レビュー
ゴールの富士スピードウェイまで約140kmをガチ走行

東京五輪のロードレースコースをヤマハのe-Bike「YPJ-ER」で走ってみた!


2020年に開催される東京オリンピックの自転車ロードレースのコースが発表された2018年8月から、筆者には思い描いていた夢がある。それは、そのコースをロードバイクで走ってみたいというもの。とはいえ、五輪のコースだけに、激しい登りが続く峠道が多く、とてもじゃないが普通のロードバイクと筆者の脚では太刀打ちできない。そこで、e-Bike(本格的なスポーツタイプの電動アシスト自転車)を使い、選手と同じコースに挑んでみることに!

チャレンジの相棒はヤマハ「YPJ-ER」

自転車ロードレースのコースは、東京都調布市にある武蔵野の森公園をスタートし、静岡県の富士スピードウェイをゴールとしたもの。男子と女子で走行距離が異なり、男子のコースは約244km、女子のコースは約147kmとなっている。このコースには、国道413号(通称:道志みち)や「尾根幹」と呼ばれるロードバイク乗りに有名な路線も組み込まれており、かなり気持ちがよさそう。しかし、調べてみると、男子のコースの獲得標高(スタートからゴールまでの上った高さの合計)は約4,865mもある。

女子のコースは富士スピードウェイに着いたら周囲を1周して終わりだが、男子のコースは、そこから三国峠や富士山麓を回って再び富士スピードウェイに戻るというもの

はっきり言って、このコースをロードバイクで走りきるのは筆者にはムリなので、電動アシストの力を借りる。相棒に選んだのは、ヤマハ「YPJ-ER」。ロードバイクタイプのe-Bikeであることと、日本国内のこのタイプでは最長となる最大242kmのアシスト走行を実現しているのが決め手となった。バッテリーも36V/13.3Ahと大容量なので、重量は19.6kg(S、Mサイズ)とそれなりに重くなるが、今回は電動アシスト機能が長時間続くことが最優先だ。

今回筆者が乗るのはMサイズ。サイズは1,760(全長)×440(全幅)mm。振動吸収性の高い700×35Cの太めのタイヤを履いているのも特徴だが、このコースではタイヤの太さはあまり関係なさそう

ドロップハンドルはいろいろな握り方ができるので、途中で握り方を変えながら走行すれば、上半身の疲れを分散できる。長距離を走るには必須の装備だ

高いケイデンス(ペダルの回転数)に対応したe-Bike専用の「PWseries SE」アシストユニットを搭載

高いケイデンス(ペダルの回転数)に対応したe-Bike専用の「PWseries SE」アシストユニットを搭載

ギアは前2速×後10速の20段。険しい登りにも対応できそうだ

ギアは前2速×後10速の20段。険しい登りにも対応できそうだ

前後のブレーキは油圧のディスクなので、下りも安心して走れるだろう

前後のブレーキは油圧のディスクなので、下りも安心して走れるだろう

念のために言っておくが、e-Bikeだからといって肉体的な負担がゼロというワケではない。あくまでもアシスト機能なので、最大でも人がペダルを踏む力の2倍までしかパワーは出ない。つまり、最低でも1/3は人力。しかも、時速10kmを超えるとアシスト力は減り始め、時速24kmでゼロになってしまうため、速度を出そうとすればそれだけ多くの人力を使うことになる。今回のコースでいえば、ある程度スピードが出る区間もあるので、平均するとアシストのパワーは人力と同じくらいかそれ以下になるだろう。非常にざっくりした言い方だが、走る距離の半分くらいを人力で走るのと同程度には力を使うことになるはずだ。登り中心のコースで、20kg近い車体で走ることを考えると、半分としてもかなり体力を消耗することが想像できる。

補給食など準備をしっかりしたら、いよいよスタート!

