スタイリッシュなデザインの電気圧力鍋「Re・De Pot」や電気ケトル「Re・De Kettle」で注目を集めるA-Stageが、業界トップクラスの風量を誇る超軽量のヘアドライヤー「Re・De Hairdry」を発表。「速く」そして「楽に」髪を乾かすことコンセプトに開発された、新しいヘアドライヤーを発表会で見てきました。
カラーはホワイト、ブラック、ヒュッゲグレーの3色展開。公式オンラインストア価格は29,700円(税込)で、2022年12月16日発売
「Re・De Hairdry」は業界トップクラスの風量という触れ込みですが、見た目はとてもスリム。一般的な熱風式ヘアドライヤーと同じ構造で、モーターとファン、熱源(発熱体)を搭載しながら、38(幅)×185(奥行)×170(高さ)mmという本体サイズと、255g(ノズル・ケーブルを除く)の軽さを実現しました。
最新の「iPhone14 Pro Max」(約240g)と同じくらいの重さなので、髪を乾かすときやスタイリングの際の手や腕の負担を大きく軽減してくれそう。マットな質感で持ち手もすべりづらく扱いやすい印象です
現在、市場に出ている大風量タイプのヘアドライヤーはサイズが大きく、本体幅や重量は「Re・De Hairdry」の倍以上のものが多い傾向です。そのため、手元にかかる負担が大きいのが課題でした。そこでA-Stageは、独自技術「Airflow Optimization Technology」を採用することで、コンパクトなボディと大風量を両立。筐体の断面積を小さく、内部構造を最適化し、吹出口を絞ることで放出される風の速度をアップさせたのです。その結果、最大風量約3.6m3/分(BASIC1モード時)、最大風速約53m/秒(BASIC1モード時)を実現。この強力な風量・風速の風をしっかりコントロールして風の範囲を広げて髪をほぐすことによって、高い速乾性能を発揮するといいます。
独自技術により、筐体の断面積の最小化と内部構造の最適化を行うことで、強力な風量と、風速を実現しました。消費電力は1,000W
同社独自の「Airflow Control Nozzle」は1mm単位でノズルの厚みや幅を調節し、何度も試作を重ねて完成に至りました
上記の動画は、「BASIC1」モード(詳しくは後述)で使用しているときの様子。髪の大きな揺らめきからも、風量の大きさが伝わると思います。運転音はそれなりにしますが、耳障りな音ではありませんでした。
また、独自の機構設計によって、細型タイプのヘアドライヤーとしてはめずらしく、折りたたみや角度の調節ができる点も大きな魅力。折りたたんでコンパクトにできるので旅行やジムなどに携帯しやすいでしょう。
ヘッド部分が持ち上がるように角度を付けられるめずらしい構造を採用。親が子どもの髪の毛を乾かす際の扱いやすさを考慮した工夫なのだそう
付属のスタンドにセットして、ハンズフリーで使用することができます。ヘアマッサージなどを行いながら髪を乾かす「ながらドライ」にうってつけ。ヘアドライヤーの角度が調整できるので、この状態でも使いやすいでしょう
折りたたむと片手に収まるサイズ感に。重量も軽いので、持ち運びに便利です。トラベルポーチも付属
「Re・De Hairdry」に搭載されているモードは、「BASIC1」「BASIC2」「GROW」「DESIGN」「STAND」の5種類。持ち手部分の電源ボタンを押すことで、各モードに切り替えられます。このほか、冷風モードに切り替えるボタンも搭載されていますが、切り替えなどはこの2つのボタンを使うだけと、操作方法はとてもシンプル。
電源ボタンの長押しで電源のオン/オフ操作を行い、電源ボタンをプッシュすると選択するモードが上から順に切り替わります
モードの表示もシンプルで見やすく、温風の際は赤いランプが点灯し、冷風の際は青いランプが点灯
この5種類のモードは、頭皮を健やかに、髪を美しく保つためにヘアメイクアップアーティストの菊地美香氏に監修を依頼したのだそう。その各モードの特徴を以下にまとめました。自分の髪質やコンディション、シーンに合わせて使い分けましょう。
【BASIC1】
最大風速とヘアドライに適切な約88℃の温度で、頭皮と根元、毛先までを素早く乾かす、速乾性とヘアケアを両立した基本のモード。
【BASIC2】
「BASIC1」よりもヘアケアを重視したモードで、風の温度も60℃以下の低温。やわらかな風で髪をいたわります。
【GROW】
中温度と冷風が自動で切り替わる、弱風モード。「BASIC」モードを使用した後に、髪の中間から毛先のドライに最適とのこと。髪のうるおいを守り、ツヤを生み出します。
【DESIGN】
高温度の弱風モード。やさしい温風で毛先を整え、ヘアセットの最後の仕上げに最適です。出かける前のヘアセットだけでなく、子どものヘアドライにも使いやすいでしょう。
【STAND】
付属スタンドに本体をセットして、ハンズフリーで使用する際の推奨モード。髪のうるおいを守る低温の弱風でヘアドライできます。
本発表会では、ヘアケアで特に大切なのは「速く乾かすこと」だと、髪のスペシャリストから説明がありました。髪が濡れている時間は、キューティクルがはがれやすく髪がダメージを受けやすいので、その時間を短くすることがヘアケアにつながるそうです。そうしたことからも、速乾性にすぐれ、軽量で扱いやすいとこは「Re・De Hairdry」の大きな魅力であり、ユーザーの心地よさに直結するでしょう。
「Re・De Hairdry」に搭載するモードを監修した、ヘアメイクアップアーティストの菊池美香さん
家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を活かして、今日も気になる製品をレビューします。