特別企画
ジムに行けなきゃおうちで筋トレすればいいじゃない!

筋トレ大好きライターが挑んだ「おうちのジム化」、その顛末を教えます

新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国で解除されたとはいえ、大好きな自動車レースやプロ野球が観られないのはとてもツラく、寂しいものの、実は「おうち時間」を満喫中のライター、マリオ高野です。

自粛中も一切退屈しない理由のひとつは、「おうちのジム化」が楽しいこと!

筆者の暮らす埼玉県はジムの休業が長引いており、趣味の筋トレを自宅で楽しむため、さまざまな筋トレ器具を購入して試しています

3月下旬あたりから地味に器具を買い揃え、自分の部屋で「ベンチプレス/デッドリフト/スクワット」などの、いわゆる「筋トレビッグ3」が楽しめるようになりました!

“自重”以外の筋トレを自宅でやりたい!

筋トレが趣味の人にとって、いまだ多くのジムが休業を余儀なくされているのはツライものですよね。自重を使うなど、在宅中でもできる筋トレに注目が集まっています。しかしジムに通っていた人の中には、やはりある程度重めのウェイトを使わないと充実感が得られないという御仁も多いはず。

「ダンベルとイスがあれば十分!」という意見にも頷けますし、在宅で身体を鍛える方法はいくらでもあります。とはいえ、“クソ重いバーベルを持ち上げる充実感が恋しい”という思いもぬぐい切れず……。

そんな思いから、「ベンチプレス台」の導入を中心に、自宅の筋トレ器具の充実を図ってみました。なるべく低予算で大きな充実感が得られそうなモノを選び、しばらく使ってみたのでその感想を報告します。微妙な失敗というか、自分の選択ミスもありましたが、それも記しておきます。

特に筋トレが好きではなくとも、運動不足の解消に在宅筋トレを始めてみようと検討中の人は多いでしょうから、わずかでも参考になれば幸いです。

【おうちジム化 STEP-1】
ベンチプレスラック

まずは、ベンチプレス台。バーベルが置けるラック付きの台は意外と相場が安く、選択肢は1万円台からわりと豊富にあります。今回は「部屋が狭いので、なるべく場所を取りたくない」という自分の要望に合致したこの製品を選択しました。

「FIELDOOR ベンチプレスラック」(筆者購入価格:13,200円 ※税込、以下同)

「FIELDOOR(フィールドア)」という、リーズナブルな筋トレ器具を数多く販売しているブランドの製品です。キャンプなどアウトドア用品でも有名なようですが、今回いろいろ買い揃えた結果、「安いわりに満足度が高い筋トレ器具ブランド」としての印象が強まりました。

部屋が狭いので、幅は73〜118cmとかなりコンパクトであることに注目。それでいて、ホルダーやバーの調整幅は広く、対荷重の試験結果も公開され、MAX250kgまでの器具が使えるというスペックもすごいです。自分の想定するバーベルのMAX重量はせいぜい130kg程度なので、仮に誇張気味だったとしても強度は十分だと判断しました。

期待通りのコンパクトさで、予想していたよりも場所を取らず。バーベルのシャフトやベンチを置いた状況でも、1.8m四方のスペースがあればギリギリ使用できます。なお、バーベルシャフトとウェイト、ベンチは別途必要になります

カラーは赤と黒の2色。この手の低価格な筋トレ器具はよく売り切れ状態になりますが、生産国である中国の工場は再開しているらしく、再入荷はわりと早いようです。急ぐ場合は納期を問い合わせましょう

組み立てる必要はありますが、成人男性ならひとりでも難なくできるでしょう。不器用な筆者でも1時間程度で組み立てられました。ボルトを閉めるレンチも付いています。

ただ、床のフローリングや畳を傷めないよう、ジョイント式のマットなど、下に敷くものは絶対に必要。なるべく分厚いマットを2〜3枚は敷いたほうが無難です。バーベル用のプレートも、置くだけで床を傷めるので、マット類は大量にあると安心でしょう。

