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《2020年》買いのユーティリティーはコレ! 長距離が楽に打てる17本

皆さんこんにちは。ゴルフの楽しさ伝道師、オグさんこと小倉です。今回はユーティリティーの種類や選び方、おすすめのモデルについてお話ししようと思います。

「ユーティリティー」ってどんなクラブ?

ユーティリティーとはその名のとおり、モデルや番手によってさまざまに使えるクラブです。ポジションとしては、フェアウェイウッド(以下、FW)とアイアンの間に位置し、ヘッドタイプは大きく分けて「ウッド型」と「アイアン型」の2つに分類されます。文字どおり、ウッドとアイアンそれぞれに近い特性を持ったクラブで、ヘッド形状もそれぞれによく似た形に作られており、好みに合わせて選べるようになっています。そもそもユーティリティーは、FWもしくはロングアイアンが苦手なゴルファーの苦手な部分を補う役目を持って生まれてきた一面があります。うまく活用すればプレーのストレスを減らせること間違いなし! のクラブなのです。

左がFW、真ん中がユーティリティー、右がアイアン。ウッドとアイアンのいいとこ取りをしたクラブ、ということで欧米では「ハイブリッド」と呼ばれます

ユーティリティーのヘッドタイプに種類があるのは、FWやアイアンのデメリットをより効果的に補うためです。ウッド型のユーティリティーは、FWと比べると短く設定されているためミートがしやすく、ヘッドが小ぶりでラフなどのヌケがいいなどのメリットがあります。対してアイアン型ユーティリティーは、アイアンと比べるとヘッドの奥行きがあるためボールが上がりやすく、キャリーが出しやすいメリットがあります。

左上から時計回りにFW、ウッド型ユーティリティー、アイアン型ユーティリティー、ロングアイアン。ウッド型ユーティリティーはFWに似た形状をしていますが、ヘッドが小ぶりになっており、いっぽうアイアン型ユーティリティーはアイアンと比べてやや大きく、奥行きが深く作られています

ユーティリティーは多くのメーカーにラインアップされていますが、番手とロフト設定がどのメーカーもほぼ同じであるFWと違い、メーカーによって番手やロフトの設定、クラブの長さはさまざまです。

この理由は、ゴルフクラブにはJIS規格のような細かい規定がなく、またユーティリティーというジャンルが比較的新しいこともあって、メーカーそれぞれの思考や開発時のターゲットゴルファーの違いなどが影響した結果なのだと思います。そもそも「ユーティリティー」という名の総称もアバウトで、メーカーによって独自の呼称を用いていることもあるくらいですから、たとえ番手表記が同じでも、同じ飛距離が出ると思わないほうがよいでしょう。

価格帯は1本3万〜5万円ぐらい。高価格帯のモデルは、ヘッドにステンレス以外の素材を使っているモデルが多いですね。そのほうがより性能を追求することができるからです。

ユーティリティーの選び方は?

ユーティリティーの選び方のコツは、まず自分はFWが得意なのか、それともアイアンが得意なのかを判断します。FWが得意ならウッド型、アイアンが得意ならアイアン型と、ヘッドタイプを絞り込みましょう。すると得意なクラブが増え、得意でないクラブを使う確率が減りますからね。そのうえで自分がどのくらい飛距離の出るクラブが欲しいのかを明確にすることが大切です。

各番手の飛距離はヘッドやカタログに記載されているロフト角を見るとだいたいの目安が判断できます。どのメーカーも18〜27°くらいまでの幅で番手をラインアップしており、FWと比べると、5番ウッドと比べて同じかやや飛ばないぐらいがユーティリティーの18〜20°に相当します。これをひとつの目安にしておくとよいでしょう。

ただし前述のとおり、メーカーやモデルによって長さや性能が違うので、すべてのユーティリティーがこれに当てはまるわけではありません。特にアイアン型ユーティリティーは短めに設定されていることが多いので注意が必要です。できれば実際に試打をし、自分の持っているクラブと近い番手やロフトのクラブを打ち比べることで飛距離差を確認することをおすすめします。

FWと違い、ユーティリティーには、素材の異なったシャフトが装着されたモデルが用意されていることがあります。ドライバーやFWと同じようにカーボンを使用したシャフトと、金属製のスチールシャフトを装着したモデルがあります。同じヘッドでもスチールシャフトのほうが総重量が重く設定されていることが多く、どちらかと言えばパワーのある人向けとしてラインアップされています。カーボンシャフトのモデルは、比較的軽めに作られているので、自分の持っているクラブの重さに合わせて選ぶとよいでしょう。

