選び方・特集

《2023年》除湿機おすすめ14選! 衣類乾燥できる人気機種の選び方

ジメジメと不快な梅雨時には除湿機を活用しましょう。多湿な環境はカビの発生や細菌の増殖の原因となるほか、放置しておけば健康を害するおそれも。除湿機は夏の湿気対策や冬の結露防止だけでなく室内干しにも利用でき、通年で活躍する家電となっています。除湿方法や機能を見極め、使用したいシーンに最適な1台を見つけてください。

除湿機のトレンドは衣類乾燥

花粉やPM2.5、黄砂の飛散といった環境問題から洗濯物を室内干しする人が増え、近年、除湿機は、「除湿機」ではなく「衣類乾燥除湿機」と称されることが多くなりました。ただ、基本的に衣類乾燥除湿機といっても除湿機と構造は同じ。衣類乾燥の機能を前面に押し出しただけと考えてもらってかまいません。

衣類乾燥を行ううえで重要になるのが、送風具合。衣類に風を効率よく当てるための送風の工夫、ムダな電力を抑えて乾燥するセンサーの有無や性能などがメーカーごとに異なります。また、パナソニック「ナノイー」やシャープ「プラズマクラスター」といった、部屋干しによる雑菌の繁殖やニオイの発生を抑える除菌・脱臭機能も選びの決め手になるポイント。

除湿方式の種類を知ろう

除湿機選びで第一に押さえておきたいポイントは、除湿方式。これは湿度を下げる方法で、「コンプレッサー式」と「デシカント式」の2つが主流ですが、この2つの方式を1台にまとめた「ハイブリッド式」もあります。ここではそれぞれの仕組みやメリット、デメリットを解説しておきましょう。

【除湿方式1】コンプレッサー式

熱交換器によって集めた空気を冷却器で冷やして結露させ、湿気を水滴に変えて取り除きます。これは、エアコンの除湿運転と同じ仕組み。冷媒(フロンガス)をコンプレッサーで圧縮し、それが気化する際に生じる潜熱現象を利用するため、気温の高い季節ほど高い除湿能力を発揮するのが特徴です。半面、気温が低い冬場はあまり効果が期待できないことも。

【メリット】除湿できる量が多いので、湿度の高い季節に有効。デシカント式のようにヒーターを使用しないため、消費電力がデシカント方式のおよそ半分で済むうえ、室温があまり上昇しません。

【デメリット】気温が低いと除湿力が落ちるため、冬場の結露対策には向きません。コンプレッサー(圧縮機)を内蔵しているので、本体サイズや動作音が大きくなりがち。

【除湿方式2】デシカント式

ゼオライトと呼ばれる乾燥剤に空気中の水分を吸着させて湿気を除去。吸着した水分をヒーターで温めて気化させ、再び熱交換器で冷やして水滴にすることで除湿します。

【メリット】吸着した水分をヒーターで温めるため、気温に左右されずに1年中安定した除湿ができます。コンプレッサーがないので、本体サイズや運転音が比較的小さいことも魅力。

【デメリット】ヒーターを使用するため、消費電力が高め。室温が上昇しやすいので、夏場にはあまり向きません。

【除湿方式3】ハイブリッド式

コンプレッサー式とデシカント式の構造を組み合わせたタイプ。夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式で運転することにより1年中高い除湿能力を保ちます。

【メリット】コンプレッサー式とデシカント式の“いいとこ取り”をしているので、通年で安定した除湿ができ、ランニングコストも抑えられます。

【デメリット】2つの方式を採用しているため、本体が大きめ。価格も高くなりがち。

上で紹介したとおり、除湿方式によって運転音や消費電力に大きな差が出るため、利用シーンにあわせたものを選ぶようにしましょう。たとえば、寝室に設置するのには静かなデシカント式が適しているように思われますが、室温が上昇しやすいため、夏場は特に寝苦しくなる可能性が!(3〜8度上昇することもあります) 冬場ならかまいませんが、梅雨〜夏に利用するのであれば、最適とは言えません。そう考えると、人が過ごす空間で梅雨〜夏の時期に使用する除湿機は、コンプレッサー式かハイブリッド式がよさそうだといえます。

※除湿方式の図版は、パナソニックのプレスリリースを参照しています

除湿機選びでチェックすべきポイント

続いては、除湿方式のほかにも押さえておかねばならない要項を紹介しておきましょう。使い勝手やメンテナンスに関することが主ですが、排水を捨てる手間は常に発生しますし、空気を放出するものなので衛生面は気にかけておきたいところです。