あと、バーベルを置くホルダーのゴムパーツが安定しないので、これを固着するための金属とゴムでも使える接着剤が別途あればベターです。

パッと見ただけで組み立てられそうなほどシンプル。わずかにオイリーですが、気になるほどではありません。ボルトとナットの数はぴったりですが、ワッシャーは数枚余ります

【おうちジム化 STEP-2】
バーベル

ベンチプレスラックだけでは何もできないので、バーベル(シャフトとプレート)を用意しましょう。

今回、最初に選んだのはこのシャフト。

「FIELDOOR バーベルシャフト 120cm」(筆者購入価格:3,980円)

こちらもベンチプレスラックと同じ「FIELDOOR」ブランドの製品です。部屋の狭さゆえに、なるべくコンパクトに収めたいので、もっとも短い120cmを選択。シャフト径は「28mm」で、プレート(ウェイト)径も28mm用が多く流通しているため、汎用性は高いです。筆者は所有するすべてのプレートおよびシャフトを28mm径で統一しました。

対荷重などの強度は不明。20kgのプレートを6枚はめた状態では問題なく使えていますが、感覚的には、やや頼りなさを覚えます。耐久性を考えると、120kg程度に抑えたほうがよさそうな気がします。

「FIELDOOR ベンチプレスラック」が対応する最短シャフトが120cmだったこともあり、最初は120cmをチョイス。シャフトだけでも5.6kgあるので、初心者の女性ならこのシャフトと、軽めのプレートが数枚あれば、よい在宅トレーニングができるでしょう

シャフトにはめたプレートを固定するためのロックが付属します。フォールド性はそこそこというレベルで、たとえば20kgのプレートを3枚はめるような場合は若干ガタつきやすくなるなど不満はありますが、プレートが脱落するようなことはありません

20kgのプレートを3枚はめて締めた状態。120cmと短めのシャフトなので、プレートをはめる部分の長さも短めです

続いては、重りとなるプレートを用意。

ダンベル用の5kg以下の小さなプレートはすでに多数所有していたのですが、いかにもバーベルらしい大きな径のプレートが欲しくなったので、20kgのプレートをブランド違いで購入しました。

一般的なジムでも最大サイズのプレートは20kgなので、“ジムでやってる感”が得られそうな数値です。

まずはこちら、
「IROTEC(アイロテック)アイアンプレート 20kg」(筆者購入価格 1枚8,470円)

「IROTEC(アイロテック)」は有名な筋トレトレーナーの動画でも使用しているのをよく見かけるブランドです。デザインが格好よく、なかなか高品質な鋳鉄製品の手応え。「44LBS」とはサイズかポンド重量の数値だと思われます。自宅の体重計(安物)で計った限りでは、購入した2枚ともにジャスト20kgでした。

大きめのプレートは持つのに便利な穴あきタイプ(グリップホールタイプ)が絶対にいいと思います。直径445mm、厚み42mm、穴径28mm用

グリップ部分は少し薄くなっており、床に置いた状態から持ちやすくなるよう配慮されています。重めのプレートは安易に壁かけすると、接地面積が小さくなることで床にかかる圧力が高くなり、壁も損傷させる恐れがあるので、なるべく床に寝かせて置くようにしましょう。ジョイントマットなど下に敷く保護材も必須です

「IROTEC(アイロテック)」製の20kgプレートは大変満足度が高いものの、やや値が張るので、数を増やすのはちょっとシンドイと思いました。そこで、追加分は値段がグッと安くなる「FIELDOOR(フィールドア)」製をチョイス。

「FIELDOOR 穴あきプレート 20kg 2枚1セット」(筆者購入価格 2枚で9,790円)

「IROTEC(アイロテック)」製と比べると径はやや小さく、表面にはテカテカ系の光沢塗料が塗られているなど、見た目や手触りの質感はかなり落ちますが、肝心の重量は購入した4枚ともにジャスト20kg(安物の体重計での測定)だったので、実用上の不都合はありません。

