レビュー

強炭酸もワンタッチ! より簡単に生炭酸が作れる電動の新ソーダストリーム「E-TERRA」を使ってみた

自宅で作りたての炭酸水が楽しめるソーダ−メーカー「ソーダストリーム」の電動タイプに新モデル「E-TERRA」(2023年6月6日発売)が登場。炭酸水を作るために必要な操作がすべてワンタッチでできるようになった新モデルを使ってみました!

「E-TERRA」って、どんなモデル?

「E-TERRA」は、2022年に発売された「TERRA」のデザインを踏襲した電動モデル。「ソーダストリーム」には「SPIRIT One Touch」や「SOURCE Power」といった電動モデルがありますが、「E-TERRA」はガスシリンダーを取り付ける機能を従来のねじ込み式から「シリンダークイックコネクト」に変更し、より簡単に着脱ができるようにした「TERRA」の特徴を採用しているため、ガスカートリッジの装着が既存の電動モデルよりも楽に行えます。さらに、炭酸ガスの注入も炭酸の強さを問わず、ボタンを1回押すだけで完了。つまり、ガスカートリッジやボトルの装着、炭酸ガスの注入などの操作がワンタッチでできる電動モデルです。

本体に施された模様は若干違いますが、「TERRA」(写真左)と「E-TERRA」(写真右)の形状はほぼ同じ。サイズは「TERRA」が135(幅)×195(奥行)×425(高さ)mmで、「E-TERRA」が130(幅)×196(奥行)×427(高さ)mm。重量は電動化されたことで約500g重い約1.8kgになりました

本体に施された模様は若干違いますが、「TERRA」(写真左)と「E-TERRA」(写真右)の形状はほぼ同じ。サイズは「TERRA」が135(幅)×195(奥行)×425(高さ)mmで、「E-TERRA」が130(幅)×196(奥行)×427(高さ)mm。重量は電動化されたことで約500g重い約1.8kgになりました

「E-TERRA」はブラックとホワイトの2色展開。マシン本体とガスシリンダー60L用1本、専用ボトル(1Lタイプ)、電源コードがセットになった「E-TERRAスターターキット」の希望小売価格は24,200円(税込)です

「E-TERRA」はブラックとホワイトの2色展開。マシン本体とガスシリンダー60L用1本、専用ボトル(1Lタイプ)、電源コードがセットになった「E-TERRAスターターキット」の希望小売価格は24,200円(税込)です

使用できるガスシリンダーは、シリンダークイックコネクト(CQC)に対応する「CQCガスシリンダー(ピンクのタイプ)」。ブルーのタイプは従来のねじ込み式に対応するものなので、交換用のガスシリンダーを購入する際に間違えないようにしましょう

使用できるガスシリンダーは、シリンダークイックコネクト(CQC)に対応する「CQCガスシリンダー(ピンクのタイプ)」。ブルーのタイプは従来のねじ込み式に対応するものなので、交換用のガスシリンダーを購入する際に間違えないようにしましょう

ガスシリンダーは本体背面のカバーを開けて装着します。従来のねじ式は、ガスシリンダーを挿し込む際に本体を少し持ち上げたり、くるくると回して固定したりする必要がありましたが、シリンダークイックコネクトはガスシリンダーハンドルを上げてガスシリンダーを挿し込んで、ガスシリンダーハンドルを下げるだけ(下の動画参照)。本体を持ち上げる必要がなくなったほか、装着にかかる時間も短くて済みます

ガスシリンダーは本体背面のカバーを開けて装着します。従来のねじ式は、ガスシリンダーを挿し込む際に本体を少し持ち上げたり、くるくると回して固定したりする必要がありましたが、シリンダークイックコネクトはガスシリンダーハンドルを上げてガスシリンダーを挿し込んで、ガスシリンダーハンドルを下げるだけ(下の動画参照)。本体を持ち上げる必要がなくなったほか、装着にかかる時間も短くて済みます

ここまでは手動モデルの「TERRA」と同じ。違うのは、炭酸ガスを注入する際の操作です。「TERRA」は手動でボタンを押して炭酸ガスを注入する仕様で、ボタンを押す回数に応じて炭酸の強さが変わるため、強炭酸にする場合、5回プッシュしなければなりません。それに対し、電動モデルの「E-TERRA」はボタンを1回押すだけで好みの強さの炭酸ガスが注入されます。

