ゴルフの楽しさ伝えます
飛距離も出るしミスにも強い

これはアベレージゴルファーの味方! テーラーメイド「M6アイアン」試打

オグさんです。

今回はテーラーメイドの「M6アイアン」を試打させていただきました。以前に試打させて頂いた「M5アイアン」との違いも少し触れながらレポートしたいと思います。

M5アイアンよりも飛距離指向

M5アイアンの項でも述べましたが、アベレージゴルファーからツアープロまで幅広く支持されている「Mシリーズ」のウッドに比べると、アイアンは“アベレージゴルファーが好む飛距離と安定性”に重きを置いた開発がなされています。

M5アイアンは、飛距離と安定性を高めながら、アスリートでも使いやすいように設計されたモデルでした。このM6アイアンはどうなのか? まずロフト、アスリート向けのアイアンに比べて2〜3°立った設定のM5アイアンに比べてさらに0.5〜1.5°立っており、さらに飛距離指向であることがうかがえますね。

テクノロジーは基本共通で、芯を外しても飛距離ロスが少ない「貫通型スピードポケット」やヘッドの低重心化と剛性を高めることで直進性の高く強い弾道を生み出す「スピードブリッジ」など、直進性とミスへの許容度を高めた仕上がりになっているようです。

バックフェース デザインはM5アイアンと共通。ヘッドの剛性を上げ低重心化する「スピードブリッジ」はデザインのポイントになっていますね

M6アイアン #5

M6アイアン #5

M6アイアン #7

M6アイアン #7

M6アイアン #9
やや大きめのヘッドサイズに厚めのトップブレードが安心感を演出しています。グースネックも強めで、ボールがつかまりやすそう

フェース面以外はメッキ仕上げになっていて、ネックは軽量化のため削られています。

フェース面以外はメッキ仕上げになっていて、ネックは軽量化のため削られています。

非常に広くとられたソール。M5アイアンも比較的広いほうですが、M6アイアンはさらに広く、ダフリに強そうです

内部構造を見ると、重心はかなり低めかつ後方にあるのが分かりますね。U字型に設計されたフェースもM5アイアン共通。少々芯を外してもエネルギーロスを防いでくれます

5、7、9番を純正FUBUKIで打った

このM6アイアンもM5アイアン同様、5番、7番、9番とそれぞれをお借りし試打させてもらいました。試打シャフトは純正カーボンの「FUBUKI TM6」のフレックスS。

まず構えてみるとヘッドの大きさに気付きます。フェース以外はミラー仕上げというのもあって存在感が大きく、いかにも当たりそう! トップブレードの厚さ、グースネックもあって、難しさは微塵も感じません。

最初に7番を打ってみると……直進性が異常に高い! ボールがほとんどねじれません。バックスピン自体も少ない印象で、ライナー性の弾道がボヨーンと飛んでいきます。次に5番、こちらはややつかまりがいい印象。長い分だけやさしさを演出してあるのでしょう。9番は反対につかまりを少し抑えてある感じ。打点の安定しないアベレージゴルファーが狙った方向に打ち出しやすくするための味付けだと思います。

シャフトは軽量ですが、ビュンビュン走る感じではなく、適度なしなりでミートしやすい挙動。振れば振るだけ飛んでくれるようになっています。打点のミスへの許容度は非常に高いです。芯をそれなりに外しても曲がりは少ないし、飛距離ロスも少ない。少々のミスをものともせず、狙った方向へド〜ンとボールを運んでくれる。そんなアイアンに仕上がっていますね。

ミスを恐れず振っていけそうです

ミスを恐れず振っていけそうです

打感はM5アイアンと大きくは変わりませんが、こちらのほうが若干軽やかな弾き感というか、フェースの薄さを感じる軽さがありました

改めてM5アイアンと比べてみます。ミスに強く直進性の高いアイアンというのは変わりませんが、つかまり度合をニュートラルにして上級者でも使いやすくアレンジしているM5、長い番手はつかまりやすく、短い番手はつかまりを少し抑えることで安定した打ち出し方向を生み出し、さらに重心を低く深く、そしてロフトを立てた設計にすることで、ミスへの許容度と飛距離を追求したM6アイアンといったところでしょうか。

これは私の勝手な解釈なのですが、M6アイアンはより性能を磨くために少しでも余剰重量を生み出すためネックの表面を表裏削っていますが、M5アイアンは構えたときに目に入る表側は削らずに裏側だけを削っています。このへんの配慮もM5は上級者を見据えたモデルだということがうかがえますね。

性能を追求するため、目に見えるところまで余剰重量を生み出すために削るM6アイアン(左)と、アドレス時の違和感を生まないように目に見えないところだけを削るM5アイアン(右)。使い手を考えたうえでの違いでしょう

シャフト「FUBUKI TM6」は本モデル専用に設計されたカーボンシャフト。適度なしなり量と素直な挙動でとても振りやすい印象。フルスイングしてもコントロールしても極端に挙動が変わらないのでとてもタイミングが取りやすかったです

#5:狙いよりやや右に打ち出し、しっかりとつかまったドローボール。スピンもちょっと少な目で飛距離も申し分なし。飛距離を追求したアイアンらしい、ライナー性の弾道です

#7 :少しだけ右に打ち出してきれいに戻ってくるほぼストレートなドロー。7番としてはやっぱりスピンは少な目。普段の自分のアイアンより2番手以上飛んでいますね

#9:私の普段の7番の飛距離。やや大きめに右に飛び出し、狙いに向かって戻ってくるドロー系弾道。短い番手は引っかけやすいのですが、それを見越した設計になっているのはいいですね

シンプルにゴルフをしたい方に

このM6アイアンを打ち終えて、いろいろなゴルファーがどの番手を打っても狙った方向に打ち出しやすく、曲がり幅も少ない。たとえミスしても、狙った方向にそこそこの球を飛ばしてくれるというのが率直な印象です。

とにかくシンプルにゴルフをしたいのであればこのアイアンはおすすめですね。唯一懸念するとすれば、多少はパワーがないとボールが上がらず、飛距離に繋がりにくい点。ヘッドスピードはドライバーで38m/sぐらいは欲しいですね。やさしさや飛距離は欲しいけど、少しぐらいは自分でボールを操作したいと考えるならM5アイアンがいいですよ。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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