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《2022年》エンジョイ派はこれ! アベレージ向けおすすめアイアン12モデル

ゴルフ大好きオグさんです。
今回はエンジョイゴルファー、もしくは少しでもいいスコアを出したいと考えるアベレージゴルファーの皆さんに向けて、結果の出しやすいおすすめのアイアンとその選び方をご紹介します。

使用頻度の多いクラブ、アイアン。ゴルフを楽しくプレーできるおすすめのアイアンをご紹介します

使用頻度の多いクラブ、アイアン。ゴルフを楽しくプレーできるおすすめのアイアンをご紹介します

アイアンには4つの種類がある

アイアンというクラブは、地面にあるボールを打ち、目標、つまりカップのあるグリーンを狙うクラブです。状況に応じてさまざまな距離からグリーンを狙うため、アイアンはセットになって複数本用意されています。

アイアンセットのアイアンは、それぞれ、長さを均等に少しずつ短く、ロフト角(フェース面の角度)も少しずつ多くつけていくことで、同じ力加減のショットで打ったときでも飛距離が均等に飛ばなくなるように設計されています。飛ぶ距離が短くなるほどボールが高く上がり、ボールが着地する角度が鈍角になるため、グリーンで止まりやすくなります。
アイアンには構造によって種類があり、大きく分けて
「マッスルバック」
「キャビティバック」
「ポケットキャビティ」
「中空」
の4つがあります。

マッスルバック

マッスルバックは、バックフェースが削られていない状態のアイアンのこと。フェースの裏が肉厚になっており、打感やフィーリングにすぐれていて、操作性がいい半面、芯を外したときの飛距離ロスや曲がりは大きくなります。ですので、一般的には中上級者向けと言われます。

各社のマッスルバックアイアン。昔ながらのシンプルな構造やデザインが特徴

各社のマッスルバックアイアン。昔ながらのシンプルな構造やデザインが特徴

キャビティバック

キャビティバックは、バックフェースの中央が削られていて、外周に重さが配分されているモデルを指します。外周に重さがある分、芯を外してもヘッドがブレにくく、打点のミスに強くなっています。キャビティバックはバックフェース中央の削りが深いほど打点のミスに強くなりやすいですが、それと反比例して操作性は失われていきます。

各社のキャビティバックアイアン。基本構造は、マッスルバックアイアンのバックフェースを削った形です

各社のキャビティバックアイアン。基本構造は、マッスルバックアイアンのバックフェースを削った形です

ポケットキャビティ

ポケットキャビティは、キャビティバック同様バックフェースが削られているのですが、さらに深く、フェース下部まで削ってあるアイアンで、バックフェース下部が“ポケット”のようになっているのが特徴。こうすることで、重量を外周だけではなく、フェースより後方に配分可能になり、芯を外したときのヘッドのブレをキャビティバックアイアンよりも抑えることで、ミスの幅を軽減しやすくなっています。

また、重さを後方だけでなく低い位置に置いた設計にしやすいため、ボールが上がりやすくなるのもこの構造のメリット。デメリットとしては、操作性との両立が難しいといった点があげられます。

ポケットキャビティアイアン。ソールぎりぎりまで削ってあり、重心を低くしてボールが上がりやすく、ミスヒットに強くなるよう設計してあります

ポケットキャビティアイアン。ソールぎりぎりまで削ってあり、重心を低くしてボールが上がりやすく、ミスヒットに強くなるよう設計してあります

中空

中空は、マッスルバックのような見た目ですが、ヘッド内部だけを削ったモデルを指します。ポケットキャビティにフタをした状態とも言え、性能的にはポケットキャビティに準ずるモデルが多いですね。フタをするメリットは、構造上いくつかあるのですが、マッスルバックのように見えてカッコいいところでしょうか。

中空アイアン。中身が空洞ですが、構造的にはポケットキャビティと大きく変わりません

中空アイアン。中身が空洞ですが、構造的にはポケットキャビティと大きく変わりません

今回ご紹介するアイアンは、みなポケットキャビティや中空に分類されるもの。打点のミスに強く、多少のミスを軽減してくれ、さらには強いスイングやショットの質を求めないことから、楽しくプレーしたいゴルファーにおすすめできるモデルばかりです。