激安ながら特に問題は感じなかったので、さらに追加して合計4枚。20kgプレートとしては合計6枚となりました。自宅でMAX120kg(+シャフト分5.6kg)のベンチプレスができれば十分という感じです。

直径400mm、厚さ41mm、シャフト穴φ2.9cm_(28mmシャフト対応)。「IROTEC(アイロテック)」製より径も厚さも小さい数値なのに同じ重量ということは、密度が違うのでしょうか? そのあたりは謎ですが、特に気になりません

こちらも、持つのに便利な穴あきタイプ(グリップホールタイプ)なので、実用性は変わらず。安さ重視で数を多くしたい人にオススメできます

「FIELDOOR 穴あきプレート20kg 2枚1セット」(左)と「IROTEC(アイロテック)アイアンプレート 20kg」(右)を並べた様子。予算とお好みでお選びください。外径が違うので、2枚以上購入する場合はどちらかを同じブランドでそろえたほうがいいと思います

20kgのプレートは、単体だけでも大変有効な筋トレ器具になるので、筋トレYouTuber動画などでトレーニング方法をチェックしてください。床に置かれた状態からシャフトにはめるだけでもまぁまぁな運動になり、”ジムに来てる感”も盛り上がります

「FIELDOOR バーベルシャフト 120cm」と「FIELDOOR 穴あきプレート 20kg 2枚1セット」を組み合わせた状態(ロックはしていません)。これだけでも重量は45kgありますし、かなり多彩な筋トレが可能です

「FIELDOOR バーベルシャフト 120cm」と「FIELDOOR 穴あきプレート20kg」を4枚、「IROTEC(アイロテック)アイアンプレート 20KG」を2枚組み合わせた状態(約125kg)。このように、外径が異なるプレートを組み合わせると、プレートと床との接地面が小さくなって床にかかる圧力が高くなるので、なるべく避けたほうがよいでしょう。トレーニング自体に支障はありません

【おうちジム化 STEP-3】
ベンチ台

続いては、身体を預けるベンチ台。「ベンチプレス」を楽しむには、普通にフラットな形状のベンチ台でも十分ですが、今回は以前から気になっていた、背もたれの角度が変えられる「インクラインベンチ」を試してみました。

「FLYBIRD トレーニングベンチ」(筆者購入価格:9,780円)  です。

角度調整機能を持つインクラインベンチは、構造が複雑になるにもかかわらず、1万円を切る設定にビックリするも、ユーザーレビューを読むとなかなか満足度が高い様子。「部屋が狭い」という個人的な制約からも折りたたみ式は魅力的であり、安さに少々不安を覚えながらも購入しました。

「FLYBIRD」は初めて知るブランドで、検索すると、インクラインベンチ以外の筋トレ器具は出て来ないのですが、結論から言うと満足度はかなり高いです。角度調整の幅と、角度を変える際の操作性、そして折りたたんだ際のコンパクトさは、まさに理想的でありました。

使い始めて2週間ほどで、座面の表皮を固定するピンが抜けてしまい、この先も使い込めば座面や背もたれの表皮素材の消耗や劣化が顕著になりそうな気配ながら、それらは自分で補修できそうなので、おそらく大きな問題にはなりません。肝心の土台部分や、座面や背もたれの中身の部分はしっかりしている感触なので、ベンチプレスで120kg程度なら問題なく使えそうです。

また、今回初めてインクラインベンチを使ってみて、その有効性の高さを実感。後述しますが、ベンチプレスラックと合わせて使うのみならず、インクラインベンチと5kgぐらいのダンベルがあれば、上半身においては相当多彩、かつ有効なトレーニングが楽しめることを知りました。

折りたたんだ状態だと、80×30×32cmとコンパクト。重さは8.5kgありますが、座面と背もたれが外側になるので、壁に立てかけても壁を傷めることはありません。ベッドの下などにも格納しやすいサイズです。写真右は、は折りたたんだ状態を横から見た様子。手下げ用のフックもあって持ち運びしやすいです

