ジダラキング
サンコー「ホットウォーターサーバーmini2」を試用レビュー!

ペットボトルから熱湯が出る!? “STAYこたつ”を実現するウォーターサーバーがこの世にあった

結局のところ、政府の呼びかけによる新型コロナウイルス感染対策の「勝負の3週間」がうまくいかなかったのは、たまたま冬の割に気温が高かったからだと思うんですよ。

暖かいから、みんな外をウロウロしちゃったのでは? その証拠に、気温が一気にグッと下がってからは、外に出たい気分に全然ならないですもん。少なくとも私「自堕落王(ジダラキング)」は、外どころか、もうこたつからも出たくない。無理。寒いから。

しかし、こたつから出ないという決断は、いろんなものを犠牲にしなければ成し遂げられません。キッチンで熱いお茶やコーヒーを淹れることもできませんし、食事もスナック菓子やみかんがせいぜい。つまり、“飲食から暖を取る”ことができなくなってしまうわけで……。

こたつのある部屋に「お湯が出るウォーターサーバー」があれば話は変わってくるんですが、いちいちサーバー契約するのも面倒くさいし、レンタル代もコストになる。最近は、ウォーターサーバー自体もコンパクトになってきているんですが、それでも場所は取るし……。レンタル契約不要で、場所を取らず、お湯が出るウォーターサーバー。そういうのが欲しいんですよ。

ペットボトルから熱湯が出る(!)サーバー

それはさすがにムチャだろう、とは自分でも思っていたんですが……探してみたら、ちゃんと希望どおりのものがあるんですよ。すげぇな、世の中。

ということで入手したのが、サンコー「ホットウォーターサーバーmini2」。ジャンルとしては、“瞬間湯沸かしケトル”に位置するようですが、機能はまんま、熱湯が出るウォーターサーバーです。

サンコー「ホットウォーターサーバーmini2」。この状態の見た目だと、お湯が出ると言われてもピンときません

サンコー「ホットウォーターサーバーmini2」。この状態の見た目だと、お湯が出ると言われてもピンときません

パッケージから取り出してみると、サイズは幅100mm、高さ200mmと、予想していたのよりもかなりコンパクト。ミニサイズの電気ポットよりも、さらにひと回り以上小さいぐらい。

そりゃ当然で、この本体には水を入れておくタンク機能が付いていません。「それ、ウォーターサーバーじゃないじゃん!」と思うのは早計ですよ。何とこれ、本体に市販のペットボトルをブスッと挿して水タンク代わりに使うという、かなり思い切った構造を採用しているんです。

ということで、さっそくブッ挿してやりましたよ、ペットボトルを。

とりゃ!と1Lのペットボトルを装着。何か、ちょっと笑えるビジュアルかも

とりゃ!と1Lのペットボトルを装着。何か、ちょっと笑えるビジュアルかも

あとは、ボタンを押せば熱湯が出て……

あとは、ボタンを押せば熱湯が出て……

こたつから出ることなく、熱々のホットコーヒーが手に入ります。最高!

こたつから出ることなく、熱々のホットコーヒーが手に入ります。最高!

準備は超簡単!

この状態まで持っていくための準備ですが、やることはそんなに多くありません。

まず、水の入ったペットボトルに内部弁付きのキャップを装着します。あとは、本体のヘッド部分を180°回転させて、挿入口に逆さにしたペットボトルをブスッと挿せば準備完了。ほら、簡単。

キャップは、28mm用と38mm用の2つが付属。日本製のペットボトルなら、大体28mm用でいけるはずです

キャップは、28mm用と38mm用の2つが付属。日本製のペットボトルなら、大体28mm用でいけるはずです

本体のヘッドをグルッと回転させると、自動で電源オン

本体のヘッドをグルッと回転させると、自動で電源オン

挿入口にボトルをブスッ! このタイミングでちょっとだけ水がこぼれる可能性があるので、ティッシュを用意しておくと安心です

挿入口にボトルをブスッ! このタイミングでちょっとだけ水がこぼれる可能性があるので、ティッシュを用意しておくと安心です

説明書によると、水は「空っぽのボトルに水道水を入れて使ってください」とのこと。これはおそらく、硬水系のミネラルウォーターを使わせないための注意ですね。硬水を沸騰させると、水あかが発生して中の管が詰まるのでNGということでしょう。

逆に言うと、軟水系の水なら市販のペットボトルウォーターをそのまま使っても大丈夫だと思います。あと、水以外のものは、そもそも使っちゃダメ。

底面のスイッチで自動展開する補助足。1Lのペットボトルまでなら、グラグラすることなく安定します

底面のスイッチで自動展開する補助足。1Lのペットボトルまでなら、グラグラすることなく安定します

ホース付きのゴムキャップなら、2Lのペットボトルにも対応。1日分のお湯がまかなえそう

ホース付きのゴムキャップなら、2Lのペットボトルにも対応。1日分のお湯がまかなえそう

ちなみに、使えるペットボトルは最大で1Lサイズまで(推奨は500mlサイズ)。

本体を設置すると、自動的に側面から足がジャキッと伸びて安定させる仕組みですが、さすがに1kg以上のウエイトが上に載ると、転倒の危険があるっぽい。

「それじゃ足りないよ!」という人のために、2Lサイズのボトルにも使える吸水ホース付きキャップが付属しています。これならたっぷり沸かし放題!

