少年野球チームに所属している小5の息子はバッティングが苦手。野球歴は丸3年になります。もともとそれほどやる気がなかったものの、最近、なぜか急に家で素振りを頑張るようになりました。とはいえ、指導者がそばに付いているわけでもなく、ただやみくもに振り回しているだけなので、当然ながら思うように上達はしません。バットを思うように振れる技術と、狙ったボールに当てる技術は別物なのです。
そんな息子に筆者が用意したのがこちらの練習器具「バッティングティー・スウィングパートナー」です。“ティーバッティング”と呼ばれる、静止したボールを打つ練習をするための道具ですが、その名のとおり、パートナーなしでも練習できるというのが心をつかんだ理由です。
本体サイズは高さ72〜115cm、幅56cm、奥行43cm、重量は約4.5kg。ポール部分は丈夫なスチール製。ベース部分やボール受け部分は柔らかな合成樹脂とラバー素材でできています
というのも、いわゆるティースタンドの場合、毎回、ボールをセットしてあげる練習相手が必須。ところが、こちらのアイテムはティースタンドの上にボールのような的が付いていて、それをめがけてヒットすればよいのです。球が飛ぶわけではないので、もちろん玉拾いの必要もなく、室内の狭い場所でも気軽に1人で練習が可能です。
ダミーの板状のボール。これを的にしてスイングします
商品は組み立て式で、スタンドの高さは72〜115cmの間で自由に変えられます。また、ホームベース型の台座を軸にして位置も左右に変えることができ、外角、内角など、好きなポイントに合わせて練習ができます。得意なコースや苦手なコースなどを自分で変えて練習ができるので、ただ素振りをするよりは飽きずに続けられる様子です。
ツマミネジで高さは72〜115cmの範囲で無段階に調整可能
ポール部分はホームベースを中心に360度全方位に動かすことができ、内角から外角まで好きなコースを設定して練習可能!
そして、こちらのアイテムで練習を開始して数週間後、結果が出たのです。バットでボールを捉えるコツがなんとなくわかったのか、それまでバットにかすりもしなかった息子でしたが、ファウルを連発するようになってきました。その後東京都の区大会に臨み、2回戦で満塁本塁打、準決勝でサヨナラ本塁打、決勝戦でタイムリーの大活躍を見せてくれ、チームは何と優勝してしまったのです!
これまで、見逃し三振が多く試合のベンチに入れてもらえなかった息子ですが、「スウィングパートナー」で練習するようになってからミート率が上がり、今回の大会で初めてスタメン入りを果たしていました。もっと早くに買ってあげるべきだったと思ったほど。野球を始めたばかりで身近に練習場所や練習相手がいないというお子さんや、なかなか打撃がうまくならないというお子さんはぜひ試してみてほしいです。ちなみに、現在は筆者のストレス解消マシンとしても大いに役に立っています。
ダミーボール目がけてスイング! ボールが飛ばないため、セットの必要がなく、狭い室内でも練習可能です。コースを意識してスイングするので、ただ素振りするよりも効果的に練習できます
自分の好きなミートポイントを設定して毎日練習しています
通常のボール受けも付属しているので、付け替えれば通常のティーバッティング練習もできます
日々のムダをとにかく省くことに執念を燃やす母ライター。好きな言葉は「時短・節約・自作」。なのに非生産的な活動にも必死になることも多々。意外にアウトドア、国際派。