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まるで鉄板焼き! 6.6mm厚のプレートで焼く「BALMUDA The Plate Pro」は調理するのも食べるのも楽しい

バルミューダが、火加減が難しいステーキから薄いクレープ生地まで正確な温度制御で理想的に焼き上げるホットプレート「BALMUDA The Plate Pro」を発表。プレートの上でナイフを使って食材を切ることもできるので、おうちで鉄板焼きのお店にいるようなおいしさと楽しさが体験できます。

ホットプレート上で食材をカットしてサーブできるなんて、なんか……かっこいい! 「BALMUDA The Plate Pro」は2023年9月14日発売で、公式オンラインストア価格は42,900円(税込)

ホットプレート上で食材をカットしてサーブできるなんて、なんか……かっこいい! 「BALMUDA The Plate Pro」は2023年10月12日発売で、公式オンラインストア価格は42,900円(税込)

厚み6.6mmの蓄熱性の高いプレートで安定した温度での加熱を実現

シーズヒーターでプレートを熱し、食材を焼くという仕組みは一般的な電気式のホットプレートと同じですが、「BALMUDA The Plate Pro」はプレートの厚みを一般的なものの2倍以上の6.6mmとしたのがポイントです。熱伝導性の高いアルミニウムを熱容量が大きいステンレスで挟んだ3層クラッド構造にすることで、高い蓄熱性を確保。プレートの端までムラなく熱が伝わり、どの部分で焼いても均一に焼き上げます。

本体サイズは573(幅)×334(奧行)×88(高さ)mmで、プレートのサイズは380(幅)×245(奧行)mm

本体サイズは573(幅)×334(奧行)×88(高さ)mmで、プレートのサイズは380(幅)×245(奧行)mm

プレートの下にシーズヒーターを配置。消費電力は1,120Wです

プレートの下にシーズヒーターを配置。消費電力は1,120Wです

プレートの高さは25mmありますが、これがプレートの厚みではありません。ヒーターにかぶせるふたのような形状となっており、厚み6.6mmというのは食材を置く部分のこと。なお、プレートの裏面の黒い部分には、ヒーターの熱を効率よく伝えられるように高放射率の耐熱塗料が塗布されています

プレートの高さは25mmありますが、これがプレートの厚みではありません。ヒーターにかぶせるふたのような形状となっており、厚み6.6mmというのは食材を置く部分のこと。なお、プレートの裏面の黒い部分には、ヒーターの熱を効率よく伝えられるように高放射率の耐熱塗料が塗布されています

6.6mmのプレートは、0.8mmのステンレス、5mmのアルミニウム、0.8mmのステンレスの3層構造。ちなみに、側面はステンレスの1層です。デザイン性にも寄与しますが、熱が外に逃げないようにする役目もあるそう

6.6mmのプレートは、0.8mmのステンレス、5mmのアルミニウム、0.8mmのステンレスの3層構造。ちなみに、側面はステンレスの1層です。デザイン性にも寄与しますが、熱が外に逃げないようにする役目もあるそう

一般的なホットプレート(写真右)と「BALMUDA The Plate Pro」(写真左)のプレートの厚みを比較したもの。一般的なホットプレートのプレートの厚みは約3mmなので、「BALMUDA The Plate Pro」はかなり分厚い!

一般的なホットプレート(写真右)と「BALMUDA The Plate Pro」(写真左)のプレートの厚みを比較したもの。一般的なホットプレートのプレートの厚みは約3mmなので、「BALMUDA The Plate Pro」はかなり分厚い!

