特別企画
健康が気になるアラフィフ筆者が語る

アラフィフになったら掃除はIoT家電にまかせるとき!? ラクして家中をキレイに

この企画は、スマートホーム化した筆者・鴻池宅をモデルケースに、IoT家電がもたらすQoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を体感検証していくシリーズである。連載7回目となる今回のテーマは「掃除」。「ロボット掃除機」や「空気清浄機」などのIoT家電を駆使して、アラフィフ筆者が欲する健康的で快適な空間作りを考える。

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アラフィフになると「掃除力」が低下する

欲しい家電のアンケート調査を行うと、必ず上位にあがるのがロボット掃除機だ。この結果からは、多くの人は掃除が好きではなく、必要に迫られて日々淡々とこなしていることがうかがえる。しかし、ロボット掃除機はそこそこ高価で、家具の隙間や障害物には弱い面もあり、導入に躊躇している人も多いだろう。筆者自身も、夫婦2人暮らしで汚れは少なく、家も広くないので、ハンディ型の掃除機やモップを使い、自力でササッとやってしまうのが手っ取り早いと信じていた。

しかしアラフィフになって気づいたのは、自分の清掃力の低下だ。ハンディークリーナーやモップを使ってしっかり掃除したつもりでも、床に寝転がると、髪の毛や綿ゴミが残っていることに気づく。そう、視力の低下によって、立姿勢だと床のゴミが見えなくなっているのだ。かといって、雑巾を手にし、部屋の隅々まで床を這うように掃除するのもまた体力的にきびしい。

先に結論を言ってしまうと、自身の低下した掃除能力を、ロボット掃除機が進化して追い越している印象なのである。近年の住宅の多くはオールフローリングでバリアフリーと、ロボット掃除機が動きやすくなっていることもあるし、アラフィフになったら、いよいよロボットに掃除をまかせるときではないか。

IoT化で進化するパナソニック「ルーロ」を使ってみた

ということで、パナソニックのロボット掃除機「RULO(ルーロ)」シリーズの最上位モデル「RULO MC-RSF1000」(以下、MC-RSF1000)を使ってみた。本機はレーザーSLAMで家の間取りを把握し、超音波センサーと赤外線センサーで障害物を避け、精密な走行を行うことを得意としている。また、吸引したゴミの位置と量を記録し、それをスマホの専用アプリから確認できるというのもIoT時代ならでは。そして、最大2.5cmの段差を乗り越えられる「アクティブリフト」機能を搭載しているのが大きなポイントだ。

なお、下位モデル「MC-RSF700」でも同等のハイテク機能が利用できる(「アクティブリフト」機能は非搭載)。このほか、超音波センサーを省いたお手軽クラスの「MC-RSF600」もラインアップされており、ニーズと予算のバランスに合わせて選択できる。

アラフィフになったら、とにかく掃除は楽しよう

筆者はロボット掃除機を過去に何度か使ってきたが、いずれも障害物に乗り上げてエラーを起こしたり、複数の部屋で迷子になったり、ランダムに走行して通過しない場所は掃除できなかったり……と、苦い経験ばかりした記憶がある。掃除はある程度楽になるのだが、ロボットの世話に手間がかかってしまい、正直、かかる手間としてはプラスマイナスゼロの感も否めなかった。

では、最新のハイテクモデルであるMC-RSF1000はどうだろうか。さっそく掃除を開始してみよう。我が家では、充電中のMC-RSF1000の定位置は、じゃまにならず、目立たず、手も届かないソファ下にしてみた。

椅子やゴミ箱などの障害物をどけて、スマホのアプリから「スタート」を選択すると、Wi-Fi連携させたMC-RSF1000が難なく出動! ソファの下からその姿を表し、掃除を開始してくれる。アラフィフの筆者にとっては、サンダーバード(1960年代にイギリスで放送されたメカが登場する人形劇番組)が出動するようなワクワク感も楽しい。

運転をスタートすると、ソファ下から堂々登場するルーロ

運転をスタートすると、ソファ下から堂々登場するルーロ

驚いたのは、50回程度走らせた段階でも、これまでに体験していたような走行中のエラーや迷子といったトラブルがゼロだったこと! 筆者宅は階段のないマンションで、全室フローリング、バリアフリー設計なので、ロボット掃除機が動きやすいこともあると思うが、これはうれしい。

はじめは心配で、掃除の様子を終始監視していたのだが、間仕切りのないリビングスペース、廊下、玄関、洗面、キッチンエリア、2つの個室を器用に巡回し、それぞれを効率よく走行しているのに感心した。この賢さなら、留守中に掃除をまかせるのも安心と確信。なお、この走行軌跡はアプリで動画としても再現が可能なので、参考までに筆者宅の様子をお見せしよう。

走行の様子から、リビングでは間仕切りがないにも関わらずちゃんとエリアを認識しており、廊下に出た後はすぐ個室に突入せず、かつ、後で忘れることなく戻ってくるなど、随所に賢さが見て取れる。最後の部屋を出た後、充電台に最短コースで直帰するさまも健気でカワイイ。