「TERRA」をはじめとする手動モデルは、ボタンやレバーなどを手で押し込む回数で炭酸の強さを調整します。微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回が目安。いっぽう、「E-TERRA」は炭酸の強さに合わせた3つのボタンが用意されており、ボタンを1回押すだけで「微炭酸」「中炭酸」「強炭酸」になる量の炭酸ガスが注入されます

「TERRA」をはじめとする手動モデルは、ボタンやレバーなどを手で押し込む回数で炭酸の強さを調整します。微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回が目安。いっぽう、「E-TERRA」は炭酸の強さに合わせた3つのボタンが用意されており、ボタンを1回押すだけで「微炭酸」「中炭酸」「強炭酸」になる量の炭酸ガスが注入されます

「TERRA」と「E-TERRA」で炭酸水作りの工程を比べてみる

さっそく、「E-TERRA」で炭酸水を作ってみます。炭酸ガスを注入する際の操作が違うだけで、ほかの手順は「TERRA」と同様。付属のボトルに水を入れて本体にセットし、炭酸水を注入します。ただし、「E-TERRA」を使うには電源が必要。「TERRA」は電源いらずで使えたので、これも大きな違いですね。また、「E-TERRA」は炭酸ガスを注入するときにボトルが青くライトアップされる機能を新搭載。炭酸水の清涼感とスタイリッシュな雰囲気がさらに感じられるようになりました。

「E-TERRA」は電源プラグをコンセントに挿して使用します

「E-TERRA」は電源プラグをコンセントに挿して使用します

使用できるボトルは、「ソーダストリーム」専用の0.5Lタイプ、1Lタイプのプラスチック製ボトル。食洗機(70度まで)での洗浄ができるDWS(ディッシュウォッシャーセーフ)ボトルが付属しているので、今回はこれを使用します※対応ボトルの詳細はメーカーの公式サイトで確認してください

使用できるボトルは、「ソーダストリーム」専用の0.5Lタイプ、1Lタイプのプラスチック製ボトル。食洗機(70度まで)での洗浄ができるDWS(ディッシュウォッシャーセーフ)ボトルが付属しているので、今回はこれを使用します
※対応ボトルの詳細はメーカーの公式サイトで確認してください

ボトルに水を入れて、炭酸ガスの注入口に挿し込めば取り付け完了です。「スナップ・ロック」という機能を採用しているので、ボトルの装着もワンタッチ!

ボトルに水を入れて、炭酸ガスの注入口に挿し込めば取り付け完了です。「スナップ・ロック」という機能を採用しているので、ボトルの装着もワンタッチ!

後は、炭酸の強さを選んで「炭酸化ボタン」を押すだけ。ボトルのサイズが1Lタイプの場合は、左ボタンで微炭酸、中ボタンで中炭酸、右ボタンで強炭酸となりますが、500mLタイプでは左ボタンが中炭酸、中央ボタンが強炭酸となります。500mLのボトルで右ボタンを押すと、ボトル内の水があふれる可能性があるのでボタンを間違えないように注意しましょう

後は、炭酸の強さを選んで「炭酸化ボタン」を押すだけ。ボトルのサイズが1Lタイプの場合は、左ボタンで微炭酸、中ボタンで中炭酸、右ボタンで強炭酸となりますが、500mLタイプでは左ボタンが中炭酸、中央ボタンが強炭酸となります。500mLのボトルで右ボタンを押すと、ボトル内の水があふれる可能性があるのでボタンを間違えないように注意しましょう

ボタンを押すと炭酸ガスの注入と同時に青いライトが点灯し、ボトルがライトアップされました

ボタンを押すと炭酸ガスの注入と同時に青いライトが点灯し、ボトルがライトアップされました

ワンタッチで炭酸ガスを注入できるのは確かに楽ですが、手動で注入するのが特別大変というわけではありません。そこで、「E-TERRA」と「TERRA」で強炭酸水を作る操作の違いを確かめてみました(下の動画参照)。

