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焼きやあたための性能が向上!ギターの音色が鳴るオーブンレンジ「BALMUDA The Range」が新しくなった

シンプルで洗練されたデザインにギターの音色が鳴る“遊び心”をプラスし、料理を作るだけでなく、その時間をより楽しくしてくれるバルミューダのオーブンレンジ「BALMUDA The Range」がモデルチェンジ。使いやすい操作性はそのままに、レンジとオーブンの加熱性能が向上した新モデルを見てきました。

構造を見直すことで向上したレンジ機能とオーブン機能

2017年に登場した「BALMUDA The Range」は、レシピの食材を用意し、該当するメニュー番号をセットすれば加熱時間や温度がオートで調整される自動調理メニューはあえて搭載せず、使用頻度の高いレンジ機能とオーブン機能に絞ることで、シンプルなデザインと操作性を実現。レンジ加熱によるあたためや解凍、オーブン加熱での焼き上げや発酵に対応しています。この基本的な構造はそのままに、新モデルは、庫内にマイクロ波を拡散させるアンテナの形状などを改良し、レンジ加熱時のあたためムラを低減。さらに、前モデルではむき出しだった天面のヒーター管を内蔵することで、均一に焼き上げられるようになりました。庫内がフラットになり、お手入れしやすくなったのもメリットです。

レンジ加熱時のあたためムラを減らすため、庫内底面に配置しているアンテナの形状を変更

レンジ加熱時のあたためムラを減らすため、庫内底面に配置しているアンテナの形状を変更

レンジ機能の「手動あたためモード」で、製氷皿のような複数の凹みのある容器に水を入れて加熱した様子をサーモグラフィーカメラで撮影したもの。「BALMUDA The Range」の新モデルは中心部から加熱され、均一にあたためられています。レンジ加熱は庫内中央に食材をセットするので、これは加熱性能が期待できそう

レンジ機能の「手動あたためモード」で、製氷皿のような複数の凹みのある容器に水を入れて加熱した様子をサーモグラフィーカメラで撮影したもの。「BALMUDA The Range」の新モデルは中心部から加熱され、均一にあたためられています。レンジ加熱は庫内中央に食材をセットするので、これは加熱性能が期待できそう

前モデルは、オーブン加熱の焼き上げの性能に影響するヒーター管を庫内天面にむき出し状態で1本搭載

前モデルは、オーブン加熱の焼き上げの性能に影響するヒーター管を庫内天面にむき出し状態で1本搭載

新モデルはヒーター管を内蔵する設計に変更。内蔵すると火力としては弱くなるので、ヒーター管を2本に増設しました。そのため、オーブン使用時の消費電力は前モデルより240W高い1,370Wに

新モデルはヒーター管を内蔵する設計に変更。内蔵すると火力としては弱くなるので、ヒーター管を2本に増設しました。そのため、オーブン使用時の消費電力は前モデルより240W高い1,370Wに

オーブン調理で焼き上げたクッキーの表面温度をサーモグラフィーカメラで撮影すると、「BALMUDA The Range」の新モデルで焼いたものは温度ムラが少ないことがわかります

オーブン調理で焼き上げたクッキーの表面温度をサーモグラフィーカメラで撮影すると、「BALMUDA The Range」の新モデルで焼いたものは温度ムラが少ないことがわかります

前モデルで採用されていたむき出しのヒーター管は、ヒーター管に近い部分のほうが火力が高いため、焼きムラが発生。いっぽう、ヒーター管を内蔵した新モデルは、ヒーターが天面の板金をあたため、その熱が食材に届くので、均一な焼き上げを実現します

前モデルで採用されていたむき出しのヒーター管は、ヒーター管に近い部分のほうが火力が高いため、焼きムラが発生。いっぽう、ヒーター管を内蔵した新モデルは、ヒーターが天面の板金をあたため、その熱が食材に届くので、均一な焼き上げを実現します

自動調理メニューは搭載していませんが、レンジ加熱には手動でワット数や時間を設定するモードのほかに、温度センサーを使って出力や加熱時間を調整する「自動あたため機能」を備えているので、食品をセットしワンボタンであたためられます。さらに、常温・冷蔵の飲み物をあたためる「飲み物モード」、冷凍したごはんをあたためる「冷凍ごはんモード」、冷凍した食品を解凍/半解凍する「解凍モード」といった、杯数や量を選択するだけで加熱が始まる充実したレンジ機能を用意。オーブン調理は最高250度で焼き上げることができ、40度での発酵にも対応しているので、パンなどの発酵から焼き上げまで行えます。

自動あたためモード(AUTO)を使えば、スタートボタンを押すだけでレンジ加熱できます。温度センサーで庫内をチェックし、出力や加熱時間を自動でコントロール。仕上がりの温度を「低」「標準」「高」で設定することもできます。なお、手動でのレンジ加熱は100W/500W/600W/800Wで出力を切り替え可能

