レビュー

圧倒的スチーム量が心強い! ティファールの衣類スチーマー「アクセススチーム フォース」レビュー

ハンガーにかけたまま手軽に衣類のシワの伸ばせることで人気の衣類スチーマー。ウイルス除去や除菌効果、脱臭効果も期待できるので前々から気になってはいたのですが、筆者は使ったことがありません。そんな筆者が、初挑戦! 従来モデルに比べスチーム量がアップするなど進化した、ティファールの最新モデル「アクセススチーム フォース DT8261J0」(以下、アクセススチーム フォース)を使ってみました。

スチーム量がアップ。強力なスチーム噴射ができる機能も追加

衣類スチーマーで衣類のシワ伸ばすために重要なのが、「スチーム量の多さ」です。繊維が絡みついたまま乾燥し、シワとなってしまった状態を解消するには、ただ伸ばすだけではキレイにならず、水分を与えて繊維をほぐさなければなりません。その水分量(スチーム)が多ければ、繊維の奥まで浸透するため、より短時間でシワを伸ばすことができるのです。そうした点を重視した時に、「アクセススチーム フォース」の平均23g/分(ターボモード使用時)というスチーム量は魅力的。筆者が調べた限り、スチーム専用タイプの衣類スチーマーの中でトップクラスのスチーム量でした。

サイズは130(幅)×141(奥行)×283(高さ)mmで、重量は1.16kg。コード長は約3m

サイズは130(幅)×141(奥行)×283(高さ)mmで、重量は1.16kg。コード長は約3m

アクセススチーム フォースは、2018年に発売された「アクセススチーム プラス DT8100J0」の後継モデルです。もともとスチーム量の多さ(平均20g/分)に定評のあるモデルでしたが、アクセススチーム フォースは1分あたりの平均スチーム量が3gアップしたほか、通常の3倍のスチームを噴射する「瞬間3倍パワフルスチーム」も搭載。電源をオンにしてから使えるようになるまでの時間も約15秒短い約25秒となり、パーツを見直すことで約60g軽量化するなど、使い勝手も向上しました。

「瞬間3倍パワフルスチーム」などの新機能を搭載しながら60g軽量化したアクセススチーム フォース。デザインはアクセススチーム プラスと基本的に同じ

「瞬間3倍パワフルスチーム」などの新機能を搭載しながら60g軽量化したアクセススチーム フォース。デザインはアクセススチーム プラスと基本的に同じ

違うのは、かけ面。セラミック素材のヒーティングプレートを採用している点は同じですが、より遠くまでスチームを噴射できるようにスチーム孔の形状が変更されました

違うのは、かけ面。セラミック素材のヒーティングプレートを採用している点は同じですが、より遠くまでスチームを噴射できるようにスチーム孔の形状が変更されました

操作部もアクセススチーム プラスと同じ。電源ボタンのほか、薄い生地などに適した「デリケートモード(平均14g/分)」と、厚い生地や頑固なシワを取るのに役立つ「ターボモード(平均23g/分)」という2つのスチーム量を選ぶボタン(デリケート/ターボ)が搭載されています

操作部もアクセススチーム プラスと同じ。電源ボタンのほか、薄い生地などに適した「デリケートモード(平均14g/分)」と、厚い生地や頑固なシワを取るのに役立つ「ターボモード(平均23g/分)」という2つのスチーム量を選ぶボタン(デリケート/ターボ)が搭載されています

使用する際には、水タンクをセットし、電源ボタンを押して立ち上がるのを待ちますが、アクセススチーム フォースは約25秒で立ち上がるようになりました。立ち上がり時間を比較してみたところ(下の動画参照)、アクセススチーム フォームのほうが14秒ほど短い時間で完了。新モデルは、出かける前などにサッとシワを伸ばしたい時に使いやすくなりました。

操作性も変わらず、トリガーを引いている間だけスチームが噴出する仕様。なお、トリガーの下にある「トリガーロック」を下にずらすと、トリガーを引かなくてもスチームが出続ける状態で固定でき、スチームトリガーをもとに戻せばスチームは停止します

操作性も変わらず、トリガーを引いている間だけスチームが噴出する仕様。なお、トリガーの下にある「トリガーロック」を下にずらすと、トリガーを引かなくてもスチームが出続ける状態で固定でき、スチームトリガーをもとに戻せばスチームは停止します

