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ゴルフ初心者にすすめたい! 「やさしいドライバー」この8本

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皆さんこんにちは!ゴルフの楽しさ伝道師、オグさんこと小倉です。今回は、ゴルフクラブで一番飛距離の出るクラブ「ドライバー」というクラブをご説明しながら、初心者にやさしいモデルの簡単な選び方をお話したいと思います。ではさっそく行ってみましょう!

目次
ドライバーってこんなクラブ

初心者でも打ちやすいドライバー5選
・つかまりがいい ヤマハ・リミックス216
・芯を外しても距離が落ちにくい ピン・G SF TECドライバー
ボールが上がりやすい テーラーメイド・グローレF
・ボールが右に行きにくい ブリヂストン・JGR
振り抜きやすい キャロウェイ・XR16

使っているとうまくなるドライバー3選
・弾道が調整できる テーラーメイド・M2
・直進性が高い! ピン・Gドライバー
・ミスの傾向がわかる スリクソン・Z765 TG

ドライバーは、一番長く、一番軽く、一番遠くへ飛ばせるクラブ

ドライバーとは、一般的にクラブのカテゴリーの中で、一番長く、そして一番軽いクラブです。クラブの中で一番飛距離が出しやすく、コースではティーグラウンドと呼ばれる整地されたエリアで使用します。ティーという木やプラスチックでできた棒を地面に刺し、その上にボールを置いて地面から少し浮かした状態で使います。

ドライバーは長いので、ボールにきちんと当てるのがなかなか難しいクラブです。それだけに少しでも自分に合ったモデルを手に入れたいですよね。それに、決して安くない買い物をするのですから、後悔しない商品選びをしたいところです。そこで今回は、初心者の方へ向けたおすすめドライバーを紹介したいと思います。皆さんのドライバー選びのヒントになれば幸いです。

ドライバーは単品で買う場合、ゴルフクラブの中で一番高額な商品です。飛距離を出すことを主眼に置いて開発されているため、テクノロジーが満載でメーカーの技術の見せ所にもなっています。ドライバーの価格はだいたい7万円前後、高いものだと10万円を超える商品もありますが、初心者に高額なドライバーは必要ありません。

では高額なドライバーは何が違うのかというと、高額なモデルは力の落ちたシニアゴルファーや、一部のゴルファー(上級者の場合が多い)向けのものがほとんどです。たとえばシニア向けのドライバーは軽く作られており、強度を保ったままクラブを軽くするには高い技術と高価な素材が必要です。一部のゴルファーに向けたドライバーも同様、性能を特化させるために通常のドライバーよりコストがかかっているのです。だから販売価格も高額になってしまうのです。

今回おすすめするクラブの共通点としては「過度なお助け機能がない」、そして、「軽量を売りにしていない」という点です。過度なお助け機能とは、パワーのないシニア向けや飛距離特化型のアイアンなどに多く見られ、ウッドのような形をしていたり、クラブの長さが極端に長かったりします。これらのモデルは、そういったお助け機能を必要としていない方が使うとスイングによくないクセがついてしまう可能性があります。また、軽すぎるモデルは力んだりしたときにクラブの軌道が狂いやすく、ミスを大きくしてしまうことがあります。適度なやさしさと適度な重さのクラブを使うことでミスを軽減できますし、将来的に上達してもそのまま問題なく使えるはずです。

初心者でも打ちやすいドライバー5選

初心者の方におすすめできるモデルとして、まず5本のドライバーを選んでみました。これらはまったくの初心者の方が買っても間違いないドライバーです。なぜかというと、クセがなく打ちやすいからです。そして、ボールをつかまえる(きちんと当てる)性能がどれも優れています。

