レビュー

髪を乾かすのが面倒な人にも推せる! ハンズフリーでも使える大風量ヘアドライヤー「Re・De Hairdry」

スリムで軽量なボディから最大風量約3.6㎥/分という大風量を放出するA-Stageのヘアドライヤー「Re・De Hairdry」を発表会で少し使用し、その軽さとパワフルな風におどろいた筆者。ハンズフリーで使える機能も備えており、とても魅力的ですが、実際に濡らした髪でヘアドライしてみないと本当にいいものかはわかりません。ということで、自宅でその実力をチェックしました。

軽くてスリム&大風量なヘアドライヤー

“スリムなボディで大風量”が「Re・De Hairdry」の特徴ですが、2022年10月に、カドーから最大風量約2㎥/分のスティック型のヘアドライヤー「baton BD-S1」が登場しており、スリムで軽量、そしてパワフルな風量のモデルは「Re・De Hairdry」以外にもあります。ただ、一般的な熱風式ヘアドライヤーと同じL字型でこれほどスリムなモデルは少なく、大風量タイプ(明確な基準はありませんが、風量1.5㎥/分以上を大風量タイプと呼ぶことが多い)の場合、本体の幅や重量は「Re・De Hairdry」の倍以上あるものが大半。使い慣れたカタチでありながら一般的な大風量タイプのヘアドライヤーの半分以下の重量255g(ノズル・電源ケーブルを除く)なのですから、「Re・De Hairdry」の使いやすさは容易に想像できます。

サイズは38(幅)×185(奥行)×170(高さ)mm。ノズルと電源ケーブルを含めた重量を測定してみたところ402gでしたが、プラグはコンセントに挿しますし、電源ケーブル全体の重さを腕に感じるわけではありません

サイズは38(幅)×185(奥行)×170(高さ)mm。ノズルと電源ケーブルを含めた重量を測定してみたところ402gでしたが、プラグはコンセントに挿しますし、電源ケーブル全体の重さを腕に感じるわけではありません

筆者が普段使っているヘアドライヤー(最大風量2.0㎥/分)と並べると、サイズの違いは一目瞭然。重量も筆者のヘアドライヤーより168gも軽い!

筆者が普段使っているヘアドライヤー(最大風量2.0㎥/分)と並べると、サイズの違いは一目瞭然。重量も筆者のヘアドライヤーより168gも軽い!

本体部がスリムな「Re・De Hairdry」は、搭載しているモーターやファンも小型なものとなります。一般的に、大きなもののほうがパワフルな風を作り出しやすいのですが、「Re・De Hairdry」は小型でパワフルなブラシレスDCモーターを搭載し、ファンで取り込んだ風を取りこぼさず出せるように内部構造を最適化。さらに、ノズルをしぼった形状とし、ノズルで空気の流れをコントロールすることで、広範囲に届く直進性の高い風を生み出します。この独自技術「Airflow Optimization Technology」により、スリムなボディながら、最大風量約3.6㎥/分、最大風速約53m/秒という性能を実現しました。

ホースを指で押さえると水が広がるのと同じような仕組みで、吹出口をしぼったノズルから広範囲に送風。さらに、このノズルは最適な気流制御ができる設計となっているため、風をロスすることなくまっすぐ髪に届けます

ホースを指で押さえると水が広がるのと同じような仕組みで、吹出口をしぼったノズルから広範囲に送風。さらに、このノズルは最適な気流制御ができる設計となっているため、風をロスすることなくまっすぐ髪に届けます

試しに、「Re・De Hairdry」から出る風を筆者所有のヘアドライヤーと比べてみました。約20cm離れた位置に風車を設置し、最も風力が強いモードで運転をスタート。すると、下の動画のように「Re・De Hairdry」のほうが勢いよく風車が回りました。風車の支柱が反り返るほどなので、かなり強い風が出ていることがわかります。

