レビュー
タワーファンの常識をくつがえすファンを着脱できる機構を採用

ファンが丸洗いできるって最高!キレイな風で涼めるツインバードのタワーファンは気持ちいい!!


タワーファンはファンが洗えないので清潔性が気になる……という方! ツインバード「EF-D913W」なら、ファンを取り外して丸洗いできちゃいます。でも、一般的に外せないところが分解できるということは着脱に手間がかかるのではないかという懸念も。そこで、どのような構造になっているのか実際に使ってみました!

ファンが取り外せるタワーファンの構造をチェック

一般的な扇風機は分解して羽根(プロペラファン)を直接清掃できますが、タワーファンは送風口と吸込口に付着したホコリを掃除機で吸い取るくらいしかお手入れできず、内部に搭載されているファン(シロッコファン)を掃除することはおろか、触ることもできない構造となっています。しかし、ファンによって風が遠くまで届けられるのですから、ファンにも間違いなくホコリは溜まるもの。掃除できないことに気付くと、汚れた空気を浴びているような気がして不快になる人もいるでしょう。ツインバードによると、内部が掃除できないので衛生面が不安という声が多く寄せられていたことから、ファンが洗えるタワーファン「EF-D913W」を開発したのだそう。ファンを着脱できるようにすること自体はそれほど難しくはないものの、ファンの回転が完全に止まる前にカバーを開けてしまったり、洗ったファンが乾ききっていない状態で取り付けられた際に起こる事故や故障などのリスクを回避する安全性の担保が設計の大きな課題となったといいます。

円柱ではなく、前面が少しフラットな感じの形状となっています。サイズは280(幅)×280(奥行)×890(高さ)mmで、消費電力(弱/中/強)は19/24/31W(60Hz)。参考価格は15,880円(税別)

前面に送風口(左)、背面に吸込口(右)を装備

前面に送風口(左)、背面に吸込口(右)を装備

一般的なタワーファンのお手入れは送風口を拭いたり、掃除機でホコリを吸い取る程度。EF-D913Wも通常は、このくらいの手入れで問題ありません

EF-D913Wは前面のカバーを開けられるようになっており、開けるとファンが露出します

EF-D913Wは前面のカバーを開けられるようになっており、開けるとファンが露出します

シロッコファンは複数の薄い羽根で構成されているので、溜まったホコリはカバー越しに掃除機で吸うくらいでは除去できそうにありません。油分を含んだホコリは粘着性も高まるので、なおさらですね

ファンの下部にあるツメをつまみながら、ファンを上げると……

ファンの下部にあるツメをつまみながら、ファンを上げると……

取り外せました! びっくりするほどカンタンです

取り外せました! びっくりするほどカンタンです

外したファンは水洗いできるだけでなく、薄めた中性洗剤で洗浄可能。ブラシなどを使うとよりキレイになります。流水ですすいだのち、陰干ししてしっかり乾かしてから本体に戻すようにしましょう

さらに、ファンを取り外したところに溜まったホコリも掃除機で吸い取ったり、布で拭くこともできます。タワーファンの内部がここまで掃除できるのは、気持ちいい!

なお、お手入れは運転を停止し、電源プラグをコンセントから抜いた状態で行うことが推奨されていますが、うっかり運転中に前カバーを開けてしまっても強制的に停止する安全装置が装備されています(下の動画参照)。ただし、あくまでも安全のための対策なので、作業手順は守るようにしましょう。

また、洗ったファンの乾燥が不完全な状態で取り付けられてしまっても、ファンからの水分で壊れないような内部設計となっているとのこと。とはいえ、きちんと乾かしてからもとに戻すのが正しい使い方なので、「壊れないから少々濡れていてもいいや」と考えるのは止めましょう。

送風はどんな感じ?

EF-D913Wの最大の特徴はファンが取り外して洗えることであり、タワーファンの基本性能である送風に関しては一般的なものとそれほど大きな違いはありません。採用しているモーターはACモーターなので、最近人気のDCモーター搭載機ほど細かい風量調整はできず、「弱」「中」「強」の3段階のみ。運転モードは「連続」モードのほか、風量をリズミカルに変えていく「リズム」モードと、リズムモードで運転をしながら徐々に風量を弱くしていく「おやすみ」モードが用意されており、室温に合わせて風量を自動で切り替える「センサー自動運転」機能も搭載されています。もちろん、首振り機能やオフタイマー機能(2/4/6時間)も完備。基本的な機能は備えられているので、ACモーター搭載のタワーファンとしては申し分ない性能と言えるでしょう。

