PCスリーブや小物ポケットなど、ビジネスシーンで活躍する機能を搭載したモデルを一挙紹介!
4月から新生活が始まる。
このタイミングで通勤用バッグを新調する人は多いはずだが、数あるバッグの中で今注目したいのが、アウトドアブランドのバックパックだ。毎日使ってもすぐに傷まないタフさや、雨風から中身をしっかりと守れる防水性、モノの出し入れのしやすさなど、機能性と実用性をあわせ持つため、日々の通勤用にもピッタリだからだ。
アウトドアブランドのバックパックと言うと、キャンプやトレッキングのために使う無骨で大きなバッグを想像してしまいがちだが、最近ではビジネスシーンにもしっかりとマッチしてくれるデザインやサイズのモデルが多く登場している。また、背負うことで両手を空けられるバックパックは、しばしばスマホを使う現代人のスタイルにもピッタリだ。
そこで今回は、今春から通勤用として使えそうな最新&注目のバックパックを厳選して紹介する。
アウトドアブランドの中でも特に人気の高いザ・ノース・フェイスの「トートパック」は、デイリーユースにピッタリな容量15Lのミニマルなデイパック。素材には、耐久性の高い600デニールの100%リサイクルポリエステルを使用している。
縦置きできるトート型。クラシカルなデザインとフロントのビンテージタグが特徴だ。カラーは4色で展開される
メインコンパートメントは大きく開くパネルローディングタイプで、モノの出し入れがしやすく、内部には13インチまでのノートPCが収納できるPCスリーブも完備。縦置きもできるトート型で、持ち運びやすいトップのグラブハンドルは、背負わず手持ちする必要がある電車内などで便利だ。
背負い心地がいいパット入りの背面パネルとショルダーハーネスのほか、フロントのライトクリップやショルダーハーネスのデイジーチェーンなど、アウトドアブランドならではの多機能さもしっかりあわせ持っている。
ザ・ノース・フェイスの「コーデュラバリスティックデイパック」は、高強度な1680デニールの「コーデュラバリスティックナイロン」を使用した、ビジネスシーンなどにピッタリな38Lの大型デイパックだ。
アウトドアライクな高強度素材を使用していながら、落ち着いたビジネス向けデザインに仕上げている
シンプルで使いやすいメインコンパートメントのほかに、15インチまでのノートPCやタブレットを収納できる専用コンパートメントを装備。フロント面の上下にある2つのセカンドポケットにも、スマホ用ポケット(上部)やネオプレーンで仕切られたアクセサリーポケット(下部)が装備されており、小物類をスッキリと収納できる。また、ロゴの入った牛革のタグやファスナータブなど、ビジネスシーンにマッチする高級感のあるデザインも特徴だ。
成形された背面パネルが採用されているため背負いやすく、トップにはクッション性のいいグラブハンドルを装備しており、さまざまなシーンに対応。さらに背面には、スーツケースやキャリーバッグのハンドルに装着できるスリットも完備している。
アウトドアシーンで活躍するバックパックをはじめ、さまざまなバッグが世界的に人気の高いグレゴリー。そんなグレゴリーの中でも、どんなシーンでも使いやすいデイパックとして紹介するのが「イージーデイ ボールド」だ。
同ブランド史上最大級のロゴラベルが特徴。シンプルな定番形状で、どんなシーンでも使いやすい
形状は伝統的なティアドロップ型で、容量は20L。大きくて開閉しやすい#10ジッパーを使ったメインコンパートメントの内部には、ノートPCを入れるのに便利なスリーブポケットが付き、容量のあるフロントポケットにはキークリップを完備している。各ジッパーには、グレゴリーの定番であるスウェードレザーのジッパータブが付属。フロントに付いた過去最大のロゴラベルも印象的だ。
耐久性と背負いやすさをあわせ持つ「EVAショルダーストラップ」を採用しているうえ、本体重量が470gと軽い。シンプルなデザインと形状は、レジャーからビジネスまで、どんなシーンでも使いやすい。
「スピア」は、1990年代、米軍特殊部隊専用に開発・設計した「スピアモジュラパックシステム」がベースのシリーズ。素材はMIL規格の基準を満たし、製法からデザイン、耐久性に至るまで、米軍で正式に採用される「スピアパック」の設計コンセプトが受け継がれている。そんな「スピア」シリーズの「アサルト3ウェイ」は、ビジネスから遊びまで、さまさまなシーンに対応する3ウェイパックだ。