<買いの「ウッド型ユーティリティー」14選>

それでは、おすすめユーティリティーの紹介です。まずはウッド型から。

【1】ゼクシオ イレブン ハイブリッド(ダンロップ)

ウッド型ユーティリティーとしてはヘッドの奥行きがあり、ボールが上がりやすくなるような工夫がされています。クラウンのフェース寄りをアイアンのトップブレードのように見せることで構えやすさも演出しています

国内売り上げNo.1のブランド

「ゼクシオ」というブランドは2000年に初代が発売されて以降、一貫した基本開発コンセプトで進化を重ねており、どの代のゼクシオもひと言で言えば「やさしい」です。常にエンジョイゴルファーの心をつかみ、シリーズで19年連続国内売り上げNo.1という偉業を成し遂げています。

この「ゼクシオ イレブン ハイブリッド」、構えてみると、結構大きさを感じますね。ブルーのグラデーションが視覚的にそう見せている部分もありますが、ミスしても助けてくれそうな、大きな安心感に包まれます。高さでキャリーを出すイメージより、ライナー系の弾道でランも含めて飛ばしていくイメージを持った人に合いそうですね。

打点を外して打ってみましたが、そこはゼクシオ、曲がりが少なく飛距離ロスも少なめ。目標にしっかり構えられれば、大きな怪我はかなり抑えられそう。また、ゼクシオは打音にも定評があり、「キンッ!」という小気味いい金属音はとても爽快ですよ!

【2】MAVRIK ユーティリティー(キャロウェイ)

トゥ側を高くしたデザインで、ウッドタイプでありながらアイアンのように構えられるような工夫がされています

打点のミスへの強さが光る

「MAVRIK(マーベリック) ユーティリティー」は、3つあるMAVRIKシリーズのユーティリティーの中でもっとも幅広いゴルファーを対象としたモデルです。ヘッドサイズは3モデルの中で中間に位置し、ボール初速とやさしさを両立した設計になっています。

FP値(出っ歯具合)を抑えた四角いフェースはアイアンぽい形状に見え、ミートさせやすそうな印象を与えてくれます。また、実際に打つとミートしやすいんです。FP値の大きい(出っ歯な)ユーティリティーは、ボールを上げやすい、直接ボールをヒットしやすいなどのメリットはありますが、ボールに当たるタイミングが早くなるため、意外とこれが原因でユーティリティーやFWが苦手という方が多くいらっしゃいます。このシリーズにはそれがないのもいいところ。

打った感触は、軽やかにはじく気持ちのいい感触ですね。どちらかといえば飛距離性能を重視したモデルと言えそうで、目標に向かってストレートに狙っていく使い方が向いていると思います。

打点のミスに非常に強いのも特徴。左右だけでなく上下のズレにも強いので、ロングアイアン以上の距離を、かなり安定して飛ばせるクラブです。

【3】MAVRIK MAX ユーティリティー(キャロウェイ)

ヘッドは「MAVRIK ユーティリティー」に似て、アイアンっぽく構えられる形状をしていますが、ヘッドの投影面積が大きくなっています

やさしいユーティリティーが欲しい人向けのモデル

MAVRIK MAX ユーティリティーは、とにかくやさしいユーティリティーが欲しい方に向けたモデル。ヘッドサイズが大きく、深重心で慣性モーメントを高めた、ミスに強く高弾道が打ちやすい仕様になっています。

構えた感じ、MAVRIK ユーティリティーより投影面積が大きくなったので、さらに高い安心感があります。多少ミスしても何とかしれくれそうな気がしますね。打ってみると、MAVRIK ユーティリティーよりさらに曲がりにくいですね。打ち出した方向にポンと飛び出し、そのまま素直に飛んでいってくれます。

MAVRIK ユーティリティー同様に、打点のミスにはこちらもとても強いです。バックスピンがMAVRIK ユーティリティーよりかかるため、安定してキャリーを出すという点ではMAXのほうに分がありました。

【4】SIM MAX レスキュー(テーラーメイド)

クラウンの白い部分と黒いフェースのコントラストが、構えやすさを生んでいます。形状は、少しだけトゥ側にボリュームを持たせてありますね

左のミスをしにくいユーティリティー

「SIM(シム)」シリーズは、2020年に発表されたテーラーメイドの最新ブランド。アスリートに向けたアジャスト能力を有した高性能モデル「SIM」シリーズと、アスリートからアベレージプレイヤーまで使える、直進性の高さとミスへの強さを追求した「SIM MAX」シリーズの2ラインがあります。

