、炊飯器みたいに水量のメモリがついています。この内鍋ひとつで白米4合を炊くことが可能

こちらが付属品。内鍋のほかに、蒸しプレートも2つずつ付属します。しゃもじやおたま、180mlの計量カップも

こちらが付属品。内鍋のほかに、蒸しプレートも2つずつ付属します。しゃもじやおたま、180mlの計量カップも

10の自動調理メニューを搭載

ツインシェフが搭載する自動調理メニューは10種類で、「炊飯」「玄米」「炊き込み」「雑炊」「おかゆ」「煮込み」「スープ」「蒸し」「ケーキ」「ヨーグルト」。食材を入れてディスプレイからメニューを選択すると、自動で火加減や加熱具合を調整して加熱してくれます。しかし「ヘルシオ ホットクック」みたいに、自動で食材を混ぜてくれる機能はありません。調理中に食材が焦げてしまったりしないのか、気になるところです。

10種類の自動調理メニューのほか、「温め直し」と「手動」も備えています

10種類の自動調理メニューのほか、「温め直し」と「手動」も備えています

取り扱い説明書に記載されている公式レシピは15種類。「玄米」「五目炊き込みご飯」「たまご雑炊」「芋粥」「カレー」「筑前煮」「ミネストローネ」「豚汁」「鯛の酒蒸し」「茶碗蒸し」「スポンジケーキ」「ヨーグルト」「中華丼」「温泉卵」「ローストビーフ」「サーモンのコンフィ」が載っています

テレワーク中のお昼ご飯作りに! 使える3つの調理スタイル

さて、ここからは、実際にテレワーク中の昼食作りでツインシェフを使った筆者が、代表的な3つの調理スタイルと、使ううえで気を付けたいポイントを紹介します。全体の流れは以下の通り。

【1】午前中にツインシェフに材料を入れて調理をスタート
【2】その後はほったらかしでテレワークに没頭
【3】お昼休憩になってちょうど完成した料理を食べる

昼食作りを自宅作業のルーチンに組み込めて、結構イイですよ。

おかず作りはツインシェフをメインに使い、コンロは基本的に使わないスタイル。というわけで、筆者宅ではツインシェフをキッチンのコンロ横のスペースに置きました

▼1:ご飯とおかずを一緒に作る

まずは、ご飯とおかずを一緒に作るスタイルです。ツインシェフが登場したときにメインで推されていて、写真のインパクトもすごかった機能。というわけで、本製品のメインビジュアルにも使われている定番(?)の「ご飯とカレーを同時に作る」を実践してみたいと思います。

手順としては、2つの内鍋それぞれに「お米・水」「野菜・肉・水・カレールウ」を入れたら、本体のフタを閉めてピピッとボタンを押すだけ。左右の鍋は独立して稼働するので、それぞれを個別に操作する必要があります。それぞれで調理モードと調理時間を選んで「OK」を押せば調理がスタートするので、あとはほったらかしにしておけます。

近所の居酒屋さんがあまった新鮮野菜を売りに出していたので、ナスを購入してきました。このナスを入れたチキンカレーを作ります

カットした材料、水、カレールウを内鍋にただ入れるだけで準備は終わり

カットした材料、水、カレールウを内鍋にただ入れるだけで準備は終わり

左側の内鍋にカット野菜とカレールウ、右側の内鍋にお米と水をセット(お米は、別の容器でといでから内鍋に入れます)

フタを閉めて、ボタンをピッと押して調理を開始します。左と右の鍋はそれぞれ個別に操作が必要。カレーの材料を入れた左の鍋「1」を選択したら、10種類の調理モードの中から「煮込み」を選び、右下の「OK」を押します。「煮込み」のデフォルト調理時間は40分ですが、2分〜2時間の間で設定を変更することも可能。続いて、右の鍋「2」を選択して「炊飯」設定を。あとはほったらかしでいいので、テレワーク作業に戻ることができます

ちなみに、調理中は完成までの残り時間が表示されるのですが、残念ながら「炊飯」だけは残り時間が表示されません。実は「炊飯」は、お米と水の量に合わせて自動で炊飯時間が設定されるので、手動で時間調整もできません。できれば、あと何分で炊けるか把握できるとよりよかったなという印象

そして完成! 正直、初めて作ったときはどんな風にでき上がるのかドキドキしていたのですが、結論から言うとご飯はちゃんと炊けていて、カレーもちゃんとできていてびっくりしました。

カレーに至っては、かき混ぜる機構もないのに全く焦げ付いていません。調理方法に合わせて最適な火加減と時間を自動で調整し、焦げ付かないようになっているそうです。カレーの具を炒めたり、火加減を調整する手間がないので楽チン!

