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大ヒットのヤマハ「UD+2」に新型登場! ”絶対飛距離性能”を体感した!

こんにちは、オグさんです。
今日は新しくなったヤマハの「UD+2」シリーズを打ったのでレポートします。

ドライバー、アイアン、フェアウェイウッド(FW)とユーティリティー(UT)を打ちました

ドライバー、アイアン、フェアウェイウッド(以下FW)とユーティリティー(以下UT)を打ちました

ブランドの正式名称は「インプレス UD+2」。UDはウルトラディスタンスの頭文字、+2はプラス2番手の飛びを意味します。とにかく飛びにこだわっているシリーズなんです。本シリーズは、初代モデルのアイアン登場時に飛距離を売りにして大ヒットを飛ばします。そのアイアンによって“飛び”のイメージが認知され、先代でドライバーからFW、UTを含むフルラインアップのブランドとして生まれ変わりました。今回のモデルチェンジにより、アイアンとしては3代目になりますが、ウッドは2代目。もちろん今回も飛ばしを追求しまくった仕上がりになっているようですよ!

■インプレス UD+2 ドライバー

UD+2のドライバーの特徴は、ギリギリまでネックを前方に寄せて設計されているところ。これにより、アイアンのグースネックのようにフェースが引っ込んでいるように見せています

シャフトにも凝った新ドライバー

先代のUD+2ドライバーは、重心距離を短く、重心角を大きく設計されていました。わかりやすくいえば、ヘッドがすっごくターンするようになっており、とにかく右にボールを飛ばさない! スライスさせない! 仕様でした。スライスに悩む人が使うと非常に飛ぶクラブだったのですが、ある程度ボールをつかまえられて、スライスしない方には、つかまり性能が高すぎてフックを誘発する可能性が高かったのです。

しかし今度のモデルは大きな重心角はそのままに、重心距離をやや長くして高い慣性モーメントを実現することで、つかまり性能は維持しつつヘッドの挙動を穏やかにしてピーキーだった部分(ともすればフックのミスになる)を解消させています。慣性モーメントを高めた結果、打点のミスに強くなっているようです。

また今回のモデルは純正シャフトにも凝っています。インパクト時にしなりの大きくなる部分に重さを持たせることで撓(たわ)みを軽減させ、エネルギーロスを抑えるチップウェイトテクノロジーを採用しています。実際に打ったときにどんな振り味や効果があるのか楽しみです!

ヘッドを宙に浮かせたときにフェースが上を向こうとするのは重心角が大きい証拠。ヘッドがターンさせやすくなるので、インパクトでの振り遅れを防ぎ、飛距離ロスにつながるスライスを軽減してくれます

インパクト時の衝撃でしなるポイントに重さを持たせることで当たり負けを防ぎ、インパクトの効率を高める技術「チップウェイトテクノロジー」を採用。振っていて違和感なく、さらに飛距離を追求した設計となっています

この写真では見えませんが、ソールのヒール側につかまり性能の秘密である大きなウエートが付いています 

この写真では見えませんが、ソールのヒール側につかまり性能の秘密である大きなウエートが付いています 

先代よりも直進性がアップした

さっそく打っていきましょう。アドレスしてみるとやはりネックに目がいきますね。ほかのクラブと比べてかなりフェース面側に寄った位置にあり、アイアンのグースネックのような印象を受けます。形状的には、いびつなわけではないので構えにくさはないですね。投影面積が大きくとても安心感があり、「つかまりそう!」という印象を与えてくれます。

実はこのシリーズ、メーカーさんのご厚意で発売前にコースで試させてもらえる機会をいただきました。そこでさまざまなスペックを打ち比べさせてもらったのですが、フレックスのSとRで振り心地がかなり違うんです。フレックスが硬くなるにつれて総重量が重く設定されていて、SはRよりバランスが1ポイント重くなっています(SRとRはD2、SはD3)。聞けば、パワーがあってスライスに悩んでいるゴルファーから「先代モデルだとやや物足りない」といった声があり、その声に応えるべく今回のフレックスSはややしっかり目に設計したとのことでした。