自動あたためモード(AUTO)を使えば、スタートボタンを押すだけでレンジ加熱できます。温度センサーで庫内をチェックし、出力や加熱時間を自動でコントロール。仕上がりの温度を「低」「標準」「高」で設定することもできます。なお、手動でのレンジ加熱は100W/500W/600W/800Wで出力を切り替え可能

向かって左側のスイッチでモードを選択し、右側のダイヤルで分量や時間、ワット数などを変更。ダイヤル中央にあるボタンを押すと、設定の決定や実行ができます

向かって左側のスイッチでモードを選択し、右側のダイヤルで分量や時間、ワット数などを変更。ダイヤル中央にあるボタンを押すと、設定の決定や実行ができます

「BALMUDA The Range」で生地を発酵し、焼き上げたフォカッチャ。角皿いっぱいに広げて焼くメニューも、焼きムラが少ないのでキレイに仕上がります

「BALMUDA The Range」で生地を発酵し、焼き上げたフォカッチャ。角皿いっぱいに広げて焼くメニューも、焼きムラが少ないのでキレイに仕上がります

オーブン調理は予熱のあり/なしを選択でき、100〜250度まで10度単位で設定可能

オーブン調理は予熱のあり/なしを選択でき、100〜250度まで10度単位で設定可能

このほか、本体の幅と奥行を少し大きくすることで庫内容量が18Lから20Lにアップ。本体は若干サイズアップしましたが、前モデルでは側面にあった排気口を上部に配置することで、側面に○cm以上のスペースを設けるという制約がなくなったので、設置場所に困りにくくなりました。

サイズは前モデルが450(幅)×412(奥行)×330(高さ)mmで、新モデルが456(幅)×435(奥行)×331(高さ)mm

サイズは前モデルが450(幅)×412(奥行)×330(高さ)mmで、新モデルが456(幅)×435(奥行)×331(高さ)mm

前モデルは排気口が本体に向かって右側に装備されていたため、こちら側は10cm以上スペースを空ける必要がありましたが、新モデルは上部に配置が変わったので、オーブンレンジの隣にオーブントースターを置くなど、キッチンスペースを有効的に使えます

前モデルは排気口が本体に向かって右側に装備されていたため、こちら側は10cm以上スペースを空ける必要がありましたが、新モデルは上部に配置が変わったので、オーブンレンジの隣にオーブントースターを置くなど、キッチンスペースを有効的に使えます

デザインはより上品にアップグレード

「BALMUDA The Range」の魅力のひとつであるデザインは、従来のモダンクラシックな印象を継承しながら、扉のハンドルや操作部など細かい部分を修正して上質さを高めたそう。また、オーブン調理時に使用する角皿は、傷が目立ちにくいようにフッ素加工からホーロー加工に変わりました。

扉のハンドル形状を変え、新モデルには窓枠を設置。操作部のスイッチやダイヤルのデザインも少し変更されています

扉のハンドル形状を変え、新モデルには窓枠を設置。操作部のスイッチやダイヤルのデザインも少し変更されています

細かい部分ですが、扉を閉めるときの動きがよりスムーズになったとのこと。前モデルも「バンッ」と勢いよく閉まることはありませんが、比較すると、確かに新モデルのほうが滑らかに閉まる印象です

細かい部分ですが、扉を閉めるときの動きがよりスムーズになったとのこと。前モデルも「バンッ」と勢いよく閉まることはありませんが、比較すると、確かに新モデルのほうが滑らかに閉まる印象です

長期間使用すると傷が目立ってくるため、付属の角皿をホーロー加工に変更。角皿のサイズは362(幅)×286(奥行)×32.6mm(高さ)mmです

長期間使用すると傷が目立ってくるため、付属の角皿をホーロー加工に変更。角皿のサイズは362(幅)×286(奥行)×32.6mm(高さ)mmです

用意されているカラーは4色。公式オンラインストア価格はブラック(左上)、ホワイト(右上)、ダークグレー(右下)が53,900円(税込)で、ステンレスが62,700円(税込)。このうち、ダークグレーは公式オンラインストアやBALMUDA The Store Aoyamaなどのブランドショップ限定カラーです。2023年6月1日発売予定

用意されているカラーは4色。公式オンラインストア価格はブラック(左上)、ホワイト(右上)、ダークグレー(右下)が53,900円(税込)で、ステンレスが62,700円(税込)。このうち、ダークグレーは公式オンラインストアやBALMUDA The Store Aoyamaなどのブランドショップ限定カラーです。2023年6月1日発売予定

ちなみに、前モデル同様に、ダイヤルを回すときやボタンを押したときなどの操作音、調理完了を告げるアラーム音などに、実際に演奏してレコーディングしたギター音を採用しています(下の動画参照)。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいます。

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