脱マスクでの生活が徐々に増え、口臭発生のもとになる歯垢の除去や歯の着色汚れのお手入れなど、オーラルケアに対する意識が高まっています。そこで注目したいのが、すぐれた歯垢除去とステイン除去(着色汚れの除去)で注目を集めるフィリップスの電動歯ブラシです。
そのなかでも「ダイヤモンドクリーン 9000」は、2019年に世界発売(日本国内では2020年に発売)以降、累計販売台数は530万台と人気があり、気になる歯垢除去力や使いやすさをイベントで見てきましたので、その魅力をレポートします。
本体サイズは約252(幅)×28(高さ)×31(奥行)mm、重量は約140g(いずれもブラシヘッド装着時)。ボディカラーはホワイト、ピンク、ブラックのほかにブルーブラックの4色展開で、価格.com最安価格は28,594円
「ダイヤモンドクリーン 9000」は「ソニッケアー」シリーズの中でも、歯垢除去力とステイン除去を兼ね備えた、プレミアムシリーズと呼ばれるハイエンドクラスの電動歯ブラシです。ハイエンドクラスということもあって、さまざまな機能を搭載していますが、やはりいちばん気になるのは歯をいかにきれいにしてくれるのかということでしょう。そこで最初に注目したいが、歯垢除去に対する以下の3つの特徴です。
(1)毎分約31,000ストロークの高速振動で歯垢除去
(2)「音波水流」ブラシの届きづらい部分をサポート
(3)「プレミアムオールインワンブラシヘッド」を採用
それぞれチェックしていきましょう。
多くのユーザーが電動歯ブラシを選ぶうえで気になるポイントは「しっかり歯の汚れを落としてくれるのか」ということでしょう。「ダイヤモンドクリーン 9000」は、毎分約31,000ストロークの高速振動で歯の汚れを「たたき浮かす」、そして幅の広い横揺れで、歯と歯ぐきの境目の歯垢を「はらい落とす」ことで効果的に歯垢を除去します。
さらに高い歯垢除去力を生み出しているのが、独自の音波テクノロジー「音波水流」です。これはブラシの振動と振幅の力で、口の中の唾液や水分に水流を発生させて、水の圧力で歯垢を「かき出す」サポートをするもの。これにより奥歯や歯の隙間などブラシが届きづらい場所の汚れも、水流の力でやさしく効果的に汚れをかき出します。
高速の振動、音波の水流と合わせて歯垢除去力を高めているのが、付属の「プレミアムオールインワンブラシ」。元々ソニッケアーはユーザーの悩みに合わせて、さまざまな種類の替えブラシを展開していますが、このブラシヘッドは1本で「歯垢除去」「ステイン除去」「歯ぐきケア」の3つのニーズにアプローチするすぐれもの。角度の付いたブラシは、あらゆる角度から歯垢に届き、ドライアングルにカットされた毛先が歯の着色汚れを落とす。そして、サイドの毛が歯肉をブラッシングすることで歯ぐきをケアします。
高速振動、音波水流、ブラシ、これらの3つの効果がかけ合わさることで高い除去力が生まれ、手磨きと比較すると最大約20倍もの歯垢除去になると言います。このほかにも、さまざまな機能を搭載することで効果的にブラッシングをサポートするのが「ダイヤモンドクリーン 9000」の大きな魅力です。
4つのブラッシングモードを搭載しており、基本のブラッシングとなる「クリーン」、歯の着色汚れを落として磨き上げる「ホワイトプラス」、歯垢を落として歯ぐきに刺激を与える「ガムヘルス」、歯垢をしっかり除去する「ディープクリーン+」から選んでブラッシングが可能。強さも3段階から選ぶことができます
専用アプリを使用することで、毎日の歯磨きを記録し、磨いた回数や時間、ブラッシングの強さなどをスマートフォンの画面で確認することができます
歯垢除去の特徴を押さえたところで、続いて「ダイヤモンドクリーン 9000」の使いやすさをチェックしていきましょう。
まずは、初めて電動歯ブラシを使う人でもスムーズに使い始められる「イージースタート」機能。これは電動歯ブラシの振動に慣れるための機能で、使い始めから最初の14回は通常より弱い振動でブラッシングをします。段階的に振動が強くなっていき、15回目からは通常の振動で使うことができるので、初めて使う人はもちろん別の機種やほかのメーカーから買い替えた場合も違和感が少なく使い始めることができるのはうれしいポイントです。
続いて注目したいのは、歯にブラシヘッドを押し当てる強さが強過ぎるときに振動で知らせてくれる「過圧防止センサー」機能です。使い始めなどは歯にブラシを押し当てる適切な力加減がわかりづらく、必要以上に強く押し当ててしまうこともあります。そんなときも歯ブラシがブラッシング中に加わる圧力を計測し、歯に力がかかり過ぎないように知らせてくれるので、歯と歯ぐきに負担をかけない力加減で磨けるようになり、自然と口腔ケアにもつながる便利な機能です。
そして使い続けていく中で便利なのが、「ブラシヘッド交換お知らせ」機能。ブラシヘッドにマイクロチップが内蔵され、ブラッシング時間とブラシ圧を記録して、交換時期になるとハンドル下部にあるライトが光って、ブラシヘッドの交換タイミングを知らせてくれるものです。なかなか自分では判断しづらい交換時期ですが、適切なタイミングでブラシヘッドを新しくできるので、高い歯垢除去力をキープしたまま使い続けられます。
充電方法は2つあり、1つは円形の充電器の上に付属のグラスを載せてグラスの中に電動歯ブラシのハンドルを立てて充電する方法。もう1つは付属のケースに本体を収納して充電する方法で、自宅で普段使いする場合と旅行などに持ち歩く場合と使い分けができるのも便利です
ということで、ここまで見ていただいた「ダイヤモンドクリーン 9000」の魅力を改めてまとめてみましょう。まずは、高速の振動、音波の水流、こだわりのブラシ、これらの3つのポイントが合わさったことで、高い歯垢除去力を生み出しています。さらに、使い始めでも振動に慣れやすい仕組み、歯や歯ぐきに負担をかけない機能、ブラシヘッド交換時期のお知らせなど、使いやすさも抜群です。
このように手磨きを大きく上回る除去力で、口臭の原因にもなる歯垢をしっかり除去して手軽にオーラルケアを続けられることや、初めて電動歯ブラシを使う人やほかの製品から乗り換えるユーザーへの気配りなどが、「ダイヤモンドクリーン 9000」が人気を集めている大きな要因ではないでしょうか。気になる方はぜひ価格.comのクチコミを参考にしたり、量販店などで実機をチェックしてみてください。
家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を活かして、今日も気になる製品をレビューします。