ただ、こうしたアイアンは、ミスに強い半面、プレーヤーの意図する細かい操作を受け付けてくれないため、ボールを操る技術が身に付きにくいという特徴があることも書いておかねばなりません。将来的に技術を身に付け、アスリートゴルファーを目指すのであれば、アスリート向けアイアンを選ぶことをおすすめします。

ロフト角にも注目しよう

ロフト角とは、シャフトを地面と垂直にしたときにできるフェース面の角度のことを指します。ロフト角が大きいほどボールは高く上がり、スピン量が増えます。反対に、少ないとボールは低く飛び、スピン量が少なくなります。

アイアンのセットは、番手ごとにロフトと長さが一定の間隔で変えられており、ロフト角による弾道の変化と、シャフトの長さによるヘッドスピードの変化によって、同じような力感のスイングでも一定の飛距離差が出るように設計されています。

最近のアイアンは昔のアイアンに比べ、ロフト角がやや少ない設定になっていることが多くなっています。理由は、より飛距離を出すため。しかしロフト角を少なくすると前述したとおり、ボールが上がりにくくなります。そのため、ヘッドの重心を低く深く設計することで、ロフト角以上にボールを上がりやすくする工夫がなされているのです。

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■■少しやさしい、だからいい!アスリートアイアン打ち比べ・キャビティバック編■■

シャフト選びの指針

シャフトの重量やモデルは、ミート率つまり芯での当てやすさを左右するとても重要な項目です。やさしそうだからといって安易に軽いものを買ってしまうと、かえってボールに当てづらく難しいクラブになってしまう可能性があります。

素材のチョイスも重要です。スチールはねじれの少ないしなりで安定した弾道が打ちやすく、価格が安いのがメリット。カーボンシャフトは、鋭いしなり戻りで飛距離が出たり、軽いので小さいパワーでヘッドスピードを生み出しやすくしたりするなどのメリットがあります。自分がアイアンに何を求めるかで選ぶとよいでしょう。まだそれがあまりはっきりしていないのであれば、スチールシャフトがよいと思います。

それでは、エンジョイ派ならびにアベレージプレーヤー向けのおすすめアイアン12モデルをご紹介していきましょう!

【1】SIM グローレ アイアン(テーラーメイド)

SIM グローレ アイアン

SIM グローレ アイアン

やさしさと飛距離を両立した高バランスモデル

世界戦略モデル「SIM」シリーズで評価の高い技術を使い、日本市場向けに設計したポケットキャビティです。重心を低く設計し、ソールから回り込むようにL型に作られたフェースによって、左右だけでなく上下のミスにも強いアイアンに仕上がっています。飛距離性能も高いので、飛距離もミスへの強さも妥協できない欲張りなゴルファーにおすすめできます。

シャフトバリエーションはカスタムモデルを含めると多彩に用意されていて、40g台の純正カーボンから110g台のスチールまでが揃います。基本的にはパワーのないアベレージゴルファー向けのモデルなので、軽量なシャフトのラインアップが充実しています。

ひとつの目安としてドライバーのヘッドスピードが40m/sある方は90g台のスチール「NS PRO 950 GH neo」が体力的にもちょうどよいことが多いですね。パワーはないけど安定感を重視したいという方であれば、フジクラの「MCI70」あたりがよいでしょう。純正のカーボンシャフト「Air Speeder TM」は70歳前後のシニア層におすすめです。

ロフト:#6 24°/#7 27°/#8 31.5°/#9 36°/PW 41°

ロフト設定は、7番で27°とかなり少なめです。しかし、それほどヘッドスピードがなくても高さとキャリーは出しやすいでしょう。その分スピンがやや少なめなので、スピンが効いた弾道を打ちたいのであれば、スピン系ボールの使用が必須となります。

【2】ゼクシオ 12 アイアン(ダンロップ)

ゼクシオ 12 アイアン

ゼクシオ 12 アイアン

気持ちいい打感とミスへの強さが光る

2000年に誕生した初代から進化を続けるゼクシオは、日本のアマチュアゴルファーの心をつかんで離さないアイアンです。チタンフェースを採用し、ポケットキャビティ構造にすることで、はじき感のある気持ちよい打感と、ミスに強い安定した弾道が人気の秘密。
飛距離性能も高いのですが、極端な飛びは追求せず、ミスへの強さとのバランスを考えた設計になっています。また、過去作からテイストを大きく変えない点も人気を維持している要因でしょう。

