ジダラキング

ゴロ寝の間に野菜スープが完成!「全自動食べるスープメーカー」でがんばらずに食生活を改善

「可能な限りノンアクティブで、自堕落に寝転がったままおいしいものを食べて生きていきたい」。それだけを日夜考え続けている自堕落王(ジダラキング)です。

そんな自堕落生活って、基本的には快楽しかない極上ライフスタイルだと思ってるんですが、ただ、どうしてもこの生活だと“健康”がカバーしきれないんですよね。

特に体重の増え方がハンパない! そりゃ日常が「食っちゃ寝」を前提としてるんだから、太らないほうがむしろ間違ってる。それはわかっているんですよ。

でも、運動とか超面倒くさい。もっとラクに痩せたりとかできないもんですかね。たとえば何かこう、健康によさそうものを食べて痩せる、みたいな……。あ、おいしいのはマストで。

ラクをしながら「野菜多めのヘルシーな食生活」をかなえたい!

体重を減らすためには、まずはカロリーを制限するのが当然の筋でしょう。とはいえ、いきなり絶食とか極端な方向はまた健康によくないし……。

運動しながら減量を目指す食事なら「高タンパクで脂質を減らす」が常道ですが、こちとら動く気はありません。であれば、単純に「糖質を減らして野菜を多めに」と心がけるのがよさそう。

あまった野菜で簡単にスープが作れる「全自動食べるスープメーカー」(サンコー)。サイズは 200(幅)×270(高さ)×135(奥行)mmで、重量は約 1440g。消費電力は最大920W(加熱700W、かくはん220W)

あまった野菜で簡単にスープが作れる「全自動食べるスープメーカー」(サンコー)。サイズは 200(幅)×270(高さ)×135(奥行)mmで、重量は約 1440g。消費電力は最大920W(加熱700W、かくはん220W)

そこで導入してみたのが、サンコー「全自動食べるスープメーカー」です。冷蔵庫の中であまっている野菜をぼんぼんブチ込んで、スイッチオン! 後は放置で野菜スープやポタージュが作れる、というもの。仕組み自体はシンプルで、ざっくり言えば“加熱ができるミキサー”といったところです。

見た目はステンレス製のポットって雰囲気ですが、台座にはLED表示と操作パネル付き。パネルは「ポタージュ」「煮込み」「ジャム」「豆乳」「ミキサー」の5つの調理モードと、「洗浄」モードが選べるようになっています。

ポット内部には4枚刃のカッターが。この中で加熱調理とかくはんが同時に行えます

ポット内部には4枚刃のカッターが。この中で加熱調理とかくはんが同時に行えます

「モード選択ボタン」(左)で任意のモードを選び、「スタート/停止ボタン」(右)を押す、というだけの超シンプルな2ボタン操作

「モード選択ボタン」(左)で任意のモードを選び、「スタート/停止ボタン」(右)を押す、というだけの超シンプルな2ボタン操作

ポットのフタはハンドルに挿し込んでロック。調理中にロックを解除すると自動で調理が中断、フタを戻すと再開します

ポットのフタはハンドルに挿し込んでロック。調理中にロックを解除すると自動で調理が中断、フタを戻すと再開します

「ポタージュ」モードであまり野菜がおいしい“とろとろスープ”に!

おそらくこのスープメーカーで最も使う機会が多そうなのは、加熱・かくはん調理を行う「ポタージュ」モードでしょう。ポタージュって、ブレンダーなどで普通に作ろうとすると意外と手間ですしね。

野菜を2〜3cm角に刻んでポットに入れ、さらに水と顆粒ブイヨンを加えたら、「ポタージュ」モードでスタート。 10分ほど加熱が続き、野菜がほどよくやわらかくなったであろうころ合いで、いよいよミキサーが始動しました。「ヴィィィィィィン!」という駆動音とともに、内部で4枚刃が回転し、野菜を砕いていきます。

2〜3cm角にザクザクと刻んだ野菜と同量の水、顆粒ブイヨンを投入

2〜3cm角にザクザクと刻んだ野菜と同量の水、顆粒ブイヨンを投入

モードを「ポタージュ」に合わせてスタート。LEDパネルには残り調理時間が表示されます

モードを「ポタージュ」に合わせてスタート。LEDパネルには残り調理時間が表示されます

ボタンを押した後は放置しておけば、自動で調理が進みます。忙しいときでも簡単にポタージュが作れるのはありがたいですね

ボタンを押した後は放置しておけば、自動で調理が進みます。忙しいときでも簡単にポタージュが作れるのはありがたいですね

加熱とかくはんを繰り返し、約23分経ったころに調理完了。ポット内部では、野菜がほどよくペースト状になっていました。仕上げに、電子レンジで軽く温めておいた牛乳(水と同量)を加えてスプーンでかき混ぜれば、とろとろポタージュができあがりです。