背もたれと座面は独立して角度調節可能。フレームは厚さ1.5mmの肉厚鋼材で、耐荷重は227kgとあります。体重が100kgぐらいある人にとっては、やや物足りないかも知れません

座面の角度は4段階で調整可能。調整はシャフトを通すだけなので簡単です

座面の角度は4段階で調整可能。調整はシャフトを通すだけなので簡単です

一般的なフラットベンチ台(固定式)と比べるときゃしゃな印象を受けますが、肩の部分はむしろ広く、腕を下ろす部分は細くなっているなど、背もたれ、座面ともにトレーニングがしやすい工夫を感じさせる形状。「インクラインアームカール」などの種目がやりやすいデザインになっています

「おうちベンチプレス」で、思わぬ誤算!?

ベンチプレスラック、バーベル、ベンチ台がそろったところで、上半身筋トレの王道人気種目である「バーベルベンチプレス」をやってみました。「自宅でベンチプレスができる」という状況に、ちょっとした感動を覚えます。まさに「おうちのジム化」という感じです。

「ジムで楽しめたあの感動が自宅で再現!」っと思いきや、ここでちょっとした問題が発覚しました。

バーベルのシャフト(120cm)が短すぎて、腕の横方向の動きに制約ができてしまうことに気が付いたのです。肘を横に張って腕を収縮させられず、非常に「ナローなグリップ」を強いられてしまうのでした。

バーベルシャフトとしてミニマムな120cmは、コンパクトな半面、横方向がとても窮屈なフォームを強いられてしまいます。「ナローグリップで追い込む」のが目的ならいいのですが……。ちなみに、フォームについては参考にしないでください。筋トレの内容自体については、専門家の記事や動画をご参照いただくようお願いします

120cmのシャフトでは、グリップの幅は80cm。「FIELDOOR ベンチプレスラック」は最短120cmのシャフトに対応可能ながら、肘がセーフティーバーに当たるなど、筋トレ初級レベルの筆者は集中力を欠いてしまう要因が多いと感じました

バーベルのホルダー部分のゴムはすぐに外れて安定しないので、ここは接着剤で固定しましょう。金属・ゴム対応のアロンアルファが有効です

これはこれで、ナローグリップのバーベルベンチプレスは問題なく行えるので、たとえば上腕三頭筋を集中的に強化したい場合には好都合なのですが、やはりベンチプレスらしく大胸筋にしっかり効かすには、シャフトを胸元まで下げて行いたいところ。120cmのシャフトではそれが困難なのです。

また、120cmのシャフトに20kgのプレートをはめると、プレートとホルダーの高さ調整用のダイヤルが干渉する問題も発覚。クリアランスを調整するなどすれば解消できるものの、何かとやりにくいのも事実……。

120cmシャフトはプレートをつける部分の長さも短いため、このように高さ調整のダイヤルとプレートが接触しがちに。これも集中力を欠く要因となってしまいました

120cmシャフトでプレートとダイヤルの干渉を防ぐには、クリアランスを設けるのが有効ですが、これではプレートの数を増やせず、安定感も欠きます

横方向の空間を少しでも確保するには、セーフティーバーを外す手もあります。重量が軽ければ追い込んでつぶれても平気なので、セーフティーバーなしでも問題ありませんが、高重量で追い込む際はやはりセーフティーバーがないと不安です

セーフティーバーを外しても、肘を張り気味にするとベンチプレスラック本体に腕が当たってしまうなど、抜本的な解決にはなりません(フォームについては参考にしないでください)

使い慣れないナローグリップは「新しい刺激」でもあり、実は筋トレの本質的には有効だったという側面もあります。決して無駄ではありませんでした。しかし、やはり120cmシャフトの限界を感じるにいたります(フォームについては参考にしないでください)

バーベルホルダー、セーフティーバーをめいっぱい高くした状態です。これを機に、これまであまりやっていなかった「バーベルスクワット」を始めたいと思います

筆者は肩まわりの可動域が狭く、120cmのシャフトではバーベルスクワットも大変やりにくいと感じました。逆に、これがスムーズにできるよう関節の可動域の狭さを改善したいと思うようになりました