自動調理が終わってフタを開けたところ。カレーの汁が隣のご飯に飛んで移ってしまったりすることもありませんでした

ご飯は2合炊きました。規定の水分量だとやや硬めに炊き上がる印象ですが、ちゃんと炊けています。ただ、さすがにちゃんとした炊飯器で炊いたご飯と比べると、味は少々落ちるかなという感じ

カレーについては、最初は「ちょっと水っぽいかな?」と思ったのですが、でき上がったものをお玉でかき混ぜたらいい具合になりました。煮込み時間はデフォルト設定の40分にしましたが、茹で野菜を使うなど工夫すればもっと調理時間を短くできるかも

というわけで、カレーライスが完成! じゃがいももほっくりしているし、チキンにもちゃんと火が通っていて、おいしくでき上がりました。隠し味にトマトや味噌を入れるなど工夫すると、さらに短時間でコクとうま味が出そうです

なお、ツインシェフで1度に作れるカレーは約6皿分。しかしカレーって多めに作って翌日も食べたりしますよね?(いわゆる2日目のカレー) そう考えると、ツインシェフでのカレー作りは2〜3人の世帯でちょうどいい量かもしれません。4人以上の世帯だと1食分で終わってしまう場合もあると思うので、ちょっと少なく感じるかも。

▼2:ご飯と味噌汁を同時に作る

続いては、ご飯と味噌汁を同時に作ってみた場合をご紹介しましょう。テレワークをしていて、「今日は忙しいから軽くお昼ご飯を済ませたい!」というとき、とりあえずご飯と味噌汁だけでもあれば便利じゃないですか?

ここでは、ツインシェフでご飯と一緒に公式レシピの「豚汁」を作ってみた様子をご紹介しましょう。豚汁は自動メニュー「スープ」で作ります。「スープ」のデフォルト調理時間は30分ですが、こちらは10分〜2時間の間で調理時間を変更できます。ちなみにこの豚汁、かなりおいしくでき上がりました! ツインシェフをいろいろ試してみて、特にスープ系のメニューはおいしく作れる印象です。

左の内鍋に豚汁の材料を入れます。具材のほか、水と味噌と出汁のにぼしをそのまま入れるだけ。あとはフタを閉めて調理を開始すればOK。30分後にでき上がりです!

ツインシェフで作ったご飯と豚汁に、別途フライパンで作った卵焼き、梅干しとわさび漬けを添えて超簡単ランチ。質素ですが、豚汁に根菜がたくさん入っているので、これだけでもわりと栄養たっぷり

出汁用の煮干しも具材のひとつとみなし、味噌汁でカルシウムを補うのが我が家流。ツインシェフで加熱したら、出汁が出たあとの煮干しもちゃーんとやわらかくなっていておいしい! これはうれしかった。また、近所の居酒屋で売っていた長ネギもトロトロになってます

▼3:味噌汁+おかず3品を同時に作る

このツインシェフ、付属する2つの蒸しプレートを使えば、さらに2品を同時調理することも可能となります。そこで、内鍋で筑前煮と味噌汁、蒸しプレートでおかず2種類の合計4品を同時調理してみましょう。ご飯を炊飯器で炊いて、それ以外のおかずをツインシェフで調理するスタイルです。

実は、我が家で最終的にたどり着いた最適スタイルはこれでした。というのも、我が家のように元々炊飯器を持っている家庭であれば、ご飯は専用の炊飯器で炊いたほうがおいしいですし、その分ツインシェフで作るおかずの種類を増やしたほうが、食卓が豪華になるからです。

左の内鍋に筑前煮、右の内鍋に豆腐の味噌汁の食材をセットします。そして……

左の内鍋に筑前煮、右の内鍋に豆腐の味噌汁の食材をセットします。そして……

左右の内鍋の上に、食材を入れた蒸しプレートをセットします。蒸しプレートのサイドに空いている穴から、下の内鍋の蒸気が入ってきて食材を蒸す仕組み。左で「キャベツとシイタケの蒸し物」、右で「ホタテの酒蒸し」を作りました。蒸しプレートひとつあたりの容量は600mlで、ちょっとしたおかずなら3〜4人分は作れるイメージ

そしてこれが完成したところ! どれもイイ感じにでき上がっています。なお後述しますが、ツインシェフは調理中にフタを開けることができます。蒸しプレートを使う場合は、余裕があったら途中で加熱具合を見て、蒸し物だけ加熱しすぎないうちに取り出してもいいかもしれません

じゃじゃん! 炊飯器で炊いたご飯と合わせて、豪華な昼定食ができ上がりました。筑前煮は「煮込み」メニューで作りましたが、ちゃんと具材に味がしみていてかなりおいしい。なお、味噌汁は加熱時間が30分ほどなので「具の豆腐にすが入ってしまうのでは」と思ったのですが、意外と大丈夫でした

これは別の日のメニュー。内鍋で味噌汁と鶏肉の甘辛煮を作り、蒸しプレートでエビシュウマイを加熱したメニューです。こんな感じで、ツインシェフで味噌汁+2〜3品を作るスタイルに落ち着いた我が家

ツインシェフを使ううえでの注意ポイント

ここからは、筆者が感じた、ツインシェフを使ううえで気を付けたいことをご紹介します。

▼左右の鍋の完成時間を合わせたいときは…??