手動で炭酸を調整するのも難しくありませんし、負担に感じることもありませんが、取扱説明書に記されているとおり、「ボタンは1秒ずつ押す」という押し方で注入すると、強炭酸水を作る場合、5回プッシュするので15秒くらいかかりました(上の動画参照)。それに対し、「E-TERRA」は10秒ほどで完了。5秒程度の差ですが、回数を忘れて余計にプッシュして炭酸があふれる心配もありませんし、圧倒的に楽です。そして、動画を見ていて気づいたのですが、炭酸ガスが注入される回数が「E-TERRA」のほうが1回多い! 実際に飲み比べてみると炭酸の強さに違いは感じなかったので、手動モデルと電動モデルでは1回に注入される炭酸ガスの量が異なるのかもしれません。とはいえ、「E-TERRA」はワンボタンで操作が完結するので、注入される回数なんて気にしなくていいんですけどね(笑)。

ちなみに、手動モデルの「TERRA」では微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回を目安にボタンを押して炭酸ガスを注入するので、4回プッシュすれば中炭酸と強炭酸の中間の強さの炭酸水が作れるのではないかと考えたのですが、試してみたところ、違いは感じられませんでした。なので、「E-TERRA」では炭酸の強さの微調整ができなくて損ということはなさそう。

炭酸ガスの注入が完了したら、ボトルを引き抜くだけ

炭酸ガスの注入が完了したら、ボトルを引き抜くだけ

数秒でシュワシュワの炭酸水が楽しめます。ボトルのキャップを閉めれば、一般的なペットボトルの炭酸飲料と同じように炭酸をキープ可能

数秒でシュワシュワの炭酸水が楽しめます。ボトルのキャップを閉めれば、一般的なペットボトルの炭酸飲料と同じように炭酸をキープ可能

まとめ

手動で炭酸ガスを注入するモデルでも手間に感じることはありませんが、「E-TERRA」を使った後は、何度もボタンを押すのが面倒に感じるようになってしまいました。手動モデルの「TERRA」では強炭酸を作るときに7回以上はボタンをプッシュしないように注意書きが記されていますが、たまにプッシュした回数を忘れてしまうことがあります。そんなとき、「もう1回プッシュしてもボトル内の水はあふれないだろうか……」と恐る恐るボタンを押していましたが、「E-TERRA」ではそういう心配がないのはありがたい。調理に炭酸水を使っている人も、ワンタッチで炭酸水が作れるのは重宝するのではないでしょうか。

筆者は料理が好きで、調理に炭酸水を使うことがあります。そんなとき、ボタンを1回押すだけでいい「E-TERRA」は便利でした

筆者は料理が好きで、調理に炭酸水を使うことがあります。そんなとき、ボタンを1回押すだけでいい「E-TERRA」は便利でした

炭酸水を使って作ったホットケーキ。ふっくらと仕上がります

炭酸水を使って作ったホットケーキ。ふっくらと仕上がります

また、炭酸ガス注入中に青く光るのも「E-TERRA」ならではの魅力。見ているだけでも楽しいですし、人にも見せたくなるので所有している満足感があります。「E-TERRA」は電源が必要なことと、手動モデルの「TERRA」と比べて市場想定価格が8,000円ほど高いので、この部分がどの「ソーダストリーム」を選ぶかで悩むポイントになりそう。ただ、「E-TERRA」にしかない手軽さとかっこよさがあるのも事実。電動モデルの「ソーダストリーム」を選ぶなら、「E-TERRA」が有力だと思います。

青く光る「ソーダストリーム」は「E-TERRA」だけなので、友人などが訪れた際に使いたくなります。ちょっと暗めの部屋で使えば、雰囲気が出そうですね

青く光る「ソーダストリーム」は「E-TERRA」だけなので、友人などが訪れた際に使いたくなります。ちょっと暗めの部屋で使えば、雰囲気が出そうですね

なお、ガスシリンダーなどのランニングコストはかかりますが、ガスシリンダー1本でペットボトル約120本分の炭酸水を作ることができ、500mLの炭酸水を作るのにかかる費用は20円ほど。電動モデルの「E-TERRA」の消費電力は12Wなので、電気代はほぼ気にしなくていいでしょう。毎日何本も炭酸水を飲むなら、「ソーダストリーム」を導入したほうがお得かも!

秋月 胤斗

秋月 胤斗

編集プロダクション「雪か企画」に所属し、日々、さまざまな記事作りに奮闘中。休日はゲームやギター、料理、サウナなどを楽しんでいます。

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