■おすすめドライバー1
ヤマハ・リミックス216

同ブランドには「116」という兄弟モデルがありますが、そちらはどちらかといえば中上級者向けモデル

同ブランドには「116」という兄弟モデルがありますが、そちらはどちらかといえば中上級者向けモデル

ヘッドが返りやすいのが大きな特徴

初心者の方におすすめするドライバー1本目はヤマハの「リミックス216ドライバー」です。このリミックスというブランドのクラブは、アスリート志向の強い方に向けた作りになっており、この216はその中で比較的やさしい設計を採用しています。ひと言でどうやさしいかといいますと、ヘッドが返りやすくなっているのです。

ドライバーに限らずゴルフクラブは、右打ちの場合、構えた状態から振り上げるとシャフトを軸に右に回転、つまり開いていき、トップ(一番振りかぶった状態)の位置で一番開いた状態になります。そしてそこからクラブを振り下ろしながら、ヘッドは左に回転し、インパクトで元の構えた状態に戻っていく。というのがスイング中のヘッドの正しい動きなのですが、このようにヘッドを動かすのが初心者にはなかなか難しいのです。この216は、自然とヘッドが元の状態に戻りやすくなる、つまり“ヘッドが返りやすいように”設計されています。ヘッドが返らないとボールがフェースに当たる瞬間、ヘッドが開いた状態になっているのでボールが右に飛び出したり右に曲がったりするのですが、それを軽減してくれるわけです。

オーソドックスな形状で構えやすいです ヘッドが返りやすいので目標方向にボールを打ち出しやすいのがこのモデルの特徴

■おすすめドライバー2 
ピン・G SF TECドライバー

ピンの「G SF TECドライバー」です。Gシリーズには「Gドライバー」「G・LS TECドライバー」という兄弟モデルがあります。それぞれ特徴がありますが、初心者におすすめはこの「SF TEC」です

芯を外しても距離が落ちにくい

初心者におすすめするドライバー2本目は、ピンの「G・SF TECドライバー」というモデルです。こちらのモデルは、芯を外しても距離が落ちづらいというのが最大の特徴です。

なぜ芯を外しても飛距離が落ちづらいのかというと、クラブの実物を見てもらえればわかりますが、他社のドライバーと比べてヘッドが非常に大きいのです。ヘッドを大きくし、クラブの重さの中心である重心をできるだけフェースから離すことによって、多少芯を外してもヘッドのブレが少なくて済み、パワーのロスを抑えることができます。長さが長いドライバーは、プロだって毎回芯で打つのは難しく、ゴルフを始めて間もない方だと芯で捉えることはまずできないといっていいでしょう。芯を外してもミスになりにくいこのクラブなら、芯を外してもある程度飛距離を稼ぐことができます

ルールで決められたサイズ限界の非常に大きなヘッド。構えたときの安心感があります フェースも大きく、多少芯を外しても飛距離が落ちづらいのがこのクラブのいいところ

■おすすめドライバー3 
テーラーメイド・グローレF

このモデルはグローレFの2代目、巷では

このモデルはグローレFの2代目、ちまたでは"F2"という愛称がついています

ボールが上がりやすいドライバー

初心者おすすめ3本目はテーラーメイドのグローレFドライバー。白いヘッドが特徴的なこのドライバーは“ボールの上がりやすさ”が長所ですね。

ドライバーをはじめゴルフクラブには「ロフト角(単にロフトともいう。以下ロフトと呼ぶ)」ものがあります。これは、フェースにどれだけ角度がついているかを示す数値。このロフトが大きければ大きいほどボールは高く上がりやすいのですが、このグローレFはロフト以上にボールが上がりやすいのです。ロフトが大きくなるとスピン量が多くなりやすく、スピン量が多いと飛距離をロスしがちなのですが、ロフトを大きくしなくてもボールの上がりやすいグローレFは、飛距離のロスが少なくて済み、なおかつ高い弾道でボールを飛ばせるクラブなのです。初心者はクラブを速く振ることが難しく、かつボールの高さも出しづらいので、この性能はありがたいのです。

ツヤのある白いヘッドが特徴で形状はいたってオーソドックスです

■おすすめドライバー4 
ブリヂストン・JGRドライバー

差し色の鮮やかなイエローがカッコイイ!

