ジダラキング

遮光率99.99%のファン付き爽快日傘「折りたたみファンブレラ」で猛暑に勝つ!

いきなり悲しいニュースですみません。2023年の夏は、予報どおり「全国的に平年より暑くなる」でほぼ確定っぽいです。昨年も十分に猛暑だったように思うんですが、今年はさらにヤバめとのこと。

もうエアコンの効いた室内でずっと過ごしていたいんですが、仕事や何やがあるのでそうもいかず。この猛暑で外出……想像しただけでノドの渇きが止まりません。

現在、気温は30度オーバー。太陽もギラッギラに照りつけています。ヤバい!

現在、気温は30度オーバー。太陽もギラッギラに照りつけています。ヤバい!

実は自堕落王(ジダラキング)、昨年夏から日傘デビューしております。これが快適も快適! 常に日陰の中を歩いているような感覚で、体感温度が驚くほど違う。ぶっちゃけ「俺はなぜ今まで日傘を使っていなかった?」と激しく自省したぐらいです。

せっかくなので、2023年はさらに快適性を高めるべく、より涼しい日傘を求めてみました。

ファン付き日傘は、木陰でそよ風に吹かれているみたい!?

実際の体感として、都内を歩いていると、昨年から日傘を差している男性がかなり増えているように感じています。

実際、日傘によって「体感温度を3〜7℃下げる」「クールビズとの併用で暑熱ストレス(汗の量)を約20%減らせる」という環境省の検証結果もあるほど。そりゃあ、使うのが正解でしょう。

単に日光を遮るだけでこんなに効果があるなら、ギミックを追加することで、もっと涼しくできるのでは。ということで試してみたのが、サンコー「折りたたみファンブレラ」です。

猛暑対策の秘密兵器こと、サンコー「折りたたみファンブレラ」

猛暑対策の秘密兵器こと、サンコー「折りたたみファンブレラ」

折りたたみタイプながら、開くと直径約106cmとなる大きめサイズで、晴雨兼用で使えます。UVカット率は98%、遮光率は99.99%と、普通の日傘としても間違いないクラスのスペックです。

スライダーのボタンを押し込んで、さっそく開いてみましょう

スライダーのボタンを押し込んで、さっそく開いてみましょう

成人男性でも肩の出ない、ゆったりサイズ。シンプルに日傘として使うだけでも、結構暑さをしのげます

成人男性でも肩の出ない、ゆったりサイズ。シンプルに日傘として使うだけでも、結構暑さをしのげます

そこに加えてユニークなのが、電動ファンを搭載しているところ! 傘の内側には、メッシュでカバーされた3枚羽根が見てとれます。

メッシュカバーの中には、折りたたまれたファンの羽根がスタンバイ

メッシュカバーの中には、折りたたまれたファンの羽根がスタンバイ

ハンドル部分の電源ボタンを押すと、この羽根が回転を始めて……おおお、涼しい! 日傘で体感温度がグッと下がったところに、さらに風が吹いてくるというこのうれしさ。これはちょっとスゴイですよ。

で、この電源ボタンを押すと……

で、この電源ボタンを押すと……

中棒を肩に載せるようにして日傘を保持すると、ちょうど首元のあたりにファンの風が当たるため、体温を下げる効果はかなり期待できるように感じました。というか、これマジで涼しくて快適です。

ファンの風がファーッと流れます。うおお、爽快ぃぃぃぃぃ!

ファンの風がファーッと流れます。うおお、爽快ぃぃぃぃぃ!

昨今は手持ちのハンディファンが人気ですが、暑い最中に使うと、単にモアッとした熱風がくるだけということになりがち。

ですが、「折りたたみファンブレラ」は、日光を遮った状態で行います。つまり、常に木陰でそよ風に吹かれているのとほぼ同じ状態。そんなの、爽快に決まっているじゃないですか。

そして「普通の日傘+ハンディファン」だと両手がふさがりますが、「折りたたみファンブレラ」なら片手で済んじゃうのもありがたいところ。

手元のUSB Type-Cポートから充電可能。充電口はゴムキャップでカバーされているので、雨傘として使う際でも安心です

手元のUSB Type-Cポートから充電可能。充電口はゴムキャップでカバーされているので、雨傘として使う際でも安心です

風量は「弱/強」の2段階で、電源ボタンによって切り替えられます。気温30度の中で撮影しましたが、筆者は「弱」でこと足りました。よほど暑い日でなければ、「弱」で十分に爽やかさが得られそうです。

充電時間は約4時間30分で、「弱」使用時で約3時間使えます。仕事中の移動で使うぐらいなら1日保つかな? といった感じでした。「強」だと使えるのは約1時間30分になるので、夏本番にがっつり使うときはちょっと気を付けたいところ。

背中周りにこもった熱は背中専用クーラーで冷却しよう

もうひとつおすすめしたいのが、ペルチェ素子を用いたネッククーラー系の装備です。

これらは外気温と熱交換することで冷えるものなので、元々の気温が低ければ、それだけ冷える力も強くなるという道理。であれば、日光を遮って周囲の気温を下げる日傘との相性が抜群なのでは!?

