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氷の上をすべるような軽さ!小さくなったのに集じん性能がアップした「BALMUDA The Cleaner Lite」

2020年にバルミューダが発売したホバー式コードレススティック掃除機「BALMUDA The Cleaner」に、軽量・小型化した「BALMUDA The Cleaner Lite」が登場。ヘッドを前後左右、斜めに動かして掃除機がけできるスタイルはそのままに、使いやすさと集じん性能を向上させた新モデルを発表会で見てきました。

BALMUDA The Cleanerと同じくBALMUDA The Cleaner Liteにも、ホワイト(C02A-WH)とブラック(C02A-BK)の2色が用意されています。価格は64,900円(税込)で、2022年5月19日発売

BALMUDA The Cleanerと同じくBALMUDA The Cleaner Liteにも、ホワイト(C02A-WH)とブラック(C02A-BK)の2色が用意されています。価格は64,900円(税込)で、2022年5月19日発売

基本的な仕組みはそのままに小型・軽量化

一般的な掃除機はヘッドを前後に押し引きして掃除機がけしますが、BALMUDA The Cleanerは前後だけでなく、左右にも斜めにも動かせる「360°スワイプ構造」を採用。さらに、2つのブラシをそれぞれ内側に回転させることで床面との摩擦を減らす「デュアルブラシヘッド」を装備し、軽い操作感と自由な動きを実現したのが特徴です。

本体とヘッドの接続部は360°に動く構造となっており、軽く手首をかえすだけでシームレスにヘッドの向きを変えることができます。どの方向でも角度の自由度も高いので、その操作性はフローリングワイパーに近い印象

本体とヘッドの接続部は360°に動く構造となっており、軽く手首をかえすだけでシームレスにヘッドの向きを変えることができます。どの方向でも角度の自由度も高いので、その操作性はフローリングワイパーに近い印象

一般的な掃除機のヘッドに装着されている回転ブラシは1本なのに対し、BALMUDA The Cleanerは2本装備。それぞれのブラシを内側に回転させることで床面との摩擦が相殺され、軽いかけ心地となるのだそう。また、ヘッドの両端に全方向に可動するキャスターが付いているのも、前後左右、斜めにヘッドをスムーズに動かせるポイントです

一般的な掃除機のヘッドに装着されている回転ブラシは1本なのに対し、BALMUDA The Cleanerは2本装備。それぞれのブラシを内側に回転させることで床面との摩擦が相殺され、軽いかけ心地となるのだそう。また、ヘッドの両端に全方向に可動するキャスターが付いているのも、前後左右、斜めにヘッドをスムーズに動かせるポイントです

もちろん、BALMUDA The Cleaner Liteにもこの特徴は継承されていますが、本体やヘッドの小型化に合わせて、すべての設計を見直し、最適化しているといいます。また、BALMUDA The Cleanerと比べ、本体重量が約900g軽くなり、ヘッドのサイズも小さくなったことで、より軽い操作感に進化。従来もヘッドが浮いているかのような操作感でしたが、ヘッドが大きく、本体重量もあったため、左右に動かす際には少々力が必要でしたが、それと比べて、新モデルはどの方向に動かすのも軽い! まるで氷の上をすべらせているかのように感じるほど、少ない負担で、なめらかに動かすことができます。

BALMUDA The Cleanerのサイズは300(幅)×165(奥行)×1,240(高さ)mmで、BALMUDA The Cleaner Liteは275(幅)×150(奥行)×1,170(高さ)mm。本体重量も、BALMUDA The Cleaner Liteは900g軽量化されて約2.2kgになりました

BALMUDA The Cleanerのサイズは300(幅)×165(奥行)×1,240(高さ)mmで、BALMUDA The Cleaner Liteは275(幅)×150(奥行)×1,170(高さ)mm。本体重量も、BALMUDA The Cleaner Liteは900g軽量化されて約2.2kgになりました