アクセススチーム フォースに搭載された「瞬間3倍パワフルスチーム」の威力を見てみましょう。ターボモード使用中に「ターボ」ボタンを長押しすると、約2秒間、ターボモードの約3倍のスチームが勢いよく噴射。(下の動画参照)なお、ターボモードでトリガーを引き続けていれば、約2秒間の「瞬間3倍パワフルスチーム」が終わったあとはターボモードのスチーム量に戻ります。

「瞬間3倍パワフルスチーム」は連続使用できない仕様のため、再び使いたい場合は、使用後20秒以上時間をあけたうえで、再度「ターボ」ボタンを長押しする必要があるとのこと。頑固なシワ部分など、あくまでスポット的な集中ケアに向いているようです。

「アクセススチーム フォース」ではじめてのシワ伸ばしにチャレンジ!

それでは、アクセススチーム フォースを使って衣類のシワ取りに初挑戦。シワが全体的に付いた綿100%のワイシャツのシワを伸ばします。

最初に、水タンクに水を入れ、本体にセットします。水タンクの容量は約185mlで、水道の蛇口から直接注水可能

最初に、水タンクに水を入れ、本体にセットします。水タンクの容量は約185mlで、水道の蛇口から直接注水可能

電源ボタンを押して、立ち上がれば準備完了。起動時には「デリケートモード」のボタンが点灯しますが、今回はターボモードでシワを伸ばしていくので、「ターボ」ボタンを押して切り替えます。なお、使用する時には、どちらかのモードを必ず選択しなければなりません

電源ボタンを押して、立ち上がれば準備完了。起動時には「デリケートモード」のボタンが点灯しますが、今回はターボモードでシワを伸ばしていくので、「ターボ」ボタンを押して切り替えます。なお、使用する時には、どちらかのモードを必ず選択しなければなりません

ワイシャツをハンガーにかけて、アクセススチーム フォームでシワを伸ばします。けっこう深いシワもありますが、キレイになるのでしょうか

ワイシャツをハンガーにかけて、アクセススチーム フォームでシワを伸ばします。けっこう深いシワもありますが、キレイになるのでしょうか

まずは前身ごろからスタート。片方の手でシャツを引っぱり、テンションをかけながら行うとシワが伸びやすいのだそう。スチームを噴射させるとともにかけ面を衣類に当てることで、よりキレイに仕上げられます。やや厚地でゴワゴワしていますが、2往復くらいでシワが目立たない状態になりました

まずは前身ごろからスタート。片方の手でシャツを引っぱり、テンションをかけながら行うとシワが伸びやすいのだそう。スチームを噴射させるとともにかけ面を衣類に当てることで、よりキレイに仕上げられます。やや厚地でゴワゴワしていますが、2往復くらいでシワが目立たない状態になりました

続いて、袖に移動。頑固なシワが付いている袖口まわりには、「瞬間3倍パワフルスチーム」を使用しました。繊維の奥まで水分が届いている感覚が得られます。袖をひっぱる手には、高温スチームでやけどしないようにアイロンミトンを装着しました。かけ面を当てる際にも役立つので、アイロンミトンがあると便利です

続いて、袖に移動。頑固なシワが付いている袖口まわりには、「瞬間3倍パワフルスチーム」を使用しました。繊維の奥まで水分が届いている感覚が得られます。袖をひっぱる手には、高温スチームでやけどしないようにアイロンミトンを装着しました。かけ面を当てる際にも役立つので、アイロンミトンがあると便利です

シャツの前身ごろの左半分だけ、シワを伸ばした状態。しっかりとテンションをかけ、生地の上をゆっくりとすべらせるように2〜3往復させただけで、けっこうキレイになりました。かかった時間は約2分半。タンクの水は2/3くらい残っています

シャツの前身ごろの左半分だけ、シワを伸ばした状態。しっかりとテンションをかけ、生地の上をゆっくりとすべらせるように2〜3往復させただけで、けっこうキレイになりました。かかった時間は約2分半。タンクの水は2/3くらい残っています

このあと、前身ごろの残り半分と、後ろ身ごろのシワ伸ばしも実行。「瞬間3倍パワフルスチーム」はシャツの脇の下など、かけ面を当てづらいか所でも役立ちました。本機の持ち手を握った状態で「ターボ」ボタンに親指が届くので、ボタンの長押しも苦になりません

このあと、前身ごろの残り半分と、後ろ身ごろのシワ伸ばしも実行。「瞬間3倍パワフルスチーム」はシャツの脇の下など、かけ面を当てづらいか所でも役立ちました。本機の持ち手を握った状態で「ターボ」ボタンに親指が届くので、ボタンの長押しも苦になりません