長距離を走るとあって、いろいろと準備をしておかねばならない。3月下旬にトライしたので暑くはなかったが、走行しながら水分やエネルギー補給ができるように、ハンドル近くにバイクパッキング用のバッグを装備。もちろん、パンクなどの事態に備えてエアポンプや替えのチューブなども入れておく。そして、交換用のバッテリーも持って行くことにした。YPJ-ERのアシスト走行距離は最大242kmだが、それはもっともパワーを抑えた「プラスエコモード」での場合。今回は、平坦な道でも「スタンダードモード」で走りたいし、登り坂ではパワフルにアシストしてもらえる「ハイモード」にしたい。アシスト走行距離はスタンダードモードが111km、ハイモードが93kmであることから、標準装備のバッテリーだけでは足りないと思われるので予備バッテリーを持参することにしたのだ。バッテリーを背負わなくてはならない負担はあるが、途中でバッテリーが切れて自走するよりは全然いい。

バックパックに交換用のバッテリーを収納。重量約3kgのバッテリーを背負って走ることとなる。ちなみに、バッテリー(X0N-82110-10)の価格は74,520円(税込)

フレームに装着したボトルケージに飲み物を入れておくという手もあるが、ハンドルに近いほうが少ない動作で水分補給ができる。ちなみに、ボトルの中に入れたのは水ではなく、スポーツ飲料だ

エネルギー補給のために、ゼリー飲料を4袋用意。筋肉のエネルギー源になり修復にも効果があるアミノ酸が入っているものをチョイスした

携帯用工具やエアポンプ、替えのチューブなどもバックパックに入れておこう

携帯用工具やエアポンプ、替えのチューブなどもバックパックに入れておこう

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これで準備万端。武蔵野の森公園からスタートだ!

スタート時間は朝6時。長い1日が始まる……

スタート時間は朝6時。長い1日が始まる……

スタート地点から府中市内を走る10kmの間は、本番ではパレード走行となる予定なので、アシストは「スタンダードモード」にしてみた。「プラスエコモード」でバッテリー消費を抑えようかとも思ったが、まだまだ先は長いので体力を少しでも温存しておきたい。軽めのギアでクルクル回すようなペダリングを心がけていこう。

まずは、スタンダードモードで走り出す

まずは、スタンダードモードで走り出す

平日の早朝とあって交通量も少なく、なかなか快適。自転車レーンも整備されているのでかなり気持ちいい

平日の早朝とあって交通量も少なく、なかなか快適。自転車レーンも整備されているのでかなり気持ちいい

パレード走行が終了する多摩川を渡る是政橋に到着。実質、ここがレースのスタート地点となるワケだ(予定どおりなら)。ここからは、多くのロードバイク乗りたちが集まることで知られる南多摩尾根幹線(通称、尾根幹)を中心に走ることとなるが、ところどころで住宅地に入り込む。

ここからが本番! 時刻は7時。気合いを入れ直して走る!!

ここからが本番! 時刻は7時。気合いを入れ直して走る!!

アシストは引き続き、スタンダードモードのまま

「バーミヤン坂」として有名な尾根幹の登り。桜を楽しむこともでき、まだまだ筆者には余裕がある

「バーミヤン坂」として有名な尾根幹の登り。桜を楽しむこともでき、まだまだ筆者には余裕がある

ロードバイクコースには、こんな市街地を走るエリアも含まれる

ロードバイクコースには、こんな市街地を走るエリアも含まれる

天気もよく、景色を楽しみながらツーリング気分で気持ちよく走ってるが、全体的に登り基調。一部、急なところもあるものの電動アシスト機能があるので、それほど苦にはならない。だが、まだまだ先が長いことが不安になってしまい、少しでも体力を温存すべく、この辺りから登り坂では積極的に「ハイモード」を使うようにした。