シャフトバリエーションは、しなりが大きくタイミングの取りやすい40g台のカーボンシャフトと、強めに振ってもしなりすぎないシャキッとした振り味の80g台のスチールシャフトの2種を用意。楽に飛距離を出したいと考えるならカーボンシャフトがよいでしょう。自身でしっかりと振っていきたいならスチールシャフトがおすすめ。基本は、ヘッドスピードがそれほど高くないシニア層向けのモデルなので、自身でそれなりにヘッドスピードが出せる方は、ほかのモデルをおすすめします。

ロフト:#6 25°/#7 28°/#8 32°/#9 37°/PW 42°

ロフト設定は7番で28°。近年のアイアンの設定では少ないほうですが、極端ではありません。ボールの高さと飛距離のバランスを考えた設定になっています。

【3】ゼクシオ X アイアン(ダンロップ)

ゼクシオ X アイアン

ゼクシオ X アイアン

若い人向けにチューンされたゼクシオ

エンジョイゴルファーから高い評価を得ているゼクシオシリーズ。そのテクノロジーを、ある程度パワーのある若いゴルファーのために再設計したのがこのゼクシオ Xです。ゼクシオ12アイアンと同じポケットキャビティ構造を採用し、ミスへの強さを担保しながらフェース面にバネ鋼を使用することで、パワーのある方や中上級者でも満足できるフィーリングを実現させています。操作性は最低限といったところですが、多少なりとも持ち合わせているので、いざというときに球筋を操作できるようになっています。

シャフトバリエーションは、軽量で適度なしなり感を持つ50g台のカーボンシャフトと、強振しても振り心地の変わりづらい90g台のスチールシャフトの2種類を用意。ごく一般的な男性ゴルファーであれば、スチールシャフトを重いとは感じないはず。しっかりと力を入れて振りたいならスチールシャフトがおすすめです。カーボンシャフトは、自身でヘッドスピードがあまり出せないパワーに自信がない方によいと思います。

ロフト:#5 23°/#6 26°/#7 29°/#8 33°/#9 38°/PW 43°

ロフト角は、7番で29°と、ゼクシオ12と比べると1°多く設定されています。ロフト角増大によって高さとスピン量を増やし、操作性を向上させているのだと思われます。また、ヘッドスピードが速いゴルファーがロフト角の少ないアイアンを使用すると、ナイスショットとミスしたときの差が大きくなりがち。そういった観点からも、安定感を出すために適切なロフト設定であると思います。

【4】G710アイアン(ピン)

G710アイアン

G710アイアン

ミスヒットに強いお助けアイアン

黒いカラーで精悍(せいかん)な見た目ですが、非常にミスに強く飛距離も出やすい、いわゆるお助けモデル。ヘッドはかなり大きいのですが、黒い塗装によって締まって見えるので、そのサイズを感じにくくなっています。

構造は中空でどちらかといえば飛距離追求型ですが、ボールは十分上がり、ミスに対する寛容性も非常に高い仕上がりです。

シャフトラインアップは40g台のカーボンから90g台のスチールまで用意されています。一般的な40〜50歳代のゴルファーなら、90g台の「NS PRO 950 GH neo」がオススメです。ある程度重さがあったほうが振り抜きやすいですから。小さなパワーで楽に飛ばしたいなら40g台のカーボンシャフト「ALTA DISTANZA BLACK 40」がいいでしょう。

ロフト:#4 18.5°/#5 21.5°/#6 24.5°/#7 28°/#8 32°/#9 37.5°/PW 43°

ロフト設定は7番で28°と、一般的なアベレージゴルファー向けのモデルとしては少ない設定。それでも中空構造の効果で、ボールの高さはしっかり出ます。

【5】G425アイアン(ピン)

G425アイアン

G425アイアン

安定してボールを運べるアイアン

やや大きめのヘッドサイズを採用したポケットキャビティ。ちょっと横長に設計したヘッドにより直進性が高く、ボールも上がりやすいので、ミスに非常に強くやさしいアイアンに仕上がっています。飛距離性能も、びっくりするほどではありませんが十分高いので、腕前やパワーに関係なくおすすめできる高バランスのアイアンです。

シャフトバリエーションは大変に多く、40g台のカーボンから130g台のスチールまであって、自分のパワーに合わせて選ぶことができます。一般的な40〜50歳なら純正のスチールシャフト「AWT2.0 LITE」がおすすめ。もう少し楽にプレーしたいと考えるなら、やや軽量になりますが「ALTA J CB SLATE」がよいと思います。