襟やボタンまわりの細かいところは、かけ面を部分的に接触させるようにしてスチームをあてました。このように襟を立てるようにすれば、襟の裏側もシワ伸ばしができます

襟やボタンまわりの細かいところは、かけ面を部分的に接触させるようにしてスチームをあてました。このように襟を立てるようにすれば、襟の裏側もシワ伸ばしができます

前も後ろも、シワ伸ばしが完了しました。ターボモードと「瞬間3倍パワフルスチーム」を使用し、かかった時間はトータル10分程度。一度タンクが空になってしまい注水する作業が発生したため、すべて終えるまで約12分くらいかかりましたが、重心が手元にくるように設計されているので、手や腕の疲れはあまり感じませんでした。普通のアイロンがけのようにピシッとした仕上がりにはなりませんが、十分、出かけられるレベル。アイロン台の準備をせずに、このクオリティに仕上がるならラクでいいですね

前も後ろも、シワ伸ばしが完了しました。ターボモードと「瞬間3倍パワフルスチーム」を使用し、かかった時間はトータル10分程度。一度タンクが空になってしまい注水する作業が発生したため、すべて終えるまで約12分くらいかかりましたが、重心が手元にくるように設計されているので、手や腕の疲れはあまり感じませんでした。普通のアイロンがけのようにピシッとした仕上がりにはなりませんが、十分、出かけられるレベル。アイロン台の準備をせずに、このクオリティに仕上がるならラクでいいですね

いろいろな衣類のシワ伸ばしにもトライ!

前述の検証では綿100%のワイシャツを短時間で簡単にシワ伸ばしできましたが、それ以外の衣類も上手にシワ伸ばしできるのでしょうか。筆者宅にある衣類で試してみました。

・ポリエステル65%・綿35%のシャツ【満足度:★★☆】

スーツにあわせるなどビジネスシーンでピシッと着こなすことが多い、ポリエステルと綿の混紡素材のシャツは、衣類スチーマーよりも、上からプレスできる普通のアイロンのほうが適しているように思いますが……実際に試してみたところ、目立ったシワを取ることができました。深いシワはうっすらと痕跡が残りましたが、ジャケットを羽織れば目立たない程度。なお、生地が薄いため、シャツの後ろにあるものも湿りやすくなります(それだけスチーム量が多いってことかも!)。気になる方は、カーテンや壁などがない場所で使うほうがいいでしょう。

すべてのシワを伸ばすのにかかった時間は6分程度。出勤の支度中でも対応できそうなのがうれしいですね

すべてのシワを伸ばすのにかかった時間は6分程度。出勤の支度中でも対応できそうなのがうれしいですね

・起毛加工の綿100%のトップス【満足度:★★☆】

素材は前述の検証で使ったワイシャツと同じ綿100%ですが、ふんわり素材のトップスでもうまくいくのでしょうか。伸縮性はなく、擦れ合うと小さな毛玉ができそうな素材感。スチームを当てると生地が湿って繊維の奥にスチームが届いている感じはあるのですが、“うっすら” とシワが伸びた程度の仕上がり。とりわけ裾のほうは、片手でひっぱりながらスチームを当ててもなかなかシワが伸びませんでした。

完全にキレイとは言えない状態ですが、十分、着用して出かけられるレベル。シワがあまり残らないように干すように心がけ、プラスで衣類スチーマーを使う方法がよさそうです

完全にキレイとは言えない状態ですが、十分、着用して出かけられるレベル。シワがあまり残らないように干すように心がけ、プラスで衣類スチーマーを使う方法がよさそうです

・綿100%のハンカチ【満足度:★★★】

少し透けるほど薄い生地のハンカチでも試してみました。素材は、綿100%。結果は、衣類スチーマーと好相性だったのか、ほとんどのシワが伸びました。少しシワの痕跡が残りましたが、携帯用に折りたためば目立ちません。

ハンカチは外出時に欠かせないものだからこそ、いざ「今日のハンカチがない!」という時、干しっぱなしの状態でシワ取りができるのは便利ですよね

ハンカチは外出時に欠かせないものだからこそ、いざ「今日のハンカチがない!」という時、干しっぱなしの状態でシワ取りができるのは便利ですよね

・綿50%・麻50%(コットンリネン)のパンツ【満足度:★★★】

ここまでの検証で綿100%の生地は比較的シワが伸びやすいことがわかりましたが、普通のアイロンでプレスしてもなかなかシワが伸びない麻を含む生地はどうなのでしょう。綿麻混のコットンリネンのパンツで試したところ、目立っていたシワは比較的きれいに伸びました。完全にシワが取れたとは言えないものの、麻は少しシワがあっても“リラックス感を生む表情”となるので、これで大満足です。