フタを開けると、ニンジンとタマネギのペーストが。おいしそうな香りがします

フタを開けると、ニンジンとタマネギのペーストが。おいしそうな香りがします

最後に温めた牛乳(水と同量)を加えて、スプーンなどでかき混ぜ、余熱で火を通せば……

最後に温めた牛乳(水と同量)を加えて、スプーンなどでかき混ぜ、余熱で火を通せば……

「冷蔵庫に半端に残っていたニンジンとタマネギのポタージュ」が完成! 乾燥パセリを常備しておくと華やかさがアップします

「冷蔵庫に半端に残っていたニンジンとタマネギのポタージュ」が完成! 乾燥パセリを常備しておくと華やかさがアップします

ポタージュは、仕事が慌ただしいときにズズッと喉ごしよくすすれるのがうれしいところ。乳脂肪が加わると満足感がアップしますね。

これまでいくつかスープメーカーを試してきましたが、この「全自動食べるスープメーカー」は12,800円(メーカー希望小売価格)とお手ごろなわりにミキサーにパワーがあって、野菜をしっかりペーストにしてくれる印象です。細かな砕き残しがちょいちょい見られたものの、個人的にはさほど気になりませんでした。

内側から温めてくれる感じがあって、スープだけの食事でもなかなか満足感が得られました

内側から温めてくれる感じがあって、スープだけの食事でもなかなか満足感が得られました

ちょっと野菜のかけらが残っていましたが、十分に実用レベルだと思います

ちょっと野菜のかけらが残っていましたが、十分に実用レベルだと思います

「煮込み」モードならゴロゴロ野菜入りのヘルシースープが楽しめる

「煮込み」モードは加熱工程のみで、カッターが回転しないモードなので、野菜の原型を残したままのゴロゴロ系スープが作れます。

調理開始から約32分で自動的にスイッチが切れ、アツアツで野菜もトロトロに煮上がったスープが完成です。

ゴロゴロ系スープは、ベーコンやソーセージなどの肉類をちょっとプラスすると満足感がアップします

ゴロゴロ系スープは、ベーコンやソーセージなどの肉類をちょっとプラスすると満足感がアップします

野菜ゴロゴロの食べるスープが完成! 野菜の甘みを楽しみたいので、塩・こしょうでの味付けは控えめにしました

野菜ゴロゴロの食べるスープが完成! 野菜の甘みを楽しみたいので、塩・こしょうでの味付けは控えめにしました

野菜をたっぷりめに入れれば、食べ応えも十分! さまざまな食感が楽しめて、1杯飲むだけでも「食事したなー」と感じられました。これを昼食と置き換えれば、目標の「野菜多めのヘルシーな食生活」がラクに達成できそう。

ただ、最小容量が600mlとかなり大きめなので、ひとり分のスープを作るには容量がやや大きすぎたかも。あとは、スープを保温しておけるモードがあればすばらしかったんですが……。

ストレスフリーで野菜スープ生活を1週間継続! 今後も続けられそう

ひとまずこれで1週間、昼食を野菜スープに置き換える生活を続けてみました。

実は体重が81kgまで増えちゃったので、これを70kg台に戻せたら大成功!ってことにしようかなと思ってたんですが……意外にもあっさり達成しちゃいました。

野菜スープの昼食を続けること1週間。置き換え作戦が功を奏してか、体重は81kg→79.6kgまで減っていました

野菜スープの昼食を続けること1週間。置き換え作戦が功を奏してか、体重は81kg→79.6kgまで減っていました

わりとストレスなく過ごせたし、実際に体重減らせたのはありがたかったです。今後もこの野菜スープ生活を続けてみてもよさそう!