「BALMUDA The Plate Pro」のクラッドプレートは中心部から端まで全面に熱が行き渡ります

「BALMUDA The Plate Pro」のクラッドプレートは中心部から端まで全面に熱が行き渡ります

一般的なホットプレートはプレートの厚みが3mm程度と薄いだけでなく、多くがアルミニウムの素材を採用しています。アルミニウムは熱伝導性にすぐれますが、蓄熱性はそれほど高くありません。そのため、プレートの表面温度は常に変動しており、食材を置くとプレートの表面温度が一気に下がり、過度な加熱が行われることで設定温度に対して40度以上も高温になる製品もあるそう。それに対し、「BALMUDA The Plate Pro」のプレートは蓄熱性が高いため、食材を置いたときも焼いている途中もプレート表面の温度変動は少なくて済みます。さらに、プレートの温度をセンサーで検知し、設定温度より5度以上ブレないように制御。正確な温度制御ができるので、たとえばステーキであれば、レア、ミディアム、ウェルダンというように思いどおりの焼き加減で仕上げられます。

温度を設定しておいても、プレートの表面温度が高温になり過ぎると食材が焦げ、温度が低くなり過ぎると焼き上がりまでに時間がかかり、食材から出た水分で食材が香ばしく仕上がらなかったり、食材の水分が蒸発してパサパサになったりすることがあります。また、プレートの表面温度が220度を超えると油煙が発生するので、温度が安定しているのはメリットしかない!

温度を設定しておいても、プレートの表面温度が高温になり過ぎると食材が焦げ、温度が低くなり過ぎると焼き上がりまでに時間がかかり、食材から出た水分で食材が香ばしく仕上がらなかったり、食材の水分が蒸発してパサパサになったりすることがあります。また、プレートの表面温度が220度を超えると油煙が発生するので、温度が安定しているのはメリットしかない!

厚み2mmの牛肉でステーキを焼く様子を最初から最後まで見ていましたが、ひっくり返したり、途中で野菜を焼いたりしても火加減は安定している印象

厚み2mmの牛肉でステーキを焼く様子を最初から最後まで見ていましたが、ひっくり返したり、途中で野菜を焼いたりしても火加減は安定している印象

設定温度200度で焼いたステーキ。表面には食欲をそそる焼き色がムラなく付き、中も均一な焼き上がりです

設定温度200度で焼いたステーキ。表面には食欲をそそる焼き色がムラなく付き、中も均一な焼き上がりです

上述のステーキはシェフが焼いてくれたものですが、バルミューダの社員が焼いても同じように仕上がりました。これなら料理が苦手な筆者でもおいしいステーキが焼けそうな気がします

上述のステーキはシェフが焼いてくれたものですが、バルミューダの社員が焼いても同じように仕上がりました。これなら料理が苦手な筆者でもおいしいステーキが焼けそうな気がします

プレートの温度が低くなると、食材の中から水分や旨みが一緒に出てしまいますが、大量の海老を一度に焼いても、食材からムダな水分などが出て煮えることはありませんでした

プレートの温度が低くなると、食材の中から水分や旨みが一緒に出てしまいますが、大量の海老を一度に焼いても、食材からムダな水分などが出て煮えることはありませんでした

一般的なホットプレートで海老を焼くと一部が炭化することがありますが、「BALMUDA The Plate Pro」で焼いた海老はまったく炭化はしていません。どの海老を見ても同じような焼き色が付いています。加熱し過ぎていないので、身はやわらかくてジューシーでした

一般的なホットプレートで海老を焼くと一部が炭化することがありますが、「BALMUDA The Plate Pro」で焼いた海老はまったく炭化はしていません。どの海老を見ても同じような焼き色が付いています。加熱し過ぎていないので、身はやわらかくてジューシーでした

お肉からスイーツまで理想的に焼ける温度を用意

設定温度は160度、180度、200度、220度の4段階で切り替えられます。焼肉をするときには220度、ステーキ(牛肉)やお好み焼き、魚介類や野菜のソテーは200度、ステーキ(鶏もも肉)、餃子は180度、ホットケーキやクレープは160度がおすすめとのこと。メニューごとに最適な温度設定にすることで、おいしく焼き上がるだけでなく、煙や油はねを抑えられるそうです。