【チェック1】除湿能力

まずは、除湿機を1日間運転した場合に取り除ける水の量を示す「定格除湿能力」をチェックしてください。定格除湿能力の数値が大きいほど除湿能力が高いので、スピーディーに除湿できます。しかし、除湿能力が高いほど本体サイズも大きくなる傾向にあるため、設置場所を考慮して適切なものを選びましょう。なお、スペック表にある「除湿可能面積」は定格除湿能力をもとに算出された目安なので、参考になります。

【チェック2】排水タンクの容量

排水タンク容量も大事なチェック項目のひとつ。というのも、除湿能力が高くても取り除いた水を貯めておく排水タンクが小さければ運転がストップしてしまうからです(一部、停止しない製品もあるので注意)。溜まった水をこまめに捨てれば除湿し続けられますが、外出中や睡眠中に運転するならばタンク容量は大きいほうが有利。ただし、タンク容量と比例して本体サイズも大きくなるので注意しましょう。また、排水タンクは水が溜まった状態でも持ち運びやすく、その水を捨てやすいかといったこともチェックしておくと後々の快適さが変わります。

売り場で製品を触ってみても排水タンクに水は入っていませんが、満水時を想像して持ち運びやすいかを実際に手に取って試してみましょう。また、ホースを接続することで「連続排水」できる製品もあります

【チェック3】メンテナンス

湿気を除去するために本体内に空気を吸い込む機構となっているため、空気清浄機と同じようにフィルターの手入れのしやすさ、交換時期の目安やコストなども確かめておきましょう。また、排水タンクも1か月に1度程度のメンテナンスが推奨されていることが多いため、排水タンクの洗いやすさもチェック。なお、本体内部に残った湿気を乾燥させる「内部乾燥」という機能を搭載した製品もあり、衛生に気を配るなら、内部乾燥できるモデルを選ぶのも手です。

吸込口にあるフィルターは2週間に1度、掃除機でゴミを取り除いてキレイにしましょう

たくさんの洗濯物にも適用する多機能モデル

送風の仕方や生乾き臭を抑える消臭機能など、衣類乾燥用だけでも複数の運転モードを備えるものを中心にセレクト。定格除湿能力は高めで、大容量の衣類乾燥に対応するものを集めてみました。

1.三菱電機「サラリ MJ-M120VX」
赤外線で洗濯物の乾き具合を見分けてかしこく乾燥

温度と湿度を見張るセンサー、そして赤外線センサー「部屋干しおまかせムーブアイ」で洗濯物の位置や量、状態を検知。洗濯物の乾きムラを細かくチェックできるので、乾いた衣類と湿った衣類がある場合、湿っているほうに集中的に送風して効率よく乾かしてくれます。この機能をオン/オフした同除湿機で乾燥時間を比べたところ、「部屋干しおまかせムーブアイ」をオンにしたほうが約35分も早く洗濯物を乾かせたとのこと。さらに、どこに送風しているかを光でガイドする機能も搭載しているので、MJ-M120TXの働きを視認することも可能。少量の洗濯物を急いで乾かしたいときに役立つ「ズバッと乾燥」モードや、寝具の湿気を取り除く「ふとんサラリ」モードも搭載しています。

吸入口に取り付けることで、空気注に浮遊するウイルスや菌、アレル物質を捕集して抑制する「トリプルバリアフィルター」も付属

吸入口に取り付けることで、空気注に浮遊するウイルスや菌、アレル物質を捕集して抑制する「トリプルバリアフィルター」も付属

●「MJ-M120VX」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):12L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造15畳/プレハブ23畳/鉄筋30畳
排水タンク容量:3L
連続排水:○
運転音:衣類乾燥〔標準〕49dB/除湿〔弱〕39dB
消費電力(60Hz):385W
サイズ:360(幅)×210(奥行)×534(高さ)mm
重量:13.5kg

定格除湿能力は少し低くなりますが、洗濯物の乾きムラを見つけて、効率よく乾燥させる「部屋干しおまかせムーブアイ」を備えた「MJ-M100VX」もラインアップしています。本体サイズや排水タンクの容量は上述の「MJ-M120VX」と同じ。少量の衣類乾燥に適した「ズバッと乾燥」モードや寝具に使える「ふとんサラリ」モードや、低湿の状態を一定時間保ち、カビの発生を防ぐ「部屋サラリ」モード、乾かしている方向を知らせる「光ガイド」は搭載されていないものの、「衣類乾燥」モードの「標準」運転より運転音が10dB小さい「夜干し」モードを備えています。