髪は濡れた状態のときが最もキューティクルが剥がれやすいため、速く乾かすことが大切です。「Re・De Hairdry」から出る速度のある大風量の風は髪の根元までスピーディーに届き、濡れてくっついた髪をほぐすことができるので、素早く乾かせるそう。さらに、マイナスイオンも風と一緒に放出されるため、静電気を抑えるとともに髪に潤いも与えてくれます。

ミディアムヘアを乾かすのにかかった時間は、「Re・De Hairdry」が4分程度。筆者所有のヘアドライヤーは5分弱かかりました。体感でも「Re・De Hairdry」から出る風のほうが勢いは強く、髪が勢いよくなびきます。頭皮が心地よく刺激されるような、根元に届く風も感じました

ミディアムヘアを乾かすのにかかった時間は、「Re・De Hairdry」が4分程度。筆者所有のヘアドライヤーは5分弱かかりました。体感でも「Re・De Hairdry」から出る風のほうが勢いは強く、髪が勢いよくなびきます。頭皮が心地よく刺激されるような、根元に届く風も感じました

実際にヘアドライしてみると、重量が軽いことのメリットを実感。手首や腕にかかる負担が少ないうえ、髪を乾かす時間も短くて済むのはうれしい! 運転音は、一般的な大風量タイプのヘアドライヤーとそれほど変わらない印象です(下の動画参照)

実際にヘアドライしてみると、重量が軽いことのメリットを実感。手首や腕にかかる負担が少ないうえ、髪を乾かす時間も短くて済むのはうれしい! 運転音は、一般的な大風量タイプのヘアドライヤーとそれほど変わらない印象です(下の動画参照)

今回は大風量で乾かす基本的なモード「BASIC1」を使いましたが、8割ほど乾かした後、中温風と冷風を自動で切り替える弱風モード「GROW」で仕上げるとツヤのある髪に仕上がるそうです。

搭載している運転モードは5種類。「BASIC2」は低めの温風(60度)が出るモードで、高温の弱風が出る「DESIGN」は毛先を整える際に役立つモードです。「STAND」はハンズフリーで使用するときに選択するモードですが、詳しくは次の章を参照してください。ちなみに、電源ボタンの上にある「*」ボタンを押すと冷風に切り替わります

搭載している運転モードは5種類。「BASIC2」は低めの温風(60度)が出るモードで、高温の弱風が出る「DESIGN」は毛先を整える際に役立つモードです。「STAND」はハンズフリーで使用するときに選択するモードですが、詳しくは次の章を参照してください。ちなみに、電源ボタンの上にある「*」ボタンを押すと冷風に切り替わります

手で持たずに髪を乾かせるハンズフリー機能が便利

ヘアドライヤーを使用中はほかの作業ができず、なおかつ時間がかかるので面倒に感じる人は多いはず。軽量のヘアドライヤーは腕への負担は少ないものの、髪を乾かす数分間にほかの作業ができないという点については変わりません。その点、「Re・De Hairdry」はハンズフリーで使える機能を搭載しているので、髪を乾かしながら同時に別の作業を進めることができます。付属のスタンドに本体をセットし、運転モードを「STAND」に設定。低温の弱風が出るモードなので、“ながらドライ”しやすいでしょう。なお、本体をスタンドに装着した状態で操作できるので、運転のオン/オフやモード切り替えでいちいち取り外す手間はありません。

普通にヘアドライするよりも乾かすのに時間はかかりますが、慌てていないときはこれで十分です。というよりも、髪が8割くらい乾くまでヘアドライするのがだるいので、その状態になるまでハンズフリーで乾かせるのが最高!

普通にヘアドライするよりも乾かすのに時間はかかりますが、慌てていないときはこれで十分です。というよりも、髪が8割くらい乾くまでヘアドライするのがだるいので、その状態になるまでハンズフリーで乾かせるのが最高!

