南井正弘の「毎日走って、わかった!」
ジメジメした梅雨シーズンも快適に走れる防水透湿性を確保

高い、でも超有能! 水を弾きまくるゴアテックスの雨天時向けジャケット

雨の中でも日課ランをあきらめたくない人にもってこいのジャケットを紹介

雨の中でも日課ランをあきらめたくない人にもってこいのジャケットを紹介

走ることが日課となっているランナーは、小雨程度なら屋外を走ることは珍しくない。そんなランナーたちも、ある程度雨粒の大きい本降りの日には、外を走るのを躊躇してしまうが、そのような悪状況でも快適性を失うことなく、ランニングを楽しめるジャケットが存在する。それが「GORE-TEX SHAKEDRYテクノロジー」を採用したGORE WEARの「R7 ゴアテックス シェイクドライ トレイル フーディッド ジャケット」だ。

GORE WEAR「R7 ゴアテックス シェイクドライ トレイル フーディッド ジャケット」の「パシフィックブルー」。公式サイト価格は40,000円(税別)

「GORE-TEX SHAKEDRYテクノロジー」を採用

GORE WEARは、日本での知名度はまだ高くないが、欧米ではランニングギアに一家言あるランナーから高い評価を得ているブランド。その名の通りGORE-TEX社の素材を使用したモデルがほとんどだが、最近では使用していないプロダクトも存在している。しかしながら、ポピュラーなのはGORE-TEXマテリアル採用モデルのほうだ。

今回トライした「R7 ゴアテックス シェイクドライ トレイル フーディッド ジャケット」は、比類なき防水透湿性を確保する「GORE-TEX SHAKEDRYテクノロジー」を採用した軽量ランニングジャケット。この素材は、シェルの一番外側にポリエステルやナイロンなどの合成繊維を使用せず、表面に「GORE-TEX メンブレン」を採用することで、水は水滴になって弾かれる。持続的な撥水性があり、水分は表面で水滴となって流れ落ちるため、ウェアが濡れることによって冷えを感じることがほとんどなく、また重くなることもほとんどない。

雨粒は水滴となって弾かれ、その製品名の通り、「サッ」と腕を振ったり、身頃部分をバタつかせるだけで水滴は一瞬にして消え去る

また同モデルでは、従来の「GORE-TEX SHAKEDRYテクノロジー」採用モデルよりも裏地に若干の厚みを持たすことで、クッションのような働きが生まれ、荷物を背負ったときの負荷を吸収。さらに耐摩耗性の向上から、軽量のバックパックであれば背負うことも可能となっている。

実際に着て走ってみた!

同ジャケットを着てみると、どちらかいうとスリムなシルエットでフィット感が高いことがわかる。サイズS(アジアサイズM)を選んだが、身長168cm、体重66kgの筆者にはピッタリとフィット。腕振りもスムーズに行えて、決して窮屈な感じはない。いっぽうで、袖丈はかなり長め。日本人としては腕が長い筆者でも丈が少し余った。

袖丈はかなり長め。日本人としては腕が長い筆者でも丈が少し余った

袖丈はかなり長め。日本人としては腕が長い筆者でも丈が少し余った

袖口は、伸縮性の高い素材を一部使用しておりフィット感が高い。いっぽうで、走行中に暑さを感じたときに、袖口をまくり上げることができないというデメリットを感じるランナーがいるかも

実際に走ってみると、気温は20℃ほどで晴天だったので、しばらく走ると汗ばみ、衣類内部は蒸れるような状況となったが、「GORE-TEX SHAKEDRY」は透湿性に特にすぐれるので、2.8kmほど走った時点では、湿気が排出され快適に。一般的なランニング用シェルでは、実現不可能なレベルの快適な着用感を提供してくれた。

2度目に着用した際は強い雨が降っていたが、先述の通り、雨粒は弾かれ、ジャケット自体も重くならなかった。衣類内部の湿気の放出も妨げないのも、うれしいポイントだ。

筆者は雨が降り続いた「東京マラソン2019」や「名古屋シティマラソン2019」を走ったが、本製品と同じテクノロジーを採用したアークテリクスの「ノーバンSLフーディ」を着用していたので、ほかのランナーが冷たい雨に凍えるような思いをしている中でも、スタートからゴールまで快適な状態で走ることができ、この素材のすぐれた防水透湿性能を体感できた。

立体的なフードデザインは、走行時の視認性が高い

立体的なフードデザインは、走行時の視認性が高い

胸部分のポケットには、「iPhone XR」のような大型スマートフォンも収納可能だ

胸部分のポケットには、「iPhone XR」のような大型スマートフォンも収納可能だ

夜間走行時の安全性を高めるリフレクターを、胸部分と背面の裾部分に配している

夜間走行時の安全性を高めるリフレクターを、胸部分と背面の裾部分に配している

【まとめ】雨天レースでもベストコンディションで走りたい人に

今回6kmランを4回と短い時間ながらテストしてみて、「R7 ゴアテックス シェイクドライ トレイル フーディッド ジャケット」は、先述の「ノーバンSLフーディ」と同様の機能性を確保していることが理解できた。また、これまでの「GORE-TEX SHAKEDRY」採用モデルよりも耐摩耗性がアップしており、サロモンのランニングバッグパック「S/LAB センス 2 セット」を背負って走った際、軽量タイプのバックパックなら生地の表面を傷めることもないと感じた。

ランニング用アウターとしてはかなり高めの価格設定となるが、「雨でも屋外を走りたい」「雨天のレースでもベストコンディションで走りたい!」「雨に濡れるのはイヤだが、それ以上に衣類内部の蒸れは避けたい」というランナーには、ぜひとも試してほしい1着だ。

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

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