そこで今回あわせて導入してみたのが、同じくサンコーの「セナクール」です。

もっと貪欲に体温を下げていくなら、背中用クーラーのサンコー「セナクール」も使っていきましょう

もっと貪欲に体温を下げていくなら、背中用クーラーのサンコー「セナクール」も使っていきましょう

一般的なネッククーラーは、首回りに装着することで、首筋の大きな血管を冷やすもの。しかし筆者は、汗で背中がべちゃべちゃになっちゃうタイプなので、「首筋よりも背中をダイレクトに冷やしたい」なんて思うときもあります。

この「セナクール」は、その「背中を冷やして冷感を得る」ことに加えて、「ファンでシャツの中の熱気を外に逃がす」という2つの機能を持ったニューアイテムなんです。

使用時は、側面のボタン長押しで電源オン。充電時間は約3時間で、「ノーマル」モードで約1時間使用可能。充電口でもあるUSB Type-Cポートに 10000mAhモバイルバッテリー(別売り)を接続すれば、「ノーマル」モードで約5時間の連続運転も可能です

使用時は、側面のボタン長押しで電源オン。充電時間は約3時間で、「ノーマル」モードで約1時間使用可能。充電口でもあるUSB Type-Cポートに 10000mAhモバイルバッテリー(別売り)を接続すれば、「ノーマル」モードで約5時間の連続運転も可能です

装着するときは、まず本体をシャツの襟首から内側に入れ、背中(というか、頸椎の最下部ぐらい)に当たるようにセットします。さらにアームで首に引っ掛け、固定すれば準備完了です。

電源をオンにすると、背中に密着したペルチェ素子の冷却プレートがグングンと冷えてきて、ひんやりした気持ちよさが得られました。

電源ボタンを再度押すと、冷却を60秒オン、180秒オフと繰り返す「エコモード」に切り替わります。「エコモード」では、内蔵バッテリーで約2時間、10000mAhモバイルバッテリー(別売り)使用時で約10時間運転可能。バッテリーを維持したいときはこれでもいいかも

電源ボタンを再度押すと、冷却を60秒オン、180秒オフと繰り返す「エコモード」に切り替わります。「エコモード」では、内蔵バッテリーで約2時間、10000mAhモバイルバッテリー(別売り)使用時で約10時間運転可能。バッテリーを維持したいときはこれでもいいかも

冷却プレートが冷えると同時に、底部の送風ファンがシャツの中の熱気を吸い取り、上面からペルチェの排熱と一緒に放出してくれます。コンパクトサイズゆえに風の力はそこそこですが、汗によってムワムワとこもった湿気を逃がす効果も期待できそう。

下部の吸気口からシャツ内部の熱気を吸いつつ、送風口から冷え冷えの冷却プレートに向けて風を送ります。こもった熱はいちばん上の排気口から放出!

下部の吸気口からシャツ内部の熱気を吸いつつ、送風口から冷え冷えの冷却プレートに向けて風を送ります。こもった熱はいちばん上の排気口から放出!

ただ、ひとつ気になったのが、この排気口から放出される熱風が、たまに後頭部に当たるときがあること……。

そこで、「セナクール用排気口カバー」(別売、メーカー希望小売税込価格790円)を装着。排熱をより外側に逃がすためのオプションパーツなのですが、これ、イイです。確実に快適性が上がりました。

写真右が「セナクール用排気口カバー」装着時。後頭部に時々当たる熱風がかなり軽減されます。これはマスト!

写真右が「セナクール用排気口カバー」装着時。後頭部に時々当たる熱風がかなり軽減されます。これはマスト!

また、見た目がスッキリしているのもポイントでしょう。

昨年、サンコーの「ネッククーラーPro R4」を試しましたが、こちらは非常にパワフルな分、ゴツいアームが首に巻き付いているのが外からはっきり見えていました。

これに対して「セナクール」は、前から見るとせいぜい細いアームが見える程度で、ほとんど装着しているのがバレないぐらい。本体重量が約120gと軽いのもうれしいところ。パワーを優先するか見た目を優先するか、シーンに合わせて「ネッククーラーPro R4」と使い分けるのもよいでしょう。

「セナクール」をしばらく稼動させておいたら、気温30℃以上の中でも、背中の汗が「べちゃべちゃ」から「しっとり」ぐらいに抑えられている感じは得られました

「セナクール」をしばらく稼動させておいたら、気温30℃以上の中でも、背中の汗が「べちゃべちゃ」から「しっとり」ぐらいに抑えられている感じは得られました

そして、「折りたたみファンブレラ」と「セナクール」を併用すると、こもった熱がほどよく吹き散らされつつ、冷却プレートの冷えも向上。予想どおり、これはいいシナジー!

後ろから見た様子。視覚的な違和感を抑えながら、“猛暑対策の特殊装備”をばっちり仕込めます

後ろから見た様子。視覚的な違和感を抑えながら、“猛暑対策の特殊装備”をばっちり仕込めます

ともかく、この強烈な猛暑の中を特殊装備なしで出歩くのは、命知らずもいいところ。できる限り、涼しく移動できるように工夫しましょう。特に日傘の効果は絶大なので、ぜひとも導入していただきたい。さらに送風機能が付いていれば、言うことなしで最高!

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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