ジダラキング

体重を自動で管理! 風呂上がりに“ついで”に量れる「スマートバスマット」を導入してみた

結局のところ、おじさんのぽっちゃりボディは「百害あって一利なし」なんです。

さまざまな病気の温床だし、腰や膝などの関節への負担も大きいし。さらに言えば、健康維持のためにスポーツするぞ! と決意しても、過剰な体重がじゃまします。「痩せるために運動する体力がない」なんて、さすがに悲しすぎる状態です。

「常にダラダラ」を目標として日々を過ごしている自堕落王(ジダラキング)ですが、健康的にゴロ寝生活を送るためには、やはり最低限の節制は必要と考えています。まぁ、言うても「暴食を避けて」「多少は歩くように心掛けて」、あとは自覚のために「毎日体重計に乗る」ぐらいなんですけども。

ただ、いちいち体重計に乗るのって、ちょっと面倒くさくないです?

意識せずに「体重計に乗る」が習慣化できるスマートバスマット

筆者はもともと、スマホアプリ連動型の体重計を使っていたので、記録をちまちま入力するというような手間はかかっていませんでした。ただ、風呂から出たタイミングで体重計を出してきて乗る、というちょっとした動作が割と面倒くさい。

その程度が面倒なら、もうダイエットとか考えるな! と憤る向きもありましょうが、減らせる手間は全部減らしたほうが快適に決まっています。

意識せずに毎日乗れる体重計こと、issinの「スマートバスマット」

意識せずに毎日乗れる体重計こと、issinの「スマートバスマット」

体重計を常に出しっぱなしにしておけば話は済むんですが、脱衣場の限られたスペースではそれもちょっと難しい。じゃあ、脱衣場に常に出しておけるものを体重計に置き換えればよいのでは?

そこで導入してみたのが、issinの「スマートバスマット」。その名前のとおり、足拭き用バスマット兼体重計として使えるというアイテムです。

バスマットなら脱衣場に置きっぱなしでもさほど違和感ないし、何より風呂上がりに必ず上に乗るし。体重を量るために何か余分な行動をしなくていいので、これなら面倒くさくない気がします。

付属の「ソフト珪藻土バスマット」を重ねて使います。滑り止めが付いているので、乗っている間にズレる心配はありません

付属の「ソフト珪藻土バスマット」を重ねて使います。滑り止めが付いているので、乗っている間にズレる心配はありません

本体サイズは600(幅)×20(奥行)×390(高さ)mm。バスマットとしては一般的なサイズで、これぐらいなら置きっぱなしでもあまり気にならないはず

本体サイズは600(幅)×20(奥行)×390(高さ)mm。バスマットとしては一般的なサイズで、これぐらいなら置きっぱなしでもあまり気にならないはず

体重を量る際は、本体に専用の「ソフト珪藻土バスマット」を重ねた状態で使います。

裏面のスライドスイッチで電源オン。あとはスマホから専用アプリを立ち上げて、Wi-Fiの接続を始め、ユーザー登録などの初期設定を済ませれば測定できます。ここまで、おそらく5分もかからないはず。

Wi-Fiやユーザー設定などは割と簡単に完了します。あとはもう上に乗るだけ

Wi-Fiやユーザー設定などは割と簡単に完了します。あとはもう上に乗るだけ

体重を量るときは、バスマットに乗って約3秒間静止します。すると、測定完了を知らせる「ピッ」という音が鳴り、専用アプリへ計測データが送られます。

送信はWi-Fi経由なので、スマホが近くになくても、何ならスマホの電源が落ちていても問題ありません。再起動したタイミングで、自動的にアプリへデータが反映されます。これはラクだな!

お風呂上がりに乗って3秒静止で、体重測定完了。カンタン!

お風呂上がりに乗って3秒静止で、体重測定完了。カンタン!

ちなみに、家族も各自でユーザー登録をしておけば、マットに乗るだけで自動で判別してくれます。データは各自のスマホにだけ送られるので、体重をほかの人に見られる心配はありません。

しかも、万が一のためにも「アプリ上で体重を表示しない」設定まで搭載されています。筆者の妻は「絶対に体重を公表しない! 夫にも教えない!」タイプなのですが、こういった機能があることで安心して使えているようでした。