途中、オリンピックの自転車ロードレースを応援する横断幕を発見! 地味に気持ちが盛り上がる

途中、オリンピックの自転車ロードレースを応援する横断幕を発見! 地味に気持ちが盛り上がる

津久井湖近くの小倉橋を渡った辺りから徐々に市街地が終わり、景色が変わり始める

津久井湖近くの小倉橋を渡った辺りから徐々に市街地が終わり、景色が変わり始める

市街地を抜けると少しだけ空気が冷たくなり、山道に入っていくことを感じさせる。本格的な山道になる「道志みち」の入り口に着いたのは11時40分。ちょうどいいところに飲食店があったので、ここで食事をすることにした。疲労困憊してくると固形物が喉を通らなくなることも予想されるので、気持ち的には“最後の食事”という感じだ。

エネルギー源になる炭水化物を中心にオーダー。走行中に気持ち悪くならないように、食べ過ぎには注意

エネルギー源になる炭水化物を中心にオーダー。走行中に気持ち悪くならないように、食べ過ぎには注意

本格的な山道となる「道志みち」に突入!

お昼休憩のあとは「道志みち」を進む。基本的には登りだが、少しだけ下りがあったり、平坦な道もあるのでまだ気持ちには余裕がある。でも、アシストモードはずっと「ハイモード」。登り坂では極力筋肉へのダメージを減らせるように、フロントのギアも軽くし、ひたすらペダルを回すことに集中。YPJ-ERに装備されている速度などを確認できる「コンパクトマルチファンクションメーター」にはケイデンス(ペダルの回転数)が表示できるので、ロードバイクのライディングでは1番疲れにくいと言われる回転数90rpmくらいを意識し、70rpmを下回らないように注意した。登り坂でこの回転数を維持するのは普通のロードバイクでは厳しいが、e-Bikeなら可能だ。

いよいよ道志みちに入る。けっこう走ったと思っていたが、ゴールより手前にある山中湖まででも約50kmある

いよいよ道志みちに入る。けっこう走ったと思っていたが、ゴールより手前にある山中湖まででも約50kmある

山道なので、基本的に登りが続く。アシスト機能だけで十分事足りていたので、ここまでは使わなかったフロントのインナーギアも導入。軽いギアで回すペダリングを心がけていく

前2段の変速には、アウターギア(大きいほう)とインナーギア(小さいほう)という2つのギアが付いている。フロントのギアを軽くすることを「インナーギアを入れる」といい、この状態ではリア側のギア比も軽くなるため、より軽いギアで走ることが可能に。ひと漕ぎで進む距離は短くなるが、脚への負荷を減らしてペダルを回し続けるほうが登り坂では効率がいい

コンパクトマルチファンクションメーターの表示をケイデンスが確認できるモードにし、90rpmを目標に回転数を維持

時おり現れる平坦な道や下りでは疲労回復できるので、ありがたい

時おり現れる平坦な道や下りでは疲労回復できるので、ありがたい

理想的なペースで順調に走っていると、突然目の前に通行止めの看板が! 大雨で道路が崩落してしまったらしく、正規のコースを走ることができない。少しだけルートを外れ、迂回することとなったのだが、まさかの下り坂。ここまでがんばって登ってきたのに、かなりの距離を下り、遠回りで再び登らなければならなくなってしまった。

通行止めの看板が行く手をはばむ。まさか、こんなことが起こるとは……

通行止めの看板が行く手をはばむ。まさか、こんなことが起こるとは……

本来1kmくらいで到達できる距離なのに、迂回のせいで3kmほど余分に走ることとなった。体力をかなり消耗してしまったので、ゼリー飲料でエネルギーを補給しておこう。子ども向けっぽいパッケージだが、1袋でバナナ2本分強のエネルギー(200kcal)が摂取できる

迂回して正規のコースに戻り、再び走り出す。

心なしか登りの割合が増えてきた。サングラスをかけていても、かなり疲れた表情をしていることがわかる

心なしか登りの割合が増えてきた。サングラスをかけていても、かなり疲れた表情をしていることがわかる

救いだったのは、景色が最高にいいということ。川沿いに進むルートは風が冷たくて気持ちがいい

救いだったのは、景色が最高にいいということ。川沿いに進むルートは風が冷たくて気持ちがいい

15時30分、中間地点にある「道の駅どうし」にようやく到着。実は、スタートする前、ここで力尽きるかもと思っていたのだが、予想に反して体力が残っている。時間もまだ早いので、ゴールに向けて走ることにした。ただ、この地点で標高は約700m。ここから山中湖までの間で越えなければならない山伏峠は1,121mあるので、あと400mくらい登らなければならない。まだまだ長いなぁ……。