ミリタリーライクなモールシステム採用のデザインが特徴。カラーは、「コヨーテブラウン」と「HDナイロン(ブラック)」の2色で展開される。容量は16L
フロント面には、アクセサリー類などが装着できる「モールシステム」を採用。入れた荷物がわかりやすく、出し入れも容易な2つに大きく開くメインコンパートメントのほかに、雨風に強い止水ファスナーを使用したPC/タブレット専用コンパートメントや、オーガナイザー付きのフロントポケットを完備する。
サイドには横位置で手持ちできるグラブハンドルが付き、ショルダーハーネスは収納可能。付属のショルダーストラップを使えば肩かけも可能な3ウェイ仕様だ。
英国の老舗アウトドアブランドであるカリマーの「トリビュート20」は、同ブランドでは珍しいスクエア型のスッキリしたデザインが特徴のバックパック。
タウンからビジネスまで対応するスッキリしたデザインながら、高い収納力と機能性を持つ
メインコンパートメントには、15インチのノートPCに対応するPCスリーブを搭載。上部には小物収納に便利なオーガナイザーを、フロント面には上下2つのフロントポケットを備える。840デニールの高密度ナイロンを使用したボディは、耐久性にすぐれ、毎日の通勤でも安心して使える。
また、20Lの容量がありながら、30(幅)×50(高さ)16(奥行)cmとシャープなデザインに仕上がっているため、スーツスタイルで背負ってもジャマになりにくい。
カラーは全5色で展開。フロント面下部には、おなじみのブランドロゴが刺繍されている。
サイドハンドルが付いており、背負いづらいシーンでも横位置にして持ち歩ける
アイルランド発のバッグブランド「バッハ」は、あらゆるシーンでの使い勝手にこだわった軽量で機能性の高いバッグが、近年日本でも人気となっている注目ブランド。
同ブランドの「ゲッタウェイ 25」は、1000デニールのコーデュラナイロンを使用している、使い勝手のいい容量25Lの3ウェイバッグだ。
バックパック、ショルダーバッグ、ブリーフケースの3ウェイ仕様で、トップとサイドにはハンドストラップが付く
メインコンパートメント内には、3つのメッシュポケットが付き、背面には直接アクセス可能なパット付きのPCスリーブを備える。フロント面にも3つのジップ付きアウターポケットが付いているので、さまざまなシーンに対応できる。
ショルダーハーネスは背面収納式で、付属のショルダーストラップも取り外し可能。また、サイドには荷物の量に合わせて厚みを調節できるコンプレッションストラップを、背面にはキャリーバッグのハンドルに差し込めるスリーブも備えている。
ショルダーハーネスは、ジップの中にきれいに収まる背面収納式。横位置で使用する際にもジャマにならない
パックセーフは、スリや置き引きから荷物を守るセキュリティ機能が搭載されたモデルが特徴のバッグブランド。その「バイブ25」は、さまざまな盗難防止機能が付いたスポーティーなデザインのバックパックだ。
スポーティーな見た目でも、鉄壁のセキュリティ機能を持つバックパック
ボディには、ワイヤーメッシュが内蔵された素材「eXomeshスラッシュガード」をはじめ、軽量スチールワイヤーが埋め込まれたショルダーハーネスや、ひったくり防止用のセキュリティクリップ、ファスナー部分を南京錠でロックできる「Roobarシステム」などを搭載し、海外旅行中に盗難被害から荷物をしっかりと守れる作りに仕上げられている。また、パスポートやクレジットカードに搭載される「RFIDマイクロチップ」をスキミング被害から守る機能も搭載。
さらに、13インチのノートPCが収納できるPCスリーブや、フロント上部のオーガナイザーポケット、EVAフォームのバックサポートなどを搭載し、バックパックとしての使いやすさも確保。内蔵されたワイヤーなどは目立たないようにデザインされているのもうれしいポイントだ。容量は25Lで、海外旅行はもちろん、通勤などの普段使い用としてもピッタリだ。
スリが簡単に開けられない仕様のジップなど、高い防犯性能は電車での通勤時にも活躍してくれそうだ
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。