両手を使ってブローしたいときにも、ハンズフリー機能が役立ちます

両手を使ってブローしたいときにも、ハンズフリー機能が役立ちます

ハンズフリーの状態で頭頂部の髪を乾かすのは難しいですが、スタンドから本体を簡単に取り外しできるので、髪の大半が乾いたら普通に持って乾かしましょう

ハンズフリーの状態で頭頂部の髪を乾かすのは難しいですが、スタンドから本体を簡単に取り外しできるので、髪の大半が乾いたら普通に持って乾かしましょう

折りたためるから持ち運びやすい

「Re・De Hairdry」は、コンパクトに折りたためるのもポイント。折りたたむと片手で持てるサイズになるので、旅行などに持って行きやすいほか、収納時に場所を取らないのもメリットです。

本体部と取っ手の接続部が可動する設計となっており、2つ折りにできます。細型タイプのヘアドライヤーで折りたたみ機能を備えている製品は珍しいそう

本体部と取っ手の接続部が可動する設計となっており、2つ折りにできます。細型タイプのヘアドライヤーで折りたたみ機能を備えている製品は珍しいそう

ポーチが付属するので、持ち運ぶ際もすっきり収納できます

ポーチが付属するので、持ち運ぶ際もすっきり収納できます

折りたたんで収納してもかまいませんが、スタンドが付属するので、普段はスタンドに本体をセットした状態で折りたたんでおくのがよさそう。洗面台に出しっ放しでも、本体が折りたたまれているとすっきりとした印象

折りたたんで収納してもかまいませんが、スタンドが付属するので、普段はスタンドに本体をセットした状態で折りたたんでおくのがよさそう。洗面台に出しっ放しでも、本体が折りたたまれているとすっきりとした印象

本体を閉じ開きするのが面倒なら、折りたたまずにスタンドにセットしておくことも可能。もともと本体がスリムなので、この状態でも圧迫感はありません

本体を閉じ開きするのが面倒なら、折りたたまずにスタンドにセットしておくことも可能。もともと本体がスリムなので、この状態でも圧迫感はありません

まとめ

「Re・De Hairdry」の発表会で使って感じたパワフルな風は、実際に濡れた髪を乾かした際にも効果的で、いつもよりも短時間で髪を乾かすことができました。大風量タイプのヘアドライヤーを使っている場合、そこまで劇的に髪を乾かす時間が短くなるわけではありませんが、本体が軽いので腕や手の負担が少なく、普段よりもヘアドライが楽だったのは高評価です。そして、ハンズフリーで使えるのも魅力。筆者は、ハンズフリー機能で髪を乾かしながら歯磨きをしたり、スマートフォンを使ったりすることが多かったですね。ハンズフリーで使用する「STAND」は低温で弱風なため、歯磨きをしている間に髪が完全に乾くことはありませんが、その後にヘアドライヤーを持って普通に乾かすとしても、その時間が短くて済むのはありがたい。ヘアドライヤーを使うのは面倒だと思っているなら、ハンズフリー機能は本当にいいですよ!

ここまでヘアドライヤーとしての性能について語ってきましたが、実は、「Re・De Hairdry」を使ってみたいと思ったいちばん惹かれたポイントは……、見た目です。スタイリッシュなスリムボディと上品な質感。使っているときもスタンドに装着して置いておく際も野暮ったさがないのがいい! 見えるところに出しっ放しにしておいても恥ずかしくないですし、「Re・De Hairdry」はデザインを気に入って選んでも満足できるヘアドライヤーだと思います。

ブラック、ホワイト、ヒュッゲグレーの3色が用意されています

ブラック、ホワイト、ヒュッゲグレーの3色が用意されています

同僚の男性にも使ってもらいましたが、使いやすさや風量、そしてデザインも高評価でした

同僚の男性にも使ってもらいましたが、使いやすさや風量、そしてデザインも高評価でした

清水 絵美菜

清水 絵美菜

少数精鋭の編集プロダクション「雪か企画」に勤務。趣味は料理で、トマト煮込みハンバーグが得意料理。休日はプロジェクターでホームシアターを楽しんでいます。

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