ヘッドも小型化し、BALMUDA The Cleaner Lite(左側)は幅が25mm、奥行が15mmダウンした275(幅)×150(奥行)mmというサイズに。ヘッドの高さも10mm抑えた40mmになりました

ヘッドも小型化し、BALMUDA The Cleaner Lite(左側)は幅が25mm、奥行が15mmダウンした275(幅)×150(奥行)mmというサイズに。ヘッドの高さも10mm抑えた40mmになりました

ヘッドが薄型化されることで、これまで入らなかった隙間の掃除も可能に! 細かいところが掃除しやすくなったのは魅力的です

ヘッドが薄型化されることで、これまで入らなかった隙間の掃除も可能に! 細かいところが掃除しやすくなったのは魅力的です

掃除機が水平になるほどには倒せませんが、本体を倒せる角度はBALMUDA The Cleanerより10°大きい80°になったため、BALMUDA The Cleanerは高さが約18cmある家具下なら掃除することができます(BALMUDA The Cleanerは約22cmの高さが必要)

掃除機が水平になるほどには倒せませんが、本体を倒せる角度はBALMUDA The Cleanerより10°大きい80°になったため、BALMUDA The Cleanerは高さが約18cmある家具下なら掃除することができます(BALMUDA The Cleanerは約22cmの高さが必要)

小型・軽量化されたということは、通常のスティック型掃除機として使う時だけでなく、ハンディスタイルに切り替えた際に腕にかかる負担も小さくなるということ。ハンディスタイル時の重量は、BALMUDA The Cleanerが約1.6kgで、BALMUDA The Cleaner Liteが約1.17kgと、400gくらいの差ですが、手に持つと数値以上の違いを感じます。

スティックハンドルを取り外し、付属の「ハンディハンドル」と「すきま用ノズル」を装着すればハンディ型掃除機として使えるようになります

スティックハンドルを取り外し、付属の「ハンディハンドル」と「すきま用ノズル」を装着すればハンディ型掃除機として使えるようになります

BALMUDA The Cleaner Liteは本体の直径も15mmスリムなので、見た目でもコンパクトになったことがわかります

BALMUDA The Cleaner Liteは本体の直径も15mmスリムなので、見た目でもコンパクトになったことがわかります

ソファーの溝や棚の端を掃除する使い方の時だけでなく、高いところを掃除する際にもBALMUDA The Cleaner Liteの軽さがありがたい! ハンディスタイルでの重量差は430gですが、腕への負担と掃除のしやすさは劇的に違います

ソファーの溝や棚の端を掃除する使い方の時だけでなく、高いところを掃除する際にもBALMUDA The Cleaner Liteの軽さがありがたい! ハンディスタイルでの重量差は430gですが、腕への負担と掃除のしやすさは劇的に違います

ハンディスタイルでは「すきま用ノズル」ではなく、通常のヘッドを装着して使うことも可能

ハンディスタイルでは「すきま用ノズル」ではなく、通常のヘッドを装着して使うことも可能

連続運転時間は「標準」モードで約30分、「強」モードで約10分と、BALMUDA The Cleanerと同じですが、BALMUDA The Cleaner Liteはバッテリーが着脱できる仕様となったため、交換用のバッテリーを別途購入しておけば、交換することで長時間の掃除を行うことができます。

搭載されている運転モードは「標準」と「強」の2種類

搭載されている運転モードは「標準」と「強」の2種類

バッテリーは工具を使うことなく、簡単に着脱できます。交換用のバッテリー(C-B200)の価格は10,780円(税込)。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約4時間かかります

バッテリーは工具を使うことなく、簡単に着脱できます。交換用のバッテリー(C-B200)の価格は10,780円(税込)。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約4時間かかります

充電は、付属のスタンドで行います。新たに用意されたツールボックスには、付属のアタッチメントをすべて収納できるほか、掃除に使用するクロスなどを入れてもOK。また、ツールボックスは持ち運びできるようになっています

