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ゴルフフェアで発見! 2019年はレーザー&GPSの「距離計」が熱い

距離計測器の使用がルールで認められた

オグさんです。

今回は3月22〜24日にパシフィコ横浜で開催された「日本ゴルフフェア2019」に行ってきたので、その模様をレポートしたいと思います。

ゴルフフェアは、年に一度この時期に行われるゴルフ界のお祭りのようなもので、クラブメーカーはもちろん、アパレルや用具などゴルフにまつわるさまざまな会社がブースを出して自社の商品やサービスをアピールする場です。

今年特に気になった点としては、GPS距離計測機やレーザー距離計などの「ゴルフ用電子機器」の新作が多数出品されていたことですね。

その理由の1つに、2019年から施行されるルール改定の影響があります。

もともとゴルフ用の電子機器には一定の需要があり、スイング分析など上達に役立つ機能を持つものや、ナビやレーザー距離計といったコースでのプレーをサポートしてくれるものなど、結構な数のアイテムがありました。それが2019年のルール改定によって、今まで公式競技では使えなかった距離計測機器が一部使えるようになったのがきっかけで、ゴルフの電子機器に注目が高まっているようです。

ニコンは「手ブレ補正」が効く

ニコンブースでは、まさにその新ルールで使えるようになったことを周知しながら商品をアピールしていました。ニコンは、割と早い段階からレーザー式距離計を発売しているメーカーで、もともと持っているカメラやレンズの技術を使い、他社にはない商品を発売しています。

一番の売りは、カメラの技術を応用した「手ブレ補正機能」。レーザー距離計は、ピンフラッグなどそこまでの距離が知りたい対象に向けてレーザーを発射し、それが反射してくるスピードで距離を測っています。測距物に対して正確にレーザーを発射しないといけないわけですが、慣れないと意外に難しい。ですがニコンのCOOLSHOT(の一部モデル)は手ブレを補正し、ピンなど細い物体にも当てやすくなっています。人気のモデルも、やはり手ブレ補正機能付きだそうです。

今回のフェアで注目が高かった新製品は、ルール適合範囲の機能だけを搭載したモデル。今回のルール改定で許されたのは「直線的な飛距離の情報」だけで、それ以外の情報を得るとペナルティとなります。と言うのも最近の距離計は多機能・高機能化が進んでいて、たとえば今立っているポイントから計測地点までの「高低差」を計算する傾斜計測機能や、コースナビシステムを一緒に搭載しているモデルもあります。そういったモデルは試合で使用する際にはモードを切り替え、直線距離だけを計測していることをアピールする必要があるのです。

2019年4月19日発売の新製品「COOLSHOT 20 GII」。直線距離専用モデルです

2019年4月19日発売の新製品「COOLSHOT 20 GII」。直線距離専用モデルです

COOLSHOTは、ライトを点灯させて高低差計測を使用していないことをアピールしています。新製品の20GIIは、試合で使えない機能を排除し、使い勝手とコストパフォーマンスを向上させたといったところでしょうか。

高低差計測機能が付いているモデル「COOLSHOT PRO STABILIZED」はそれをオフにするとランプが点灯するようになっています

「ブッシュネル」は気温や気圧も加味しちゃう

レーザー距離計の老舗ブッシュネルのブースでは、今年の秋に発売予定だと言う新製品「ピンシーカープロXEジョルト」が展示されていました。このモデルは、従来の距離計測、傾斜計測機能に加えて、気温や高度(気圧)を加味して「打つべき距離」を教えてくれます。たとえば直線距離150ヤードだったとしても気温や勾配が変われば打つべき距離が変わります。どんどん進化していきますね〜。

このモデルは携帯する方法もよく考えられていて、本体に組み込まれたかなり強力な磁石によって、カートなどに固定できるといいます。収納ケースも小型化されており、両開き面ファスナーで固定が可能。ベルトループも付いていて、携行が苦にならないよう工夫の跡が見えました。レーザー距離計はケースからの出し入れを頻繁に行うので、こういった気配り機能はユーザーとしてはうれしいですよね。

本体内の磁石で鉄板に固定されていました。この磁石、かなり強力です!