本稿でご紹介するのは、SIM MAXシリーズの「SIM MAXレスキュー」。テーラーメイドは伝統的にユーティリティーを「レスキュー」と呼んでいます。

打ってみると、ビシッと狙ったところにボールを打ち出せました。ウッド型ユーティリティーはパワーのある人にとってはややシビアなところがあり、特にボールをつかまえられる技術を持つゴルファーにとっては、ちょっとしたきっかけで左に飛んでしまう危険性があるのですが、このモデルはそれをほとんど感じません。つかまりも適度に抑えられていて安心して振っていけます。

【5】TS2 ユーティリティーメタル(タイトリスト)

フェアウェイウッドをそのまま小型化したようなやわらかな丸みを持つフォルムが特徴のTS2。ウッド好きの方は違和感なく構えられる形状ですね。ソールには、別売りになりますが、脱着・交換可能なウェイトを装着し、シャフトやクラブ長によって最適なバランスに調整できるようになっています

こだわりのあるアスリート向け

TSとは「タイトリスト・スピード」の略。ボールスピード、クラブスピードなどのスピードに着目したシリーズで、同シリーズのドライバーやウッド類は、それぞれの特性を持ちながらどれも飛距離性能を高く評価されています。

そんなTSシリーズのユーティリティーにあたるモデルが、このユーティリティーメタルです(タイトリストではユーティリティーをユーティリティーメタルと呼称しています)。

「TS2 ユーティリティーメタル」は、フェアウェイウッドとのつながりを重視した、オーソドックスなウッド型ユーティリティー。アスリートが好むツボを押さえたウッド型と言えばわかりやすいでしょうか。

ポンとヘッドを置いたときにほんの少しだけ右を向く座りのよさ、ややトゥ側にボリュームを持たせてつかまり過ぎないイメージを持たせるヘッド形状、そしてその形状どおりの弾道。この、形と性能の一致が、テクニックのあるゴルファーほど安心感として受け入れられると思います。

やや小ぶりでありながら奥行きのあるヘッドのおかげで、打点のミスをある程度カバーしてくれます。キャリーが出しやすく、高い安定感を持つモデルです。

【6】インプレス UD+2 ユーティリティー(ヤマハ)

角の取れたつるんと丸い形状は、構えたときのプレッシャーを感じさせないやさしい形。フェースのエッジ側の輪郭がシャープな面取りで、ボールを拾いやすそうな安心感を与えてくれます

つかまり性能が非常に高い

飛距離にこだわったブランド「UD+2」のユーティリティーで、つかまり性能が非常に高いモデル。ヘッドがターンしやすい設計で、ボールをつかまえスライススピンを減らすことで飛距離ロスを軽減し、安定して飛ばせる仕上がりになっています。スライスやプッシュなどのミスが多い方におすすめですね。フェース下部のリーディングエッジをややシャープに仕上げることで、ボールが拾いやすくなっています。ハーフトップでもボールが上がりやすいので少々のラフからでも活躍してくれそうです。

【7】PHYZ ユーティリティー(ブリヂストンゴルフ)

ウッド型としては奥行きが抑えてあり、シャープな印象がある形状。実はミスに強くつかまりもいい、やさしいヘッドです。大きな形に違和感のある方におすすめです

小さいけれど実はやさしい

奥行きが狭く、コンパクトに仕上げてあるため中上級者以上のアスリート向きかなと思ってしまうほどシャープな形状をしていますが、実はとてもミートしやすくミスに強いヘッドです。コンパクトな分、ラフなどからの抜けもいいので悪いライからの使い勝手も文句なし。高さも出るのであまりデメリットが見当たらない、バランスのいい仕上がりになっています。コンパクトなヘッドにプレッシャーを感じないなら試す価値のあるモデルです。

【8】TOUR B XD-H(ブリヂストンゴルフ)

奥行きがやや狭めの小ぶりサイズのヘッド。やわらかな曲線で構成されたフォルムを採用することで、シャープさとやわらかさを両立した絶妙な形状です。ボディとフェースのカラーコントラストにより、フェースの向きがわかりやすくなっています

