牛島義之のアウトドアのススメ
高い遮光性能を備えたフライシートと黒いインナーテントで最大13.5℃抑制

夏のキャンプで使いたいテントはコレだ! 暑さを劇的に抑えられる「タフドーム/3025+」が快適!!


設営が簡単で、家族4人がゆったりと寝られるワイドなテント、コールマン「タフドーム/3025」にすぐれた遮光性を備えた「タフドーム/3025+」が登場しました。日光を90%ブロックできるので、テント内の温度上昇が軽減できるのが大きな魅力です。そこで、本当に夏でも快適に過ごせるのかチェックしてみました。

日光を90%ブロックできるヒミツとは?

テントを設営したら、ドアをメッシュにするなどして風通しをよくしておくのは基本的なことですが、それでも暑い日はテント室内の温度はどうしても上昇してしまうもの。そんな不快さを解消すべく、コールマンが開発したのが「ダークルームテクノロジー」です。このテクノロジー加工を施したフライシートを備えた「タフドーム/3025+」は、日光を90%以上遮断し、テント内の温度の上昇を大きく抑制。メーカーの検証によると、ダークルームテクノロジーの有無で室内の温度は最大13.5℃も差が出たそうです。

「タフドーム/3025+」の基本構造は「タフドーム/3025」と同じですが、インナーテントは光を通しにくい黒色になりました

ダークルームテクノロジー加工のフライシートは白色で、完成形はシックでキレイな雰囲気です。サイズは、約300(幅)×455(奥行)×178(高さ)cm。ダークルームテクノロジー加工のせいか、フライシートは「タフドーム/3025」よりも少々重くなった感じがします

インナーテントのサイズは約300(幅)×250(奥行)×175(高さ)cmで、大人が立って着替えられるほどのスペースが確保されています。さすがに、立った状態で両手を広げると壁に当たりますが、これだけ広ければ不自由や圧迫感はありません

テントのサイズは大きめですが、ピンとポールが外れにくい「アシストクリップ」を採用しているので、ひとりでも設営可能。基本構造が同じ「タフドーム/3025」をひとりで設営する様子は、下の動画で確認できます

フライシートのフロント部分は少しだけ巻き上げられるようになっているので、雨が降った際にインナーテントを濡らすことなく通気性をアップすることができます

遮光や通気性だけでなく、インナーテントのフロント側に電源コードを引き込むための口が設けられているなど、使いやすさのための工夫も施されています

どれほど暑さが違うのかをチェック!

ダークルームテクノロジー加工されたフライシートと黒色のインナーテントにより、どれほど快適さが違ってくるのかが気になるところ。基本構造が同じ「タフドーム/3025」と比較してみました。

左が「タフドーム/3025」で、右が「タフドーム/3025+」。検証した日は雲が多く、日差しはあまり強くなかったのですが、気温は約35℃と、かなり暑い!

ドアを開けると、「タフドーム/3025+」は日中なのに真っ暗! その差がわかるように引きで撮影してみましたが、「タフドーム/3025+」の室内が暗いことは明確です

まずは、「タフドーム/3025」の中に入ってみました。一般的なテント同様に日光が通過するので、明るい!

まずは、「タフドーム/3025」の中に入ってみました。一般的なテント同様に日光が通過するので、明るい!

設営から1時間後の室内温度は40.7℃。日差しが強くないもかかわらず、外気温より5.7℃も高くなっていました

設営から1時間後の室内温度は40.7℃。日差しが強くないもかかわらず、外気温より5.7℃も高くなっていました

続いて「タフドーム/3025+」に入ってみると、昼間とは思えないほど本当に真っ暗。ただ、この状態では暗すぎて撮影できなかったので、テント内の様子が写るように少しカメラの設定を変えました

実は、撮影に追われ、「タフドーム/3025+」の室温を計測したのは設営から2時間30分後。「タフドーム/3025」よりも1時間30分も長く日光にさらされていたのですが、テント内の温度は36.9℃と、タフドーム/3025」より4℃ほど低い! 些細な違いに思われるかもしれませんが、体感は数字以上で、「タフドーム/3025+」のほうが暑さを感じませんでした

なお、「タフドーム/3025+」のテント内は真っ暗ですが、天井の一部には「クリアルーフウィンドウ」が用意されているので、写真のような状態にすると採光可能。大きくはない窓ですが、室内は意外と明るくなります

スペックではわからない違いを発見!

「タフドーム/3025+」と「タフドーム/3025」のスペックはほぼ同じですが、今回、実際に建ててみるといくつかの違いがあることに気付きました。たとえば、サークルベンチレーションは基本的な部分は変わっていないものの、フライシート上部のベンチレーターがひとまわり大きくなり、支柱は1本から2本に変更され、フライシートの耐水圧は2,000mmから3,000mm(フロアは2,000mmのまま)に向上。ダークルームテクノロジー加工によって、フライシートの重量は若干増しましたが、その分、通気性や耐水性能が高くなったようです。

上部に配置されているベンチレーションは、「タフドーム/3025+」のほうがワイド。広い分、通気性はよくなったのではないでしょうか

なお、黒色のインナーテントに合わせてベルクロテープも黒色に。フライシートをかぶせたままだと光が入らず暗いので、内側にあるベルクロテープは見つけにくくなりました(笑)

まとめ

検証した日は気温は高かったものの日差しが弱めだったこともあり、ダークルームテクノロジーを搭載した「タフドーム/3025+」と非搭載の「タフドーム/3025」のテント内温度差はわずかでしたが、テントに入った時に感じる暑さは、まったく違いました。黒色のインナーテントでテント内が暗いことも影響しているかもしれませんが、1度体験すると、直射日光が厳しい夏場にはハズせないテントになるでしょう。

また、今回は試していませんが、真っ暗な室内は最高に眠りやすそうです。朝の日差しも遮ってくれるので、光や暑さで早い時間に起こされることもないでしょう。また、夜、テント内でランタンを灯して着替えをすることもあると思いますが、一般的なテントの場合、テント内の人の姿が外から影絵のように見えてしまいます。「タフドーム/3025+」は中からの光も遮断されるので、テント内の様子が映し出される心配もありません。

「タフドーム/3025+」のメーカー希望小売価格は50,544円(税込)と、「タフドーム/3025」よりも15,000円ほど高くなりますが、夏を中心にキャンプするなら、ダークルームテクノロジーを備えた「タフドーム/3025+」を選ぶほうが快適に過ごせるはずです。

牛島義之

牛島義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経てフリーランスとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行などレジャー関連を中心に執筆している。

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