天面に装備されている操作部、または付属のリモコンで操作します

天面に装備されている操作部、または付属のリモコンで操作します

設定した運転内容は前面パネルに点灯するランプで確認可能。なお、オフタイマーを設定していない場合は、8時間後に自動で停止します

もともとシロッコファンはプロペラファンよりも風量自体は弱いもの。EF-D913Wの最大風速は約230m/分、最大風量は約13m3/分となっており、プロペラファンを備えた一般的な扇風機と比べると、タワーファンの風量は物足りないかもしれません。ただ、その分、やさしい風が浴びられます。筆者所有の扇風機(ACモーター採用、価格は3,000円ほど)は風が面で体に当たる感じですが、EF-D913Wの風は圧が少なく、自然に近い印象。送風口付近で少し長めに涼んでも、不快には感じませんでした。

風量「中」で運転しましたが、体に当たる風はやさしめ。普通の扇風機を使っている人は弱いと感じる風量かもしれませんが、縦方向、横方向ともに風量が比較的均一なのでかなり心地いい

下の動画は、EF-D913Wの送風を撮影したもの。本体から2m少々離れたところに、1m10cmの幅でビニールテープを垂らし、どれほど風が届くのかを実験してみました。スリムなので横に風が広がらないイメージがありますが、端にあるビニールテープもゆらゆら揺れています。ちなみに、風量は「強」でスタートし、20秒くらいのタイミングで「弱」に切り替え。「弱」でも端までビニールテープが揺れているので、想像しているよりも広範囲で風は届くようです。

一般的な扇風機のように高さを変えたり、上下左右に送風口の角度を調節することはできませんが、向かって右側に手動で動かせるルーバー(上40°、下30°)が2つ装備されています。ルーバーを上下に切り替えることで、縦方向の送風具合を調整可能。上ルーバーを下向き、下ルーバーを上向きにすると集中的に風が届くので、お風呂上がりなど涼みたい時に役立ちそう

送風角度の調節はほぼできないEF-D913Wですが、左右に約70°スイングする機能が搭載されているので、より広い範囲に送風することもできます。下の動画は上で行った実験と同じセットで、スイング機能をオンにした様子。正面に固定していた時には揺れていなかったカーテンまでゆらめき、広範囲に風が届くようになりました。

EF-D913Wを検証した2020年5月下旬頃は室内にいればそれほど暑くなかったため、本製品の送風だけでも十分涼しく過ごせましたが、もう少し室温が上がってくるとエアコンと併用するようになると思います。試しに、6月に入ってから寝室のエアコンをオンにしたままEF-D913Wを使ってみたところ、これが大正解! 風当たりが心地よいので、入眠を妨げることもなさそう。

布団から出ている腕や顔に風が当たっても、不快感はありません。個人的には風量が自動で変化する「リズム」モードが気に入りましたが、エアコンをひと晩中運転し続けるなら、室温に合わせて風量を切り替える「センサー自動運転」にしたほうがより快適に眠れそうです

本体上部に取っ手が装備されているので、必要なところに移動させて使うこともできます。重量は4.9kg(リモコン含む)ありますが、それほど苦労せずに持ち運びできました

まとめ

2020年5月19日時点で、日本国内でファンを取り外して洗えるタワーファンはEF-D913Wのみ。清潔性が気になるなら、この機構だけでも選択の大きなアドバンテージとなるのは間違いありません。着脱方法もカンタンなので、マメに洗ってお手入れすることも苦にならないはず。送風に関しては突出した機能はないものの、涼を得るためのものとしての性能は十分。プロペラファンの扇風機から乗り換えた場合、届く風の質の違いに最初はとまどうかもしれませんが、風量は弱めでもムラの少ない風は心地いいので、個人的にはタワーファンもいいなと思い始めています。

タワーファンはスリムとよく言われますが、ベース部はサイズがあるため、設置面積は一般的な扇風機とそれほど変わらない印象(扇風機のサイズにもよりますが)。ただ、首振り機能をオンにしてもタワーファンの場合、本体や内部がスイングするので、これ以上スペースを占有することはありません(下の動画参照)

また、全体的に円柱形状なので、横を通った時に本体にぶつかりにくいのはありがたい。一般的な扇風機を使っている筆者の場合、送風口に体が触れ、向きが変わってしまったことが何度もあります……

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
季節家電のその他のカテゴリー
ページトップへ戻る