実際に打ち比べてみると、正直Sだとフレックス的にはやや軽いかなと思ったのですが、45.75インチの長さ、D3のバランスもあって振っていて全然物足りなさはありませんでした。45m/sぐらいまでのヘッドスピードに応えてくれそうです。Rフレックスはというと、しなやかなで振り抜きもよく、それほど力がなくてもシャープに振り抜ける印象。しっかり振ってもついてきてくれるSに、力がなくてもシャープに振り抜きやすいRと、かなり幅広いゴルファーに対応しているなあと思いました。

肝心のクラブの性能ですが、やはりよくつかまります。ですが、先代モデルよりヘッド挙動が穏やかで直進性の高いクラブに進化した印象があります。先代モデルはヘッドターンの挙動を強く出すことでスライスを軽減していましたが、今回のモデルはヘッドのターンは適度にしつつ、慣性モーメントを高めることでサイドスピンを軽減させている感じですね。ロフトのあるモデルのほうがつかまり具合はより強い印象を受けました。Sの9度はかなりしっかりしているので、先代モデルを使っていた人は試打してからスペックを決めたほうがよいでしょう。

打感よし、音もよしで、打っていて気持ちいいですね。この写真を見るとチップウェイトテクノロジーが働いているのがよくわかります。つかまりは強めですが、ヘッドの動きが穏やかなのでコントロールしやすかったです

■インプレス UD+2 フェアウェイウッド

ドライバーとつながりのよい顔と性能を持ったFW。シャフトの特性もあるのでウッド類はぜひともセットで持ちたいところ

#3は飛ばす、#5以下は狙うFW

お次はFW。このFWは全部の番手で飛距離を重視しているのですが、#3は特に力が入っています。#3だけはチタンボディに高比重の合金をソールにふんだんに使うことで徹底的に低重心を追求。ほかの番手もマレージング鋼を使用したフェースで初速を稼ぎ、ソールにウエートを装着することで低重心を実現させています。

なぜ低重心にこだわるのか、それは余分なスピンが減らせてロフト以上に打ち出し角を稼ぎやすいから。つまり、高弾道低スピンの”強い弾道”が打ちやすいのです。#5以降はいたずらに低重心を追求せず、スピンをある程度持たせることで、グリーンに直接落としても止まる「狙えるクラブ」になっています。

今回お借りしたのは#5。#3は以前コースで打たせてもらいました。性能としては、やや大型なヘッドで少々芯を外しても当たり負けしない印象。ドライバー同様に直進性の高い性能を持っていますね。#3は芝の上からでもドライバーのような低スピンの弾道が打てましたね。とにかく飛ばしたいならありですが、一定のエリアを狙って打つにはちょっと怖いかも……。#5は私が打つとややスピン多めのちょっと吹き上がりの球が出ました。縦の距離を合わせやすくグリーンを狙ってもちゃんと止まってくれそうです。

リーディングエッジがシャープで、ボールを拾ってくれそうな安心感ある形状に仕上がっています。実際低重心なので少々のトップでもちゃんとボールは上がってくれましたね

■インプレス UD+2 ユーティリティー

UTとしては奥行きのある顔でショートウッドに近い印象。その形状がしっかり弾道に表れていて、球がよく上がります

ドライバーやFWの流れをくむUT

UTは#5以下のFWと同様のテクノロジーを搭載。マレージングフェースにソールにウエートを配置した高初速、低重心を狙った設計になっています。特徴としてはほかのUTと比べてヘッドの奥行きがあり、重心を深くとっています。重心が深ければ、ミスヒットに強いモデルが作りやすいのですが、まさに狙いどおりというか直進性の高いモデルに仕上がっていますね。FWもそうだったのですが、ドライバーで紹介した「チップウェイトテクノロジー」を搭載したシャフトがいい感じで、そんなに強振しなくても強めの球が打てました。またヘッドに奥行きがあるぶんソールも広くなるので、少々のダフりでもソールが滑ってくれます。

奥行きがあるヘッドで打点のミスに強く、広いソールでダフりにも強い。低重心設計なので高さも出しやすく、安定して飛ばせるUTです

■インプレス UD+2 アイアン

インプレス UD+2 アイアン #7

インプレス UD+2 アイアン #7

インプレス UD+2 アイアン PW

インプレス UD+2 アイアン PW

インプレス UD+2 アイアン A/S

インプレス UD+2 アイアン A/S 「UD+2」ブランドのメインといってもいいアイアン。アイアンの形状をしっかり維持しながら、重心を極限まで深く低く設計しています。7番でトップブレードの右からソールがギリギリ見えますが、8番から下は構えると普通のアイアンです

HS43、7番アイアンで180ヤードも飛んだ……!