ロボット掃除機による清掃はヒトがいても可能だが、ヒトが障害物になることもあるので、不在時に動かしたほうが効率はいいだろう。吸引音や走行音が気にならない点でも好ましい。筆者の場合は夫婦2人暮らしで在宅時間が長いが、昼食後に小一時間散歩に出かけるのが日課なので、このタイミングを生かして運転させている。

なおMC-RSF1000は、先述の「アクティブリフト」機能で、スツールの脚などの円錐形スタンドに乗り上げても問題を起こさないのだが、掃除しないスペースが発生し、方向修正のためにいくらか時間が余計にかかる。椅子類やゴミ箱などは、ひと手間かかるがあらかじめどけておくと、ロボット掃除の作業効率が大幅にアップする。通れるところが多くなると、当然取れるゴミの量も多くなる。

ロボ目線で、障害物はなるべく片づけておくと効率的

ロボ目線で、障害物はなるべく片づけておくと効率的

▼IoT機能のおかげで使い勝手がバツグン

ここまでで、筆者はMC-RSF1000のロボット掃除機としての基本的な実力を体感したわけだが、このほかに、IoT機能としての便利さも実感するできごとがあった。

ある日、椅子類やゴミ箱の撤去といった下仕事をしたにも関わらず、MC-RSF1000を起動するのを忘れて500m離れた公園まで来てしまったことがあったのだ。残念なあまり、1度はガックリうなだれたが、即解決。ポケットからスマホを取り出し、遠隔操作で自宅のMC-RSF1000を「スタート」した。IoTの勝利である。

ただ、運転している様子を目の当たりにしていないので、実際に起動しているのかどうか不安に感じたのも事実。念のため、キッチンで留守番中の「Amazon Echo」を呼び出すと、MC-RSF1000の姿は見えないものの、走行音が聞こえてひとまず安心した(冷静に考えれば、アプリ画面で走行状態も一目瞭然なのだが……)。

ちなみに我が家の広さは60m2弱で、キッチンなどの造作物、風呂場、クローゼット、ベッドやデスクなどを除くと、掃除対象の面積は30m2程度となる。いつも30分前後で掃除が完了し、散歩中にアプリで通知が届く。人間が掃除をサボっても、ロボット掃除機は全く気にせず、報告までしてくれる。なんだか申し訳ない気もする。

そして帰宅すると、MC-RSF1000は何ごともなかったかのように定位置のソファ下に収まっていた。「まさか、サボったのか?」と疑ってしまったが、アプリで記録を見るとちゃんと隅々まで走行しており、ゴミが多かった場所までわかる。疑った自分が恥ずかしい。

ルーロアプリの履歴マップ。掃除した場所とゴミの量が把握できるのが便利。毎日のゴミの量も記録される

ルーロアプリの履歴マップ。掃除した場所とゴミの量が把握できるのが便利。毎日のゴミの量も記録される

▼アラフィフが自分でやる掃除より性能高し!

肝心の清掃結果であるが、ドラマに出てくるいじわるな姑のように粗探しをすれば取り残しは見つかるが、内部のダストボックスを見れば成果は瞭然。人間が嫌々掃除するよりは好成績に思える。加えて、ロボット掃除機は疲れを知らず、毎日こまめに掃除を頼んでも文句を言わないので、「清掃力」は高い。

少なくとも、ゴミが見づらくなっていて、掃除のクオリティにムラのあるアラフィフ夫婦よりは高性能と言い切れる。散歩に出かけている時間で部屋がキレイになるので、実質、人間の掃除時間はゼロに! 浮いた時間はもっぱら、夫婦揃ってのドラマ鑑賞に割いていて、楽しい時間が増えた。そう考えると、QoL向上効果は絶大だ。

そのほか、MC-RSF1000で感心した機能として、スマホ画面をタッチするだけで行える掃除エリアの指定がある。小面積をピンポイントで指定することはできないが、掃除してほしい場所、または、入ってほしくないエリアを指定することができる。在宅時でも、ヒトが立ち入らない部屋を指定して掃除をしてもらえば、人間とロボットがかち合うトラブルを防止できる。もちろん、気になる部屋や部分だけの清掃にも利用できる。マップ作成とIoTの連携による好機能だ。

ルーロアプリのエリア指定画面。マップを見ながらタッチ操作で簡単に指定できる

ルーロアプリのエリア指定画面。マップを見ながらタッチ操作で簡単に指定できる

空気清浄機とコンボでさらにクリーンな環境を

さて、アラフィフ筆者としては、自分や家族の健康状態を考えると、できるだけ室内環境をクリーンにしておきたい。ロボット掃除機であれ、ヒトであれ、床を清掃すると、ホコリが舞い上がる。そこで注目したいのが、空気清浄機の併用だ。