複数ユーザーがそれぞれのスマホで登録できて、データが見られるのは自分だけ。プライバシー的にも安心です

複数ユーザーがそれぞれのスマホで登録できて、データが見られるのは自分だけ。プライバシー的にも安心です

本体には体重を表示する液晶やLEDパネルは存在せず、スマートな印象です。どの道アプリに記録されてるんだから、いちいちその場で体重が見えなくても問題はなさそう。

それよりは、思ったように減らない体重を直視したり、うっかり人に表示を見られて体重バレしたりするストレスがないほうが大事かも。筆者も体重がバレると、妻の目を盗んでラーメンを食うなどがやりづらくなりますし。

豊富なモードで体重管理! ベータ版「ペットモード」に期待

アプリには、目標体重を登録してそこを目指していく「ダイエットモード」や、淡々と体重記録を残していく「健康維持モード」、妊婦さんの体重管理に役立つ「マタニティモード」など、割とかゆいところに手が届くようなモードが揃っています。

昨今では体脂肪量や筋量などまで数値化してくれる高機能な体重計も出ていますが、「スマートバスマット」が記録するのは、体重とBMI(体重と身長から算出される肥満度)のみとシンプル。その分、体重をどう管理するかに重点を置いている印象です。

ユーザー設定でモードの変更はいつでも可能。ユーザーの約半数は「ダイエットモード」で運用しているとか

ユーザー設定でモードの変更はいつでも可能。ユーザーの約半数は「ダイエットモード」で運用しているとか

そんななかでも個人的に「面白いな!」と思ったのが、ペットの体重を管理できる「ペットモード」です。

「ペットモード」はまだベータ版の機能ですが、飼い主がペットを抱いた状態でまず測定し、次に飼い主だけが測定することで、自動的に引き算して、ペットの体重を記録するというもの。

我が家の猫は、季節の変わり目に体調を崩しがちなので、体重を量ることで「あれ、痩せてるのヤバくね?」などの情報が可視化できるようになります。体重の推移がわかれば、獣医さんにも相談しやすいですし。

ペットモードは、まず飼い主がペットを抱いて測定します。モデルは我が家の愛猫リリーさん

ペットモードは、まず飼い主がペットを抱いて測定します。モデルは我が家の愛猫リリーさん

次に飼い主だけを測定することで、ペットの体重を算出してくれます。週に1回ぐらい測定して記録しておくと安心かも

次に飼い主だけを測定することで、ペットの体重を算出してくれます。週に1回ぐらい測定して記録しておくと安心かも

あと、予想外にうれしかったのが、付属の「ソフト珪藻土バスマット」の性能のよさ。

珪藻土マットと言うと、一般的には陶板のような硬い質感なんですが、こちらは丸めることもできるほどやわらかな質感。それでいて吸水性がメチャ高で、風呂から上がってそのまま乗ったら、すぐ足裏がサラッとした感触になるほど。これが非常に気持ちよかったです。

追加の「ソフト珪藻土バスマット」は、公式サイトから購入可能。複数枚を用意して運用したほうがより衛生的でよさそう

追加の「ソフト珪藻土バスマット」は、公式サイトから購入可能。複数枚を用意して運用したほうがより衛生的でよさそう

使用後は、ただ放っておくだけでも勝手に放湿して乾いてくれるんですが、つるしておいたほうがより早く乾いて衛生的と言えるでしょう。

汚れが気になったら、ネットに入れて洗濯することも可能。乾燥機はNGですが、干しておけば速攻で乾きます。バスマット単品で別売もされているので、何なら追加購入してローテーションすれば、より快適だと思います。

電源はUSB経由で充電。フル充電なら3か月以上は使用できます

電源はUSB経由で充電。フル充電なら3か月以上は使用できます

慣れるまではもどかしいけれど、ほかでは代えがたいナチュラルさ

ひとまず10日ほど試してみましたが、使い始めてから「測定時に静止すること」に慣れるまで、ちょっと時間がかかりました。

風呂を出てバスマットに乗ったら、まずはバスタオルで体を拭きたいんですが、そうやって動いていると測定できません。途中からは慣れてきて、「風呂を出る→静止→測定完了のピッ音→バスタオルを取って体を拭く」という流れができあがったものの、それまではもどかしく感じました。

測定に慣れるまでは、意識して「体重量ってんだぞ」と自分に言い聞かせる必要はありそう

測定に慣れるまでは、意識して「体重量ってんだぞ」と自分に言い聞かせる必要はありそう

しかし、逆に言えば、それだけ“体重計に乗っている感”が薄いということなんですけども。日常生活の中でナチュラルに体重が管理できるという意味では、これはかなり優秀なツールだと思います。

価格こそアプリ連動型の体重計としてはかなりお高めな印象ですが、このナチュラルさにはそれだけの価値があるかもしれません。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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