「MJ-M100VX」にも「トリプルバリアフィルター」が付属

「MJ-M100VX」にも「トリプルバリアフィルター」が付属

●「MJ-M100VX」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):10L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造13畳/プレハブ19畳/鉄筋25畳
排水タンク容量:3L
連続排水:○
運転音:衣類乾燥〔標準〕49dB/除湿〔弱〕39dB
消費電力(60Hz):275W
サイズ:360(幅)×210(奥行)×534(高さ)mm
重量:12.7kg

2.コロナ「CD-WH1823」
1日18Lのパワフルな除湿とたっぷりタンクで安心

ヒーターを搭載しているので、除湿性能が落ちやすい冬場にはヒーター温風を使用して洗濯物を素早く乾かすことができます(ヒーターをオンにすると衣類乾燥の時間が約40%短縮したという検証結果も)。もちろん、ヒーターを使わずに乾かすこともでき、「衣類乾燥」運転の「標準」モードでは本体周囲の湿度と温度をセンサーで確認し、洗濯物が乾いた頃に運転を自動停止。ムダな電気代を抑えて衣類乾燥したいときに役立つでしょう。また、本製品を含む「WHシリーズ」は2つのルーバーを備えており、広く届く風や範囲を絞った送風が可能。ワイド/上吹き/スポットと気流を切り替え、効率よく乾かせます。室内の空気の循環をうながす「サーキュレーター」モードや、除湿や衣類乾燥の性能低下を抑えるため、本体内の熱交換器の汚れをコップ1杯の水を注ぐだけで簡単に洗い流せる機能も搭載。

大容量の排水タンク(5.5L)を装備しており、約7時間連続運転(60Hz)できます

大容量の排水タンク(5.5L)を装備しており、約7時間連続運転(60Hz)できます

●「CD-WH1823」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):18L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造23畳/プレハブ35畳/鉄筋45畳
排水タンク容量:4.5L
連続排水:○
運転音(60Hz):衣類乾燥〔標準〕50dB /除湿〔連続〕44dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥655W/除湿355W
サイズ:378(幅)×235(奥行)×657(高さ)mm
重量:13.9kg

3.三菱電機「サラリPro MJ-PV250VX」
インバーター搭載で省エネもバッチリ&冬場にも強い

コンプレッサー式の中で、圧倒的にパワフルな除湿能力を誇るのが本製品。熱交換面積を拡大し、多くの風を熱交換器に当てられるようにすることで除湿能力24.5L/日を実現しました。衣類乾燥運転では、除湿と広範囲に届く風で効率よく洗濯物を乾かします。約8kgの洗濯物を一気に乾かすことができ、2kgの洗濯物なら約86分で乾かせるそう。また、インバーターを搭載しているのもポイント。インバーター制御で湿度に応じてパワーが自動調整されるので、すぐれた除湿性能を発揮しながら省エネ性の高い運転ができるといいます。通常の除湿モードに加え、室温に合わせて最適な湿度になるように設定湿度を30〜65%の範囲で変動させて除湿する「快適見守り」運転や、気温が低くなっても除湿量がダウンしない「冬」モードなどを搭載。

上述の「サラリ」シリーズ同様に「トリプルバリアフィルター」が付属

上述の「サラリ」シリーズ同様に「トリプルバリアフィルター」が付属

●「MJ-PV250VX」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):24.5L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造31畳/プレハブ47畳/鉄筋62畳
排水タンク容量:5.5L
連続排水:○
運転音:衣類乾燥〔標準〕47dB/除湿〔弱〕34dB
消費電力(衣類乾燥):415W
サイズ:410(幅)×299(奥行)×630(高さ)mm
重量:17.9kg

4.シャープ「CV-R180」
生乾き臭のしない仕上がりが期待できる!