160cmのシャフトを新規導入

120cmのバーベルシャフトは「コンパクト」「ナローグリップ練習にはいい」ことがわかりましたが、やはりもっと長めのシャフトが欲しくなりました。検討した結果、160cmのシャフトなら、狭い我が家でも問題なく使え、120cmで発生した諸問題を解決できると判断。

そこで追加したのがコチラ、
「STEELFLEX 160cm 28mm孔径バーベルシャフト」(筆者購入価格:9,900円)

「STEELFLEX」というブランドには、わりと本格派向けっぽい筋トレ器具がラインアップされています。160cmシャフトだとグリップ部分の内寸は1085mmで、重量は8.5kg。耐荷重は160kgとしっかり明記。

物理的に、同じ太さ(28mm径)であれば、長くなると強度が落ちるような気がしますが、手に取った感触からして、STEELFLEX の160cmシャフトはいかにも強そうな手応えです。

ベールベンチプレスを行うと、やはり横方向の空間に余裕があると圧倒的にやりやすくなり、不満はほぼ解消。ベンチプレスをジムで行うのと同じように楽しむためには、最低でも160cmが必要だと実感しました。ジムにあるものは、おそらく180cmかそれ以上に長いものなのでしょう。

ベンチプレスラックのセーフティバーの手前に乗せているのが、追加した160cmシャフト。部屋の空間を侵食しますが、「おうちをジム化」効果はさらに高まります

160cmシャフトはプレート取り付け部分の長さにも余裕があるので、プレートとベンチプレスラックが干渉することもありません。対荷重160kgmなので、片側に20kgプレートを4枚まではめられます

20kgプレートを6枚装着した状態(合計128.5kg)。「FIELDOOR ベンチプレスラック」のバーベルホルダー部分の剛性感は、バーベル重量が100kgまでならほぼ不満はありませんが、120kgを超えると、やや頼りなさを感じます。製品は「260kgの器具まで大丈夫」とうたっているので大丈夫なのでしょうが、感覚的にはやや不安。150kg以上を上げる人は、もっと高額なベンチプレスラックにしたほうが、心おきなく追い込めるでしょう

「FIELDOOR ベンチプレスラック」は横方向に10段階の幅調節が可能。バーベルのシャフトは120〜196cmまでフレキシブルに対応可能です

160cmシャフトならグリップ部分が1085mmあるので、普通に肘と胸を貼ったフォームでベンチプレスが行えました。欲を言えばさらにもう少し横方向の空間が欲しいところですが、「おうち」でやる範囲とすれば十分でしょう(フォームについては参考にしないでください)

ベンチプレスラックの中にはセーフティーバーが備わらないタイプもありますが、あるほうが絶対的に安心です。セーフティーバーの高さも6段階に変えられます(フォームについては参考にしないでください)

ジム通いができなくなり、ベンチプレスをサボっていたせいですっかり衰えてしまったので、低重量から鍛え直します。おうちなら人目も気にせず、見栄を張ることもなく低重量でがんばれます(フォームについては参考にしないでください)

160cmシャフトのプレートをはめる部分はネジ式にはなっておらず、プレートの脱着がしやすいです

160cmシャフトのプレートをはめる部分はネジ式にはなっておらず、プレートの脱着がしやすいです

なお、「STEELFLEX 160cm 28mm孔径バーベルシャフト」には、はめたプレートを固定するためのハードロックカラーが付かないので、別途コチラを購入。

「IROTEC(アイロテック)スプリング式カラー(レギュラー28mm専用)2個1セット」(筆者購入価格:715円)

径28mmのシャフトとプレートを抑えるのに最適です。ダンベルシャフトにも使えます

径28mmのシャフトとプレートを抑えるのに最適です。ダンベルシャフトにも使えます

ベンチプレス用としては短すぎた120cmシャフトは、デッドリフトやバーベルアームカールなど、別の種目で重宝しています。ベンチプレス以外の種目で使う125kgまでのコンパクトなバーベルが欲しいという需要にはピッタリでしょう

