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街乗りするなら小径車(ミニベロ)に決まり!

おしゃれで性能もいい折りたたみ自転車・ミニベロ9選! 失敗しないための選び方もあり!!


街中で見かける、ちょっとタイヤの小さいおしゃれな自転車。「小径車」や「ミニベロ」と呼ばれる自転車は、乗り降りがしやすいので、街乗りにぴったり! そんな小径自転車を選ぶ際の注意点と、今注目のモデルを紹介しよう。

小径は街乗りに最適!

主に20インチ以下のタイヤを装着している小径自転車(ミニベロ)は、たくさん漕がないと進まないようなイメージを持たれることもあるが、きちんと作られたモデルであればタイヤ径に合わせてギア比が設定されているので、ひと漕ぎで進める距離は普通の自転車とさして変わらない。なかには、クロスバイクと同等のスピードを出せる車種もあり、走行性能は上々だ。ただ、タイヤの持つ慣性力は小さいため、高い速度を維持するにはたくさん漕がねばならないが、小径自転車で長距離を高速移動することはあまりないだろうから問題視するほどではないだろう。それよりも、車体サイズが小さく、車重が軽い小径自転車は乗り降りがしやすく、漕ぎ出しが軽いということが大きなメリット。ストップ&ゴーを繰り返すことが多い街乗りには最適だといえる。また近年は、電動アシスト機能を搭載したモデルも登場しているので、坂道が心配な人は電動アシスト自転車を選ぶといいだろう。

写真は、電動アシスト機能付きのデイトナ「DE01X」。電動アシスト自転車に見えないデザインだが、走行を強力にサポートしてくれる

そして、小径自転車は収納がコンパクトという点もメリットだ。折りたためるタイプも多く、部屋の中で保管がしやすい。さらに、折りたたみできれば、自動車に乗せたり、輪行バッグに入れて持ち運ぶのも容易なので、旅先などで自転車に乗って楽しむこともできる。

工具を使わずに折りたたみできるモデルがほとんどなので、それほど手間には感じないだろう

工具を使わずに折りたたみできるモデルがほとんどなので、それほど手間には感じないだろう

小径自転車を選ぶ際にチェックすべきこととは?

小径自転車を選ぶ時に、第1に考えなければならないのは折りたたみタイプにするか否か。電車で輪行したい、部屋の中で保管したいなら折りたたみタイプのほうがいいが、そういった使い方を想定していないなら、折りたたみではないタイプを選んだほうがいい。その理由は、走行性能の高さにある。折りたたみ機構を装備すると、どうしても車重が増し、車体の剛性も落ちやすい。近年の折りたたみ自転車はそうした課題を感じさせないモデルも増えているが、走りの爽快感などを重視するのであれば、折りたたみではないタイプのほうがいいだろう。

輪行バッグに入れて旅先に持って行くには、折りたためる自転車が最適

輪行バッグに入れて旅先に持って行くには、折りたためる自転車が最適

走行性能にこだわりたいなら、タイヤサイズとギア比を確認しておこう。ある程度の速度を出して走りたいのであれば、20インチ以上のタイヤサイズを選ぶといい。ただし、同じ20インチでも外径の小さい「406(HEとも呼ばれる)」規格と、外径がやや大きい「451(WOとも呼ばれる)」規格の2種類が存在する。よりスピードを出すことを重視したいなら、「451」規格を選択しよう。なお、両規格のサイズは数ミリしか違わず、外観では判別しづらいので、カタログでチェックしよう。

規格違いのタイヤを目視で判断するのは困難。「406」規格はカタログに書かれていないこともあるが、「451」規格であれば必ず明記されている

そして、ギア比でも走行性能を判断できる。速度が出しやすいように設計されている小径自転車は、一般的な自転車よりも前側のギアが大きいのだ。たとえば、クロスバイクの場合、38〜42Tくらいの歯数を備えたギアが搭載されていることが多いのに比べ、速度を出すことを意識した小径自転車は50T以上の歯数とされている。前側のギアが大きいほど、ペダルをたくさん漕がなくてもスピードが出せる。ギアのサイズが直径1cmほど違うので、しっかり見比べるとわかるはずだ。

あまりにも安いモデルの場合、前側のギアが一般的な自転車と同サイズであることが多く、速度を出す際にはいっぱいペダルを漕がなければならない

以上のように、機構や走行性能などチェックすべき個所はあるが、パッと見た時の印象も大切。小径自転車を選ぶ人の多くがおしゃれなデザインに惹かれていることもあり、選択で迷った際には見た目で決めてしまうのもアリだ!