上述の通り、ツインシェフの左右の鍋はそれぞれ独立して調理を行います。勝手に連動してくれるわけではないので、完成時間は左右でまちまちになります。たとえば「スープ:30分」と「煮込み:40分」の設定を同時に使って完成時間を合わせたい場合は、先に「煮込み」をスタートしてから残り時間表示が30分になったところで「スープ」を稼働させるといったテクニックが必要。

そこで、左右鍋の完成時間を合わせたいなら、「予約調理」を使ったほうがよいです。ツインシェフでの「予約調理」は、今から「〇時間〇分後」に完成するように設定できます。ただ、メニューによって余熱に時間がかかることもあるので、左右の鍋の完成時間をぴったりに合わせるのはちょっと難しいよう。「大体近い時間にでき上がればいいや」くらいのゆるい気持ちで、余熱時間の余裕も見て2時間後くらいに完成するようタイマーを合わせるのがよいかなと思いました。

「予約調理」の設定を完了すると、「タイマー」の文字が点灯します

「予約調理」の設定を完了すると、「タイマー」の文字が点灯します

▼蒸しプレートを使うときの注意点

便利な蒸しプレートですが、使うときは、下の内鍋に入っている材料と汁が、蒸しプレートの上まで浸透しないように工夫する必要があります(特に汁気の多いものや、香りの強いカレーなど)。内鍋で調理するレシピの量を2人分くらいに抑えておくと、失敗が少ないです。また、内鍋でご飯を炊きながら蒸しプレートを使う場合、ひとつの内鍋に入るご飯の量は2合までということも覚えておきましょう。

ツインシェフのイイところ

最後に、ツインシェフを使っていて、細かいけれど「ここが便利だな」と思った点を紹介しましょう。まず、ツインシェフは圧力調理をするわけではないので、調理中にフタを開けても大丈夫です。調理の途中でフタを開けられない製品の場合、完成するまで味見ができません。ツインシェフだったら、調理中にフタを開けて中身を確認できるのでいくらか安心です。

こんな感じで、調理中にフタを開けて中を確認できます。ちなみにツインシェフには、調理時間を延長させるような機能はありません。できあがった料理をもう少し加熱したい場合は、「温め直し」機能で最大30分間加熱します

もうひとつ、こういった調理家電を使うときに気になるのが、お手入れしやすいかどうかですよね。いくら同時調理が便利でも、洗う手間があるようではずっと使う気にはなりません。

その点、ツインシェフの内鍋はフッ素コーティングされており、汚れがこびりつきにくいので洗うのも楽チンでした。水切れがよく、すぐに乾くので使い勝手もよいです。さらに、内鍋、内ブタ、蒸しプレートなどのパーツはすべて食洗機に入れられます。残念ながら筆者の家は食洗機がないのでこの恩恵にはあずかれませんでしたが、食洗機のある家庭ならめちゃくちゃ便利でしょう。

内ブタもパカッと外せて、もちろんゴムパッキンも取れます

内ブタもパカッと外せて、もちろんゴムパッキンも取れます

普通の家庭用中性洗剤で洗えば、スルリと汚れが落ちます。手動でも楽に手入れできました

普通の家庭用中性洗剤で洗えば、スルリと汚れが落ちます。手動でも楽に手入れできました

まとめ:汁物とおかずを一気に作る調理家電としてイイ!

というわけで絶賛テレワーク中の我が家では、ご飯を炊飯器で炊いて、そのほかの汁物やおかずをツインシェフで一気に作るというお昼ご飯スタイルが定着しました。午前中に「予約調理」を設定しておいて、昼食休憩になったらすぐに食べられるというのがイイです(たまに炊飯器でご飯を炊き忘れることもありますが……笑)。

なお、これはテレワークに限らずですが、汁物と数種類のおかずをほったらかしで同時に作れるというのはやはり便利ですね。味噌汁を準備してから炒め物を作って……というように、料理の手順を考えなくてよいですし、自動調理なので火の番をしないでいいのも楽チン。

ツインシェフならではの特徴として、最大4品まで一気に作れるので、栄養バランスを考えたメニューができるのもありがたいです。ツインシェフでお手軽に栄養のあるテレワークめし、イイ感じですよ。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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