このように、「おうちでベンチプレス」がやりたくて器具を揃えた結果、低予算のわりにはまずまず満足のいく「おうちのジム化」が実現。個人的には「おうちワークアウト」を楽しむようになってから、「低重量でもしっかり効かせられる」ということに気がついたのは大変有意義でした。

筆者の場合、未熟すぎて、ジムでは扱えるウェイトのMAX重量にこだわってしまい、無駄にうわべだけの数字を追い求めてしまう悪癖があったのですが、自宅では大した重量を扱えないので、その邪念をついに払拭。「低重量でしっかり効かす」意識が目覚めたのです。

【おうちジム化 STEP-4】
インクラインベンチ

特に、インクラインベンチを使った腕と肩の種目については、低重量でも予想以上に十分追い込める事実に気がつきました。これまでは、扱いきれない大きな重量で無理をして、一応扱えているような気になっていたのですが、「たいして効いていない」ことがずっと悩みのタネに。フォームも無茶苦茶だったのでしょう。

有名な筋トレトレーナーの動画は観まくっているので、インクラインベンチの有効性は認識しており、壁やイスを使ってインクラインベンチっぽい角度をつけてのトレーニングはたまにやっていたのですが、やはりあまり効かせられず。

今も正しいフォームでできているとはまったく言えませんが、少なくとも以前の自分と比較すれば「効かしたい部位に効いてる」感覚が増したのは確かで、自分の中では大きな前進です。

「FLYBIRD トレーニングベンチ」を買って以来、インクラインベンチの有効性を知りました。「バーベルまでは要らぬ」という人に激しくオススメしたいです

「FLYBIRD トレーニングベンチ」の背もたれ調整機構は超シンプルながら安定感、操作性ともに抜群です

「FLYBIRD トレーニングベンチ」の背もたれ調整機構は超シンプルながら安定感、操作性ともに抜群です

これまでは「普通のイスで代用できるのでは?」と思っていましたが、おそらく上級者にならないと無理ではないかと思います。初級トレーニーは壁や普通のイスではなく、インクランベンチがあるほうが手っ取り早いです

これまでフラットなベンチで行なっていたダンベルプレスも、角度がつけば別物の刺激に変わり、効く部位もまったく変わります。大胸筋の上の部分はまったくの未発達でした(フォームについては参考にしないでください)

角度をつけてのアームカールは、10kg程度のダンベルでも驚くほど効きます。もっと前からやればよかったと激しく後悔するほどです(フォームについては参考にしないでください)

これまでは、やってもやってもうまく効かせられなかった「サイドレイズ」系も、斜めのベンチでやるとこれまでは別世界の負荷を感じられるようになり、感激です(フォームについては参考にしないでください)

左の肩に効かせているイメージ。片手(この画像の位置の場合、右手)を壁につけて、身体がこれと同じような角度に傾く姿勢からやるのと、インクラインベンチからやるのとでは大違い。効かせたい部位だけを意識して、身体のほかの部分は脱力できるからでしょうか?(フォームについては参考にしないでください)

角度がつくと、動き始めから負荷が大きくなるので、軽めのダンベルで十分。「5kgのダンベルは軽すぎる」などとあなどっていたこれまでを猛省するばかりです(フォームについては参考にしないでください)

背もたれを垂直に立てて行う肩の種目でも、これまでとは違う刺激が入る感覚に感動しました

背もたれを垂直に立てて行う肩の種目でも、これまでとは違う刺激が入る感覚に感動しました

普通のイスに座って行う姿勢と変わらないように見えますが、垂直の背もたれに身体を預けることで余計な力が抜け、効かせたい部位に集中できる感覚は、ちょっとした未知との遭遇でした(フォームについては参考にしないでください)

