レビュー
「アスレジャー」スタイルの最新G-SHOCKを1週間使ってみた!

G-SHOCK最新作「G-SQUAD」最速レビュー! デジタル化でスポーティーさUP

2018年9月14日本日、カシオの「G-SHOCK」シリーズから新モデル「GBD-800」が発売される。本稿ではひと足早く入手した実機を1週間テストし、その機能や使い心地に迫ってみた。

G-SHOCKのスポーツライン「G-SQUAD」の最新モデル「GBD-800」

G-SHOCKのスポーツライン「G-SQUAD」の最新モデル「GBD-800」

「GBD-800」は、G-SHOCKが昨年2017年末にお披露目した新しいスポーツライン「G-SQUAD」の第2弾モデルだ。Bluetoothによってスマートフォンと連携し、歩数を記録する「ステップトラッカー」などの機能を搭載。スポーツや運動をより身近に楽しむことをコレクションの目的としている。G-SHOCKでは、これまでもBluetoothを活用する「モバイルリンク機能」対応モデルを展開しているが、本コレクションではスポーツ機能をより重視した点が特徴となっている。

「GBD-800-8JF」

「GBD-800-8JF」

第1弾の「GBA-800」は、2針アナログ針と小型液晶が組み合わされた“デジアナモデル”だったが、今作はフルデジタル液晶ディスプレイを採用。もともとアーバンスポーツをテーマに、日常の中にスポーツをさりげなく取り入れることを主眼としていたが、フルデジタルになってスポーティーさが強まった印象だ。

文字板の見返しや6時位置のプッシュボタンには、アルマイト仕上げのアルミを使用しつつ、随所にビビッドなカラーリングを起用。昨今のトレンドである「アスレジャー」スタイルにも合わせやすい

ベーシックな着こなしにもスポーティーなアクセントを加えられる。質量も59gと軽量だ

ベーシックな着こなしにもスポーティーなアクセントを加えられる。質量も59gと軽量だ

こだわりを感じさせるのは、中央液晶画面での表現だ。時刻の数字の表現においては1桁を7つのパーツで表す7セグメントが一般的だが、今作では12セグメントで構成。スタイリッシュなうえ視認性も高まり、一瞬で情報を取得したいスポーツ利用に適している。

時刻の「8」を見ると、12個のパーツで構成されていることがわかる

時刻の「8」を見ると、12個のパーツで構成されていることがわかる

スポーツ利用を想定していることは、バンドの作りからも伝わってくる。通常のG-SHOCKよりもバンド穴が小刻みに設定され、フィット感が向上している。

遊環は突起付きで、バンドの余りをしっかりと固定する

遊環は突起付きで、バンドの余りをしっかりと固定する

さらに、バンドの根元部にバックウィングを備え、着用時の違和感が低減している。素材は、しなやかなソフトウレタンを採用しており、肌が傷まないようにエッジが丸く面取りされている。また、汗による不快感を減らすために細かなエンボスが施されているなど、細やかな気配りも感じさせる。

バンドの素材や根元部の構造には、細かなこだわりが満載だ

バンドの素材や根元部の構造には、細かなこだわりが満載だ

「GBD-800」と専用アプリの使い勝手をチェック!

「GBD-800」と専用アプリ「G-SHOCK Connected」

「GBD-800」と専用アプリ「G-SHOCK Connected」

「GBD-800」は単体でも使えるが、各種ログを十分に振り返るにはBluetooth経由でスマホと連動させておきたい。そのためには専用アプリ「G-SHOCK Connected」をダウンロードし、リンクさせておく必要がある(iOS/Androidともに利用可能)。

本体とスマホを接続するには、アプリを起動させた状態で、本体右下のボタンを2秒以上長押しするだけ。画面右上の円形画面にBluetoothアイコンが明滅し、接続すると点灯する。

なお、「GBD-800」がほかのスマートウォッチやハイブリッドウォッチと異なるのは、スマホとの常時接続を前提としていない点だ。接続によって実行されるのは、腕時計内に溜まったログやスマホで設定したデータを相互に同期させることと、時計の時刻合わせのみ。そのため、本機を操作し始めると接続は自動解除されるし、「メール着信通知」や「スマホ呼び出し」といった機能も備わっていない点には留意しておきたい。

ステップトラッカーで毎日の活動量を観測してみた

まずは目玉機能と言える「ステップトラッカー」を試してみた。

本体左下の「MODEボタン」をプッシュすると、「ストップウォッチ」や「タイマー」など馴染みの機能の中に、「歩数ログ」が含まれているところが今作ならではだ。

文字盤中央には時刻を表示しつつ、下段にはこれまでの歩数を表示。上段左には過去7〜8時間の運動量グラフ、上段右の円形画面には目標達成度が示される。

数値や棒グラフ、円形のメーターなど、表示方法がバラエティ豊かで閲覧しやすい

数値や棒グラフ、円形のメーターなど、表示方法がバラエティ豊かで閲覧しやすい

目標達成度とは、任意に設定した歩数目標に対する現在の達成割合。100%を迎えるとサークルすべてが満たされる仕様で、経過状況を把握しやすい。ちなみに上の写真では8000歩を目標に設定しており、サークルは約半分まで満ちたことがわかる。14時時点でこの状況はなかなかのものだ。