充電は、付属のスタンドで行います。新たに用意されたツールボックスには、付属のアタッチメントをすべて収納できるほか、掃除に使用するクロスなどを入れてもOK。また、ツールボックスは持ち運びできるようになっています

なお、別売のBALMUDA The Cleaner専用のノズルセット「C-T100」(価格は9,800円/税込)は、BALMUDA The Cleaner Liteにも対応します

なお、別売のBALMUDA The Cleaner専用のノズルセット「C-T100」(価格は9,800円/税込)は、BALMUDA The Cleaner Liteにも対応します

小さくなったのに集じん性能はアップ!

一般的に掃除機は、本体サイズを小型・軽量化しようとすると搭載できるモーターなども小さくなるため、通常のサイズの掃除機と比べると吸込仕事率は低くなる傾向。コードレス掃除機の吸込仕事率については日本電機工業会規格で定められていないため、BALMUDA The Cleaner Liteも公表していませんが、BALMUDA The Cleanerより低いそうです。ただし、吸込仕事率はヘッドを外した状態での吸い込むパワーを計測した数値なため、実際に掃除機を使う状態にすると、そのパワーが生かしきれていないことも。こうしたことから、BALMUDA The Cleaner Liteはヘッドのブラシや機構などを見直すことで、従来より小型のモーターを採用しながらも集じん性能を42%向上を実現させたといいます。

ブラシの材質や長さなどをBALMUDA The Cleaner Liteに合わせて最適化することで掃除性能を向上させるとともに、髪の毛や糸くずなどのからまりも低減。また、新たにゴム性のブレードフィンを装備することで、カーペットなどでゴミをよりしっかりかき出せるようになったそうです

ブラシの材質や長さなどをBALMUDA The Cleaner Liteに合わせて最適化することで掃除性能を向上させるとともに、髪の毛や糸くずなどのからまりも低減。また、新たにゴム性のブレードフィンを装備することで、カーペットなどでゴミをよりしっかりかき出せるようになったそうです

サイクロン部も小型化されましたが、遠心力でゴミと空気をしっかり分離します。バルミューダの技術者によると、単純に小さくするのではなく、きちんと遠心分離するように調整するのが大変だったとのこと

サイクロン部も小型化されましたが、遠心力でゴミと空気をしっかり分離します。バルミューダの技術者によると、単純に小さくするのではなく、きちんと遠心分離するように調整するのが大変だったとのこと

下の動画では、BALMUDA The Cleaner Liteの自由自在な動きと、集じん性能が確認できます。筆者も実際に試しましたが、圧倒的に軽い操作感になりながら、ゴミ取れ性能はバツグン。スルスルと抵抗感なく動かせるので、ちょっと掃除が楽しくなるような気がしました。

ただ、BALMUDA The Cleaner Liteのヘッドは一般的な掃除機よりも大きいため、家具の脚まわりなど細かいところのゴミは苦手そうなイメージがありませんか? でも、ご安心を! ヘッドの正面でゴミを取り、次に方向転換してヘッドのサイドを脚に沿わせるというように、ヘッドの向きを変えながら動かすと家具の脚まわりのゴミもキレイに取ることができます(下の動画参照)。

もちろん、壁際の掃除もバッチリ(下の動画参照)! 家具の脚まわりや壁際などでは、ヘッドの向きを変えながら掃除するのが、BALMUDA The Cleanerで上手にゴミを取るためのコツなようです。一般的な掃除機とは少し掃除機の使い方が違うので慣れが必要かもしれませんが、フローリングでの掃除は不満なく行えそう。

ヘッドの四隅にローラーが装備されているので、壁際に沿わせて動かすのもスムーズ。普通の床面を掃除している時と同様に、操作感も軽いままです

ヘッドの四隅にローラーが装備されているので、壁際に沿わせて動かすのもスムーズ。普通の床面を掃除している時と同様に、操作感も軽いままです

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいます。

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