新製品レポート
ロードバイクのほか、クロスバイクや電動アシスト自転車もラインアップ

現存する世界最古の自転車ブランド「ビアンキ」の2019年最新モデルを見てきた!

1885年のミラノに生まれた小さな自転車店からはじまった「ビアンキ」。そのコーポレートカラーは、イタリア語で「碧空、天空」という意味を持つ「チェレステ」。たくさんの自転車が集団で走るロードレースシーンにおいても、街中でも映える色彩でありつつも派手過ぎず、老若男女どんな人にも似合ってしまうのが魅力です。そんなチェレステカラーの自転車が集まったビアンキの2019年モデル展示会が開催されました。今回は、数ある新モデルの中から、20万円程度で購入できる注目のミドルグレードを紹介しましょう。

ミドルグレードの注目モデルは「ARIA(アリア)Disc」

2018年に新たなラインアップとして加わった「ARIA(アリア)」が、ディスクブレーキを採用した「ARIA Disc」として登場しました。ロードバイクの中でも「エアロロード」に属するモデルで、空気抵抗を軽減するために、前方投影面積を少なくした薄い刀の刃のようなフレーム形状となっているのが特徴。さらに、前方からぶつかってくる空気を後方にスムーズに受け流せるように、フロントフォークやシートチューブ(リアタイヤ側のフレーム)などにもデザイン的な工夫が施されています。

2019年モデルから新しく登場した「ARIA Disc」。サイズは44〜57cmで、メーカー希望小売価格は298,000円(税別)。メインコンポーネントは「SHIMANO 105 Disc」を採用しています

2019年モデルから新しく登場する「SHIMANO 105」のディスクブレーキを搭載

2019年モデルから新しく登場する「SHIMANO 105」のディスクブレーキを搭載

ビアンキのラインアップを見ると、まだまだキャリパーブレーキモデル(これまで一般的だったブレーキのモデル)が幅を利かせていますが、SHIMANOのコンポーネントの中でも真ん中のグレードにあたる「105」にもディスクブレーキが登場したことで、今後はさらにその流れが加速していくと思われます。

ARIAにはキャリパーブレーキモデルもあり。「SHIMANO 105」を搭載し、メーカー希望小売価格は278,000円(税別)。チェレステカラーを差し色に使ったデザインが印象的です

ロングライド向けフルカーボンモデル「Intenso(インテンソ)」

カーボンフレームとカーボンフォークを採用した「Intenso」は、「ロングライド」にカテゴライズされるモデル。筆者は試乗したことがありますが、ただ単に長距離を乗っても疲れないという味付けではなく、キュッと加速してくれるクイックなところもある印象です。ロードバイク初心者が最初の1台として購入するのにもうってつけ。

カーボンモデル「Intenso」のサイズは44〜57cm。コンポーネントには「SHIMANO 105」を採用。メーカー希望小売価格は208,000円(税別)です

長距離を乗っても疲れにくいフレーム設計となっています

長距離を乗っても疲れにくいフレーム設計となっています

トリプルバテッド製法で作られたアルミモデル「Impluso(インパルソ)」

アルミの単一素材を3種類の厚さにするトリプルバテッド製法で作られたアルミロードモデルの「Impluso」もラインアップ。力のかかる部分は厚めに、そうでもない部分は薄くすることで、軽さと振動吸収性の両方を高めています。最近のアルミ素材のモデルはひと昔前のものとは違い、カーボンに匹敵するほどの乗り味を持つものが多いのは、このような製法の進歩が大きな要因。前述のカーボンフレームモデル同様に長距離を快適に乗るためのロングライドモデルなので、20万円を切る価格で購入したいなら、このアルミモデルの「Impluso」を選んでも上々の乗り心地を得られるでしょう。

カーボンよりも耐久性が高いアルミを採用した「Intenso」のサイズは44〜59cm。コンポーネントは「SHIMANO 105」を採用。メーカー希望小売価格は173,000円(税別)です

どんな道にも対応するグラベルロードモデル「Orso(オルソ)」

「耐える」という意味を持つ「Orso」は、2019年から新しく加わった「グラベルロード」モデル。日本ではそれほど流行っていないジャンルですが、欧米では人気が高く、グラベル(非舗装)の道と舗装道路の境なく走って旅ができるような自転車です。それゆえに、タイヤは一般的なロードバイクよりも太めの37Cを採用。フレームはクロモリとなっていますが、鉄だからといって硬いわけではなく、バネっぽい独特のしなりを持っており、悪路でも快適に走行できます。

「Orso」のコンポーネントは「SHIMANO クラリス」。サイズは46〜55cmで、メーカー希望小売価格は133,000円(税別)です

荒れた道でも安定した走行をサポートする太めのブロックタイヤと、雨天でもしっかりスピードコントロールができるディスクブレーキを搭載

見た目で選んでもアリなクロスバイク「C・sport1」

クロスバイク「C・sport1」も2019年モデルから新たにラインアップ。6万円台で購入できる手頃な価格帯と、ビアンキらしいカラーリングが魅力的な3色が揃えられています。C・sport1をスペックで見ると特徴がないように見えてしまうかもしれませんが、自転車界には「迷ったら、色やデザインで選べ」という言葉もあるほどなので、“スペックだけ”にとらわれずに選ぶのもあり。なにせ、ビアンキの自転車なので、性能は申し分なし!

サイズは43〜55cmで、メーカー希望小売価格は59,800円(税別)。マットカラーを基本とした「C・sport1」は年齢を問わず、ピタッとハマりそう。ビアンキの新しいクロスバイクの定番になっていきそうなモデルです

世界トップブランドBosch製のユニットを搭載したe-Bike「LECCO-E(レッコE)」

最後に紹介するニューモデルは、本格的なスポーツタイプの電動アシスト自転車“e-Bike”の「LECCO-E(レッコE)」。LECCO-EはBosch(ボッシュ)製のユニットを搭載したミニベロで、クランク(ペダルが取り付けてある棒のこと)が取り付けられている部分にユニットを配置した設計は、重量バランス的にもすぐれるため、ダイレクトなペダリングが感じられるはず。電動アシストを使わない時も、ペダリングのじゃまにならずに自然な乗り心地が望めるでしょう。一般的にミニベロは径が小さいため、漕ぎ出しは軽いけれど巡行性能は劣ると言われますが、電動アシスト機能が装備されたLECCO-Eはパワフルで快適な走りが味わえるのは間違いありません。また、性能だけでなく、普段使いに役立つ装備が充実しているのもポイント。スポーツタイプの自転車には取り付けられていないことが多いフェンダー(泥よけ)が前後に装着されているほか、フロントにはバスケットを取り付けるためのダボ穴も用意されています。

電動アシスト自転車「LECCO-E」はディスクブレーキを採用。前後のタイヤに装備されたフェンダー(泥よけ)は、薄くてシンプルなのでe-Bikeとしてのスタイルや機能性を損なうことなくマッチしています。メーカー希望小売価格は278,000円(税別)

バッテリー容量は300Whで、アシスト可能な距離は最大100km

バッテリー容量は300Whで、アシスト可能な距離は最大100km

>>価格.comでビアンキの2019年モデルをチェック!

今 雄飛

今 雄飛

ミラソル デポルテ代表。自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。

関連記事
自転車のその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る