せっかく衣類乾燥除湿機で衣類を乾かしても、干しっぱなしにしておくと室内の湿度で衣類に残った「ニオイ原因菌」が繁殖し、生乾き臭が発生してしまいます。本製品は、そのような事態を低減する「臭い戻り対策」モードでガード。衣類を乾かすときにプラズマクラスターイオンを放出し、さらに衣類乾燥運転が終わった後もプラズマクラスターイオンの放出のみを継続させることで、イヤな臭いが衣類に戻らないようにします。さらに、湿度を検知し、状況に合わせて除湿運転と空気清浄運転を切り替える「カビバリア運転」を搭載。付着カビ菌の増殖を抑制し、カビの発生を未然に防いでくれます。

本体サイズや表示部などの仕様は異なりますが、搭載している運転モードは「CV-R180」と同じ、定格除湿能力12L/日(60Hz)の「CV-R120」もラインアップ

本体サイズや表示部などの仕様は異なりますが、搭載している運転モードは「CV-R180」と同じ、定格除湿能力12L/日(60Hz)の「CV-R120」もラインアップ

●「CV-R180」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):18L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造23畳/コンクリート45畳
排水タンク容量:4.5L
連続排水:○
運転音(60Hz):衣類乾燥〔弱〕37dB/除湿〔弱〕39dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥385W/除湿〔強〕370W
サイズ:359(幅)×248(奥行)×665(高さ)mm
重量:16.5kg

5.アイリスオーヤマ「IJCP-J160」
除湿機と空気清浄機の1台2役

空気清浄機に加湿機能を搭載した製品は数多くありますが、IJCP-J160は空気清浄機と除湿機を合体させたモデルで、除湿が不要な季節には空気清浄のみの運転に切り替えることができます。ルーバーを稼動させ、洗濯物に風を当てながら乾かす「衣類乾燥」モードを利用しているときも、微細なアレルゲン物質も捕集するHEPAフィルターとニオイを除去する活性炭フィルターにより、常に空気をキレイに。クリーンな送風で洗濯物が乾かせる安心感が魅力です。

アイリスオーヤマ「IJCP-J160」

●「IJCP-J160」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):16L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造20畳/プレハブ31畳/鉄筋40畳
排水タンク容量:5L
連続排水:○
運転音:非公開
消費電力(60Hz):空気清浄+除湿〔自動〕290W/空気清浄40W
サイズ:384(幅)×283(奥行)×659(高さ)mm
重量:18kg

6.シャープ「CV-RH140」
プラズマクラスターで消臭もできるハイブリッド式

コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた構造であることは一般的なハイブリッド式と同じですが、搭載するヒーターに「PTCセラミックヒーター」を採用したのが特徴。このヒーターは目標温度付近で一定の温度を保ち安く、過度の温度上昇が起こらないため、安全性が高いのだそう。肝心の除湿能力に関しては、梅雨時に衣類乾燥運転した場合、約2kgの洗濯物を約64分(60Hz)で乾かすことができる性能を実現。「プラズマクラスター25000」も装備されているので、除湿や衣類乾燥しながら衣類や部屋の消臭や付着カビ菌などの増殖を抑制する効果も期待できます。衣類乾燥(エコ自動)終了後にプラズマクラスターイオンを放出し、衣類への臭い戻りを防ぐ機能も完備。もちろん、プラズマクラスターイオンで衣類の消臭を行う運転も搭載されています。

シャープ「CV-PH140」

●「CV-RH140」のスペック
除湿方式:ハイブリッド式
定格除湿能力(60Hz):13L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造16畳/鉄筋33畳
排水タンク容量:3.6L
連続排水:○
運転音(60Hz):衣類乾燥〔速乾・標準〕51dB/除湿〔標準〕51dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔速乾〕695W/除湿〔標準〕295W
サイズ:365(幅)×235(奥行)×645(高さ)mm
重量:15kg

設置スペースを抑えて衣類乾燥したいならコンパクトモデル!

パワフルな除湿能力は魅力だけれど、コンパクトさを優先したいこともあります。サニタリールームの衣類乾燥としても使えるけれど、小さめサイズの除湿機をピックアップしてみました。

7.シャープ「CV-R71」
わずかA4サイズのスペースに設置可能

本体サイズが大きくなりがちなコンプレッサー式ながら、303(幅)×203(奥行)mmの設置面積を実現。風とともにプラズマクラスターイオンを放出するので、湿気で生乾き臭がしやすいサニタリールームなどで役立ちそう。残念ながらルーバーは自動でスイングしませんが、手動で角度調整可能。排水タンクの口は手を入れて洗えるくらい広く、本体には持ち運びしやすいようにハンドルを備えるなど、使い勝手も上々です。