本体内の磁石で鉄板に固定されていました。この磁石、かなり強力です!

これまでの「箱状」のケースから、包み込む感じに。携行がだいぶ楽になりました。カラビナも付属

これまでの「箱状」のケースから、包み込む感じに。携行がだいぶ楽になりました。カラビナも付属

試合時など直線距離のみを測距するモードにする場合はこのスイッチを使います

試合時など直線距離のみを測距するモードにする場合はこのスイッチを使います

ボールブランドで有名なVOLVIKからは「V1」と言う製品が発売されています。高低差表示機能も搭載していますが、試合時などはもちろんオフにできます。コンパクトでポケットにも入るサイズ感がよかったですね。ボディカラーに複数のバリエーションが用意されているのも楽しいですね。

シンプルな機能をコンパクトにまとめています。ミントのボディカラーは数量限定

シンプルな機能をコンパクトにまとめています。ミントのボディカラーは数量限定

キャディートークでは、同じくコンパクトでシンプルなモデル「CTL-700」を展示していました。ほかと違っていいなと思ったのは、本体に付いているクリップ。これならケースに入れなくても、携帯しやすくいですね。本機は「グリーン専用ボタン」を搭載しており、カップまでの距離はもちろん、高低差や左右の斜度を計測できます。

このクリップを使い……

このクリップを使い……

ポケットやベルトに付けて持ち歩くことができます

ポケットやベルトにつけて持ち歩くことができます。さっと取り出して計測し、すぐにショット。プレーファーストにも貢献してくれそうです

「イーグルビジョンは」まさかのピンポジ表示!

GPSを使ったコースナビが得意分野のイーグルビジョンブースでは、5月中旬頃発売の新製品「イーグルビジョンS」が。じわじわと人気が高まってきている時計型の高性能バージョンといったところでしょうか。

注目すべきは、対応コースのみですが、ピンポジションを自動表示してくれる機能。ピンポジションは毎日変わるのでコースの協力がないとできないことなのですが、それを実現した企業努力はすごいですね。もちろんピンポジだけでなく、各ホールのグリーンの細かい情報やペナルティエリアまでの距離なども表示でき、ブラインドホールなどでは大いに役立ちますね。使い方も簡単で、コース上で電源を入れ、起動するだけでコースを認識し、ティーイングエリアに立てば各ホールを自動で認識してくれるといった感じでとても使いやすそうでした。

カラー画面が見やすく、ラウンド中に使いやすそうです

カラー画面が見やすく、ラウンド中に使いやすそうです

こちらがピンポジ表示画面。今立っているところからピンまで70、グリーンのフロントエッジまで53、同バックエッジまで75、ピンは手前から17、奥から5、左から8、右から12(単位はヤード)。普段はあまり気にしないと言う方も、これがあればショットのイメージを今より膨らませられますよ

人気の「ガーミン」小型ウォッチが追加

お次は、米国の電子ガジェットの雄ガーミンのブース。日本のゴルフ界に新しい風を吹き込んでくれたメーカーとも言える存在ですね。もともとスポーツ部門ではマラソンなどに使うGPSスポーツウォッチ分野で大きなシェアを持っていて、その実績を生かしてゴルフ部門でもシェアを伸ばしています。

そのガーミンのウォッチの新作「Approach S40」は発売中のS60の機能をやや簡略化し、そのぶん薄くして付け心地を向上させつつ、稼働時間の延長、そしてリーズナブルな価格設定でライトなユーザーに訴える性能に仕上げてきています。

Approach S40は3色展開。GPSによるコースデータはもちろん、ガーミンオートショットやCT-10、スイングセンサーとの連動など、ゴルフに必要な機能が詰まっています