ロフト:#5 23.5°/#6 26.5°/#7 30°/#8 34.5°/#9 39.5°/PW 44.5°

ロフト設定は、7番で30°と、アベレージゴルファー向けのモデルとして標準的な設定。飛距離を追求するよりもバランスを重視した仕様になっています。

【6】T400アイアン(タイトリスト)

T400アイアン

T400アイアン

結果を重視するメーカーのお助けアイアン

タイトリストの「Tシリーズ」は、ゴルファーのパフォーマンスを最大限に引き出すという理念に基づいて開発されているアイアンのシリーズ。ラインアップは「T100」「T100S」「T200」「T300」、そしてこの「T400」があり、エンジョイ派やアベレージゴルファーにおすすめなのは、「T200」「T300」「T400」の3モデルになります。

それぞれのモデルによって明確な設計思想があり、T200は左右のブレの軽減と適度な操作性、T300は左右のブレの軽減と安定した飛距離、そしてこのT400はミスへ許容度と高い飛距離性能を重視した設計になっています。

T400は、シリーズの中で最も大きなサイズのヘッドを持ち、中空構造を採用することで高い打ち出しとミスへの許容度を高め、安定して飛ぶ直進性の高いボールを打ちやすい設計になっています。オートマチックに高弾道が打ちやすいのでエンジョイ派にはピッタリ。飛距離性能も非常に高いので、シンプルにプレーしたいならT400はとてもいいチョイスだと思います。

シャフトバリエーションは、40g台、50g台のカーボンに、70g台、90g台のスチールをラインアップ。一般的な50歳以降のゴルファーなら70g台スチールの「NS PRO ZEROS7」がいいでしょう。適度なしなりがあり、おすすめです。気張らずにのんびりプレーしたいなら50g台のカーボン「Titleist Tensei Blue 50」がいいと思います。

ロフト:#7 26°/#8 29°/#9 33°/PW 38°/W43 43°

ロフト設定は、7番で26°と、かなりの飛距離追求型。その影響で、短い番手のロフトも少なくなっています。このままだと、PWとその下のウェッジとのギャップが大きくなってしまい、飛距離の差が大きくなってしまうため、その下に「W43」というウェッジが設定されています。

【7】T300アイアン 2021年モデル(タイトリスト)

T300アイアン 2021年モデル

T300アイアン 2021年モデル

高弾道で直進性の高い球が楽に打てる!

タイトリストの「Tシリーズ」は、ゴルファーのパフォーマンスを最大限に引き出すという理念に基づいて開発されているアイアンのシリーズ。この「T300」は、左右のブレの軽減と安定した飛距離を重視した設計になっています。アスリートが好むスマートなヘッド形状を採用していますが、横長にすることで、芯を外しても曲がりにくくしています。比較的飛距離を追求したモデルにはなりますが、ボールは楽に上がってくれるので、ヘッドスピードがそれほどなくても安定して飛ばせるモデルといえます。

シャフトバリエーションは3タイプを用意。110g台で安定した高弾道が打ちやすい専用設計の「NS PRO 105T」。振り心地を番手間で極力変えないようにと、100g前後で重量がフローするよう設計された「NS PRO 880 AMC」。そして60g台の軽量カーボン「Titleist KUROKAGE 60」です。

ごく一般的な男性ならNS PRO 105Tがおすすめ。この重量が重いと感じることはないでしょうし、高弾道の打ちやすいT300とのマッチングが非常によいシャフトです。ヘッドスピードが控えめでボールの高さが出ないという方は、KUROKAGE 60カーボンがよいですよ。

ロフト:#5 23°/#6 26°/#7 29°/#8 33°/#9 38°/PW 43°

ロフト設定は7番で29°で、アベレージアイアンのど真ん中といった設定。スピン量などアスリートが求める性能と、飛距離や直進性といったアベレージゴルファーが求める性能を両立させるとなると、こういうロフト設定になるのでしょう。

【8】T200アイアン 2021年モデル(タイトリスト)

T200アイアン 2021年モデル

T200アイアン 2021年モデル

小ぶりなのにミスに強い新世代アイアン

「常に最高の品質をもってプレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出す」という理念に基づいて開発されているTシリーズ。こちら「T200」はタイトリストが“ツアーディスタンスアイアン”と呼んでおり、ツアープロも使えるやさしいアイアンとして設計されています。