シャープ「CV-R71」

●「CV-R71」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):7.1L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造9畳/コンクリート18畳
排水タンク容量:2.5L
連続排水:○
運転音(60Hz):衣類乾燥〔弱〕36dB/除湿〔弱〕36dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔強〕190W/除湿〔強〕190W
サイズ:303(幅)×203(奥行)×524(高さ)mm
重量:9.4kg

8.アイリスオーヤマ「IJC-H65」
スリムで小型だから置き場所に困らない

本製品も上述のシャープ「CV-R71」同様に設置場所を取らないモデル。小型ながら、約2kgの洗濯物を約1.8時間で乾かす性能を有しています。ルーバーは自動でスイングさせることができ、スイング角度は「広範囲(90°)」「上向き」「下向き」の3段階で設定可能。本体にハンドルが付いているので、比較的ラクに持ち運べます。

アイリスオーヤマ「IJC-H65」

●「IJC-H65」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):6.5L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造8畳/プレハブ12畳/鉄筋16畳
排水タンク容量:2.5L
連続排水:○
運転音:非公開
消費電力(60Hz):184W
サイズ:319(幅)×204(奥行)×535(高さ)mm
重量:9.7kg

9.コロナ「CD-S6323」
静かで小さいコンプレッサー式

高さと奥行はあるものの、上述のシャープ「CV-R71」やアイリスオーヤマ「IJC-H65」よりも幅が小さいスリムなコンプレッサー式。上下にスイングするルーバーは、95°または上向き55°の可動域から選べるので、広範囲にも集中的にも送風できます。湿度センサーを駆使し、衣類乾燥運転で衣類が乾いたと判断すると自動停止する機能や、除湿運転時に湿度60%を保つように除湿と送風を切り替えながら運転する「自動」モードを搭載。また、熱交換器のアルミフィン表面に汚れが付きにくい抗菌・防カビ処理を施し、除湿性能を保てるように工夫しています。

コロナ「CD-S6323」

●「CD-S6323」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):6.3L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造8畳/プレハブ12畳/鉄筋16畳
排水タンク容量:3L
連続排水:○
運転音:衣類乾燥〔速乾〕36dB/除湿〔標準〕34dB
消費電力(60Hz):215W
サイズ:170(幅)×365(奥行)×533(高さ)mm
重量:8.3kg

10.カドー「ROOT 7100」
見た目も運び方もスマートで美しい

センサーで乾き具合をチェックして風量や運転モードを変更する機能は搭載されおらず、「衣類乾燥」モードは「自動」運転の場合、運転スタートから5時間経過後に自動で送風に切り替わります。「自動」運転の時間は変更できないので、乾きやすい生地の洗濯物や少量の洗濯物を乾かす場合は、タイマー(1/4/8時間)設定するといいでしょう。さらに、別売の除菌・消臭剤「ビーズガード(PG-L800)」をセットすれば、ニオイやウイルスなどを分解でき、衣類に付着した部屋干し臭の原因菌も99%除去できます。シンプルな構造ですが、ハンドル持ってキャリーバッグのように運べるので、衣類乾燥時はリビング、入浴後はサニタリールームというように気楽に移動可能。なお、「除湿」モードで風量を「自動」にしておけば、温湿度センサーで室内の湿度をチェックし、快適な湿度になると送風に切り替わります。

ROOT 7100

●「ROOT 7100」のスペック
除湿方式:コンプレッサー式
定格除湿能力(60Hz):7.5L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造9畳/コンクリート19畳
排水タンク容量:3.5L
連続排水:○
運転音:衣類乾燥48dB/除湿〔強〕45dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥189W/除湿〔強〕187W
サイズ:327(幅)×207(奥行)×682(高さ)mm
重量:12kg

11.パナソニック「F-YZVXJ60」
真下から乾かせるデシカント式

コンプレッサーを搭載しないデシカント式なので、コンパクトで軽量。背の低いタイプなため、洗濯物の真下に置いて乾かすことができます。送風範囲は幅約100cmとワイドで、ルーバーのスイングは下方向/上方向/全方向に設定可能。約2kgの洗濯物を約108分で乾かす性能を有しており、ハイブリッド式の「F-YHVX90」同様に「カラッとキープ」機能や「冬」モード、「寝具ケア」モードを備えているほか、衣類の付いたニオイを脱臭し、花粉を抑制する「衣類ケア」モードも搭載されています。

収納時に、電源コードが本体内にすっきり収められるのもうれしいポイント

収納時に、電源コードが本体内にすっきり収められるのもうれしいポイント

●「F-YZVXJ60」のスペック
除湿方式:デシカント式
除湿能力(60Hz):定格5.6L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造7畳/プレハブ11畳/鉄筋14畳
排水タンク容量:2L
連続排水:非対応
運転音(60Hz):衣類乾燥〔標準〕48dB/除湿〔自動〕38dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔標準〕290W/除湿〔自動〕280W
サイズ:436(幅)×177(奥行)×335(高さ)mm
重量:6kg

12.シャープ「CV-R60」
真下から乾かせるデシカント式を、もう1台!