打点のミスを適度に助けてくれる

アスリートブランド「TOUR B」のウッド型ユーティリティーだけあり、操作性を重視した“狙う性能”の高いモデル。つかまり性能はいわゆるニュートラルで、スイングの個性がそのまま弾道に表れます。打点のミスを適度に助けてくれるので、上達を志す初中級者にはもってこいの1本ですね。もちろん上級者にもおすすめできる仕上がりで、予想外のミスが出にくくとても扱いやすいモデルと言えます。シャフトのラインアップがスチールのみなので、重量系のスチールシャフトが装着されたアイアンとのマッチングが良好で、そういったアイアンを使用している方にはぜひ試してもらいたいですね。

【9】RS RED ユーティリティー(プロギア)

角を取った丸みのあるフォルム。ヘッドの奥行きはやや広めで、安心感はありますが、上級者が好む、トゥ側をやや逃がした(右を向けた)「逃げ顔」をしています

左のミスを予感させない

やや軽量でミスに強いモデルではありますが、つかまりは適度。形状も適度なサイズでやさしさを感じさせる見た目ですが、トゥ側がやや右を向いたように見えるいわゆる「逃げ顔」になっていて左のミスを予感させない絶妙な仕上がりです。ミスに強いモデルはつかまり性能も高いことが多いので、これはありそうでなかったモデルと言えます。ユーティリティーで左のミスを嫌がるゴルファーは意外と多いので、そういった方にぜひ試してもらいたいですね。ゴルフ歴が長く、競技にも出ているといった方にもおすすめです。

【10】G410 ハイブリッド(ピン)

ヘッドが長くミスに強そうな印象を受けますね。クラウンはマット仕上げで、空気抵抗を考えた突起「タービュレーター」が搭載されています

直進性の高さが光る

ミスに強いと評判のピン「G410」シリーズのユーティリティー。ほかのモデルと比べるとやや横に大きく、サイドスピンがかかりづらい印象。打点のミスにも強く、直進性の高さが光ります。塗装はマット仕上げで、空力を考えたクラウンの突起「タービュレーター」と相まって独特の雰囲気を持っています。

ユーティリティーには珍しい弾道調整機能が付いているので。購入した後もロフト角やライ角を調整できるのもこのモデルの特徴。シャフト次第で初心者からアスリートまで幅広く使える懐の広いクラブです。

【11】スリクソン Z H85 ハイブリッド(ダンロップ)

角の取れた、小ぶりでいかにもヌケがよさそうなフォルム。トゥ側にややボリュームを持たせることで、つかまり過ぎない雰囲気を出しています。上級者には安心の形状ですね

見た目よりもボールは上がる

アスリートブランド「スリクソン」だけあって小ぶりでシャープな印象がありますが、打ってみると打点のミスにまずまず強く、直進性の高いモデルです。ヘッドが小さいのでヌケがいいため、ラフなどでの使い勝手が非常にいいですね。見た目の印象よりもボールは上がりやすく、安定したキャリーが期待できます。つかまり性能はほぼニュートラルで、クラブが助けてくれるような仕上がりではありません。ですが、スイングがある程度安定した方なら、弾道もそろうと思います。実戦に強いクラブですね。

【12】TW747 UT(本間ゴルフ)

ウッド型ユーティリティーの中では奥行きが比較的広く、投影面積が大きいモデル。ヘッドの輪郭もきれいで、安心感を持たせつつも、フェースと塗装のコントラストなどで鈍重なイメージに見せないような工夫がなされています

グリーンを上から狙える

アスリートブランドのウッド型ユーティリティーですが、他メーカーの同タイプのと比べるとヘッドは若干大きめ。奥行きがあるためか、高さがしっかり出せます。スピンは適度に入るので、グリーンを上から狙っていけますね。つかまりは、どちらかというと少し抑えめになっていて、左のミスを怖がらずに安心して振っていけます。上級者ほど扱いやすく、初中級者には、正しい打ち方を教えてくれる。そんなクラブだと思います。

【13】Q(プロギア)

ロフトが少なく長いQ18/23(上)はヘッドの奥行きを広く、ロフトが多く短いQ28/33(下)は奥行きを狭くし、用途に合わせてヘッド形状を変えるという凝った設計のクラブ。悪いライから使用する前提のため、ソールがV字型になっています

悪いライで活躍するお助けクラブ

この「Q(キュー)」というクラブは、深いラフやフェアウェイバンカーなど、悪いライからのショットで威力を発揮するように設計されています。長い番手はヘッドの奥行きを広く取り、打点のミスに強くしながら、V字型のソールでヌケのよさを加味。短い番手は反対に奥行きを狭くし、V字型ソールと合わせてさらなる抜けのよさを追求しつつ、短めのクラブ長でミート率を向上させながらロフトで球の高さをしっかり出す工夫がなされています。どの番手もつかまりがよく、まさに“お助けクラブ”といった仕上がりです。