ヘッドサイズをやや小ぶりに設計し、バックフェースにマッスルプレートと呼ばれるパーツを搭載。インパクト時の振動と反響をコントロールし、心地よい打音と打感を追求し、ミスへの強さも高めています。ツアープロや上級者の求めるフィーリングや安定感を重視しながら、飛距離性能も追求した贅沢なアイアンです。

シャフトバリエーションは、T300と同じ。110g台で安定した高弾道が打ちやすい専用設計の「NS PRO 105T」、振り心地を番手間で極力変えないようにと100g前後で重量がフローするよう設計された「NS PRO 880 AMC」。そして60g台の軽量カーボン 「Titleist KUROKAGE 60」です。基本は、やはりNS PRO 105Tがおすすめですが、ロングアイアンが苦手という方は、長い番手がやや軽くなるNS PRO 880 AMCがよいでしょう。

ロフト:#5 25°/#6 28°/#7 31°/#8 35°/#9 39°/PW 43°

ロフト角は7番で31°。アベレージゴルファー向けとみれば多めの設定ですが、アスリートゴルファー向けとみるとやや少なめといったポジションの設定です。ロフト角が多ければスピン量が多くなるため、ボールのコントロール性能は作りやすくなります。だからアスリート向けのモデルはみな、ロフト角が多いのです。

【9】APEX アイアン 2021年モデル(キャロウェイ)

APEX アイアン 2021年モデル

APEX アイアン 2021年モデル

アスリートも使えるやさしいちょい飛びアイアン

「APEXアイアン」は、上級者に好まれる「軟鉄鍛造製法」にこだわって作られているモデル。このモデルの最大のトピックは、「フラッシュフェースカップ」と呼ばれる、AIを使って設計されたフェースです。このフェースは、想定するゴルファーのミスの傾向を分析し、そのデータを番手ごとに解析して設計されています。

その効果により、見た目はシャープでありながら、非常にミスに強いアイアンに仕上がっています。基本となる設計は、アスリートも使える適度な操作性を持っているので、初心者からアスリートまで幅広いゴルファーにおすすめできるアイアンです。

シャフトバリエーションは、3つのスチールシャフトをラインアップ。100g台でシャキッとした振り心地の「N  S PRO モーダス3 TOUR105」、90g台で適度なしなり感を持ち、強振してもつぶれすぎない「NS PRO 950GH neo」、そして80g台のピンとした適度な張り感を持つ「NS PRO zeros8」です。パワーに自信のある方はTOUR105、パワーにはあまり自信がない、スイングで力みがちな方は、zeros8がおすすめです。

ロフト:#5 23.5°/#6 26.5°/#7 30.5°/#8 34.5°/#9 36°/PW 43°

ロフト設定は、7番で30.5°と、細かく刻んだ珍しい設定。AIによって導き出されたロフト角なのでしょう。アベレージモデルとしては、標準的な設定ポジションですね。

【10】RMX VD40 アイアン(ヤマハ)

RMX VD40 アイアン

RMX VD40 アイアン

直進性をひたすら磨いた意欲作

「RMX VD40アイアン」は、「世界一やさしいアイアンを作りたい」という思いのもと、ネックとトゥに大胆に重量配分し、直進性とミスへの強さをとことん磨いたモデルです。重さを両端に集中しているだけあり、少々芯を外してもヘッドのブレがかなり抑えられ、ボールの初速や挙動にあまり差がなく、安定して一定のエリアに運べます。

安定性を最重要視しているので、飛距離性能はアベレージモデルの標準的な印象。とにかく安定したアイアンショットが欲しいと考える方にピッタリのアイアンです。

シャフトバリエーションは、専用設計された50g台のカーボンシャフト「Diamana YR」をメインに、80g台のスチールシャフト「NS PRO 850GH neo(R)」と90g台のスチールシャフト「NS PRO 950GH neo(S)」をラインアップ。パワーに自信がない方は、楽にヘッドスピードが稼げるカーボンがおすすめです。それなりに振れる方は、ねじれにくい特性のスチールがよいでしょう。スチールはヘッドの設計コンセプトとも強くマッチします。

ロフト:#5 24°/#6 27°/#7 30°/#8 34°/#9 39°/PW 44°

7番で30°と、アベレージモデルの標準的な設定になっています。ロフト角を少なくして飛距離を追求してしまうと、どうしても安定感が低下してしまうものですが、安定感を最も重視しつつ、飛距離を最大限にするとこのあたりの設定になるのでしょう。