思いのほか元気な状態だが、先の道のりを見て、やっぱりギブアップすればよかったかも……という思いがわき起こったが、同行してくれているカメラマンに「先まで行きます」と言ってしまった以上、もう引き返せない

本格的な山道となる「道志みち」から山中湖を目指す!

後半ルートを走る前に、バッテリー残量を確認すると10%を切っていた。走り出す前に交換しておこう。

ここまでの走行距離は約88km。早々にハイモードを使用し、午後からはずっとハイモードで登り坂を進んできたので、バッテリー残量は10%弱になっていた

持ってきた予備のバッテリーと交換

持ってきた予備のバッテリーと交換

後半戦スタート!となるのだが、その前に謝らせていただきたい。本来なら交換したバッテリーを背負って残りの距離を走らなければならないのだが、自動車で併走するカメラマンにバッテリーを預けるというズルをさせていただいた。たかが3kg(バッテリー重量)でも軽量にしたいほど、ここからの登りはハンパないのだ。

背負っていたバッテリーがなくなったことで、少し表情が明るくなった筆者。ズルをしちゃったことは、本当に申し訳ないがゆるしてほしい

走り始めて、マジでバッテリーをカメラマンに預けてよかったと痛感。ここまでは登り坂があっても、平坦な道や下りが少しあったため、体力の回復を図ることができたのだが、「道の駅どうし」を出発してからはひたすら登り。「回転数さえ維持していれば、アシストの力で登ってくれる」と自分に言い聞かせ、アシストをフルに活用できる10km/h以下で走っていく。完全に自転車のモーターに頼って登るしかなかった。

写真ではわかりづらいが、普通の自転車なら登ろうとも思わないような坂が延々と続く

写真ではわかりづらいが、普通の自転車なら登ろうとも思わないような坂が延々と続く

つづら折りになっているので、「あのカーブを曲がったら平坦かも」と望みをかけて曲がってみると、また登り。そんなことが繰り返されると、体力的に疲れるのはもちろんだが、気持ちが折れそうになる

こういう見通しのいい坂道が1番つらい。e-Bikeでなければ、絶対にあきらめていた

こういう見通しのいい坂道が1番つらい。e-Bikeでなければ、絶対にあきらめていた

16時30分、どうにか山伏峠の最高地点に到着。達成感ではなく、「もう登れない」という気持ちしか沸いてこない。「やったぜ!」的なスナップを撮ってもらいたかったのだが、気持ちが前面に出てしまい、いい表情がつくれなかった(笑)

もう登りを走るのは限界だが、ここからは下るだけ! 山中湖までがんばるぞ!!

下りでは結構スピードは出るが、油圧ディスクブレーキのおかげで安心して走れる

下りでは結構スピードは出るが、油圧ディスクブレーキのおかげで安心して走れる

坂を下りきったところが山中湖。見て、この美しい夕景を! こんな過酷なトライではなく、普通のツーリングで来たかった……

山中湖からゴールの富士スピードウェイへ!

時間は17時ジャスト。夕日を浴びる富士山を見て、もうここをゴールとしてもいいのではないかという気持ちがわき上がる。そう、正規のコースではここがゴールではないのだ。山中湖を1周し、さらに籠坂峠を越えなければならない。はっきり言おう。40代筆者の体力はかなり限界に近づいている。自転車からおりて、足をついた途端、ヒザがガクッと折れそうになったほどだ。だが、仕事だからここまで来たら、もう走りきるしかない!