差し色の鮮やかなイエローがカッコイイ!

ボールが右に行きにくい

初心者おすすめ4本目はブリヂストンスポーツの「JGRドライバー」。黄色いカラーを随所に使ってポップでスポーティーなイメージをうまく演出しています。このクラブもヘッドが返りやすい工夫がいろいろなされています。

その1つがライ角をややアップライトに設計しているということ。ライ角とはヘッドの底を地面と平行に置いたとき、シャフトがどれだけ傾いているかを示す数値です。ライ角がアップライト(ライ角が大きい)だと、ヘッドが返りやすくなるので、ボールを右に行きにくくしてくれます。ロフトの少ないドライバーでは、ライ角は打球にほとんど影響しないといわれていますが私はそうは思いません。毎回同じスイングができ、芯で打てるのであれば弾道に影響は少ないかもしれませんが、打点のばらつくアマチュアゴルファーにとっては、大きなライ角は効果が高いと思います。現に私はアップライトのクラブを打つと目標より左に飛びますから。

■おすすめドライバー5 
キャロウェイ・XR16ドライバー

キャロウェイの XR16ドライバー。同社の伝統的な形状を引き継ぐクラブです

キャロウェイの XR16ドライバー。同社の伝統的な形状を引き継ぐクラブです

とても振り抜きやすいのが特徴

初心者におすすめ5本目はキャロウェイの「XR16ドライバー」。こちらのおすすめ理由は、振り抜きやすさです。ゴルフクラブはスイング中、かなりのスピードで動いています。一般的なヘッドスピード40m/sを時速に換算すると144km/h! ドライバーのヘッドはものすごいスピードで動いているのです。ドライバーのように大きいヘッドが速く動けば当然空気の抵抗も大きくなります。その空気抵抗をできるだけ少なくなるように設計し、振り抜きをよくしています。ヘッドの返りをややよくした設計で、打点のミスにも程よく強く、初心者から中上級者まで使える幅広いクラブです。

クラブ自体の振り抜きがいいので気持ちよく振りきれます

使っているとうまくなるドライバー3選

ここからは初心者におすすめではありますが、上記の5本と異なり「使っているとうまくなる」クラブをご紹介したいと思います。使っているとうまくなるとはどういうことかといいますと、ここで紹介するクラブは、芯を外したときの飛距離ロスは助けてくれるが、ボールの曲がりはちょっとだけしか助けてくれません。

つまりスイングでスライス(右に曲がる)やフック(左に曲がる)のミスをした場合、曲がり幅は少なくなっても真っすぐのボールになったり逆に曲がったりするような補正はしてくれないのです。そんなクラブを使うと、スイングの傾向やミスの傾向が素直に打球に反映されます。素直に反映されるということは、自分のスイングの傾向を弾道から知ることができ、練習する課題がハッキリと把握できるのです。だから使っているとうまくなるというわけです。

もちろんまったく練習しないと上達はしませんのであしからず…ではさっそくご紹介していきましょう。

■おすすめドライバー6 
テーラーメイド・M2ドライバー(2017年モデル)

テーラーメイドのM2ドライバー。これは2017年モデルで2代目。初代は2016年モデルと呼ばれます。兄弟モデルにもっとハードな「M1ドライバー」があります

弾道調整機能が付いている

使っていてうまくなるおすすめドライバー、最初はテーラーメイドの「M2ドライバー」です。テーラーメイドはバリバリのアスリート向けブランド。このM2はその中では、やさしい部類になりますが、それでも過度なお助け機能はついていません。このクラブの特徴の1つとして、弾道調整機能、通称「カチャカチャ」がついています。これはヘッドとシャフトを自分で外し、シャフトを回転させてつけ直すことでヘッドの向きを微調整できる機能です。