【折りたたみタイプ】輪行したい人にうってつけ!

折りたたみタイプの場合、あまりにも安価なモデルは走行性能が低いうえに折りたたみ機構の剛性に懸念が持たれる。長く安全に使えるように、信頼性の高いメーカーの車種を選んでほしい。また、折りたたみ方は車種ごとに異なるので、実際に店頭で折りたたみ方を確認しておくことも大切だ。

ダホン「Curve D7」

30年以上の歴史を誇る折りたたみ自転車専業メーカー「ダホン」が開発した、3ステップで折りたためる「DFS(Dahon Folding System)」は、他メーカーの折りたたみ自転車にも採用されているほど、すぐれた機構。折りたたみのヒンジ部分を接合面積が最大限になるよう設計することでフレームのねじれを解消し、高い耐久性を実現している。また、前後にフェンダー(泥よけ)が標準装備されているので、雨の日や雨上がりも安心だ。

●スペック
・タイヤサイズ:16インチ
・重量:11.6kg
・シフト段数:外装7段ギア
・折りたたんだサイズ:730(幅)×610(高さ)×340(奥行)mm
・カラー:スティールグレー、ルビーレッド、オブシディアンブラック

ターン「Verge N8」

ターンの代表的な「Verge」シリーズの中でも「Verge N8」は、日本人の体格に合わせて設計されたモデル。曲線が美しいフレームは高い剛性を備え、ペダルを踏んだ力をロスなく後輪に伝えてくれる。ヒンジ部も固定力、耐久性にすぐれ、レバーを閉じると自動でロックがかかる仕組みとなっており、安全性も高い。

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(406)
・重量:11kg
・シフト段数:外装8段ギア
・折りたたんだサイズ:790(幅)×720(高さ)×380(奥行)mm
・カラー:Matte Black/Black (Red)、Matte Light Blue/White (Gray)、Dark Green/White (Gold)、Pale Gold/Silver (White)

ブロンプトン「M3L」

1975年以来、ロンドンで設計から製造まで行っているブロンプトンは、折りたたみ自転車の代名詞的存在。多くの折りたたみ自転車のようにフレームを中央部で折るのではなく、後輪を縦に収納する仕組みとなっているのが大きな特徴だ。この仕組みにより、素早くたためるうえに、フレームに必要な剛性も確保。「M3L」はMタイプと呼ばれる同社らしいアップライトなハンドルに内装3段変速を組み合わせたモデルで、近距離の街乗りはもちろん、アップダウンがあるようなツーリングにも対応する。

●スペック
・タイヤサイズ:16インチ
・重量:11.6kg
・シフト段数:内装3段ギア
・折りたたんだサイズ:585(幅)×580(高さ)×300(奥行)mm
・カラー:レッド/ブラック、グリーン/ブラック、レッド、グリーン、テンペストブルー、ライムグリーン、ラグーンブルー、パピルスホワイト、ホットピンク、ローラッカー、フレイムラッカー、パープルメタリック

ストライダ「SX」

独創的なトライアングル(三角)フレームが特徴的なストライダのミニベロは、1987年に誕生して以来、簡単に折りたためる機能性と唯一無二のデザインで多くのファンを獲得。フレームにヒンジ構造を持たないため、剛性や耐久性が高いほか、独特のポジションに慣れると、折りたたみ自転車でありながら長距離を走っても疲れないという評価を得ている。

●スペック
・タイヤサイズ:18インチ
・重量:11.5kg
・シフト段数:なし(シングルスピード)
・折りたたんだサイズ:1,150(幅)×720(高さ)×270(奥行)mm
・カラー:MINT

【折りたたみ機能非搭載】基本性能はピカイチ!