アプリ「G-SHOCK Connected」と接続。「ステップトラッカー」がトップ画面に設定されている

アプリ「G-SHOCK Connected」と接続。「ステップトラッカー」がトップ画面に設定されている

トップ画面の「TODAY ACTIVITY」をタッチすると、より詳細なデータが確認できる。表示されるのは、GPSログ、時間帯ごとの活動量グラフ、総歩数(達成度)、週または月単位での平均歩数・最高歩数・目標達成回数、総消費カロリー、平均消費カロリーだ。

GPSログは拡大表示でき、軌跡だけでなくある程度の時間帯ごとの歩数と消費カロリーも表示できる

GPSログは拡大表示でき、軌跡だけでなくある程度の時間帯ごとの歩数と消費カロリーも表示できる

「TODAY ACTIVITY」の画面に表示された「3D MAP」をタッチすると、ランドスケープモードでの3Dマップに切り替わる。

「3D MAP」

「3D MAP」

本機では歩数を記録するだけでなく、3軸加速度センサーによって運動強度を5段階に分析・記録できるのも特徴のひとつで、特定エリアでの運動量の総和に加えて運動強度の割合も視覚化して教えてくれる。激しくなるほど鮮やかなイエローで表示されるといった具合だ。ただ量を知るだけでなく質も把握できることで、「今日はけっこう動いたな!」と自己達成感をくすぐってくれるギミックと言える。

ちなみに「3D MAP」では、衛星写真でも表示可能。ただ、小さな路地をはっきりと映し出すほどは拡大できないのと、軌跡ログもそこまで緻密ではないため、あくまで雰囲気として楽しむのがいいだろう

活動の記録は、すぐにFacebookやTwitter、Instagramに投稿することも可能だ。アプリ上で、用意された画像または自身のカメラロールと歩数ログを組み合わせた画像を作成できる

こちらはFacebookへの投稿画面。画像にメッセージやタグを添えて投稿すれば、モチベーションの維持に役立ちそうだ

ほかのG-SHOCKにはないスポーツ機能も装備

歩数ログを記録するだけではなく、もっと積極的にワークアウトしたいのなら、「タイマー」や「ストップウォッチ」を活用しよう。

アプリ「G-SHOCK Connected」または本機の操作で、インターバルトレーニング用のメニューをセットすることが可能だ。最大5ステップまで設定可能で、「WORK A」「WORK B」「RUSH」「REST」の4つのうちからひとつを選んで任意の時間を設定し、自分なりのトレーニングメニューをセットできる。

インターバルトレーニングの設定画面

インターバルトレーニングの設定画面

インターバルトレーニングの例

インターバルトレーニングの例

たとえば上の写真のように、「WORK A」で中強度の走り込みを5分、「REST」で休憩を1分、「WORK B」で階段昇降を5分、「REST」で休憩を1分、最後に「RUSH」でダッシュを3分、といった具合に設定できる。時間がくるとアラームで知らせるとともに次のステップへと自動で進むので、経過時間を気にせずワークアウトに打ち込める。

トラックを周回するランニングなどでは、「ストップウォッチ」のラップ計測が重宝する。このモードでは、ラップタイムとトータルタイムを画面中央と下段で表示するが、6時位置のボタンを長押しすることで入れ替えられるので、より重視するほうを中央に設置したい。

ラップタイムを画面中央に表示

ラップタイムを画面中央に表示

「ストップウォッチ」には、G-SHOCKのほかのモデルにはないターゲットタイム設定機能も付いている。ラップごとの目標タイムを設定しておくと、設定タイムの経過後から10秒間アラームが鳴る。目標通りに周回できているかの目安になる。

ターゲットタイム設定画面

ターゲットタイム設定画面

【まとめ】街とスポーツを自然な形で橋渡ししてくれるモデル

昨今は、GPS機能や心拍センサーが付いたアスリート向けスマートウォッチが盛りだくさんで、本機はそれらに比べればスポーツシーンで活用できる機能は限定的だ。しかし、インターバルトレーニングやターゲットタイム設定は、G-SHOCKのほかのモデルにはない機能であり、週末にちょっとしたワークアウトを楽しむくらいであれば十二分だ。

それに何より、本機はストリートシーンで絶大な人気を誇るG-SHOCKコレクションの1モデルであり、普段のカジュアルスタイルに違和感なくマッチすることこそ評価するポイントだろう。いつも通り、タフなG-SHOCKをラフに扱いながら、ちょっと歩数にも気をつかってみる。本機は街とスポーツを自然な形で橋渡ししてくれるモデルであり、気楽な気持ちで使い始めてみたいモデルだ。

【「GBD-800」のSPEC】
●ガラス素材:無機ガラス
●ケース、ベゼル、バンド素材:樹脂
●電池寿命:約3年
●防水仕様:20気圧防水
●そのほかの性能や機能:耐衝撃構造(ショックレジスト)/モバイルリンク機能/歩数計測機能/デュアルタイム/ストップウォッチ/タイマー/時刻アラーム5本・時報/フルオートカレンダー/12/24時間制表示切替/操作音ON/OFF切替機能/LEDバックライト
●ケースサイズ:48.6(幅)×54.1(高さ)×15.5(厚さ)mm
●質量:59g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
関連記事
ページトップへ戻る