麻は熱に強い素材なので、「瞬間3倍パワフルスチーム」も安心して使えます。ちなみに1着仕上げるのに約3分かかりました

麻は熱に強い素材なので、「瞬間3倍パワフルスチーム」も安心して使えます。ちなみに1着仕上げるのに約3分かかりました

・綿64%・ポリエステル32%・ポリウレタン4%のパンツ【満足度:★☆☆】

麻混合のパンツがいい感じで仕上がったので、続いては、ポリエステルを含んだ、うっすらと光沢があるパンツで試します。高温による“テカリ”が起こりそうな生地だったため、デリケートモードを使用しましたが、折りジワや座りジワは頑固だったのか、“うっすら” とシワが伸びた程度となりました。ビジネス向きのパンツなので、普通のアイロンやズボンプレッサーでしっかりプレスするのがよさそうです。

うっすらシワが残りましたが、カジュアルに着るなら許容範囲といえるでしょう

うっすらシワが残りましたが、カジュアルに着るなら許容範囲といえるでしょう

なお、アクセススチーム フォースには衣類の素材に合わせてかけ面に装着することで、デリケートな素材を熱から守ったり、よりよい仕上がりが期待できるアクセサリーも付属しています。

ブラシが付いた「アタッチメントブラシ」(左写真)はウールなど毛足の長い素材に適しており、毛を起こしながらふっくらと仕上げられるとのこと。「スチームボンネット」(右写真)はナイロン素材やシルクなど、高温に弱い生地をスチームの熱から守る役割を果たします

ブラシが付いた「アタッチメントブラシ」(左写真)はウールなど毛足の長い素材に適しており、毛を起こしながらふっくらと仕上げられるとのこと。「スチームボンネット」(右写真)はナイロン素材やシルクなど、高温に弱い生地をスチームの熱から守る役割を果たします

まとめ

初めて衣類スチーマーを使って衣類のシワを伸ばしたが、想像していた以上にキレイに仕上げられました。普通のアイロンよりも準備が少なく、操作がシンプルで、あまり疲れないのもうれしいところ。なにより、ハンガーに衣類をかけたまま使えるので、洗濯後、シワのことを考えずに比較的雑にハンガーにかけて干してしまっても、出かける前にサッとシワを取れるのはありがたい! 外出しやすくなってきた今だからこそ、快適にファッションを楽しむためのアイテムとして重宝しそうです。

また、アクセススチーム フォースのシワを伸ばし以外の、脱臭やウイルス除去などのケア機能も役立ちました。衣類などに、100℃の高温のスチームとかけ面を当てることで、ウイルス除去や除菌、花粉対策、アレル物質対策に効果を発揮するのだそう。効果のほどは目では確認できませんが、衣類に付着した食事のニオイは感じないレベルまで消えていました。なかなか洗えない衣類などをケアできるのは便利です。

家で気軽に洗濯できないトレンチコートやカーテンのケアにもぴったり。カーテンはサイズが大きいので時間がかかるうえ、部屋にスチームが充満するので、天気のいい休日に窓を開けながら行うといいでしょう

家で気軽に洗濯できないカーテンやトレンチコートのケアにもぴったり。カーテンはサイズが大きいので時間がかかるうえ、部屋にスチームが充満するので、天気のいい休日に窓を開けながら行うといいでしょう

なお、従来モデルのアクセススチーム プラスも継続して販売されています。2022年6月16日時点の価格.com最安価格で比較すると、アクセススチーム フォースが11,267円(税込)で、アクセススチーム プラスが6,500円(税込)。新モデルのほうが5,000円弱高い価格となりますが、立ち上がりが早くなったのは衣類スチーマーにとって大きな魅力。「瞬間3倍パワフルスチーム」も搭載されていますし、本体が60g軽量化されたことも、実際に使うと数値以上に腕への負担が少なく感じたので、新モデルを選んだほうが高い満足度が得られそう。

小堺 寛子(編集部)

小堺 寛子(編集部)

主に生活家電を担当。機能美や職人技が根づいたものを見ると、テンションがあがります。映画と山と、趣のある町が好きです。

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