新製品レポート
運動したデータをアプリ上で数値化できるシューズ「アンリミティブ」

“かけっこが速くなる”スマホ連携シューズをバンダイが発売! ポスト「瞬足」なるか

バンダイは、運動したデータをスマートフォンのアプリ上で数値化できる小学生向けスポーツシューズ「アンリミティブ」を、2018年12月1日に発売する。メインターゲットは、6〜12歳の小学生男子。

メーカー希望小売価格は4,212円(税込)となる。

「アンリミティブ」の「面ファスナー」モデル

「アンリミティブ」の「面ファスナー」モデル

シューズに搭載されたデバイスが歩数を計測してポイントに換算

「アンリミティブ」は、小学生男子の足が速くなるためのトレーニングをサポートするシューズ。シューズのインソールにセットした「センサーユニット」には加速度センサーが搭載されており、「フィールドモード」ではウォーキング、ランニング、ダッシュの歩数を分類してカウントする。

約4cmの「センサーユニット」は、本体のインソールに内蔵されている

約4cmの「センサーユニット」は、本体のインソールに内蔵されている

「アンリミティブ」でカウントされた歩数は、スマートフォンとBluetooth接続することで、専用アプリ「UNLIMITIVアプリ」上で歩数とそれを「ポイント」に換算した数値を表示。動いた速度が速いほうがポイントは高くなる。つまり、「ウォーキング」よりも「ランニング」、「ランニング」よりも「ダッシュ」に分類された歩数のほうがポイントは高くなるわけだ。

動いた速度が高いほど、ポイントは高くなる。また、運動量は24時間と1週間でグラフ化される

動いた速度が高いほど、ポイントは高くなる。また、運動量は24時間と1週間でグラフ化される

トレーニングのコンテンツとしては、先述の「フィールドモード」のほかに、「アルティメットモード」を用意する。これは、運動能力を測定するトレーニングメニューで、足上げで筋力を測定する「フットリフト」や反応速度を測定する「クイックリアクション」など、6種類のメニューがラインアップされる。測定した結果に応じて、ランク評価が行われ、「ポイント」も獲得できる。

トレーニングメニューは、「フットリフト」と「クイックリアクション」のほか、俊敏性を測定する「サイドアジリティ」や体幹力を測定する「バック&ゴー」、持久力を測定する「ダッシュスクワット」、跳躍力を測定する「スプリングジャンプ」が用意される。測定後は、各項目の実力がひと目でわかるパラメーターが表示される

ポイント稼ぎが楽しくなるアプリゲームも提供

「アンリミティブ」は、「ポイント」を稼ぐだけのものではない。「フィールドモード」と「アルティメットモード」で獲得したポイントを使用して、アプリ上でアバターを使った「ゲーム」が楽しめるのだ。

「ゲーム」では、ポイントを使用してアバターが走行。道程では「ライバル」が出現し、ミニゲームで勝利するとその「ライバル」をコレクションできる。

【写真左】獲得した「ポイント」に応じて、アバターがステージを走り、レベルアップもする【写真中央左】ステージで「ライバル」に遭遇するとバトル開始【写真中央右】スマホのタップなどで遊ぶミニゲームで「ライバル」とバトル【写真右】倒した「ライバル」はコレクションできる

そのほか、子どものやる気を促進させる「ランキング」や、最大50人の友だち同士とつながれる「フレンド」機能も用意する。

運動測定値の結果をランキング表示。「全体」「学年別」「地域別」「地域×学年別」のランキングが表示できる。また、運動データや獲得ポイントを共有できる「フレンド」は、ID検索で行える

親が履かせたくなる、恐竜がモチーフのデザインを採用

「アンリミティブ」の本体デザインや機能には、恐竜のイメージを採用。ソール側面の「ジャバラ構造」は、「ティラノサウルス」をモチーフにしており、柔軟性に富むため可動域が広い。アウトソールは最速の恐竜といわれる「オルニトミムス」のかぎ爪をモチーフに、グリップ力の高い構造に仕上げている。なお、バンダイとしては、小学生のシューズを購入する両親が子どもに履いてもらいたくなるように、大人のランニングシューズのトレンドをデザインに採り入れているという。

黒と赤のパーツがグリップ力を発揮

黒と赤のパーツがグリップ力を発揮

白いソールの側面には「ジャバラ構造」を採用し、足裏の広い可動域を実現

白いソールの側面には「ジャバラ構造」を採用し、足裏の広い可動域を実現

履き口後部には、履きやすいようにプルストラップを搭載

履き口後部には、履きやすいようにプルストラップを搭載

「面ファスナー」モデルは、靴ヒモを使わずに履いたり脱いだりできそうだ

「面ファスナー」モデルは、靴ヒモを使わずに履いたり脱いだりできそうだ

ラインアップは、形状3種類を各3色取りそろえる。サイズは基本的に、19/20/21/21.5/22/22.5/23/23.5/24cmで展開される。

上段と下段が「面ファスナー」モデルで、中段が「靴紐」モデル

上段と下段が「面ファスナー」モデルで、中段が「靴紐」モデル

【まとめ】ゲーム用の「ポイント」は実は簡単には貯まらない仕組み

今回の記者会見では、元陸上競技の五輪代表選手、園原健弘氏が登壇。同氏によると、人の運動能力は、小学生時代にいかに能力を開発するかが大事で、そのためには楽しむことと継続することがコツだという。

「アンリミティブ」はそのデザイン性もさることながら、アプリゲームの面白さが小学生の間で大ヒットするかどうかが鍵になるだろう。アプリの継続的なアップデートにより、コレクションできる「ライバル」やステージの種類を増やし、飽きられないゲームを作ることが期待される。バンダイのコンテンツである「スーパー戦隊」「仮面ライダー」「ワンピース」「妖怪ウォッチ」「デジモンアドベンチャー」「バトルスピリッツ」などとのコラボがあれば面白そうだ。それが小学生にハマれば、15周年を迎えたアキレスの人気スポーツシューズ「瞬足」を脅かす存在になり得るだろう。

なお、ゲーム用の「ポイント」は実は簡単には貯まらない仕組みになっている。子どもたちは平日はただ「アンリミティブ」を履いて通学などの日常生活を過ごし、週末に両親のスマホで1週間の獲得「ポイント」をチェック。そして親子で評価やゲームを楽しむのが「アンリミティブ」の最適な使い方だ。これであれば、子どもがゲームだけにハマってしまうことを心配する親も、安心して買い与えられるだろう。

筆者も大人用サンプルモデルで、「アルティメットモード」の10秒間の「フットリフト」に挑戦。いわゆる足上げだ

10秒間で42回。数を数えながら行ったが、測定結果も正しかった。でもBランク……。悔しい! もう1回やりたい!!

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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