まだ距離があるので、途中のコンビニであんパンを買ってエネルギー補給。事前に用意したゼリー飲料はまだ残っているが、どうしても甘いものが食べたくなったのだ。今回は幸いにもコンビニがあったので購入できたが、お店がないこともあるので、行動食の準備はしっかりしておこう

籠坂峠を登っている途中で走行距離が100kmに到達。だが、残りの距離のほうが気になって100kmの感動はなにもない

正直なところ、山中湖から先はどこをどう走ったのか記憶が定かではない。籠坂峠は結構キツかった気もするし、わりとあっという間に登れたようにも感じるほど、筆者は肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいだったようだ。本来、籠坂峠を登りきってからの下りは、道幅も広く、気持ちよいルートなのだが、筆者がたどり着いた頃には日が落ちて暗くなっていたことと、車体を支えるだけで精一杯な状態だったので、不安だったり、怖かったことしか覚えていない。今から思うと、なぜギブアップせず、こんなに追い込まれるほど真剣に走っていたのか疑問だ。

カメラマンにバッテリーを預けるというズルをしなかったら、筆者は途中でダウンしていたかもしれないと思うほど、ヘロヘロだ

そして、ようやく富士スピードウェイが見えた。しかし、これで終わりではない。男子のコースなら、ここから三国峠や富士山麓を回って富士スピードウェイに戻ってこなければならず、女子のコースでも富士スピードウェイの周囲を1周しなければならないのだ。時間的にも体力的にも精神的にも男子コースはムリ。なので、最後の力をふり絞り、女子のコースを走りきることにした。なお、本番のレースでは、富士スピードウェイの中も走るのだが、今回は中に入ることができなかったので、入り口をゴールとする。

19時20分、ついにゴール! 140kmオーバーのコースを走りきれたのはうれしいが、気力だけで立っているほど疲れている

気を抜いたところをカメラマンに撮影されていた。このまま寝てしまいたい

気を抜いたところをカメラマンに撮影されていた。このまま寝てしまいたい

きちんと走ったという証明のログを一応載せておこう。走りきった自分を褒めてあげたい!

きちんと走ったという証明のログを一応載せておこう。走りきった自分を褒めてあげたい!

なお、疲れすぎていたため撮影し忘れてしまったが、ゴール時のバッテリー残量は50%くらい。予備バッテリーをひとつ用意していけば、このコースは余裕でクリアできる。

まとめ

休憩や撮影をしながらだったので、スタートからゴールまでトータル13時間くらいかかったが、純粋な走行時間は8時間40分ほど。体力的にはヘトヘトになっているものの、普通のロードバイクでは到底完走できないコースを走りきれたのはe-Bikeだからこそ。電動アシスト機能があるおかげで、あれだけの登りで90rpmを維持できたのは大きい。e-Bikeを使えば、ロードバイクの選手のような走り方ができるのだ。

バッテリーの持ちについては、途中で1度バッテリーを交換しているが、ロードバイクタイプのe-BikeでYPJ-ER以上のバッテリー容量、最大アシスト距離を有するモデルは日本国内では存在しない。というよりも200kmを越えるアシスト距離を実現するe-Bike自体がほぼないのが現状だ。その“ほぼ”に該当するのも、たった1モデル。フラットハンドルやサスペンションを装備したクロスバイクタイプのヤマハ「YPJ-TC」のみだ。YPJ-ERと同じバッテリーを搭載しているので、アシスト距離だけ見るとYPJ-TCでも問題ないが、今回のコースを走るのには、前傾姿勢がとりやすく、乗車ポジションがこまめに変えられるドロップハンドルのロードバイクタイプのほうが望ましい。実際、YPJ-ERで登り坂を走っている時、前傾姿勢のままペダルを回すのもやりやすかった。もちろん、ロードバイクらしい気持ちよさも健在。普通のロードバイクに乗っている人が乗り換えたとしても、それほど違和感なく楽しめるだろう。

【撮影】松川忍

増谷茂樹

増谷茂樹

カメラなどのデジタル・ガジェットと、クルマ・バイク・自転車などの乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。EVなど電気で動く乗り物が好き。

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