設定温度に到達すると、ランプが点滅から点灯に切り替わります。なお、220度に設定した場合、約14分で予熱が完了するとのこと

設定温度に到達すると、ランプが点滅から点灯に切り替わります。なお、220度に設定した場合、約14分で予熱が完了するとのこと

発表会の会場ではいろいろな調理が実演されていましたが、プレート表面の温度が一定しているってすごい! と筆者が特に感じたのがクレープ生地です。クレープの生地は薄いため、プレートの温度にムラがあったり、途中で高温になると焼きムラができたり、食感が損なわれたりしてしまいますが、「BALMUDA The Plate Pro」では下の動画のように、焼き色がまったく付いていないお店で出てくるようなきれいなクレープ生地が完成しました。

あまりにも簡単そうなので、筆者もクレープ生地を焼いてみました。初めてだったので薄く伸ばすことができず、焼き時間も長くなってしまいましたが、それでも焦げることなく完成。ちょっと分厚かったですが、これはこれでおいしかったです。初心者でも結構うまくできるので、子どもがいる家庭なら、一緒にクレープ作りしたらよろこばれそう

あまりにも簡単そうなので、筆者もクレープ生地を焼いてみました。初めてだったので薄く伸ばすことができず、焼き時間も長くなってしまいましたが、それでも焦げることなく完成。ちょっと分厚かったですが、これはこれでおいしかったです。初心者でも結構うまくできるので、子どもがいる家庭なら、一緒にクレープ作りしたらよろこばれそう

ナイフで切っても金属ヘラでひっくり返す&ガシガシ擦ってもOK

冒頭で触れ、ここまで紹介した写真にも写っているので、気になっている人はいるかもしれませんが、「BALMUDA The Plate Pro」は金属ヘラやナイフをプレート上で使用できます。フッ素塗装されているプレートの場合、金属ヘラなどは使えません。プレートの上で食材をカットするなどもってのほかなので、焼き上がった食材をいったんまな板に移動させ、カットするのが当たり前でした。ただ、まな板に載せると食材の温度は下がりますし、ちょっと手間にも感じます。その点、「BALMUDA The Plate Pro」ならプレートの上でカットし、熱々のままをサーブ可能。見た目のデザインと相まって、お店にいるかのような雰囲気が楽しめます。

プレートに刃が当たっても問題なし! プレート表面はランダムな摩擦模様を施したバイブレーション仕上げなので、傷が目立ちません

プレートに刃が当たっても問題なし! プレート表面はランダムな摩擦模様を施したバイブレーション仕上げなので、傷が目立ちません

カットしたものの取り分けも、金属の調理器具を使ったほうがプロっぽい印象。調理する側のモチベーションもアップしそう

カットしたものの取り分けも、金属の調理器具を使ったほうがプロっぽい印象。調理する側のモチベーションもアップしそう

もうひとつ、自宅で作ったらテンションが上がりそうなメニューを紹介しておきたい! それは、チーズバーガーです。牛ひき肉に粗めにカットした牛肉を混ぜたものをパティとして準備して丸めておき、それを温まったプレートの上でヘラを使ってプレス。チェダーチーズを載せてふたをし、少し待ってから開けると、とろりと溶けたチーズと香ばしく焼き上がったパティが現れます。メディア陣から「おぉ!」という歓声が上がったほどなので、友達を招いてふるまったら盛り上がりそう。

事前に伸ばしておいたパティを載せるのではなく、プレート上でプレスする作業も「BALMUDA The Plate Pro」でするとサマになります

事前に伸ばしておいたパティを載せるのではなく、プレート上でプレスする作業も「BALMUDA The Plate Pro」でするとサマになります

プレートの端でバンズを軽く焼いているのすら、かっこよく感じます(笑)

プレートの端でバンズを軽く焼いているのすら、かっこよく感じます(笑)

片面が焼けたらパティを裏返してチェダーチーズを重ね、ステンレス製のふた(市販のもの)をして1分ほど待ちます

片面が焼けたらパティを裏返してチェダーチーズを重ね、ステンレス製のふた(市販のもの)をして1分ほど待ちます

ふたを開けると、見るからにおいしそうなパティが! この肉感たっぷりのパティも、ほどよく溶けたチーズもステンレスプレートの上にあると、より画になりますね

ふたを開けると、見るからにおいしそうなパティが! この肉感たっぷりのパティも、ほどよく溶けたチーズもステンレスプレートの上にあると、より画になりますね

後はバンズにスライスしたトマトや焼き上がったパティ、ソースを重ねて完成。「BALMUDA The Plate Pro」は、作る過程でワクワクさせてくれるホットプレートだと思います