この「カチャカチャ」を駆使することで、ボールの打ち出し方向を調整したり、高さを調整したりすることができます。ヘッド性能としてはニュートラルな性能なので練習では「カチャカチャ」のポジションをノーマルで使用し、普段のスイングでの弾道の傾向を確認しながら練習。結果が欲しいコースでのラウンドでは、ラウンド前に「カチャカチャ」をミスの傾向に合わせて調整すれば、多少はミスを軽減してくれます。あ、1つ注意点があります! プライベートなラウンドなら問題ないと思いますが、試合などのラウンド中に「カチャカチャ」するとルール違反となりますのでご注意を!

白黒の特徴的なクラウンですが、コントラストを上手く使って目標に対して構えやすいです

■おすすめドライバー7 
ピン・Gドライバー

とにかく「直進性」が高い

初心者が使いやすいドライバーで紹介した「G・SF TECドライバー」の兄弟モデル「Gドライバー」です。直進性がとても高いモデルで、インパクトで打ち出した方向にボールが力強く飛んでいきます。言い換えれば、インパクトでフェース面が目標方向に戻せなかった場合は、その向いた方向へボールが飛んでいくのでしっかりとヘッドを構えた位置へ戻す必要があります。

直進性の強さの秘密は、ヘッドの大きさにあります。前述のSF TECでも触れましたが、重さの中心である重心がヘッドの後方にあるので芯を外してもヘッドがブレにくいので曲がりが少なくて済むのです。SF TECとの違いは、ヘッドの返りがこのノーマルモデルのほうが穏やかなこと。しっかりと自分でヘッドを返さないとミスになってしまいますので、目標に打ち出す練習をすれば自然と上達できるドライバーです。

クラウンの形状は、3モデルとも共通 フェースの向いた方向に真っすぐ飛び出す直進性の高い弾道がこのモデルの長所です

■おすすめドライバー8 
ダンロップ・スリクソン Z565 TG

ブラックでソールを塗装し、特別にチューニングした主張をしています

ブラックでソールを塗装し、特別にチューニングした主張をしています

自分のミスの傾向がわかる

ダンロップのアスリートブランド「スリクソン」。ゴルフを知らない人でも名前だけは聞いたことのある松山英樹選手が使用しているブランドでもあります。そんなブランドがやさしいアスリートモデルとして設計したクラブがこの「Z565 TG」です。同ブランドのほかのクラブより短く軽めに設計することでボールを捉えやすくし、カチャカチャで初期設定をアップライトにすることでよりヘッドを返しやすくしています。

とはいえ、元はアスリート向けに設計されたヘッド。グッドショットを打ちやすくしているとはいえ、ミスをすればミスとわかる弾道になり、自分のミスの傾向を知ることができます。軽いといっても一般的なクラブと比べてそこそこ重さはあり、これで練習すればグッドショットの気持ちよさも味わえ、自分のミスの対策も練ることができる一石二鳥のドライバーです

ソールとは違いグレーに塗装されたクラウン。形状はいびつなところがなく構えやすい

できるだけクセの少ないクラブでゴルフを始めましょう

大変長いコラムになってしまいましたが、少しは皆さんのドライバー選びのヒントになれば幸いです。ゴルフに限らず、道具を使うスポーツではやさしい道具で早く結果を出したいと思うのは当然のこと。ですがゴルフは、使う道具によって受ける影響がほかのスポーツよりも大きいと私は感じています。

ですから最初の頃は、できるだけクセの少ないクラブを使ったほうが後々生きてくると考えています。個性が強いクラブを長く使えばほかのクラブが使いづらくなりますし、スイングに独特のクセがつく可能性があります。ゴルフスイングのクセはなかなか抜けませんよ! 独特のスイングをする私(編集部註:とはいえ小倉氏はベストスコア68という腕前の持ち主)がいうんだから間違いありません!(笑)

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小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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2017.9.17 更新
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