舞い上がったホコリを吸着すれば空気がキレイになるのはもちろん、清掃後に床に落ちるホコリも少なくできる。特に筆者のように、不在中にロボット掃除機を動かす場合は、防犯上、窓を閉めて運転することになり、自然換気がままならないのでケアすべきポイントである。

筆者宅で稼働中の加湿空気清浄機は、シャープ「KI-NP100」。最大10m3/分の大風量で、部屋全体に風の流れをすばやく行き渡らせる「スピード循環気流」による「掃除アシスト」機能を備えているのが特徴だ。

KI-NP100の掃除アシストボタン

KI-NP100の掃除アシストボタン

「掃除アシスト」を含め、本機で24時間空気清浄運転をしていると、宅内のホコリが減少したのを明らかに感じられる。「掃除アシスト」+「空気清浄運転」をした日としない日では、周囲につもるホコリの量が目に見えて異なるのだ。気になっていたテレビのスタンドを観察すると一目瞭然だ。

ホコリが目立つテレビのスタンドでホコリのたまり具合を実験。写真左は、清掃も空気清浄も行わず3日経過した様子。対して写真右は、毎日清掃、空気清浄機を24時間稼働させて1週間経過したのち、さらに3日間で蓄積したホコリの総量。清掃と空気清浄を継続すると、部屋の中がキレイになっていく

ホコリが目立つテレビのスタンドでホコリのたまり具合を実験。写真左は、清掃も空気清浄も行わず3日経過した様子。対して写真右は、毎日清掃、空気清浄機を24時間稼働させて1週間経過したのち、さらに3日間で蓄積したホコリの総量。清掃と空気清浄を継続すると、部屋の中がキレイになっていく

AV家電やパソコンなどの電子機器はホコリを嫌うモノが多く、ホコリの減少は製品の長寿命化にもつながるので、ロボット掃除機によるこまめな清掃と空気清浄機によるホコリの除去はおすすめだ。

また、目に見えないが、花粉やハウスダストも同様に除去できているはずなので、アレルゲンの現象による健康増進にもつながる。そのほか、KI-NP100にはプレフィルター自動掃除機能があり、エアコンの「自動掃除機能」と同様に、手間なく大きめのホコリを掃除してくれるので、お手入れの手間がほとんどかからないのもうれしい。

KI-NP100の自動掃除機能付きプレフィルター。目に見えるような大き目のホコリをフィルタリングし、自動で定期的に掃除してくれる。ダストボックスに溜ったホコリの量を見れば、効果は歴然

KI-NP100の自動掃除機能付きプレフィルター。目に見えるような大き目のホコリをフィルタリングし、自動で定期的に掃除してくれる。ダストボックスに溜ったホコリの量を見れば、効果は歴然

そしてKI-NP100もIoT連携機能を搭載していて、スマホの専用アプリから遠隔操作したり、運転状況や空気の状態を確認したりできる。加湿用の水タンクが空になったり、何らかのエラー発生時にはアプリで通知してくれるのもIoTを生かした便利機能。給水など、通知が来たときに対応すればいいので、とても楽だ。

また、フィルターやプラズマクラスターユニットといった消耗品の管理もアプリから行える。必要に応じて、簡単な手順で販売サイトに飛んで行けるのもIoT家電らしい工夫で便利だ。

KI-NP100のアプリ画面。メンテナンス情報が把握できるほか、イベントが発生すると通知してくれるので、能力が低下したまま使い続けるような問題は起こりづらい

KI-NP100のアプリ画面。メンテナンス情報が把握できるほか、イベントが発生すると通知してくれるので、能力が低下したまま使い続けるような問題は起こりづらい

年を重ねたら、IoT家電を駆使して家中をキレイにしていこう

若いときは体力もあったので、家電を導入して楽をするよりは、できる限り自力で頑張って、出費を抑えることに喜びを感じたものだった。しかし50歳を越えると、先のほうが短くなり、使える時間は有効に活用したいと心境が変化。掃除が好きな方、掃除が趣味という方もいると思うが、筆者のように必要に迫られてこなしているだけの場合、ロボットにまかせられるならまかせたほうが結果も気分もいい。今回、IoT技術を活用するうえ、動作が的確で実用レベルの清掃能力を発揮するMC-RSF1000を使い、その思いは確信へと変わった。自分で掃除をする時間が実質ほぼゼロになるのは本当にありがたい。

掃除の時間がなくなったことで浮いた時間は、余暇にあてたり学び直しをするのにいいだろう。そう考えると、高性能で実用的なロボット掃除機や空気清浄機は決して高い買い物ではないと思う。

キレイになった床に寝転がり、リラックスしてのドラマ鑑賞は至福のとき

キレイになった床に寝転がり、リラックスしてのドラマ鑑賞は至福のとき

鴻池賢三

鴻池賢三

オーディオ・ビジュアル評論家として活躍する傍ら、スマート家電グランプリ(KGP)審査員、家電製品総合アドバイザーの肩書きを持ち、家電の賢い選び方&使いこなし術を発信中。

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