ただし、このホース付きキャップを実際に使ってみると、水を吸い上げ切れずにエラーで止まることが何度かありました。やはり、上からの重力で水を自動供給するほうが、間違いはなさそう。

ボタンを押したら2秒で熱湯!

ボトルがセットできたら、もういつでもお湯沸かし放題モード。

ヘッド上面にあるタッチパネルは、電源コードをつないだ状態だと「LOC」の文字と鍵マーク(ロックボタン)が表示されているはず。そこでまずは、ロックボタンを2秒長押ししてチャイルドロックを解除します。

表示が「LOC」から「000」に変わったら、波線3本の「TEMP」ボタンで温度設定。押すたびに湯温が、45℃→65℃→85℃→100℃→000と切り替わります。

温度は、粉ミルクに適温な45℃から、熱湯100℃まで4段階

温度は、粉ミルクに適温な45℃から、熱湯100℃まで4段階

使いたい温度に設定したら、赤い「ON/OFF」ボタンを押せば、ヘッドの下面からお湯がチョロチョロと出てきます。

吐水量はかなり少なめで、まさにチョロチョロって感じなんですが……そんなことよりも熱湯が出るまでがやたらと速い! 押したら即お湯が出る、ぐらいの勢いですよ。

どうやらロックボタン長押しの2秒は、プレヒートの時間も兼ねているっぽい。沸騰まで待たされることがないのは、ありがたい。

1度ボタンを押すとお湯が出っぱなしなので、止める時はボタンを再度押す

1度ボタンを押すとお湯が出っぱなしなので、止める時はボタンを再度押す

ほかに卓上でお湯を素早く沸かす対抗馬としては、電気ケトルがあがってくるでしょう。でも、欲しいタイミングで欲しい量の熱湯が作れる、という点においては「ホットウォーターサーバーmini2」のほうが優秀。

水をセットしてから沸くまでの待機時間が、実質ゼロに近い&ボタン押すだけという簡便さは、「お湯を沸かして飲み物を作る」といった作業に対しての面倒さが大幅に減るんです。これは、思っていたよりも快適性が高い。

気になるとしたら、実測で4ml/秒というチョロチョロな吐水量ですが、これも、ボタンを押して即お湯が出るスピード感のおかげで、意外と待たされている感じが少ない気が。

100℃モードで実温度はこれぐらい。それ以下の湯温モードでは、大体設定数値の−5℃ぐらいに

100℃モードで実温度はこれぐらい。それ以下の湯温モードでは、大体設定数値の−5℃ぐらいに

さて、出てきたお湯の温度を測ってみると、100℃モードで大体83〜85℃ぐらい。「ん? 100℃じゃないの?」と一瞬思いますが、設置型ウォーターサーバーでも熱湯として出るのは80〜90℃ぐらいなので、温度としてはこんなもんかなー、といったところ。

このレベルであれば、カップ麺も一応作れます。ただ、カンカンの熱湯じゃないので、少し長めに戻し時間を取る必要はありそう。

ぶっちゃけ言うと、チョロチョロ吐水でお湯が満量入るまでに時間がかかるので、「お湯がフルに入り切るまで(「カップヌードル」で1分25秒ほど)」+「規定の調理時間」を待つぐらいで、ちょうどよい戻り具合になるかもしれません。

いっぽうで、インスタントコーヒーや日本茶であれば、むしろこれぐらいの温度がベストです。

吐水量が少ないので、満水まで時間はちょっとかかりますが、それでもゼロから沸かすことを思えば爆速!

吐水量が少ないので、満水まで時間はちょっとかかりますが、それでもゼロから沸かすことを思えば爆速!

こたつにこもったままで、食糧問題も解決。温かい麺は正義です

こたつにこもったままで、食糧問題も解決。温かい麺は正義です

実際に使ってみた印象で言えば、うん、これぐらいなら十分に実用的だな!って感じ。

やっぱり、座ったままで熱湯が手に入るというのは、冬場の「QOL」が爆上がりですよ。特に、自宅テレワークなどで熱いお茶やコーヒーが欠かせないという人には、ぜひ試してもらいたい。

タンクも1Lあれば、カップ麺作ってコーヒー2杯飲んでもまだ少し余るかな、という量だし。足りなきゃ、水の入ったペットボトルを複数用意しておけばいいだけ。

これで、こたつ籠城も思うがまま。Stay KOTATSU!

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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