物干しラックの下に置いて、洗濯物を真下から乾かせるデシカント式はシャープにもあります。本製品は、乾燥剤やヒーターなどの部品を横向きに配置することで本体の高さを抑えたのが特徴。本体天面が吹出口となっており、360°に乾いた風を放出します。約2kgの洗濯物を約99分で乾かせるそう。搭載するヒーターは、同社ハイブリッド式「CV-RH140」と同じ、安全性の高い「PTCセラミックヒーター」を採用。部屋干しで発生しやすい不快なニオイを抑制する「プラズマクラスター7000」も搭載しています。

シャープ「CV-R60」

●「CV-R60」のスペック
除湿方式:デシカント式
除湿能力(60Hz):定格5.6L/日
除湿可能面積目安:木造7畳/鉄筋14畳
排水タンク容量:1.5L
連続排水:非対応
運転音(60Hz):衣類乾燥〔速乾〕51dB/除湿〔自動〕38dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔速乾〕570W/除湿〔自動〕540W
サイズ:300(幅)×300(奥行)×323(高さ)mm
重量:6.7kg

13.パナソニック「F-YZVX60」
衣類を乾かすのも片付けた衣類のケアにも!

パナソニックのベーシックなデザインのデシカント式も紹介しておきましょう。コンパクトボディながら、110cm幅、上下160°にスイングさせながら送風できるので、横に広く干した洗濯物も一度に乾かせます。さらに、もう少し乾かしたい生乾きの洗濯物を最大風量で一気に乾かす「仕上げ」モードも用意。ヒーターを使用するため電気代が気になるデシカント式ですが、洗濯物が乾いたと判断すると運転をストップする機能を備えているので安心です。衣類乾燥が完了した後に除湿運転が始まる「カラッとキープ」機能や衣類に付いた花粉を抑制する「花粉ケア」モード、衣類の付着臭を脱臭する「ニオイケア」モード、ナノイーと除湿でカビを抑える「サニタリーケア」モードも搭載。

パナソニック「F-YZVX60」

●「F-YZVX60」のスペック
除湿方式:デシカント式
除湿能力(60Hz):定格5.6L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造7畳/プレハブ11畳/鉄筋14畳
排水タンク容量:2L
連続排水:非対応
運転音(60Hz):衣類乾燥〔おまかせ〕48dB/除湿〔おまかせ〕38dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔おまかせ〕295W/除湿〔おまかせ〕285W
サイズ:190(幅)×357(奥行)×459(高さ)mm
重量:6kg

14.日立「HJS-DR601」
いろいろな場所で使いたいけど、たっぷり除湿もしたい派に!

前述の日立「HJS-D562」よりもサイズや重量は若干増しますが、長時間除湿運転を行いたいならタンク容量が2.5Lの「HJS-DR601」を選ぶのもあり! 軽くて移動に適したHJS-D562に比べると重量が0.6kg増すものの、大きなハンドルが装備されているので持ち運びもそれほど苦労しなさそう。吹出口のルーバーは、上下に130°/80°/60°の範囲でスイング可能。バックライト付きの液晶モニターも搭載されており、イラストとアイコンで運転状況や操作がわかりやすいのもポイントです。

日立「HJS-DR601」

●「HJS-DR601」のスペック
除湿方式:デシカント式
除湿能力(60Hz):定格5.6L/日
除湿可能面積目安(60Hz):木造7畳/プレハブ11畳/鉄筋14畳
排水タンク容量:2.5L
連続排水:非対応
運転音(60Hz):衣類乾燥〔標準〕47dB/除湿〔自動〕47dB
消費電力(60Hz):衣類乾燥〔標準〕460W/除湿〔自動〕290W
サイズ:301(幅)×204(奥行)×502(高さ)mm
重量:5.9kg

>>価格.comユーザーのおすすめは? 除湿機人気売れ筋ランキング
>>価格.comでそのほかの除湿機をチェックする

価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る