【11】RMX VD アイアン(ヤマハ)

RMX VD アイアン

RMX VD アイアン

現代のニーズに細かく応えたモデル

「RMX VDアイアン」は、「ピンを狙うための性能」を詰め込んだモデル。ヘッドをやや小ぶりなサイズに設定し、ラフからのヌケや操作性を視野に入れつつ、ミスへの強さと安定したスピン性能を追求しています。ヘッドの素材にはクロムモリブデン鋼を採用し、構造はポケットキャビティ。打点が少々ズレても、意図せぬ曲がりや飛距離ロスが起きにくい仕様です。

また、間隔の狭い鋭角な溝を採用していることで、悪いライからでも安定したスピンが期待できます。適度なつかまり性能を持っているので、初心者から上級者まで違和感なくやさしいと感じられる、ちょうどよい味付け。長く使えそうな仕上がりです。

シャフトバリエーションはスチールシャフト2タイプ。シャキッとした振り味で100g台の「NS PRO モーダス3 TOUR105」と、適度なしなりを持ち、強振にも耐える90g台の「NS PRO 950GH neo」です。アスリート向けシャフトとしては比較的軽いTOUR105は重さ以上にしっかりしているので、よほどパワーに自信がない限り、950GH neoがよいでしょう。

ロフト:#5 26°/#6 29°/#7 32°/#8 36°/#9 40°/PW 45°

ロフト設定は、7番で32°と、アスリートモデルとアベレージモデルのちょうど中間といったポジションになっています。飛距離を追求すればするほど、グッドショットとミスショットのギャップが生まれやすくなります。このへんからも、安定した結果を重視した仕様というのがうかがい知れますね。

【12】eggアイアン(プロギア)

eggアイアン

eggアイアン

飛べば飛ぶほどいい!ならコレしかない

極限まで飛距離を追求したモデルですが、ミスしても飛ぶように設計されているため、打点のミスにはとても強くなっています。クラブの長さが長くロフト角も立っていて、ある程度のヘッドスピードがあれば高さはそれなりに出ますが、基本は高さよりも前方へ飛ぼうとする、スピンが少なめの弾道が出やすいです。

ドライバーだろうが、アイアンだろうが、飛距離が命! 飛べば飛ぶほど気持ちいい!!と言う方には強くおすすめしたいですね。ショートアイアンであれば、高さも出てグリーンでもちゃんと止まります。

メーカーみずからが行うカスタムメイドでは、重量系のシャフトも含めた非常に多くのシャフトに対応していますが、注目したいのはいわゆる純正シャフト。飛距離に特化し、長い設定になっているので、飛距離を重視するなら専用に開発された純正シャフトがおすすめ。

プロギアは、シャフトの硬さをヘッドスピードに置き換えて表記しているので、自分のヘッドスピードに合わせて選ぶといいでしょう。一番硬いのが「M-43」なので、ドライバーのヘッドスピードに合わせてチョイスできます。少し重いのがお好みの方にはスチールシャフトも用意されています。

ロフト:#7 25°/#8 28°/#9 32°/P 37°

ロフト設定は、7番で25°、飛距離を最大限に追求した仕様になっています。6番も単品で販売していますが、現在はフェアウェイウッドやユーティリティーが充実していますので、それらを駆使したほうが無難でしょう。またPWも37°と、かなりロフト角が少ない設定です。Pの下の番手に悩むなら、同じブランドの単品ウェッジで、43°の「A」、49°の「As」の設定がありますので、それらを組み合わせるとよいでしょう。

どれを選んでも、ボールを飛ばして楽しめる

ご紹介した12本のアイアンは、どれもミスに強く、よほどのことがない限りは安定してボールを飛ばしてくれるモデルばかりです。練習量が少なくても、それなりにボールを飛ばしたいエンジョイゴルファーならば、どれを選んでもゴルフを楽しんでもらえると思います。

技術をさらに身に付けたいというゴルファーは、こういったモデルを使うとミスをしてもミスになりにくく、自身のエラーに気付かないため、上達に必要な技術が身に付きにくくなります。スコアを作りながらじっくり上達していきたいというならこういったモデルでもいいのですが、たくさん練習して早く上達したいという向きには、アスリート向けのモデルがいいと思います。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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