後はバンズにスライスしたトマトや焼き上がったパティ、ソースを重ねて完成。「BALMUDA The Plate Pro」は、作る過程でワクワクさせてくれるホットプレートだと思います

調理中に遠慮なく金属ヘラを使えるだけでなく、プレート表面に焦げ付いた食材や油なども金属ヘラでガシガシ擦ってOK。さらに、使用後の洗浄では、金属たわしやメラミンスポンジで洗うことができます。サビ防止の加工が施されているので、洗い終わった後に油を塗る必要はありません。

お店で目にしたことはありますが、家庭用ホットプレートで焦げ付きを金属ヘラでガシガシ擦っているのは見たことがなかったのでちょっとドキドキしました。でも、「BALMUDA The Plate Pro」なら問題なし!

お店で目にしたことはありますが、家庭用ホットプレートで焦げ付きを金属ヘラでガシガシ擦っているのは見たことがなかったのでちょっとドキドキしました。でも、「BALMUDA The Plate Pro」なら問題なし!

プレートと本体の間には油受けトレーを備えているので、擦り落とした汚れはプレートから落として処理できます

プレートと本体の間には油受けトレーを備えているので、擦り落とした汚れはプレートから落として処理できます

油受けトレーは着脱可能。使用後は取り外してきれいに洗えます

油受けトレーは着脱可能。使用後は取り外してきれいに洗えます

金属ヘラで焦げ付きを落とすだけでなく、プレートもシンクで洗えます。金属たわしが使えるので、手っ取り早く汚れが落とせるのがいい!

金属ヘラで焦げ付きを落とすだけでなく、プレートもシンクで洗えます。金属たわしが使えるので、手っ取り早く汚れが落とせるのがいい!

プレートの重量は約2.8kgと一般的なホットプレートと比べると重めです

プレートの重量は約2.8kgと一般的なホットプレートと比べると重めです

なお、今回、調理中に使用されている金属ヘラは「BALMUDA The Plate Pro」の付属品。目盛りが付いているので、ステーキ肉の厚みを測ることもできます。

目盛りが付いたオリジナルデザインの金属ヘラが付属

目盛りが付いたオリジナルデザインの金属ヘラが付属

別売プレートでもっといろいろな料理が楽しめる

料理の幅が広がるアクセサリーが用意されています。深さ2cmのふちが付いたプレートとふたがセットになった「Griddle & Cover」と、たこ焼きが焼ける「Takoyaki Plate」の2種類。どちらもアルミダイキャストのフッ素塗装仕上げですが、均一に焼けるように設計してあるそうです。

「Griddle & Cover」を使えば、煮込み料理や蒸し料理を楽しめます。チャーハンや焼きそばのような焼き料理は、ふち付きのほうが作りやすいでしょう。公式オンラインストア価格は8,800円(税込)

「Griddle & Cover」を使えば、煮込み料理や蒸し料理を楽しめます。チャーハンや焼きそばのような焼き料理は、ふち付きのほうが作りやすいでしょう。公式オンラインストア価格は8,800円(税込)

18個のたこ焼きが一度に焼ける「Takoyaki Plate」。ベリーカステラを作ったり、アヒージョを楽しんだりできます。公式オンラインストア価格は6,050円(税込)

18個のたこ焼きが一度に焼ける「Takoyaki Plate」。ベリーカステラを作ったり、アヒージョを楽しんだりできます。公式オンラインストア価格は6,050円(税込)

本体、クラッドプレート、金属ヘラを収納できるケースも用意。ベルトで固定する仕様となっているため、立て掛けて収納できます。公式オンラインストア価格は3,960円(税込)

本体、クラッドプレート、金属ヘラを収納できるケースも用意。ベルトで固定する仕様となっているため、立て掛けて収納できます。公式オンラインストア価格は3,960円(税込)

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいます。

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