絶対的な飛距離性能に強くこだわったアイアンだけあって、さまざまな工夫とテクノロジーが搭載されています。UD+2アイアンの飛距離の秘密は、ほかのモデルより少ないロフトと、長いクラブ長にあります。誤解を恐れずにいってしまえば、7番表記のクラブがほかのアイアンの5番のロフトと長さに相当します。「長くしてロフトを立ててれば飛ぶのは当たり前」と思いがちですが、この長さと立ったロフトでちゃんと7番と同等の振りやすさとボールの高さを出すことに成功しているのがこのアイアンのすごいところなのです!

飛距離を稼ぎたい5番から7番はフェース下部でヒットしても飛距離ロスが少ないL字型のフェースを採用し、AW、AS、SWの3本は軟鉄フェースでフィーリングを重視するなど、飛距離だけでなくフィーリング面や狙いやすさなどもきちんと配慮されているのです。

下記がこのアイアンの設定ロフト。同社のRMX018アイアンの7番のロフトが「35度」ですから、実に“9度”も差があります。1番手のロフト差が一般的なアイアンで4度ですから、これは2番手以上の差になりますね。しかしロフトをこれだけ立ててもボールにちゃんと高さが出るのだから、恐れ入りますね……。

#5:22度
#6:24度
#7:26度
#8:29度
#9:33度
PW:38度
AW:43度
AS:49度
SW:55度

シャフトは純正として「70g台のスチールシャフト」と「50g台のカーボンシャフト」が用意されていて、カーボンには、ウッド類と同様「チップウェイトテクノロジー」が搭載されています。ほかのモデルと同じように、パワーはなくてもシャープに振り抜きやすいので非力な人には使いやすいでしょう。個人的におすすめなのはスチールのほう。スチールというと多くの人がハードな印象を持つようですが、このスチールはしなりが大きめでねじれが少ないので、タイミングが取りやすく曲がりを抑えやすいシャフトです。70gは十分すぎるぐらい軽量なので、ヘッドスピード40m/sぐらいまでの方ならまずスチールを試してもらいたいですね〜。ちなみに2代目との違いは、直進性の高さが格段に上がったところ。重心距離が長くなったのが一番大きく作用しているのではないでしょうか。ヘッドスピード43m/sの私がスチールシャフトの7番アイアンを打ったところ、180ヤードも飛んじゃいました。自分の7番アイアンがおよそ150ヤードですから、30ヤードも遠くに飛んだことになります……。

とにかく飛ばすならカーボン(下)! そこそこ振れる人ならスチール(ZEROS 7 上)がいいと思います

とにかく飛ばすならカーボン(下)! そこそこ振れる人ならスチール(ZELOS 7 上)がいいと思います

私の7番アイアンと比較したところ、同じ番手で1インチ違います。番手でいえば2番手分です

私の7番アイアンと比較したところ、同じ番手で1インチ違います。番手でいえば2番手分です

UD+2の飛びの秘密であるアンダーカット部分。フェース裏に溝を作り、フェースから重量をできるだけ低くうしろに設置することで、ロフトを立てても高い打ち出し角とミスへの強さを実現しています

UD+2は”セット”で持つのがオススメ

どの番手も飛距離を追求したUD+2シリーズは、どのクラブも飛距離アップを望むゴルファーの大きな需要に応えていると思います。単品で購入してもいいのですが、ドライバーからアイアンまでの流れもよかったですし、どの番手もつかまるように設計されていてミスの方向をそろえやすいので、スコアを追求するならセットで購入するといいと思います。

写真:中居中也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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