【14】GAPR HI(テーラーメイド)

奥行きは狭めで低重心化を図るためかクラウンがくり抜かれています。ソールの貫通した溝「スピードポケット」など独自の技術により、小ぶりでありながらミスに強い仕上がりになっています

ユーティリティー専用シリーズの中のウッド型

このGAPR(ギャッパー)はテーラーメイドのユーティリティー専用シリーズであり、ヘッドが3タイプ用意されています。これはその中のウッド型、HI(ハイ)。ヘッドは小ぶりで一見難しそうですがミスに強く、適度にボールが上がってくれます。つかまりも適度で、使い勝手はいいですね。弾道調整機能を搭載しており、ロフトやライ角の微調整が可能になっています。「アイアンが好きだけどウッド型も使ってみたい」なんて方にはいいモデルだと思います。

<買いの「アイアン型ユーティリティー」3選>

次にアイアン型ユーティリティーのおすすめモデルです。アイアン型は、ロングアイアンの代わりとなるポジションを念頭に設計されているモデルが多く、ウッド型と比べるとやや短めになっていることが多いです。またヘッドの奥行きがウッド型と比べて狭くなっていることが多いので、同じロフトでも打ち出し角は低めになりやすい傾向があります。選び方としては、ウッド型と同じようにロフト角が基準となりますが、ご自身の一番長いアイアンのロフトと長さを確認し、その番手と比べるとおおよその飛距離を予測しやすいでしょう。

【15】G410 クロスオーバー(ピン)

一見するとほぼ普通のアイアンのようなきれいな形状。実際はかなり大きめにできていて、安心感はあります

一見するとほぼ普通のアイアンのようなきれいな形状。実際はかなり大きめにできていて、安心感はあります

アイアンが得意な人向け

形状はロングアイアンでありながら、ユーティリティーらしいやさしさをしっかり体感できるのがこのモデル。ブレードが横に長く、直進性に優れた弾道が打て、高さもそれなりに出ます。ヘッドが大きいので打点のミスにも強く安定した弾道が期待できますね。アイアンが得意な方なら間違いなくウッド型よりも打ちやすいと感じると思いますよ。

【16】スリクソン Z U85 ユーティリティー(ダンロップ)

ヘッドサイズはアスリートアイアンよりひと回り大きい程度。構えると、トップブレードがちょっと厚いロングアイアンかなといった様相で、構えやすい形状になっています

ほぼロングアイアンだがやさしい

振り心地や構えた印象は通常のロングアイアンとほとんど変わらないのですが、打ってみると直進性の高い高弾道の球が出る、そんなクラブです。さすがにウッド型よりは弾道は低めですが、一般的なアベレージゴルファーでも十分使いこなせると思います。つかまりはニュートラルかちょっと抑えてある程度で、上級者も安心して使える仕上がり。中空構造になっているにもかかわらず、打感がやわらかく気持ちいいのもこのモデルの長所です。

【17】HI877(フォーティーン)

強めのグースネックにアイアンの形状を維持しつつ、奥行きを最大限広く取ったデザインは、いかにもつかまりそうな形状をしています。実際よくつかまり、アイアンタイプの中では高いお助け機能を持つやさしいモデルです

やさしいアイアン型の代表モデル

カラーリングから“バナナ”の愛称があるアイアン型ユーティリティー。非常によくつかまってボールがよく上がる、やさしいアイアン型ユーティリティーの代表のようなモデルです。ソール幅が広くダフリにも強いので、長いクラブ全般が苦手な方は、とても重宝すると思いますね。ロフト30°というかなり短い番手までラインアップされているので、ロングアイアンで高さが出ないとお悩みの方にもいいですね。ウッド、アイアンに限らず長いクラブが苦手という方にはぜひ試してもらいたいモデルです。

<まとめ>

安心して使えるユーティリティーが1本あると、長い距離のショットも怖くなくなりますし、ドライバーなどをミスしたときのリカバリーも楽になります。しかしユーティリティーは種類が豊富で、なおかつモデルによってスペックがバラバラなこともあり、自分が使いやすいモデルに出合うのはなかなか難しいのです。今回の記事が少しでも運命のユーティリティーを探すヒントになれば幸いに思います。私もアイアン型ユーティリティーを愛用しており、ゴルフがとても楽になりましたよ〜。

<写真:野村知也、中居中也>

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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