上がS40、下がS60。だいぶコンパクトに収まったので、ゴルフのみならずライフスタイルシーンにもマッチしそうです

参考出品の「G80」は、練習場とコース両方で使えるアイテム。小さなスマホぐらいのサイズで、練習場では、ボール初速やヘッドスピードを計測して推定飛距離をチェックすることができます。この推定飛距離を使って、取り込んだコースの距離に合わせてシミュレーションゴルフのような使い方もできます。このモードを使えば、1回1回違うクラブを打つ練習にもなるので、より実戦的な練習ができます。コースに持って行けば通常のGPSナビとして使えます。個人的に、とてもおもしろいと思いました。

小さめのスマホくらいのサイズ。背面にはくぼみがあり、ゴルフボールをスタンド代わりにすることができます

打席の前に置いてスイングすると、ヘッドスピードやボールスピード、推定飛距離、スマッシュファクター、スイングテンポを表示してくれます

計測した飛距離で、収録された約41,000コースをバーチャルラウンドできます。いつもの練習場にいながら、楽しく実戦的な練習ができるのがおもしろい!

石川遼が開発に関わった「SWANS」サングラス

SWANSは、石川遼プロが愛用するサングラスブランド。プロアマ問わず多くのゴルファーに支持されていますね。今回大きく展示されていたのは石川プロが開発に深く関わった、色を強調するレンズ。かけてみると、濃淡がはっきりして芝やボールがとても見やすく感じます。

屋内ですが、サングラスを試着してパッティング

屋内ですが、サングラスを試着してパッティング

また紫外線をしっかりカットしつつ暗く見えづらいのがいいですね。ゴルフは屋外で長くプレーするスポーツですから、どうしても目にダメージを負ってしまいます。これはグリーンも読みやすくなって目も保護してくれる一石二鳥のサングラスですから、ゴルファーなら1つは持っておくべきアイテムかなと改めて感じました。

左が裸眼、右が同レンズ越しに見たカラーボードのイメージ。「ドライバーショットで青空の中に消えていくボールを目で追いたい」という石川プロの要望から開発がスタートしたそうです

「ヤマハ」のプロトタイプ、いつ市販!?

最後に、ヤマハで興味深いプロトタイプが展示されていたのでご紹介。ウッドとアイアンそれぞれ展示されていて、残念ながら手に取ることはできなかったのですが無理やりチェックしてきました。

まずドライバー。情報はほとんどないのですが、すでに同社契約の有村智恵プロがすでに使用しているとの情報が出ていて本人いわく「飛んで曲がらない」のだとか。比較的大型ヘッドで確かに直進性はよさそうでした。

RMX PROTOTYPE 01との表記が。パッと見た感じ、投影面積は大きめでした

RMX PROTOTYPE 01との表記が。パッと見た感じ、投影面積は大きめでした

アイアンは、プロモデルとしてはやや大きめのヘッドサイズにちょっと厚めのトップブレード、そしてセミグースネック。どちらかといえばミスに強い設計になっているようですね。写真ではわかりにくいですが、浅めのポケットキャビティのような形状になっていて低重心化、ワイドスイートエリア化も図られています。こちらも直進性を重視した設計のようで、市販化が楽しみなモデルです。

ヤマハらしくきれいな顔。バックフェースのポケットキャビティから類推するに、ミスに寛容な設計になっているようです

ジャパンゴルフフェア2019ではご紹介したとおり、クラブよりも関連グッズが目立っていた印象を受けました。とはいえクラブ関連が盛り上がっていないわけではありません、大手メーカーのニューモデルがすでに発表されてしまっていたのです。特に私は、ありがたいことに先に試打させていただいていましたからね。ここに来ればニューモデルをまとめて試打することができるので、一般ゴルファーからすれば最高の場所です。来年もおそらく開催されるはずですので、ご興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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