折りたたむことはできないが、ヒンジなどの構造がない分、フレームが軽く、高剛性。デザインや走行性を重視するなら、折りたたみではないタイプで探すほうがいい。乗った時の姿勢が、前傾になるモデルもあるので、乗りやすさも考慮しよう。

ブルーノ「MIXTE F」

新鋭ブランドながら、キュートなルックスと確かな性能が高く評価され、日本市場でも一気にファンを獲得。その中でも、またぎやすい“ミキスト”と呼ばれるタイプのフレームを採用しているのが「MIXITE F」だ。フレームの素材はクロモリなので、軽量で振動吸収性もよく、安定した走行を提供する。変速は7段だが、ワイドなギアレシオとグリップを握ったまま変速できるので非常に使いやすい。

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(406)
・重量:10.3kg
・シフト段数:外装7段ギア
・カラー:WHITE、TURQUOISE、RED、BROWN

ジャイアント「IDIOM 2」

リーズナブルで高性能なスポーツタイプの自転車を展開しているジャイアントが“小径ロードバイク” と称するほどの高い走行性能を備えた1台。ロードバイクなどに採用される軽量のアルミ素材「アラックスSL」を採用したフレームは空気抵抗の少ないエアロ形状とされ、さらに「451」タイプの20インチホイールを装備しており、ビュンビュン風を切って走る爽快感を味わえる。

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(451)
・重量:9.5kg
・シフト段数:外装8段ギア
・カラー:ブラック、イエロー

ブリヂストン「クエロ 20F」

“ホリゾンタル” と呼ばれる水平基調のフレームはアルミ製となっており、軽快な走りを実現。それでいて、サイドがブラウンとなったタイヤやレザー調のグリップとサドル、真鍮製のベルなど、細部にいたるまでクラシックな仕上がりになっているのが魅力的だ。450mm(乗車可能最低身長150cm〜)の「CHF245」と、510mm(乗車可能最低身長158cm〜)の「CHF251」という2種類のフレームサイズがラインアップされている。

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(406)
・重量:11kg(サイズ450mm)、11.4kg(サイズ510mm)
・シフト段数:外装8段ギア
・カラー:E.Xコバルトグリーン、E.XHブルーグレー、E.Xビターブラウン

【電動アシスト機能搭載】とにかくラクに乗りたい派に!

電動アシスト機能を搭載した小径自転車には、折りたためるタイプとそうでないものが存在する。どちらにせよ、アシストユニットを備えているため、重量は重め。もちろん強力なアシストを受けられるので、ラクさを優先するなら電動アシスト自転車を選んで間違いなし!

デイトナ「DE01X」

「451」規格の20インチタイヤや油圧式のディスクブレーキを搭載しているので走行性は高く、速度が出るような下り坂なども安心して走ることが可能。アシストの制御も非常に緻密で、ペダルを踏んだ力にアシストがきれいに上乗せされるような加速感が味わえる。折りたたみ機構も備えており、輪行もバッチリ!

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(451)
・重量:17.07kg
・シフト段数:外装10段ギア
・折りたたんだサイズ:375(幅)×670(高さ)×875(奥行)mm
・バッテリー容量:36V/6.6Ah
・アシスト最大距離:45km
・充電時間:約4〜5時間
・カラー:ブラック、ホワイト

【実際の乗り心地が知りたいならこの記事!】
街乗り“最強”電動アシスト自転車かも!? デイトナ最上位モデル「DE01X」の完成度に感動!!

パナソニック「ベロスター・ミニ」

2018年10月に新たに加わった「ベロスター・ミニ」はスポーツタイプの小径車とされているが、アシストユニットは同社のシティサイクルタイプの電動アシスト自転車と共通となっており、漕ぎ出しから力強いアシストを発揮してくれる。アルミ製のフレームは、力の逃げにくいダイヤモンドタイプの構造で、しっかりした走行感を実現。前後にフェンダー(泥除け)、フロントにキャリアとライトを備え、日常の使い勝手にも配慮されている。折りたたみ機構は非搭載。

●スペック
・タイヤサイズ:20インチ(406)
・重量:21kg
・シフト段数:外装7段ギア
・バッテリー容量:25.2V/8Ah
・アシスト最大距離:60km
・充電時間:約4.5時間
・マットオリーブ、ミッドナイトブラック、メタリックオレンジ

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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