あと、試してみて「おっ、うまいな!」と驚いたのが、冷凍ミックスベジタブルを使ったポタージュでした。野菜の買い置きを切らし、冷凍室の底に沈んでいたものを引っ張り出したのですが、これが大当たり! コーンとニンジンの甘みの中に、グリーンピースの風味がよいアクセントを加えていて、どハマりしました。

冷蔵庫に残りがちなミックスベジタブルも、ポタージュにすればおいしく消費できます。ただ、コーン、グリーンピース、ニンジンはいずれも糖質高めなため、ダイエット目的にはちょっとよろしくないかもしれませんね

冷蔵庫に残りがちなミックスベジタブルも、ポタージュにすればおいしく消費できます。ただ、コーン、グリーンピース、ニンジンはいずれも糖質高めなため、ダイエット目的にはちょっとよろしくないかもしれませんね

あまり食欲がわく色ではないですが、味はおいしいです。クルトンの代わりにフライドオニオンを浮かべました

あまり食欲がわく色ではないですが、味はおいしいです。クルトンの代わりにフライドオニオンを浮かべました

それから、季節終わりで安くなってきたイチゴで「ジャム」モードも試してみました。甘さの薄そうな小粒のイチゴでしたが、砂糖と一緒に煮込めば、きっとおいしい手作りジャムになるはず!

ヘタを取ったイチゴと砂糖を混ぜ合わせ、1時間ほど放置。イチゴから水分が染み出してきたのを確認し、そこにレモン汁を合わせたら、「ジャム」モードをスタートさせます。

手作りジャムが簡単に作れるのも楽しい!

手作りジャムが簡単に作れるのも楽しい!

このモードは「ポタージュ」モードに近い挙動で、加熱とかくはんを交互に繰り返しますが、特に後半に集中してかくはんが続く感じ。で、できあがったのがこちらです。

イチゴが完全に潰れてソース状に。よい香りがします

イチゴが完全に潰れてソース状に。よい香りがします

手作りジャムということで、もうちょっと粒の残ったフルーツ感のある仕上がりを期待していたんですが、これはがっつりかくはんして粒を消し去った状態。どちらかと言うと「ジャム」より、「フルーツソース」に近いように感じました。

粒感のない仕上がりで、個人的にはちょっとコレジャナイ感。とはいえ、味はできたてのフレッシュさもあり、わりとおいしかったです

粒感のない仕上がりで、個人的にはちょっとコレジャナイ感。とはいえ、味はできたてのフレッシュさもあり、わりとおいしかったです

食後の片付けに関しては、ポット部分がオールステンレスということもあって、かなり簡単です。

まずポットを軽くすすいでから、水と中性洗剤を入れて「洗浄」モードを選択。スタートボタンを押し続けている間はずっとミキサーが回って、水流で細かな食材の残りカスを洗い出してくれます。

実は「本当に洗浄モードだけで洗えるかな?」とちょっと心配していたのですが、実際に試してみたら、普通に野菜スープやポタージュを作った程度であればこれだけで十分って感じ。思ったよりキレイになりました。

野菜ペーストの汚れぐらいなら、洗剤を入れた「洗浄」モード1回+すすぎで十分にキレイになりました

野菜ペーストの汚れぐらいなら、洗剤を入れた「洗浄」モード1回+すすぎで十分にキレイになりました

「洗浄」モードだけでは済まないほど汚れがきついときは、電源周りと底部に付属のシリコンキャップをかぶせたうえで水洗いできます。ただし、完全防水にはならないので、機械周りに水がかからないように気をつけましょう……。

外周部の汚れを洗うときは、底部と電源部にシリコンキャップをかぶせます。ただしこれでも完全防水ではないので、水を使う際は要注意です

外周部の汚れを洗うときは、底部と電源部にシリコンキャップをかぶせます。ただしこれでも完全防水ではないので、水を使う際は要注意です

カッターは取り外せないので、その周辺に汚れがこびりついてしまったときは、付属のブラシでこすり洗いします

カッターは取り外せないので、その周辺に汚れがこびりついてしまったときは、付属のブラシでこすり洗いします

お手ごろ価格ながらパワフル! ストレスなく“野菜多め生活”が続けられてイイ感じ

現状、こういったミキサー搭載タイプのスープメーカーは各社から出ていますが、パワーと価格のバランスで考えると、コスパはかなりよさげ。完璧とまでは言えませんが、「洗浄」モードがあることで、お手入れもわりと簡単でした。

「できるだけラクに、無理なく“野菜多めの食生活”を始めたい」という人には、十分にアリな家電だと思います。特にこの春からひとり暮らしを始めようという人、栄養バランス崩す前に導入するとよいかもですよ。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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