肩のプレス系の種目は、イスに座るより立ったままやるほうが全身が鍛えられてよいと思っていましたが、ピンポイント的に肩への刺激を高めるのは、こうして垂直の背もたれのあるイスに身体を預けたほうがやりやすいと感じます(フォームについては参考にしないでください)

「FLYBIRD トレーニングベンチ」には拡張アタッチメントのレッグカールが付くので、足先を固定して腹筋トレーニングにも使えます。シットアップ系はあまり好きではないので、多くはやっていませんが、好きな人には便利でしょう(フォームについては参考にしないでください)

拡張アタッチメントのレッグカールは取り付け位置を3種類変えられます。シットアップトレーニングに使えますが、フラットな状態でベンチプレスを行った後など、身体を起こす際に足を引っかけられるので便利です

使い始めてから2週間ほどで、座面の表皮を固定するピンの一部が抜けてしまいました。たまたまかも知れませんが、値段の安さからすると想定の範囲です。シートそのものは丈夫そうな感触なので、逆にこれがガタガタに消耗するほど使い込みたいと思います

今回「おうちジム化」を実現した結果、不朽の名作筋トレ器具「ブルワーカー」の素晴らしさを再認識するという意外な副産物も得られました。バーベルやダンベルなどで追い込んだ後に、ブルワーカーでアイソメトリックを行うと、さらに効果的な刺激が得られる気がするのです

「おうちをジム化すればブルワーカーは卒業?」などと思っていましたが、それは大間違い。むしろ、ブルワーカーのウォーミングアップ効果や、重いウエイトで追い込んだ部位に違う刺激を入れる効果はますますあなどれません。ブルワーカーは、単体で使うよりもさまざまなトレーニングと合わせて使うとなお効果的であると気がつきました

そんなブルワーカーについての詳細はコチラをご参照ください!
■■このマンガ覚えてる!? 筋トレ器具「ブルワーカー」が今でも有能だった■■

「おうちジム」を末長く運用し続けるには?

せっかく買いそろえた器具をメルカリなどで処分したくなったりしないよう、今後も「おうちワークアウト」を継続して楽しむためには、以下のポイントが重要だと考えます。

・時間やトレーニングの内容をしっかり定めて、ダラダラせず短時間に集中して行う
・トレーニングウエアを着るなどして、テンションを上げる(ジムへ行った時の気分を再現する)
・「筋トレおじさんキモイw」などと陰で笑われることは気にせず、SNSやブログでさらす

・本質的には無意味であっても「目指せベンチプレス100kg」など目標を定める

ジムでは1時間ぐらいでパッと集中して行うなど、オン/オフの切り替えができやすいと思いますが、筆者は意識が弱いので、自宅だとつい「ながら」状態になってしまったり、インターバルが長すぎてダラダラしてしまいがちになります。なるべくジムへ行くのと同じ感覚、意識で臨むほうがモチベーションも上がるし、長続きしやすいでしょう。

また、筋トレの様子をSNSであげるのは「キモイ投稿」の代表として一般的には不評のようですが、そんなことは気にせずどんどんアップしたほうが、長続きする要因のひとつになる気がします。
具体的な内容や数値をアップすれば記録になりますし、筋トレ好き同士の交流も深まるのではないでしょうか

あと、筋トレは何歳から初めても確実に成長、進歩できるので、具体的な目標を掲げることを強くオススメします。中年になってもなお、自分の肉体が成長や進歩を遂げるのは感動的です。筆者は筋トレ以外でこの感動が得られる世界をほかに知りません。

また、今回の「おうちジム化」により、本物のジムの価値を再認識することもできました。当然ながら、ジムで使えるベンチプレスラックやシャフトの屈強さは、今回紹介した低価格の自宅用とは比較になりません。ジムで使える器具は安心感と頼もしさがケタ違いに大きかったのだと実感します。そんなジムの素晴らしさに気がつけたことも有意義でした。月に1万円近く払って利用するだけの価値はあります。ジムが再開された暁には、おうちジムとうまく使い分けて、楽しい筋トレライフを送りましょう!

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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